【いくら】♀アルケミたんに萌えるスレ【ひまわり】
[37:18(2004/02/04(水) 10:33 ID:SYPhaBQE)]
むかーしむかし(?)、あるところに
良ケミと悪ケミがおりましたとさ。
良ケミは森へ草狩りに
悪ケミは海へイクラ狩りに行きました…
…
というわけで、私は研究の材料を集めるべく、プロンテラ北の森にやってきた。
地元の人には「迷いの森」として恐れられているが、
小さい頃からここで遊んでいた私にとっては、最早庭みたいなものだ。
研究材料となるハーブ草がよく生えていることもあって、今でもここによくやってくる。
日も地まで射さぬ暗い森の中を、私は躊躇いもなく歩いていく。
その気配を感じて、ルナティックやクリーミーが暗闇の中へ逃げていく。
「あ、赤い草発見〜♪」
気が滅入りそうな暗い森の中、入ってすぐのところに特徴のある赤い草を発見した。
私はわざと口にして気持ちを盛り上がらせる。
この森の入り口辺りには比較的よく生えている、この赤い草。
食べれば消化促進、塗れば殺菌作用。
料理の香りつけ、焚けば気分高揚。
一般家庭でも非常に親しまれているものだ。
学識名は…
…
ぇー、なんだっけ?
ま、まぁ、赤い草で通じるからいっか☆
「あ、こっちには黄色い草〜♪」
この黄色い草は…
…
やめとこうっと。
今でこそ、そこそこ優秀なアルケミストで名が通ってる私だけど、
実は単位ぎりぎりでアカデミーを卒業したというのは、GH最下層に葬り去りたい過去だ。
いつもプロンテラでどたばた騒ぎを起こしているどこぞのアルケミが
実はアカデミー主席だったなんて言っても、誰も信じまい。
「っくしゅん」
「どうした? 主殿?」
「ぅぅ〜、やっぱり冬の海はざぶひ…」
「…。
何とかは風邪引かないと言うものだが…。
何とかだからこそ風邪を引くんだろうな…」
「ん? なんがいっだ?」
「いや…別に…」
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