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【あしゅら】♀モンク萌えスレ Restoration【はおーけん】

[526:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/07/08(金) 14:36:48 ID:k.F785B6)]
>>523 >>524混ぜてみたらナニガしたいのか良くわからない文章になりました


「んーっ・・・・・・」
ぐっと背伸びをする。今日もいい朝。
お嬢と一日出かける予定だし、良い一日になりそうな予感。
ちょっとだけ朝からいい気分になりつつ、いつもの服装へと着替えるために、クローゼットを開ける。
いつもの……いつもの……修験服……

「お嬢ッ!私の修験服ドコに隠したッ!」
急いで階段を駆け下り、居間に入ると同時に叫ぶ。
案の定、普段は私が起こすまで寝てるお嬢がのんきに紅茶なんぞをすすっていた
「あ、おはよう〜」
「おはようじゃなくてっ!私の修験服!」
朝起きたら、クローゼットに掛かっていたのはいつもの修験服ではなく、ひらひらの可愛らしいスカート。
「なんて叫びながら律儀に着てくるんだもんね〜。やっぱり可愛いじゃない♪
私の見立てに間違いはないね〜」
「なんでこんな服……恥ずかしいじゃないか」
スカートの丈は(主観では)かなり短く、とても心もとない。
「だってーいっつもモンクちゃん、お出かけのときも修験服なんだもん。たまには可愛いカッコしようよ〜
素材はいいんだしさ〜」
そういうお嬢の服装もいつもの修道服とは違い、ワンピースを着ている。
こちらはお嬢のふわふわした髪の毛とマッチしてよく似合っていると思う
「いや、だって私は修験者だし……あんまりこういう服装は……」
「ぐだぐだ言わないの〜。明日になったらちゃんと返してあげるから」
「明日って……夜もこの格好?」
「あ、モンクちゃんえっちい(にやにや)」
「……お嬢、明日のおやつ抜き。ちなみにシフォンケーキの予定」
「お、横暴〜!」

なんだかんだでお嬢に押し切られて、そのまま街に出ることになってしまった。
「……」
「あ、ねえねえあの雑貨屋の貯金箱可愛い!ちょっと見て見ようよ」
「……」
「今、どうせ貯金なんて出来ないくせにとか思ったでしょ。置物にするからいいんだもん〜」
「……」
「……あーもう!私といるのたのしくないの?」
「……ではなくて、人の視線が気になるんだよぉ……」
自意識過剰かも知れないが、ちらちらと男性の視線が普段の比じゃないくらい気になる
しかもなんだか集中的に視線を受けている場所がある……脚に。
お嬢には胸に視線を受けてるようだけど……気にならないのだろうか
「そりゃ美女が二人、男も連れずならんで歩いてればね〜♪」
「美女って……お嬢はそうかも知れないけど、私は……
お嬢は視線きにならないのか?」
「まあ、普段からだしね〜」
強いなぁ……お嬢は……
「だけど、こんな状態でテロでも起こったら戦えないんじゃ……」
「だいじょーぶだいじょーぶ、テロなんてそうそう起こらないって」
『テ、テロだーっ!』
「嘘ぉ……」
人の叫びとほぼ同時に、湧き上がるモンスター。10体ほど
「このくらいの数なら、周りの騎士団員がすぐ沈静化させてくれる……」
予想通り、すぐ騎士団員がやってきて、モンスターを討伐していく。私の出る幕はなさそうだ
「大丈夫そうだね、ジャマにならないよう別のところにいこっか」
お嬢にそう告げられ、くるっと視線をめぐらせた瞬間、違和感。
……レイドリックアーチャー!
「……ッ!」
「あ、ちょっとモンクちゃん!?」
騎士団員からはちょうど死角、しかもアイツ、子供を狙ってる!子供も騎士団員に夢中で誰も気づいてない!
自分に速度増加をかけつつ、指弾を飛ばし、全速力でレイドリックアーチャーに駆け寄る。
レイドリックアーチャーが弦を離そうとした瞬間、弓に指弾が当たる、間に合った!
アーチャーがこちらを視認したときにはもう遅い。私はすでにアーチャーに接近している。
アーチャーに駆け寄った勢いそのままに、蹴り上げる。2段。空に浮くアーチャー。
アーチャーは予想もしていなかったところのからの襲撃に驚いているようだった。
「……せいっ!」
そのまま、無防備に落下してくるアーチャーに渾身の上段回し蹴り。
バラバラになって吹っ飛ぶアーチャーを見据え、一息つく。これで一安心・・・・・・
「やー、モンクちゃん!ないす観察眼〜!」
ぱたぱたと駆け寄ってくるお嬢。呑気なものだ。
「ふぅ……子供も無事なようでよかった……」
「あと、ないすギャラリーサービスー♪」
お嬢がにやにやしているので、なんのことやらと思って、ふと気づいた。
今日はいつもの修験服ではなくスカートだった。しかも、それで上段回し蹴りだ。
ズバッと自分のスカートを手で押さえる。もう手遅れなのに。
「……で、でもほら、皆騎士団員の方見てたからこっちなんて気づいてない……よね?」
「いきなり物凄いスピードで駆け出すから、みんなモンクちゃんのほう見てたよ」
「み……見えた?」
当たり前のことをおそるおそる聞いてみる。ほんの少しの期待を抱きながら
「見えないほうがおかしいよね〜♪」
「っ……!」
自分でもわかる。いま私は顔真っ赤だ。実際に顔が熱くってしょうがない
「今日はもう帰ろっか〜」
お嬢に手を引かれて後にする。……その最中も男性の視線が気になってしょうがなかった。

「でもさ、たまにはこういうカッコもいいでしょ?」
家に帰ってから、お嬢が聞いてくる。なんでも最初に言ったとおり今日一日はこの格好だそうで、
まだ修験服は返してもらっていない。
「やっぱり、恥ずかしいよ……」
「ホントは私が『ウチのモンクちゃんはこんなに可愛いんだぞー』って自慢しようと思ってただけなんだけどね〜♪」
「私はモノ扱いか」
「でもパンツまで見せるつもりはなかったなー」
「私だってそんなもの見せるつもりはなかったよっ!」
数時間たった今思い出しても顔が真っ赤になる。
「それに、見せてるのはお嬢くらいだし……お嬢にしか見せないつもりだし」
「……モンクちゃんベッドいこベッド!」
「え?あ、ちょ、晩御飯もまだ……!」
その日の夜は凄かった。3割増し位。


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