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【あしゅら】♀モンク萌えスレ Restoration【はおーけん】

[1:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/01/10(土) 16:19 ID:l.Kxbe72)]
ここは♀モンクを愛でる紳士淑女のスレです。
燃え滾る己の萌えを拳に込めてぶちかましましょう。


[387:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/12/30(木) 10:23 ID:ffh8/PL6)]
駄文投下。
SS投稿経験なんて無いのに書いてみたくなったので無断でキャラを借りる。
反省はしないがマズいところがあったらモンク娘が漏れを裁いてくれるはずだ。
むしろ裁いてハァハァ

「今日も寒かったね、凍っちゃうかと思ったよ〜。」
「仕方ないさ、もう12月だからね。」
寒い寒いと騒ぐお嬢をなだめながら狩りに行ったがそれほど成果も上がらず、日が暮れたので街まで帰ってきた。
風こそ吹いてないものの先程から雪が降りだし、辺りにはもう雪が積もり始めている。
「ぶー、それぐらいわかってるよ…それにしても寒い〜、凍えちゃいそう〜」
「仕方ないね、買い物は明日にして今日はもう家に帰ろうか。」
お嬢は今日も寒そうにしているが、私は既にお嬢に上着を貸している。
あれ以来毎回服を取られそうになるが、さすがにこれ以上脱ぐわけにはいかない。
「寒い〜、凍え死ぬよ〜、もう歩けないよ〜」
「もう少しで家に着くし我慢して帰ろ?」
「やだー、足が痛くって歩けない〜!」
…しゃがみこんでしまった。何だか嫌な予感がする。
「――おんぶ」
「え?」
「ほらほら、私をおんぶして走って帰れば少しは暖かくなるし早く帰れるしバッチリ!」
「それじゃ私は暖まるかもしれないけどお嬢は暖まらないよ。」
「暖かくなったところにくっ付いてるから良いの!…ほらー、わがまま言ってないで早くおんぶしてよ」
我侭スリットにわがまま呼ばわりされてしまった。
ちょっとショックだったかもしれない。
まあ、連れ出したのは私の方だし諦めてお嬢を負ぶって帰ることにしよう。
「仕方ない、今回だけだよ?」
お嬢の前で背中を向け、膝をつく。
「わーい、うれしいな♪」
お嬢が私に掴ったのを確認してからゆっくりと立ちあがる。
寒さもあいまって露店もまばらになった大通りを小走りで進む。さすがに恥ずかしい。
平常心を保つ精神修練の一環だと思おうとしてもやはり恥ずかしい。周囲の目が気になる。
「うっわ、今日も熱いなぁ…」
知り合いに見られないようにと願っていたが、神様はそれを許してはくれないらしい。
怪しげな頭装備に胡散臭い露店…いつも代売りを頼んでるブラックスミスに見つかってしまった。
今度会ったときも冷やかされるのは確定したとして、この場に止まれば何を言われるかわかったものではない。
「きょ、今日は収集品もたいしたことなかったし代売りはまた今度お願いするっ」
ニヤニヤしているブラックスミスを尻目に私は全力で走り出した。
残影を習得していたなら迷わず使っていただろう。いや、今の私は残影と同じぐらいの速さで移動してるかもしれない。
もしかすると今ので残影を習得できたかもしれない。――さすがにそこまで甘くはないだろうが。

「――っ!」
大通りを過ぎ街の中央の広場に近づいた時、ただならぬ気配がするのに気付く。
広場の方もどうも騒がしい、テロがあったのかもしれない。
「…お嬢、おりるんだ」
「未だお家着いてないじゃない〜、意地悪するの良くないよ〜」
「冗談言ってる場合じゃない、敵だ、早く!」
半ば振り落とすようにして背中からお嬢をおろし、気配の方を向いて身構える。――インキュバスだ――。
そこまで厄介な敵ではないが他にも敵が居るかもしれないし、1匹のうちに叩いてしまおう。
「ふっ、はっ、せやっ!」
私はお嬢の支援を待たずにインキュバスに攻撃を仕掛ける。
良い感じで攻撃が当たる。問題は無い、すぐに片付くと思った瞬間――
「ぐっ!?」
インキュバスの拳が私の脇腹をとらえる。
普段ならそれほど痛手にはならない一撃だが、防具をお嬢に渡してしまっている今の私にはかなり重かった。
立て続けに繰り出される攻撃が、決して発育の良いとは言えない私の胸にめり込む。
筋肉が余りついていない為、衝撃をモロに受け、意識が遠のく。
「リカバリー、ヒール、キリエエレイソン!」
倒れ掛かった私をお嬢の魔法が救い、たたみ込めなかったインキュバスは足を止める。
何かスキルを使うつもりだろうか、私は攻撃に備えて防御の体制を取る。
「さあ、理性などと言う下らぬ枷を捨て心の命ずるままに行動するのだ」
「仲間を守るなどきれいごとでしかない…さあこっちへこい、想像もつかぬような快楽を与えてやろうぞ」
「まずい、魅了?自分をしっかりと保たないと…。……、…?」
どうやら術は失敗したらしく、何も起きない。
だが、攻撃に転じた私をお嬢ががしっ、と掴む。
「お嬢、まさか!?」
「ごめんね〜、術に掛かっちゃった…だから、ふふ…そんな奴放っておいて、楽しもうよ」
私は何とかしてお嬢の手を振りほどいて離れようとするが、びくともしない。
「お嬢、だめだ、こんなところで…敵がまだ………んぁっ!」
「ほら、逃がさないよ…」
「ダメ、お嬢…離して、敵、倒さなきゃ…くあ、んっ、ぅぁ…」
腰砕けになった私はお嬢にもたれ掛かるような恰好になり、ますます逃げられなくなる。
そして、私を知り尽くしたお嬢はあっという間に私を追い詰める。
「おお…なんということだ…」
インキュバスはショックでダメージを受けているようだが、私も視界に靄が掛かったようになってきて何もわからなくなりつつある。
インキュバスが倒れるところを見届けたところで、私の意識は途切れた。

「おーきーてーよっ」
「ぇ…あ、あれ、敵…は?」
意識が戻ると、目の前にはお嬢。見たことの無い頭装備を持って何やらご満悦の様子。
「倒しちゃったよ。ほらほら、レアも出たし無事だったんだから早く帰って続きをやろう、ね?」
「ど、どうやって?え、レア?続き?…う、うん…」
「わ〜い、楽しみ楽しみ、ふふっ」
意識がはっきりしないまま返事をしてしまう私。嬉しそうなお嬢。
もう歩けないとか言ってたのは何処へやら。お嬢は私の手を引いて歩き出す。
訳がわからないけど、少し遅くなったクリスマスプレゼントも手に入れたようだし、お嬢が満足してくれたようなので私はそれで良い。

――私はモンク。お嬢という子悪魔に魅入られた、幸せな下僕。

余談だが、その日は一晩中寝かせてもらえなかった


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