【網タイツ】♀ローグ様に萌えろ!【被り鯛】
[221:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/02/06(月) 21:36:53 ID:xVF3QGss)]
所変わって、アルデバラン時計塔
なんとなく居心地が悪くなったログ娘は、狩場を地上2階に変えて狩りをしていた
ログ娘(ここでの成果はエルニウム4個、青箱1個、地上4階の鍵1個か
まあまあかな……崑崙だったらもっと稼げただろうけど)
そろそろ帰ろうかと思っていると、突如轟音が響いた
目の前のマジ娘が放ったファイアーウォールの音だ
うるさいなあと思いながらマジ娘を眺めると、額から血を流していた
ログ娘(あのクロックにやられたのかな?)
多少ふらつきながらも、呪文の詠唱を始めるマジ娘
炎の壁が障害となっているため、クロックは近付けずにいる
このまま詠唱が終われば倒せるはず……なのだが、中々終わらない
マジ娘「ブツブツブツ……」
ログ娘(詠唱に集中してて気付いてないみたいだけど、そろそろファイアーウォールが消えるな)
マジ娘の様子を見ていると、これ以上のダメージに耐えられるようには見えない
そして、クロックが炎の壁を突き破って迫ってきた
ログ娘(また他人のピンチに出くわすなんてね。嫌な偶然だなあ……仕方ない、助けるか)
マジ娘「ファイアーボルッ……キャアっ!」
ログ娘「ヒール!!」
間一髪だったが詠唱が間に合い、クロックはマジ娘に体当たりをすると同時に火ダルマになって燃え尽きた
ログ娘のヒールもギリギリで間に合ったようだ
「あれ? あれ?」と、なぜ助かったのか分からないという様子のマジ娘を尻目に、身を隠すログ娘
ログ娘(さ、面倒な会話になる前にトンドルドンドル)
そのまま帰ろうとすると、尻もちを付いたままのマジ娘がこっちを見た
そして、立ち上がると小走りに近寄ってきて、ログ娘のいる方へ向かって頭を下げた
ログ娘(へ?)
マジ娘「ふふ……あなたが助けてくれたんですね。ありがとうございました!」
そう言って、再度頭を下げるマジ娘
無視するのもかわいそうなので、ハイディングを解く
ログ娘「別に大したことはしてないよ。それより、あなた一人で来たの? ずいぶん大変そうだけど」
マジ娘「友達にここがいいって言われて来たんです。けど、やっぱりまだきついですね」
ログ娘「ボサッとしてるからよ。次も助けてもらえるなんて思わないでね」
マジ娘「はい、すみません……。でも、本当に助かりました!」
ログ娘「ふん……まあ、適当に頑張りなよ」
マジ娘「はい!」
照れ臭いのか、そのまま帰ろうとするログ娘だが、ふと立ち止まると
ログ娘「あのさ……」
マジ娘「? なんでしょうか?」
ログ娘「いや……なんでもない。じゃあね」
マジ娘「…? あ、お姉さんもお気を付けて〜!」
ログ娘「なんで分かるの……?」
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