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ときめきラグナロク Episode4.0

[1:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/04/10(土) 16:40 ID:SqW4zG7c)]
    ・・・人の数だけ想いがあって
            想いの数だけ物語はある・・・

         物語はまだ、続いていく。
     いつ終わるともしらない、この世界の中で。

ここはROのキャラを使っての『ギャルゲー的な妄想』を書き綴るスレです。
マイ設定を披露するもよし、脳内ゲームプレイ日記を綴るもよし、
お約束を守って、みんなで仲良く萌え上がりましょう(*´Д`)

◇このスレのお約束
・ここは、いわゆる『ギャルゲーのお約束』をわかった上で(;´Д`)ハァハァするスレです。
 不粋なツッコミや煽りは軽やかにスルーして萌え尽き合いましょう。
・♀キャラネタ限定ではありませんが、♂ハァハァは程々に。
・あくまでもギャルゲーなので『18禁』ではなく『一般向け』ですが、
 R-15くらいまではいいんじゃないかな、と言う方向で。


合言葉は、「出るのを待つんじゃない 作るんだ」(初代スレ>17氏)


Episode3.0
(URL)

ときラグ Episode2.0 (URL)
初代ときめきラグナロク (URL)
ときラグポータル ttp://f17.aaacafe.ne.jp/~tokirag/
専用アップローダー ttp://kcrdirty.hp.infoseek.co.jp/

>>2←よくある質問はコチラ。


[269:1/3(2006/02/14(火) 22:58:23 ID:EMsinsik)]
朝、学校に着くといつもと違う空気に少し途惑った。
今日に限ったことではなく、ここ数日はなんとなく妙な雰囲気ではあったが、今日は格別だった。
主人公「みんな、なにそわそわしてるんだ……?」
普段からテンションが高い連中はさらにテンションを上げてお祭り騒ぎ。
逆に大人しく目立たない人達もキョロキョロと見回し周囲を伺っている。
いったい何だっていうんだ?

わけの分からないまま、窓際の自分の席に腰を下ろす俺。
主人公「おはよーぅ」
いつものように隣の席の剣士子に挨拶をするのだが。
剣士子「あ、しゅ、主人公……お、おは、おはよう……」
頭に血が上りやすくすぐに拳が飛ぶが、基本的に冷静な剣士子の様子もいつもと違っていた。
見ると顔が真っ赤になっている。
何か怒っているのか、はたまた体調が悪いのか。
とりあえず前者に関して、俺に心当たりは無い。
主人公「どうしたんだ?風邪でもひいたのか?」
剣士子「べ、別になんでもないわよ。き、気にしないで」
怒っているわけでは無さそうだが、そっぽを向かれてしまった。
主人公「ならいいけど……。あんまり無理すんなよ?」
剣士子「うん……あ、ありがと……」
剣士子にしては珍しく、消え入りそうなほど弱々しい声で返事が来る。
まぁ本人がなんでもないって言ってるんだから、俺がどうこうできるもんでもないだろう。
いつもなら剣士子と談笑でもしてるところだが、今日は窓の外を眺めて始業を待つことにした。

シフ子「主人公!こっち向いて!」
主人公「あ?―――んがっ!?」
呼ばれた声に反応してそちらに顔を向けた瞬間、黒い物体が俺のほうに向かって飛来していた。
それが半開きになっていた口の中に見事に吸い込まれ、『んがっ!?』というわけである。
直後、口の中に広がる少々苦味のある甘さ。
主人公「んぐ……なんだ、チョコレート……?」
シフ子「ビンゴッ♪」
パチンと指をひとつ鳴らし、チョコレートをもうひとつ放り投げてきた。
今度は緩やかな放物線を描き、難なくそれをキャッチする。
主人公「5ゼニーチョコ……?」
手の中を見ると、広く市販されている5ゼニー硬貨を模して作られたチョコレートが。
いったい何のつもりだ?と思ってシフ子の方を向き直ると、そこには既にシフ子の姿は無かった。

剣士子「あ、あのさ、主人公……」
それを横で見ていた剣士子が声をかけてきた。
主人公「ん?欲しいのか?」
その視線が、俺の手の中にあることに気づいて聞いてみる。
剣士子「そ、そうじゃないわよ。それに、それはあんたが食べた方がいいわ」
主人公「変なやつだな」
言われるまでも無く、5ゼニーチョコを口に放り込んだ。
剣士子「今日は、さ……その、2月14日じゃない?」
剣士子のやつ、いきなりどうしたんだ?
主人公「14日だけど……なんだ、持って来る教科書間違えたのか?」
剣士子「え、いや……」
剣士子にしては珍しいこともあるもんだ。
教科書を見せてくれと言うのが恥ずかしかったんだろう。
主人公「いいよ、ほら。いつも見せてもらってるお返しだよ」
言いながら自分の机を剣士子の机に寄せる俺。
剣士子「え!?ちょ……!」

BS先生「ん?なんだ、主人公はまた教科書忘れか」
主人公「いえ、今日は剣士子が忘れです」
BS先生「はいはい、いらん言い訳はいい。主人公減点1っと」
一限の鉱物学の担当のBS先生は聞く耳持たん、と言わんばかりにチェックをつける。
酷い。
主人公「先生、参考までに聞きますが、俺の減点ってどれくらい溜まってます?」
BS先生「-167点だ」


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