ときめきラグナロク Episode4.0
[55:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/04/26(月) 00:52 ID:eAAMp8SE)]
OKOK、ここではみんな本編さ
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ヒュゥゥゥゥゥ……
屋上を吹き抜ける風に長い髪をなびかせるクルセ子。
その視線は険しく、射抜くような鋭さで見つめる先にいるのは騎士子だった。
腕を組み、校庭の真ん中に立つ騎士子を見下ろしていた。
大地をなめるように疾(はし)る風が砂埃を上げて騎士子の身に纏う。
校庭に他の人影は無く、無言のままに流れてゆく時間。
両者がほぼ同時に剣を抜く。
タンッ!と地面を蹴って屋上から舞い降りるクルセ子。
騎士子も同時に大地を疾走する。
竜虎激突、まさにそんな形容がぴったりだろう。
剣と剣が交錯する瞬間、共に大きく息を吐き出し、無言の気合を込める。
否。
限界まで高められた気合を乗せて発せられた咆哮は、吹き荒れる風の中へと消えていった。
ガキィィィィンッ!!!
その強風をものともしない、力強く、澄んだ金属音。
衝突はただ一度、それだけだった。
力のベクトルのまま、クルセ子はしゃがみ込み、騎士子はそのまま走りぬけ、やがて止まる。
カランカランッ…
騎士子の手から、剣が滑り落ちた。
騎士子「…………」
クルセ子「…………」
再び流れる沈黙。
先に口を開いたのは、騎士子だった。
騎士子「くぁぁぁぁっ!手ぇ痺れたぁぁぁぁっ!!」
直後、クルセ子も崩れ落ち、涙目になりながらごろごろと転がる。
クルセ子「誰だ!こんなバカな設定作ったのはっ!!」
怒り心頭、もっともである。
モンク先生「ぃよぉし!良いSSが撮れたぞ!あとは加工編集してポスターにすれば完璧!」
どこから湧いてきたのか、モンク先生。
騎士・クルセ「………」
ゴゴゴゴゴゴ……
モンク先生「おし、今日はこれで解散…な、なんだ。うわ、な、なにをするきさまらー!!」
がんばれ、まけるな、ラグレンジャー!
to be continued...
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