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ときめきラグナロク Episode4.0

[365:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2010/07/07(水) 19:32:36 ID:1bdL/kxg)]
三次職ですよっ! 三次職っ!
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がやがや。
どやどや。
ちょっとそこのおねーさん。
やすいよーやすいよー。
えーんえーん。

今日もプロンテラ大通りは賑やかで。

主「ぼへー」

俺は十字路の近くの日陰にたたずみ。
なにをするわけでもなく、おもいっきり惚けていた。


盗「なに呆けてるのよ、あんた」
主「ん? シーフたんかー。いやー、なんというか。すごいなぁと。」
盗「あ、あぁ。三次職ってやつ? 正直よく知らないんだけど。」

そう。
教会が、職業ギルドが、商人組合が、学会が、その他諸々
あちこちの団体が新たな職制度をつい先日、急遽公開したのであった!
各組織が密かに研究してきた技術!技!秘儀!呪文! 今までにない武器!防具!
昨今、ちょっとばかし賑やかさの薄れていたのが嘘のように、
往来に活気が満ちあふれ、多くの人影が楽しげに行き交っているのであった。


主「んでも、ぶっちゃけ俺らに関係ないしー」
盗「まーねー」

日陰で愚痴る一次職。
溜息をつきながら、やる気のない眼差しで行き交う人々を眺めるぐらい。


盗「うひょー。グリフォン乗ってるよ。あれ強いんだよねー」
主「強いというか、死ぬ。一瞬で死ぬ。」
盗「昔、サンダルマンで襲われたっけねー」
主「あった、あった。 まさに瞬殺!」
盗「ありゃー無理だよねー」

苦い思い出にすらならない、昔懐かし笑い話。


主「うお。すげー。ドラゴンだよ、あれ。」
盗「うひゃー。でっかい!! 飼い慣らしたのかー」
主「プティ育つとああなるのかな」
弓「あれ、火を吐くらしいよー。ぶぉぉーって」
盗「あちゃたん、いつのまに!」

気づいたら、あちゃたんもちょこんと日陰に座ってた。

弓「これ、どぞー」
主「お。ココナッツ! また珍しいものをー」
弓「露天で買ったのだ。最近、またいろんな商品増えたよねー」
盗「ぷはー。うまー。 ほい。」
主「お、さんきゅー。」

回し飲みは貧乏一次職の基本スキルです。


弓「ルーンナイトは魔法騎士なんだってねー」
主「へー。そなのかー」
盗「○○もいろいろ勉強しなきゃね。大変だ。」
弓「大変だー」
主「いやまぁ、先の話だしー」
剣「でも、次の学期から科目増えるかもって話よ?」
主「まぢでっ!!」
弓「お、剣士たんも飲む−?」
剣「ありがと」

ちょこんと座る剣士たん。


弓「お。狼!」
盗「うはー。あれもでっかいなー」
剣「正直、さすらい狼よりもおっきいんじゃ‥?」
弓「まさにボス狼!」
主「ウルフ森の悪夢がー」
盗「座ってHP回復してたら群れて急に襲ってくるんだよねー」
剣「というか、○○は狩り場なのに爆睡してたんだよね‥」
主「わっはっは」
弓「あっはっは」


がっちょんがっちょん。

主「うお、なんだあれ!」
弓「ロボット!ロボット!」
盗「うひゃー、でかいー!!」
剣「でも、花柄カート引いてるわよ‥」
商「ロケットパンチ!! どーん!!」
弓「うわ! びっくりした!」
商「はろー。みんな、なにしてるん?」
弓「やほー。ん−? なにしてるんだろねー?」
盗「見物? 情報収集? 批評?」
商「なるへそ。んでー、あのロボット、バルカンもついてるらしいよー」
主「ドリルは? レーザーは? サテライトキャノンは?」
盗「♂ローグ先輩が火炎放射器は譲れねぇ!と騒いでたよー」
剣「なんか、すごい話ねぇ‥」


とぼとぼ。

弓「あ、アコたんとマジたんだ。おーい」
ア「‥‥。」
魔「‥‥。」
商「二人ともどしたのー?」
ア「ヒール弱くなっちゃった‥。」
魔「もう魔法じゃ戦えない‥。」

どんより落ち込む二人組。

盗「そなの!?」
魔「この前まで一撃で倒せてたのに‥。なんでぇ‥。くすん」
ア「精一杯祈っても、全然回復しないの‥。くすん」
剣「大丈夫、大丈夫。アコたんが頑張ってるのはわかってるからー(なでりなでり)」
盗「そうそう。マジたんも泣かないの。なんなら前衛するからさー(よしよし)」

弓「じゃあ、今からみんなで狩りいこうよ!」
主「よっしゃ!! 行くか−!」
商「じゃあ初心者赤ポ、山積みしちゃうよー!」
盗「初心者赤ポ飲みなら負けないわよー」
商「ふっふっふ。」
盗「ぬっふっふ。」
剣「はいはい、そこの二人。怪しい会話してないの‥。」
弓「アコたん、マジたん、準備いくよー」
ア「‥‥。うん!」
魔「しょーがないわねぇ‥。まぁできるだけ頑張るわよ‥。」

主「行くぞー!」
剣「で。どこへ‥?」
商「なせばなる! では、しゅっぱーつ!」
剣「いや、ちょっと。まーちゃん! 何持ってけばいいのよー」
弓「とりあえず、矢筒カート入れといてー」
盗「まぁ、なんとかなるでしょー」
ア「ふふっ」
魔「はぁ‥。」

わいわいきゃいきゃい。
騒ぎながら移動しはじめた集団のせいで、
プロンテラの午後はさらに賑わいを増していくのであった。

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♂悪「つ、ついに画筆が販売開始っ‥!!」
♀悪「でも、クリーナーと旗落書きはまだなのよねー」


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