【BS】テキサス娘への愛情を発露するスレ3【WS】
[381:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/10/06(水) 15:13 ID:EbmjeIPM)]
昼。
お昼ごはんを食べに外へ出かける。
幸いプロンテラは食堂や屋台が多い。
食べることには事欠かないと思う。
何かを焼くいい匂いにつられて大通りからちょっと外れたところへやってきた。
「あ・・・サベージかぁ・・・」
自然のサベージは芋などの野菜を食べて育つので味は凄くいい。
ちょっと硬いのが珠に瑕だけど・・・
この店で売っているのはパンにサベージの肉を焼いたものと野菜をサンドしたもの。
プロンテラでは珍しいけどモロクとかだと結構ポピュラーなものだ。
「おじさん、一個ちょうだい」
「あいよー」
手馴れた手つきでパンにはさんでいく。
「トッピングとかいるかい?」
「んー・・・そのままでいいよ」
「はいよっ・・・と。さあどうぞ、お嬢ちゃん」
手が汚れないように紙に包んで渡してくれた。
「ありがと。はいコレ」
サンドを受け取って50ゼニーを渡した。
「まいどー」
「お姉さん」
「ん・・・?」
キョロキョロ
「こっち、こっち」
サベージの屋台の横にアルケミストがいる。
「それ食べるのに飲み物いりません?」
「ん?ああ、そうね。何か売ってるの?」
「ポーション各種、ジュースにミルク、いろいろあるわよ」
マジェスティックゴートにサングラス・・・
怪しい感じするけど、プロンテラじゃよく見かける格好だ。
「ミルク頂戴」
「毎度っ、20ゼニ・・・」
「三本ね」
「・・・60ゼニーよ」
60ゼニー払って三本受け取った。
「ねえ、よかったらお話でもしない?私も休憩っと。おじさん一個ちょうだいっ」
有無を言わさず隣に座れと促してくる。
まあ一人で食べるよりいいかな・・・
他愛の無い話で盛り上がって、ゆっくり過ごした。
午前中が散々だったからちょうどいい感じかもしれない。
食べ終わって、ミルク二本目に差し掛かった辺り。
「あっ・・・ちょっとお店お願いっ」
「あ・・・?え?ちょっとっ・・・」
そういい残すと一目散に駆けていってしまった。
呆然とそっちを眺めていると、
「すいません、ちょっとよろしいですか?」
ペコペコに乗った綺麗な女性が話しかけて来た。
バフォメットJrを連れて。
「え?あ、はい。いらっしゃいませ」
「いや、客じゃないんですけど。ちょっとお尋ねしたいことが」
「はぁ・・・」
「マジェスティックゴートかぶってサングラスしたアルケミスト見ませんでしたか?」
ここの店の子だよね・・・多分・・・
「えと・・・あっち行きましたけど」
一目散に駆けていった方とは見当違いの方向を指差す。
「あ、どうもありがと。行くよっ」
「主にも困ったものだな・・・」
二人が去るとアルケミストが戻ってきた。
「・・・行っちゃった?」
「うん、嘘教えちゃった」
「ありがと・・・ってそれ三本目・・・?」
「そうだけど・・・どうして?」
「おなか壊さない・・・?」
「大丈夫だけど・・・もう慣れちゃったし」
「一本でもいいんじゃない?」
「うん・・・いいんだけど・・・ね」
視線を自分の胸に落としながらそう呟いた。
「ははぁ・・・なるほどぉ・・・」
アルケミストの目がサングラスの奥で光った・・・気がする。
「これを胸に塗ってみなさい」
そう言いながら怪しい液体の入った瓶を差し出す。
「遠慮はいらないわ。今のお礼よ」
「・・・死なない?」
「死なないわよっ!」
瓶から手に出して、ぺたぺたと塗ってみる。
「ぉおお・・あわわ・・・」
胸がおっきく・・・
「う・・・」
「ん?どうしたの?」
「く・・・苦しい・・・」
服の結び目をほどいてちょうどいいところで結びなおした。
「なんか・・・変じゃない?」
「そんなことないよ」
これでミルクたくさん飲まなくてもよくなると思うと・・・
「ありがとおおおおおおぉぉ」
アルケミストの手をとって上下にぶんぶんと振り回す。
「あ、お姉さまぁ」
とてとてと走ってくる製造BSのあの子。
「あ・・・あれ?」
呆気に取られている。
「お姉さま・・・これ・・・?」
私の胸を見て驚いているようだ。
「さっきね・・・」
ことのあらましを説明しようとしたとき、急に強風に煽られた。
ひゅごおおおおおおお
「きゃっ・・・お・・・お姉さまっ!!」
「ぇ・・・?ん・・・?き・・・きゃあああぁぁぁぁっ!!!」
薬の作用が切れたのか胸の大きさは元に戻って、
でも結び目はゆるゆるで・・・
強風が来て、なぜか周りは人がたくさんいて・・・
服がひらひら・・・っとして・・・
「ぅ・・・ぁ・・・」
「・・・やっぱり試作品ね・・・」
急いで結び目をほどいて結びなおすと、
「くぉらぁ〜〜!!」
「あの・・・えっと・・・それじゃっ」
がらがらがらがらっ
「まあてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
がらがらがらがらっ!
「きぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「待てっ!待ちなさいっ!!!」
その日、カートを引き回す音と悲鳴と唸るような声が止まなかったとか。
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380さんの絵から妄想
例によって勢いだけ。
多分アルケミの人はこの後騎士(♀)にお仕置き受けたはずです。
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