【BS】テキサス娘への愛情を発露するスレ3【WS】
[52:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/07/24(土) 15:51 ID:.BRMWpU2)]
なぜか電波受信。話ぶったぎり&萌えじゃなくて失礼。
「今日こそ決着をつけてやる、姉御ォ!」
のどかな陽気に誘われて、バカローグが1匹沸いたらしい。
「あ! なにその目! 『またこいつか……』みたいな目! 俺悲しい! 超傷つく!」
派手な身振りで悲しい気持ちを全身で表している。ああ、もう暑苦しい。
「わかったからかかって来な。病院に送り返してやるから」
カートの中から、動きのすばやいローグ用にハンマーを用意する。
足さえ止めてしまえばどうということもない相手だ。
不機嫌にハンマーを抱える私を見て、ローグはにやりと不敵に微笑んだ。
「ふはははは、俺を今までの俺と思ってもらっちゃ困るね……
俺は! 生まれ変わったんだ! 俺が開発したこのってうわぁ! 何しやがる!」
ちっ、はずしたか。
ローグのこめかみを掠めたチェインをもう一度構えなおす。次は脳天をカチ割ってやることにしよう。
「もう姉御最低! ノーマナー! トレイン厨! 機械人形! いき遅れ!」
訂正。再起不能にまで追い込むことにする。
「ちょ、ちょっとまって! 何か目が怖いよ! マジ? 殺意の波動に目覚めたりする?
くっそう、俺だってただじゃやられねえぞ! この日のために新技を編み出したんだからな!」
どかーん
ハンマーフォールが何もない地面を揺らす。バカはバックステップで避けたらしい。
「ちょこまかと……素直にくらいなさい!」
「食らったら死ぬって! というか手加減なしかよ!
くっそう、俺だってやられっぱなしじゃないぞ! 俺が対姉御用に開発した新技を見せてやる!」
バカの周りに目に見えるほどの気合がみなぎる。ちっ、バーサークポーションか!
そして驚くほどの速さで接近してくる。早すぎて目が追いつかない、これはやば……!
『ストリップカート!!』
がこん。
「……」
「……」
私とカートをつないでいたベルトがちぎれ、カートがカプラ嬢の元へ自動回収されていく。
「……ふはははは、みたか! 聞いたか! 驚いたか! これが俺が開発した新技『ストリップカート』だ!」
哄笑するバカ。その姿を見て、私の中で何かが弾けとんだ。
「ふははははは……はは……あの、姉御?」
無言で震える私を見て、バカも少し心配になったらしい。
だが、もう遅い。
「覚悟はできてるんだろうね?」
怒り心頭に達している私には何も通じない。
「ひぃぃぃ、いや、姉御、ほら、ほんのちょっとしたジョーク……じゃだめ?」
「ダメ。800zの恨みをなめちゃいけない」
「お、おたす……わああぁぁぁぁ……」
こんな技がローグの間に普及しないことを祈りつつ、バカのサイフから800zを抜き取った。
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