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【BS】テキサス娘への愛情を発露するスレ3【WS】
- 490 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/14(金) 17:44 ID:qZ.FE7EU
- カンっ カンっ カンっ
金属を打つ音が響き渡る。
火花が飛び、腕には火傷の痕が残る。
私の顔は熱で歪むが、苦痛の声を一言もあげずひたすらに叩いた。
エンペリウムの金敷はそんな熱などものともせず、その場に佇んでいた。
いつもの工房、いつもの熱、いつもの作業。
無心に叩き続け金属は形をなしていく。
垂れ落ちる汗も気にせず、火傷を負ってもひたすら一途に。
「ありゃ・・・失敗かな・・・」
完成間近と思われる武具にはわずかなヒビが入っていた。
「帰ってくるまでに完成させておきたかったんだけどなぁ・・・ひゃっ」
頬にあてられた汗を掻いたジョッキが熱を冷ましていくようだった。
「ただいま」
ジョッキを持つ男はにこやかにそう言った。
「おかえり、おどろかさないでよ」
「あはは、ごめんごめん、まただめだった?」
「・・・うん。ごめんね」
そういいつつジョッキを受け取り、ぐいっと飲み干した。
「ぷは!いやー、やっぱり熱いときはこれだねぇ!」
「いやいやお嬢さん、もう冬もいいところですよ」
そういうと二人は顔をつき合わせて笑いあった。
「ほい、これお土産」
「鉄鉱石に、鉄、鋼鉄、石炭・・・お!今日は原石も多めだねぇ」
「んー、まあ運がよかったんだろ」
「いらないもんだけカートに突っ込んどいてくれよ。明日うっぱらって来るからさ」
「はいよー」
物色する手は見事に鉱石のみを選り分けた。
今晩は大変そうだ。
「あ・・・しまった・・・」
「ん?」
「食事の用意してないわ」
「ああ、そんなことだろうと思って買ってきたよ。いつものことだしな」
男はごそごそとバックパックから二つの包みを取り出し、一つを投げて渡す。
「ほい、もう一杯」
「さんきゅ」
ジョッキになみなみと注がれるビール。
「では・・・」
「「おつかれさまー」」
キンと弾ける音を残し、二人の手はジョッキを口に運んだ。
・・・
食事を終え、軽く休憩を済ませる。
「さって、と・・・」
「ん?どした?」
「いや、さっきの鉱石まとめて鋼鉄にしちゃおうかなと思って」
「そか。じゃあ俺は片付けしとくわ」
「はいはーい。よろしくぅ」
鉄鉱石を溶鉱炉で熱し、精錬することで純度の高い鉄を取り出す。
その鉄を石炭で更に高温で熱し、不純物を取り除くことによって鋼鉄を作る。
「やっぱりこの作業すると熱くなるねぇ・・・」
石炭で熱せられた室内はゆうに50℃を超えているであろう。
だがその熱にはもう慣れている。
どろどろに融けた金属を板状の型に入れ、固める。
これで鋼鉄の完成だ。
不純物が多いと鋼鉄としての質はあまりよろしくない。
武器を作るうえでは重要なことだ。
「・・・んー・・・よし。おーけー」
後は固まるのを待つだけだ。
・・・続く
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中途半端になってしまった・・・
まあ仕事中に書くなってことですね。
残りは時間出来次第書きます。
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