【転生すると】♀アコプリ大好き4-【両側スリット(*ノノ)】
[126:WIZ男とプリ娘(2/3)(2004/11/01(月) 22:30 ID:BZusaOsI)]
「おい貴様!!」
思わず私は彼女の元へ飛び込んでいた。
「あ、こんにちわ。よろしくお願いします」
あきらかなこちらの暴言口調に対し、帰ってきたのは微笑みと軽い会釈。
「よろしくじゃない!! 貴様は一体何を考えてこんな募集を出してるんだ!! ここは魔物達と戦う勇敢な冒険者が集う場所だ!!
卑猥なことがしたければ色街にでも行ってそこの奴らを誘っていろ!!」
いきなりのことに驚いたのだろう。プリ娘は目をぱちくりさせながら、
「あ・・・あの・・・」
おどおどと何かを確かめるようにゆっくりと言葉を紡いだ。
「シキマチってなんですか?」
・・・ばんっ!! ばんっ!! ばんっ!!・・・
この娘は一体何を考えてるのだろうか・・・
「あまり地面を叩かないほうがいいですよ。手が痛いでしょう」
「誰がさせてるんだ・・・って色街も知らないのにこんな募集かけたのか?」
てっきり、色街の人間がふざけて出している募集かと思ったのだが、どうやら違うらしい。
それにしても反省するわけでもなく、開き直るわけでもない予想外な・・・まとはずれな返答がくるとは・・・
「なにかまずかったですか? 支援するときはパーティーで組んだ皆様を愛したいですし、
お金はいらないですけど以前組んだ方がこういう風に募集をかければいいと、仰ったので・・・
なんだか『うはwwwwwwwおkwwwwwwwwwwwwwwうぇwww』とか口癖のように行っている
面白い方でしたよ。初めてのパーティーであんな面白い方と会えるなんて私は幸せ者です」
「あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ふと空を見上げる。逆○様がにっこり笑みを浮かべているのが見えた気がした。
どうやら完全に天然らしい。というか誰もこの娘に冒険者としての一般教養を教えてなかったのか!?
「それ・・・からかわれているぞ」
「え? そうなんですか?」
「そうだ。いいから取り合えず募集要項を変えろ。私も恥ずかしい」
眉根を寄せてプリ娘が看板を『〆切り 雑談中』に変化させた。
「おい貴様、仲間は?」
「いますよ〜ポリンちゃんに、ドロップスちゃんが私の大事なお友達です」
それはペットだ・・・愛玩魔物であり仲間じゃない・・・
「質問を変える・・・人間の仲間はいるのか?」
プリ娘は腕を組んで考え始めた。癖なのかプリーストの服のスリットの端を指先で摘んだり引っ張ったりしている。
「あ・・・」
ふとその指が止まった。そしてある方向に向かい動き出す。
「いろいろと私のことを心配してくれるのが仲間っていうんですよね・・・」
指が止まる。その一本だけを私に突き出して・・・
「それは貴方です。貴方は私のことをシキマチでしたっけ?
そのことで心配して来てくれたのですから、貴方が私の始めての仲間です」
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