出会いのその後を語るスレ
[358:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2011/03/15(火) 23:37:56 ID:h8.i4oK2)]
初めて出会ったのは2009年の6月。気がつけばあれからもうすぐ二年が経とうとしてる。
以来なんども肌を重ね、狩りにも出かけて一緒に転生して、
そのお祝いと称して真新しい法衣を乱したりもした。
お前は俺のことを常に「ご主人様」と呼び、俺はその慣れない呼称をむず痒く感じながら、
この二年近くをずっと一緒に過ごしてきた。
当初はリアル発展は考えてなかったが、
気がつけばデートの朝にモーニングコールをしてもらったりスカイプも始めたり、
バレンタインデーにはチョコよりも甘く、心の篭ったものまで貰った。
恥ずかしいから言わなかったが、あれを貰った瞬間、少し泣いてしまった。
そんな毎日に俺は浮かれていた。ゆえに起こるべくして起きてしまった
俺の思慮が足りないばかりの、のべ三日にまたがる大喧嘩。
口論の末、出会ったあの日からずっと「ご主人様」と呼んでいたお前が
次第に俺のことを「貴方」と呼び始めた。
これまでも何度も喧嘩をしてきた。朝までメッセ上でで言い合ったりもした。
それでも「貴方」という呼称は一度も使わなかったお前がその呼称を選択した。
あの瞬間になってようやく悟った。
ああ、全部壊れたんだと。
俺が二人の関係を壊し、そしてお前の想いを壊したんだと。
繊細なガラス細工を床に叩きつけたように、もはやそれを修復するすべもなく、
ただ自分のマヌケさに対して遅すぎる後悔を続けるしかなかった。
けれども。それなのに。
お前は今日も俺に言葉を向けてくれる。
地震で被災し、心身ともクタクタの状態で、今にも折れそうな雰囲気なのに気丈に振る舞い、
懸命に笑顔を見せようとしてくれる。
世の中に多くの不幸が舞い降りてる中、
「大好き」「愛してる」と伝えたい人が傍にいてくれる大きな幸運に感謝を。
不安と焦燥ばかりが募るこの時勢の中、お前が心からの笑顔を見せられますように。
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