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ダンサに萌えるスレ

[127:BGM:ビッグブリッジのテーマ(2005/05/13(金) 00:52 ID:pS8l90MI)]
#2 Vol.2:VS深淵の騎士

 腰のソードメイスを抜き、魔物の群れに向き直る。
 背後に目を向ける。倒れているダンサーと、小さな女の子の姿。
 この子がいたから、ダンサーは逃げられなかったんだ…
「お姉ちゃんのところへいるんだ。僕がちゃんと守る」
 言うと、少女は震えながらうなずいて、ダンサーの下へ駆け寄った。
「プ…リ…君?」「ああ、僕だ。よくがんばったな」
 ヒールをかけて傷を癒しながら言う。ダンサーは、安心した顔で微笑んだ。
「ごめん…ね」「いい。何も言うな。少し休んでるんだ」「うん…」
 言うと、ダンサーは静かにうなずいた。
 だが、そんな和やかな雰囲気は長く続かない。
 背後に邪気。アンデッドのものだ。
「プリ君、後ろ!」「わかってる」
 振り向きざまにソードメイスを一閃! それは、腕を振り上げた
アンデッド━━エンシェントマミーに突き刺さる。
 ポケットからアイテムを取り出し、法術を編む。
「主よ、慈悲を与えたまえ━━」
 唸りを上げる亡者の攻撃をかわし、取り出したアイテムをその腹にぶち込む。
「さまよえる魂、死してなお安寧の眠りを妨げられしものに安らぎを」
 呪文が本来のそれと違う。相手がアンデッドだからだ。
 ぶち込んだアイテム━━ブルージェムストーンが体内で輝きだす。
「黄泉還れ」
 浄化の光。苦悶と安らぎの入り交ざった叫びをあげながら、Aマミーは塵となった。


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