ときめきラグナロク Episode4.0
[347:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2007/03/22(木) 00:09:36 ID:cqcMS6xU)]
卒業式も終わり、お世話になった先輩方を見送った。
街やダンジョンなどで会うことはあるだろうけど、会う機会が少なくなると思うとやはり寂しいものだ。
俺たちは俺たちで、山場ともいえる転職試験をパスして春からは”先輩”として学園に通うことになる。
憧れだった先輩方と同じ衣装に袖を通すと思うと、少し嬉しくなったりもした。
剣士子「なに黄昏ちゃってるのよ。らしくないわね」
不意に声をかけられ、窓の外を見ていた顔を教室内に向けた。
主人公「余計なお世話だ。俺だってたまには物思いに浸りたくもなる」
剣士子は同期の中でもトップの成績で騎士の試験を通過した。
今まで頑張ってる姿を見てきた俺も、幼馴染として少し誇りに思う。
剣士子「まぁ、私もね……。今年卒業した先輩には特にお世話になったし」
言いながら、俺の隣で窓の外の夕焼け空を見上げる剣士子。
つられて俺も橙色に染まった空をぼんやりと眺めてみる。
主人公「俺たちもさ、先輩たちみたいになれるかな」
剣士子「無理じゃない?」
主人公「だよなぁ」
俺の発言は剣士子に一蹴されるが、俺も同じ意見だった。
立派すぎる先輩がいると、後輩は辛いものだ。
剣士子「別にいいじゃない。私たちは私たちで」
無理して背伸びをする必要はない。
俺たちは俺たちのペースで、俺たちの道を歩いていけばいい。
主人公「だな」
剣士子「とは言っても、後輩に笑われるような先輩にはならないでよ」
主人公「わかってるさ」
一応、俺は常識はわきまえてるつもりだ。
……周りの非常識人たちに振り回されて、結果的に俺に災厄が降りかかってくるわけだが。
剣士子「それじゃ、帰りましょう」
主人公「ん……そうだな」
俺たちは赤く染まった教室に背を向けた。
4月から新キャラが登場!
脚の速さと脚を出す速さは他の追随を許さない、テコ子!
いつでもどこでも暗器を忍ばせ、ツッコミ代わりに手裏剣が飛ぶ、クノイチ!
クールで一匹狼な彼女の通った後には硝煙のにおい、ガンスリ子!
さぁ、君が攻略するのはどのキャラか!
ときめきラグナロク新シリーズ、ついに始動!
……なんてな。
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