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アコたんvsメカアコたん Part6
- 38 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/20(金) 22:16 ID:5XU0j91k
- プロンテラ騎士団購買部には幻の本と呼ばれてる雑誌がある。その名も「月刊 ボクのエロプリ様」。
内容は女プリのコスプレをしたモデルのエロSSや本物の女プリーストの盗撮SS投稿の他、女プリーストを題材にしたエロ漫画に官能小説、
付録には女プリーストのエロトレカからエロフィギュアまでと幅広いマニアックさをカバーした謎のエロ雑誌である。
プロンテラ騎士団では男子寮、女子寮と分かれており、男性騎士の方が圧倒的に多いため欲求不満な彼等にはまさにバイブル的な存在となるまで時間は掛らなかった。
だが、入荷部数が少ないために店頭に置いて5分で完売ということもあり、多くの者達の手に渡ることがないため幻の本としてのカリスマ性を更に高めることとなった。
前置きはこの辺でお話スタート
本日のトレーニングを終えたトリスは夕食を取るために食堂に向かう。
いつもなら部下に気を使い士官用の食堂へ向かうところだが月末ともなれば懐も寂しいものである。
自分の財布の中身と相談し、一般兵士用の食堂へと向かう。
流石に士官用に比べ料理の内容はさっぱりだが腹に入ってしまえば同じである。さっさと注文を済ませ、空いている席を探す。
「あ、トリス隊長。今日はこちらでお召し上がりですか?」
自分の部下が言葉遣いとは裏腹に砕けた感じで話しかけてくきた。
「ああ、月末だから士官用食堂の料理に手が出なくなってな。」
別に見栄を張るようなことでもないので素の答えをトリスは言う。
「なら、俺達のとこの席が空いてますから一緒にどうです?」
普段は部下に遠慮をしているため思ってもみない誘いではあったが、見渡してみても空いてる席は他に見当たらない。
「ああ、そうさせてもらうよ。」
トリスは部下の厚意に甘える事にした。
トリスが席に着き食事を半ば終える頃には部下の大半は既に食事を終えていた。
今までも雑談はしていたが食事を終えたため口を休める必要がなくなったか先程よりも賑やかだ。
そしてそこでトリスは部下の一人が聞きなれない単語を口にしたのを聞き逃さなかった。
「そういや、お前ついに『月刊 ボクのエロプリ様』買えたんだってな!」
「マジかよっ!?俺にも『月刊 ボクのエロプリ様』見せろよ!!」
「おいおい、騎士団に入団して10ヶ月・・・やっと幻の本『月刊 ボクのエロプリ様』を入手できたんだぜ?そう簡単に見せられるかよ。」
『月刊 ボクのエロプリ様』・・・トリスにとっては初めて聞く言葉だった。部下達の盛り上がりようから言ってもかなり有名なのだろう。
トリスは少し気になったので聞いてみる事にした。
「なぁ、お前らの言う『月刊 ボクのエロプリ様』ってなんだ?」
『えぇっ!トリス隊長知らないんですか!?』
部下達が一斉に声を上げる。なんだか「信じられない」とか「珍しい」モノを見るような視線だ。
「まぁ、こいつはそういうの疎い奴だからな。」
と、ふと後ろから聞きなれた声がする。振り返ってみればそこには、
「レオ教官!!」
「よう、トリス・・・と愉快な仲間達。ところで飯食い終わった奴等は退いてくれないか?後が支えてるんでな。」
レオ教官の言葉にトリスの部下達は従い軽い挨拶を済ませ、席を空けて食堂から出て行った。
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