ときめきラグナロク Episode4.0
[174:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/01/29(土) 07:41 ID:zA5mnI8s)]
うおおおお!お褒めの言葉ありがとうごぜえますうううう!
ようやっとNounaiから浮かんできたようなので書き込ませていただきますデス
・・・やはり人は好奇心には勝てないものなのだ
そう自分で結論づけると、俺は少しずつ彼女との距離を狭めていった
「・・・まだ、聞こえないな・・・」
彼女はよほど鈍感なのか、それともそれほどに集中してるのか・・・まったく反応がない
「ええい、もどかしい・・・」
内心舌打ちしながらも亀のような足取りで慎重に距離を詰めていく
「・・・でも・・・だしなぁ・・・」
ぶつぶつと言う音が声に変わり始めたのを聞き、クローキング中のアサシンのように
極めて静かに隣の席目掛けて進軍を再開する俺
・・・さすがに小声も出せない距離になってきたな・・・
「・・・あそこは・・・いや・・・」
まだ断片的にしか聞こえないが、それももうしばらくの辛抱だ
周囲では「ママー、あの冒険者さん変だよー?」だとか
「しっ!見るんじゃありません!」だとか
「何あれ?カッコわるーい・・・」だとか聞こえるが気にしない、ええ気にしませんとも!
今の俺は盗み聞きに全てを捧げているのだ!
・・・何かが大きく間違ってる気がするが、今は問うまい・・・
よし・・・着いたぞ・・・
内心の喝采さえも最小限に抑えつつ、彼女の言葉を堪能しようと耳を向けようとする・・・その時!
「あぁ〜〜・・・もおぉぉぉ!」
突如として大きな声を上げて、持っていた剣を鞘のまま振り回す女の子!そして・・・!
「ぶべらっ!!」
「・・・へ?」
剣を「横に」振り回していた彼女は、「たまたまそこに居た」俺の脳天に強烈な一撃を
加えていたのだった・・・ゲフ
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