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【あしゅら】♀モンク萌えスレ Restoration【はおーけん】

[1:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/01/10(土) 16:19 ID:l.Kxbe72)]
ここは♀モンクを愛でる紳士淑女のスレです。
燃え滾る己の萌えを拳に込めてぶちかましましょう。


[118:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/03/04(木) 04:47 ID:Cq84kscc)]
 あの子が君に恋を告げて。君がはにかみながら受け入れて。
 それで僕の気持ちは終りだった。気が付いた時には、もう届かなくなってた。
 ううん。届かなくなって、やっと判ったんだ。
 一番の親友だなんて言ってた。最高の仲間だなんて言ってた。
 君が隣に居るのは当たり前に思ってた。君と一緒に居るのが、当然だと思ってた。
 多分、僕は恋人用の鼓動でいたんだ。君とふたりの時。ふたりだけの時に。
 でも明日は笑っていなくちゃ。ふたりとも、私の大事な友達だから。変なふうに気なんて使って欲しくないから。
 大丈夫。きっと笑える。ぎこちないかもしれない。けど、大丈夫。
 だから、今だけ。今だけは。
「・・・泣いても、いいよね」
 明日、笑っていられるように。
 布団を被ってベッドの上、ぎゅっと人形を抱き締める。ずっと昔に君がくれた、ポリンのぬいぐるみ。
 押し留められなくなって、ぽたぽたと涙が零れる。
 苦しくて苦しくて。どうしようもない気持ちで押しつぶされそうで。
 馬鹿だな、僕。こんなに好きだったのに。
 君の事、どうしようもなく好きだったのに。
 声を噛み殺して、僕はすすり泣き続けた。

 差し込む朝日で目が覚めた。外からは朝市の商人達の声。
 僕、泣き疲れて眠ってしまったんだ。子供みたい。
 乾いた涙の痕を擦って、僕は苦笑する。
 ほら、笑えた。強がりじゃなくてそう思える。
 窓を開ければ空は快晴。気持ちのいい風が吹き込んでくる。
 ふわりと僕の髪もくすぐって――何故だか、神様が撫でてくれたんだって思った。


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