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アコたんvsメカアコたん Part6

124 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/03/18(金) 17:16 ID:U42B9omo
>>117から一時間後、プロンテラ教会前の戦線は膠着状態となっていた。
遠距離攻撃に対する絶対防御魔法「ニューマ」により豆は当たらず、指弾モンク達の精密射撃の前に騎士達はその数を
次々と減らしていく
対する教会側も集団戦に慣れた騎士団による、ニューマの継ぎ目を狙っての四方からの集中射撃に防戦一方だった
状況は五分と五分だが、一つだけ顕著な差があった。それは戦闘に置いて最も大切な部分、支援だ
アコたん「みんな、大丈夫ですか?がんばってください〜」
モンク達「ありがとうな、俺達に任せといてくれ。アコたん!」

敵陣をちまちまと可愛らしく動き回るアコたんに、激戦の最中ながら騎士達の目は釘付けである
騎士A「なぜですか隊長!?あっちにはあんなに可愛いアコたんがついてるのにこっちは野郎ばかりなのは!?」
騎士B「これが仕様なんですか?俺達、悔しいです!」
トリス「うーん、なんでだろうなー…つか、俺に言うな。それに一応ウチだってなんぼか女はいるだろ、ただ…」
言いよどむトリスの視線の先には、彼と同じく、若くして騎士団の将軍に就任した女騎士がいる

騎士子たん「みんな、よそ見しない!白羊隊、波状攻撃三度目いくよ!ほら、早く!!」
げしげしと部下の尻に蹴りを入れてせきたて、先陣を切って突撃していく騎士子たん。両手の豆を思い切りぶん投げている
騎士A「ああいうのばっかりなんですよね…」
騎士B「俺もアコたんに「痛いのとんでけ〜」とかしてもらいてぇなー」
トリス「ま、この怒りを教会のやつらにぶつけてやろうぜ。ほれ、お前らもいって豆撒いてこい。右斜め前に進軍、進め!」
騎士達「オオオオオオオォ!!」
急に殺気だった騎士達を率いながらトリスの白牛隊も教会の包囲を縮めていく。その後ろから一人のまだ若い騎士が
ついていく、見ただけでも凄腕とわかる騎士が

騎士団本部で前線からの報告を聞いていたレオは一つ頷いた
レオ「そろそろ頃合ですな、団長殿。あいつを出したいんですがね、よろしいですか?」
アーサー「ふむ、ここはレオ君の読みを信じるとしようかの……迷子にならんようにきちんと送ってやるんじゃよ」
レオ「了解です。白牛将トリスに伝令、ミスティスをきっちりと教会内部に案内してやれ!」

プリたん「アコたん、大丈夫かしらね…」
白薔薇「あのバケモ…じゃない、ホムンクルスもついてるから大丈夫です…って、紅薔薇はさっきからそればっかりですね
     ならアコたんが耐えてくれているうちに、さくっと騎士団本部を制圧して帰りますよ」
プリたん「ふん、あんたに言われなくたってそうするわよ……ああ、それにしてもアコたん、大丈夫かしら…」

騎士団と教会。それぞれの最もよく切れるナイフが、お互いの喉元につきつけられようとしていた

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