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♀アサたんに萌えるスレ【スク水】

[178:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/04/17(日) 17:47 ID:Dw55tCf2)]
家から出てきた時の嬉々とした表情はもうなかった。
段々と水場の確保にも困るだろうと予想していたがあまりにもあっけなく水筒は底をついていた。
森を抜けること自体は容易だった。口が渇くことなんてないし、腹がすけばサーベジを狩ればいい。hunterじゃないノービスでも訓練校でその程度のサバイバル知識がある。

私はプロンテラからモロクへと試験を受けに旅にでた。
十字軍にしろ賢者にしろなんにだって試験はある。「砂漠を渡るのも試験のうちか・・・。」と心のなかで呟く。

真っ黒のマントとフードを被りジャリジャリとした音をたてながら私は歩いて行く。
小さな小さなオアシスで水を動物の皮でつくった水筒に入れ、ピッキなどで飢えをしのぐ。
焚き火をしなが夜を過ごし、明日のルートを確認するためにコンパスと地図をながめる。
サハラ砂漠の夜はサファイヤやオパールにも勝る星をおがめるのだがそれは、日中太陽の光を直接受けることの証でもあった。雲ひとつない空は地上の生物に容赦なく紫外線をあびせるのである。

歩きながからも頭の中に思考が回る。恋人の事だとか、家の事とか、どうすれば楽にモロクへ着けるだろうとか・・・。
そうしている内にふと閃く。「商人のようにペコペコでこの砂漠を縦断してはどうか」としかしプロンテラをでてから一匹たりともペコペコを見てはいない。
プロンテラからペコペコに乗るという手もあったのだがそれを借りるには相当な額のzenyが必要で私の家では不可能であった。
しかもたとえペコペコを捕まえれたとしても鞍もなければ綱もないそして根本的に訓練されていないのだ。
こういったような思考をしながら一人砂漠を歩いて行く。


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