ときめきラグナロク Episode4.0
[102:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/05/19(水) 08:11 ID:qBiJdg1I)]
即興で思いついたのを置いていきます。
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剣士たん「はぁあああ」
一息に間合いを詰め、手にしたバッソを上段から振り下ろす。
騎士子「……!」
中段で構えていた剣を目線の位置に上げ剣士たんの渾身の一撃を軽くいなす騎士子先輩。
剣士たん「えぇ!!」
剣士たんが動揺する。
騎士子「ふっ」
一息もらすと横一文字にバッソを払う騎士子先輩。
ザンッ
空を切る音がひどく大きい。剣士たんは、危ないところで見切り後ろへひいてかわすがそこに騎士子先輩の追撃がくる。
切り下ろし、なぎ払い、振り上げ。
無駄のない動きで剣士たんの動きを止めていく。
剣士たん「くぅ…」
防戦一方の剣士たんはそれでも勝負を諦めないのか、何とかして距離をとろうとするがそれを分かっている騎士子先輩はそれを許さない。
剣士たん(一瞬でも隙が出来れば…)
騎士子「そこっ」
騎士子先輩が止めとばかりに振りぬいた一撃をぎりぎりの位置で見抜き騎士子先輩に隙が出来る。
剣士たん「いま」
剣士たんが再度攻勢に出ようとするが、その隙こそ騎士子先輩が仕掛けたトラップ。
騎士子「踏み込みが浅いよ」
剣士たんの振り下ろした剣の当たらない位置まで騎士子先輩は詰め、胴に軽くバッソを当てる。
演習室控え
剣士たん「また負けたぁ」
くやしそうにわめく剣士たん。
『でも、いいあたりまでいったんじゃないか?』
俺はあそこまで長く打ち合ってられないな…。
騎士子「そうねー。いい汗かいたよ」
騎士子先輩の息はもう整っている。剣士たんはまだ肩を大きく揺らしているのに…。
……化け物ですか、あなたは。
騎士子「?」
『い、いや、なんでもないです』
思ってたこといったら寸止めされないなTT
剣士たん「騎士子先輩、ありがとうございました」
騎士子「いいよいいよ。可愛い後輩の頼みだからね、何なら主人公も一手手合わせする?」
にっこり。ヤバイ、口には出してなかったけど、考えていた事読まれてたのかもしれない。
『…ご遠慮しておきます』
そして俺と剣士たんは騎士子先輩の前を辞した。
帰り道
剣士たん「やっぱり騎士子先輩強いね」
打ち合った感触を思い出しながらかふと口を開く剣士たん。
『そりゃ、プロンテラ武術大会ベスト8進出者だからな』
そんな人と10分近く打ち合える剣士たんもかなりの使い手だってことだけど…。
剣士たん「すごいよね。美人で運動神経抜群で先生の評判もよくて」
『確かに才色兼備って言うのはあの人のためにある言葉かもな』
その言葉に立ち止まる剣士たん。
『ん…どした?』
剣士たん「う…ううん、なんでもない」
うつむきながら首を振る剣士たん。
……それが何でもないって態度かよ。
『なにか言いたい事があるなら言っとけ。言うだけただだから』
それでも剣士たんはかすかに首を振るだけだった…。
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続きは又あとで…。
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