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アコたんvsメカアコたん Part6

111 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/06(日) 15:06 ID:9BRfQHAk
出遅れましたが久しぶりに時事ネタでも


『節分の日』

ミスティスは最近まで派遣されていたアマツの風習について話していた

トリス「へぇ、アマツにも節分があるんだな」
ミスティス「ええ、ほかにも鰯の頭を魔除けに飾ったりですね、巻き寿司を食べたり…」
アコたん「ミッドガルド大陸のとは少し違うんだね」
ミスティス「はい。それでですね、自分の年の数だけ豆を食べると一年健康に過ごせるというものです」
騎士子たん「そ、そうなんだ…年…」
プリたん「…年…」
二人ともそろそろ誕生日がうれしくなくなってくる年であった

ややうつむきかげんになるプリたんと騎士子たんが視界に入っていないのか、ミスティスは懐から豆を取り出した

ミスティス「それでですね、僕、豆を買ってきたんですけどよかったら食べませんか?」
メカアコたん「わーい!」
アサシン「俺にもwwwくれwwww」
ミスティス「もちろんですよ、キング。みなさんもどうぞ」

ちりん、ちりんっ…
澄んだ音をたてて、各々の前に置かれた皿にミスティスが豆を落していく様を見守る一同

にこにこ顔でお皿に並んだ豆を見るアコたんと不満げなメカアコたん
アコたん「ありがとうございます、ミスティスさん」
メカアコたん「なんで私2個だけなの!?」
アルケミ博士「メカアコを作ったのは最近じゃからのう」

112 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/06(日) 15:11 ID:9BRfQHAk
激しく睨み合う華麗な美女と幼げな美少女。プロンテラ教会の紅白
白薔薇「あらあら紅薔薇、豆を追加してもらったほうがいいんじゃないですか?育ちすぎるのも考えものですよ」
プリたん「あんたこそ豆の数が多すぎるじゃない。9つ位に減らしてもらわないとね?」

それをやや離れて呆れたように見守るウィザード達
青薔薇「あいつらは同い年のはずだが…ところで、彼女らと同い年の私の豆はなぜ何百個もあるのだろうか?」
男WIZ「さあ〜?でも、こういうのは縁起モンですからねぇ」
青薔薇「?」

ミスティスの豆袋を取り上げようとする逆毛達
アサシン「うはwwwミスティスwww全部よこせwwwっうぇ」
タイラー「豆は全部俺のモンだあぁぁっ!!」
ミスティス「キング、タイラーさん。たくさん食べればよいというものではないのですってば…」

しっかりと手で自分の小皿を隠す騎士子たんの横で、トリスがミスティスに話しかける
トリス「あ、そうだ。ミスティス、豆をもう3つもらっていいか?」
ミスティス「ええ、構いませんが…」
ミスティスが3粒の豆をつまんで、トリスの皿に入れる。これでトリスの豆の数は騎士子たんの数を越えた
騎士子たん「(トリス君、私に気を遣ってくれてるんだ…)」
ちび天使騎士子たん&ちび悪魔騎士子たん「ええ、彼は優しい人ですから」「いや、たぶん違うと思うぜ」

トリス「ほれ、お前の分とってやったぞ。今年一年健康に過ごせるんだってさ」
ウスラー「我をなんだと思っている、近代錬金術の集大成たるホムンクルスだぞ。こんな無駄な迷信など無意味だ」
トリス「そっちこそ縁起物をなんだと思ってるんだ。メカアコたんみたいに素直に喜べって」

軒下に吊るされたフェンの頭がくるくると回っていた

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