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レス数が 900 を超えています。1000を超えると書き込めなくなるよ。
【自己犠牲】クルセ娘を愛でる会 その2【神々の守護】
1 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/01/31(月) 08:31 ID:VttVHiKM
PTの壁、PTの守護者たるクルセ娘に萌えを感じる者が集う場所です。
一緒にあの見た目は非常に重武装風でもどこかか弱い感じのあの娘たちで妄想しましょう。
でも18禁的な考えは控えてね。
それでは第2部をお楽しみください。
2 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/01/31(月) 09:01 ID:ebw0I5iw
2が取れればクルセと結ばれることも不可能ではあるまいッ!
3 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/01/31(月) 12:35 ID:NloKY0iI
INT-GXとAGIヒールの二人持っているオレが華麗に3げと
最近ソロばかりなのでAGIヒールクルセ娘がメインです(*´Д`)
4 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/01/31(月) 13:30 ID:WH0p1g6w
おはよう諸君、まずは前スレを埋めてこよう。
5 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/01(火) 01:00 ID:pJCKaueE
>>4
13:30でも「おはよう」かい
6 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/04(金) 21:52 ID:YbDaGmY2
前スレ埋まったな
クルセ=お姉様なイメージが強い中
幼クルセ像を貫くうちの子はどうなんだろうと悩む
RPで同垢モンクの 娘 にしてたりするし
7 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/04(金) 23:32 ID:lJJJJh1.
ぶかぶかの鎧を着ながら、クレイモアに振り回されている図が浮かんだのですががが
8 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/05(土) 00:17 ID:KHVCHtCI
>>7
残念、うちのは盾クルセだ
というわけでまた違う姿を妄想してくれい
9 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/05(土) 01:52 ID:wGRuErso
こっちでも宣伝
http://www.wikiroom.com/crsdr/
MMOBBSは見る気がしないってのはよくわかるのでwikiのほうで。
10 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/05(土) 04:06 ID:f4zm5sbE
>>7
クレイモアは両手剣
振り回されるのはフランベルジェぢゃねーかと子一時間w
MMOBBSのクルセスレは…だからなぁ。(´・ω・`)
最近・・・GXヒールクルセ娘つくりたくなってきたよ。
キュア持ちペコ献身娘が事情でLv上げ難しいから(涙
ヒールプロヴィ娘も捨てがたいが。 うーん、もう独り献身娘も良いけど辻支援できないからなぁ。
と言うお悩みの中の人。
ちなみに脳内設定は献身娘の妹でやっぱりぼくっ娘(*´∀`)
---チラシの裏
リア女がクルセ娘萌えってのもどうかと思う今日この頃だが_| ̄|○|||
くしゃくしゃぽい。
11 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/05(土) 05:49 ID:eDRq9AZw
凛としてて頼れそうなところは憧れるけどね。
萌えとは違うけど・・・
12 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/05(土) 06:39 ID:LeJj/xvc
>>7
>>10
前スレ773は両手剣クルセだぞ。
クレイモアを振り回し・・・もとい、振り回されてるに違いないっ!
13 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/05(土) 10:03 ID:jJbVQ6Bc
DOP狩りまくってるGXクルセの姉御・・・
漏れを弟子にしてください(*´Д`)
ちょっとコピペ
DOPは倒されGDに平和が訪れた
彼女のおかげで
それは永久に続くかと思われた
平和から最も遠いGD3Fで、平和を守ってDOPを狩る彼女ら
DOPアラート!
その時 私はGD3にいた
PTリーダーの後ろから 戦闘の様子をSSに収めようとしていた
続く・・・かも、いや判らん
14 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/09(水) 01:12 ID:SZjL1rx6
バレンタインと言えば・・・。
日頃クールなクルセ子がだな。
ギルメンがチョコの材料を集めに行くのを興味なさそうなフリをして見送った後、
自分もコッソリ集めに行くんだ。
で、ギルメンに見つかりそうになって慌てて隠れるんだが、結局見つかって
「ちっ・・・違うっ!これは、その・・・あの・・・とにかく違うんだっ!」
とか何とか(*´Д`)
まぁ、定番だがな・・・orz
15 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/09(水) 03:05 ID:wnlk2CHY
クールで通し続けるのも(*´∀`)
「聖堂の子供達に上げようと思ってな」
KAKKOEEEEEEEEEでもバレンタインじゃなくてもいいな('A`)
16 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/09(水) 04:38 ID:zd7K2rUw
>>14-15
おまいらのクルセ娘なんかいいぞ(*´∀`)
17 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/09(水) 09:23 ID:0BqbMvMc
「聖堂の子供達に上げようと思ってな」
のあとに少し照れながら
「作りすぎてしまってな・・・ その、なんだ・・・ 余り物で良ければ食べてくれ」
↑
この間50行くらいの言い訳
↓
と他のチョコとは違う、少し豪華なものを渡してくれれば俺は鼻血噴くな。
18 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/09(水) 09:29 ID:g8UdAemI
どうしても自力でチョコを作ろうとして失敗して、
泣きながらカカオを渡すんですね?
19 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/09(水) 18:14 ID:WS1HYwgM
うちの娘だったら、剣で脅しながら受け取れと言いそうだな。
いや、婿がいるが。
婿のSTR90↑みたいだが
カエリウチニアイソウダorz
20 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/10(木) 13:46 ID:nAIaSUSM
チョコ作りに失敗して大聖堂裏で打ちひしがれてる時に
恋のアドバイスをくれるお姉さまなプリーストにこう言われるんだよな。
『梱包用のリボンを身体に巻いて彼の所に行ってみなさい』
21 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/10(木) 21:13 ID:L69vN7NU
ガチガチの重装備の上にリボンを巻いてあらわれる天然クルセ子
ビビる想い人 「な!なんだ!?」
クローキング♀プリ 「ちがーう!」
22 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/11(金) 01:37 ID:1CnouQ1c
メチャクチャ動きにくそうだな。
だが、それがいい。
23 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/12(土) 00:31 ID:7TBDUE2U
自分:STR>VITバランス盾献身無しクルセ
嫁 :INT>VITのGX献身
というクルセ夫婦の自分が脈絡もなく23ゲット
クルセ子のみかけのゴッツさとか
後姿が♂と区別付かないこととかはすべて
想像と妄想のための余地なのだ
24 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/12(土) 00:46 ID:5WkV19Zw
>>21
の続き
そして想い人の前でずっこけるんですね!?
そしておまえってやつは…
と言われチョコをもらうと・…。
こうですか?こうですかぁ??
25 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/12(土) 04:59 ID:i9NuC0Zg
こんなクルセ子からチョコ貰ったら、おまいらならどうする(どうなる)?
ttp://nekomimi.ws/~ankoro/image/echa_194.jpg
26 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/12(土) 08:20 ID:BNGI7gBE
>>25
いただきます(゚∀゚)
いや、どういただくかは言えませんが。
27 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/13(日) 13:11 ID:qVWVIuLE
バレンタインイベント関連NPCの事
プロ街中の北の方に居る、デザート職人(兄)羨まし過ぎだって
隣にクルセ娘が居るんだよ
28 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/13(日) 13:44 ID:lpbpEMoE
しかも(ROの)バレンタインの期限は、彼女の先祖らしいではないか。
で、名前からして、聖堂にいるケイナの親族ではないかと思うのだが。
雰囲気からして姉か妹辺りではなかろうか。しかしその辺は話が出てこないんだよなぁ…
29 名前:
名無したん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/15(火) 01:45 ID:Kpf.oZDU
今日はチョコをもらったよ。こんな感じで。
クルセ子「た、試しにチョコを作ってみたんだ。
「い、いや、いらないならいいんだ。そうだよな、私がチョコだなんて…
「お、美味しい? 良かった…(涙目)
場所は脳内のプロンテラ。二人だけの世界でした。
30 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/15(火) 08:06 ID:45wjt4Yw
つまりこういう事だな
日頃クールなクルセ子だが
ギルメンがチョコの材料を集めに行くのを興味なさそうなフリをして見送った後、
自分もコッソリ集めに行くが、ギルメンに見つかりそうになって慌てて隠れるんだが
結局見つかって
「ちっ・・・違うっ!これは、その・・・あの・・・とにかく違うんだっ!」
「聖堂の子供達に上げようと思ってな」
と危うい所をきり抜け
当日
「作りすぎてしまってな・・・ その、なんだ・・・ 余り物で良ければ食べてくれ」
思い人がオドオドしていると
剣で脅しながら受け取れと言いい、思い人に逃げられてしまい
渡すのを失敗して大聖堂裏で打ちひしがれてる時に
恋のアドバイスをくれるお姉さまなプリーストにこう言われるんだよ
『梱包用のリボンを身体に巻いて彼の所に行ってみなさい』
ガチガチの重装備の上にリボンを巻いてあらわれる天然クルセ子
ビビる想い人 「な!なんだ!?」
クローキング♀プリ 「ちがーう!」
そして想い人の前でずっこけるんですね!?
そしておまえってやつは…
と言われチョコを手渡す・…と。
そしてイロイロと、いただきます(゚∀゚)
31 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/15(火) 12:51 ID:kXt7UD1w
全部つなげると七転八倒な展開だなw
クルセ子の一番長い日
32 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/16(水) 23:59 ID:BeRa3uMg
だがそれがいい
33 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/23(水) 02:20 ID:ExzXCbts
バレンタイン終了と共に閑散としてきたな。
・・・おまいら、油断してないか?
バレンタインにモン娘からチョコを貰ったうちのクルセ娘。
ホワイトデーにどうしようかと、今からオロオロしてますですよ。
34 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/23(水) 03:09 ID:Aogvn1pk
うちのクルセ娘はチョコ渡す側だったからなぁ…
相手に喜んで欲しいと言う気持ちが大事なのではないかと思いますが。
…お姉さまができました。
35 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/24(木) 00:04 ID:zhCZ6WBI
パラディンになったうちの娘みてたらなんか電波着たので書いてみる。
稚拙だから気に入らなかったらガンガン無視してくれ。
36 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/25(金) 15:01 ID:ueXk17M2
はやく たのむ
37 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/25(金) 15:30 ID:4BJyDTQU
クルセ子とのカップリングで一番いい♂職はなんだ?
38 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/25(金) 19:48 ID:DUSeqETs
俺的にはプリだな。軟派っぽい殴りプリ。
出会った頃は軟派なプリ男にイライラしていたクルセ娘だったが、何かの拍子でプリ男が隠しているアツい側面に気付いてしまう。
それ以来、表面上は「貴様のような腐った奴は〜」とか言いながら、胸の奥でキュンキュンしてる、とかなんとか。
39 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/26(土) 03:20 ID:12lxhqVY
個人的にはローグかな。
典型的な凸凹コンビ(*´ω`)
40 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/26(土) 12:07 ID:OgmQgQQw
どっかの漫画ではないがWizもよさそうだな。
でもクルセ娘のタイプにもよらないか?
自分的に
MEプリかWizならディボ娘
GXクルセなら支援とか純粋クリアサとか。
SQなら殴りとかローグとか。
いや、なんとなくだが(´ω`;)
41 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/02/26(土) 17:19 ID:5yF0YRAM
悪ガキっぽいSノビ、とか思ってる俺は異端なんだろう
42 名前:
35
投稿日:2005/02/27(日) 00:09 ID:4AnqYQe.
>36
すまん・・・リアル忙しくて中々できない・・・。
一応少しずつやってるが推敲してみるたびにおかしいのがあるのも進行を妨げてる原因の一つ・・・。
出来次第すぐUPするよOTZ
43 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/03/02(水) 12:37 ID:/OvuE6E.
ギルメンのクルセ子に相談を持ちかけられた。
ク 「ホワイトデーのお返しといのは何がよいと思う?」
俺 「何でお前がそんな事するんだよ?」
ク 「いやな、バレンタインにチョコを貰ってしまってな」
俺 「何個よ?」
ク 「7個」
俺 「……もうお前とは口をきかんし、今から敵だ!」
ク 「なっ…!?」
44 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/03/02(水) 16:52 ID:PlDBWPng
>43
詳しく。
やはりクルセ娘というのはそういうほうが「らしい」のでしょうか…?
当方>34だったりするわけですが、人にもらうと言うよりは、お互い交換のような形になってしまうので。
45 名前:
35
投稿日:2005/03/03(木) 00:59 ID:UehViPsU
何とか作れたので・・・行きます・・・。
題名は「ある少女の物語」です
といってもオレはもっぱらロムるだけなので書くのは全然ダメな人間です。っとあらかじめ断っておきますわ・・・。
まぁ少しでも楽しんでもらえたらいいかな?
46 名前:
ある少女の物語
投稿日:2005/03/03(木) 01:00 ID:UehViPsU
【プロローグ】
遥か昔の対戦の折に廃城となったグラストヘイム。その修道院の中にあるカタコンベでは一人の女聖堂騎士が彼女を取り囲んだ異形と剣を交えていた。
まだ顔には少女らしいあどけなさが残るがその目は研ぎ澄まされた刃の如く鋭く、獲物を探す鷹のようにもみえた。遠くで壁の一部が崩れ落ちる音が響いたのと同時に少女めがけて何匹かの異形が痺れを切らせて踊りかかった。次の瞬間、少女の放った凛とした裂帛の声が響き、飛び掛った異形たちのあげた断末魔の叫びが静まり返ったカタコンベに響き渡った。切り裂いた異形たちの返り血で紫色に染まりながらも少女はなおも愛剣を振るい周囲の異形を次々に葬り去って行く。しばらくするとカタコンベに普段の静けさが戻った。先ほどの少女以外は全て原形をとどめていなかった。しかし少女は油断無く臨戦態勢の構えを解くことも無く虚空をにらみ続けていた。その視線の先の空間が歪んだと思った瞬間、空間の歪みの中心より魔界の支配者の一人であるダークロードが現れた。
ダークロードは周囲を見渡し、そして目の前に立つ少女に目を向け、「汝か、わが眷属を倒せし強者は?」っと問いかけた。
その問いかけに対する少女の答えは剣撃。ギリギリで避け、中に浮かんだダークロードは再び問いかけを発した。
「汝がわが眷属を倒せし強者か?」
「そうよ、私が貴方の眷属を倒したわ。貴方を呼び出すためにね。」
そう答えると少女は軽い助走の後に跳躍し、一瞬でダークロードの肩の高さまで達した。
その人間離れした身体能力に一瞬スキを見せた瞬間を少女は見逃さなかった。
愛剣を王の肩に突き刺し、何か祈りのような歌を発した瞬間、ダークロードと少女は眩いばかりの光に包まれた。
【1】
どこまでも続く白い空間。またこの風景かと周囲に目をやろうとしたその矢先にどこからか声が聞こえてきた、どことなく懐かしい感じのする声色とともに・・・。
『あらあら、困りましたわね。また、傷だらけでお帰りですか。あらまぁ、綺麗な肌が傷だらけですわ。こんなに傷だらけでは折角のお肌も、お顔も台無しになってしまいしますわ。』
『確かに貴方は剣士ですがそれ以前に一人の女性なのですよ。このことは頭の片隅にとどめて置いてくださいませ・・・といっても貴方はまた傷だらけになって帰ってくるのでしょうけれど。』
声のした方を見ると一人の女司祭が無表情の剣士風の服装をした少女の傷の手当てをしながら語りかけた。
「何故、そこまで強くなろうとなさるのですか?さしさわりがなければ教えてくださいませんか?」
そう言って声の主は苦笑した。
「・・・・。」
しかし少女は相変わらず無表情のままじっと手当てが施される己の手を見続けるだけで質問に答えようとしない・・・。
あれは私だ。・・・幼い頃の私が手当てを受けている。ではこれは夢なのか・・・。
恐らく夢だろう、あの人はもうこの世にはいない・・・。私や修道院の世話を受けている子供達、そしてプロンテラに住む町の人を庇うために自らの命を代償に神聖魔法でも禁断とされた戦女神の降神を発動させたのだから・・・。
あの日からすでに5年の月日が流れている。
「相変わらず教えてくれないのですか?今日ぐらい教えてくださってもよろしいのではないでしょうか?」
そう苦笑しながらも手当てをする手を止めようともせず彼女は微笑みながら少女の言葉を待った。
大きめ傷には軽く消毒してからヒールの魔法を、かすり傷程度の傷には消毒をといった感じに手際よく手当てをしている。
この人は私が幼い頃から面倒を見てくれた孤児院の院長で教会内でもかなりの地位のある方だった。確か枢機卿の座とそれ以上の実力と功績を持っていたはずだし実に秘めた魔力はプロンテラ、いやルーンミッドガルド王国や隣国のシュワルツバルド共和国でも並ぶものがいないほどのものだといわれていた・・・。
だが教会上層部からも何度となく中枢への召喚命令がでていたにもかかわらず彼女は自ら命令を断り続けていた
その理由は彼女の死後に遺書で分かったが彼女自身が過去に犯した大罪を償うために孤児院を開き、私たちのような孤児の面倒を見続けてきたということだった・・・。
その罪がなんだったのか、彼女が命を落とした原因はなんだったのかを思い出そうと傍観者としての私が思考をめぐらしていると唐突に過去の私が呟いた。
「・・・私が強ければ孤児院の皆を・・・司祭様を守ってあげられるから・・・。」
突然の私の告白に彼女は大きく目を見開き、「あら・・・そういうことでしたの。」といいながら微笑を浮かべた。
そう、あの頃の私が力を追い求めてきたのは剣士としての自分が出来ること、即ち育ててもらったお礼にこの人と孤児院の皆を守りたいというものが心のどこかにあったからだ。
「お気持ちだけでも本当にうれしいのですよ。でも、貴方が焦ってしまう必要はありませんわ。貴方は貴方のペースでゆっくり実力を蓄えるべきなのですから。さて手当ては終わりました、他にまだ痛い所とかありませんか?」
彼女はそう尋ねてきた。
「・・・ありません。」
そうそっけなく私は答えそのまま扉を開けて外に飛び出していった。
そんな私の後ろ姿を見て彼女はよく苦笑を浮かべて見送るのだった。
47 名前:
ある少女の物語 2
投稿日:2005/03/03(木) 01:01 ID:UehViPsU
【1】
どこまでも続く白い空間。またこの風景かと周囲に目をやろうとしたその矢先にどこからか声が聞こえてきた、どことなく懐かしい感じのする声色とともに・・・。
『あらあら、困りましたわね。また、傷だらけでお帰りですか。あらまぁ、綺麗な肌が傷だらけですわ。こんなに傷だらけでは折角のお肌も、お顔も台無しになってしまいしますわ。』
『確かに貴方は剣士ですがそれ以前に一人の女性なのですよ。このことは頭の片隅にとどめて置いてくださいませ・・・といっても貴方はまた傷だらけになって帰ってくるのでしょうけれど。』
声のした方を見ると一人の女司祭が無表情の剣士風の服装をした少女の傷の手当てをしながら語りかけた。
「何故、そこまで強くなろうとなさるのですか?さしさわりがなければ教えてくださいませんか?」
そう言って声の主は苦笑した。
「・・・・。」
しかし少女は相変わらず無表情のままじっと手当てが施される己の手を見続けるだけで質問に答えようとしない・・・。
あれは私だ。・・・幼い頃の私が手当てを受けている。ではこれは夢なのか・・・。
恐らく夢だろう、あの人はもうこの世にはいない・・・。私や修道院の世話を受けている子供達、そしてプロンテラに住む町の人を庇うために自らの命を代償に神聖魔法でも禁断とされた戦女神の降神を発動させたのだから・・・。
あの日からすでに5年の月日が流れている。
「相変わらず教えてくれないのですか?今日ぐらい教えてくださってもよろしいのではないでしょうか?」
そう苦笑しながらも手当てをする手を止めようともせず彼女は微笑みながら少女の言葉を待った。
大きめ傷には軽く消毒してからヒールの魔法を、かすり傷程度の傷には消毒をといった感じに手際よく手当てをしている。
この人は私が幼い頃から面倒を見てくれた孤児院の院長で教会内でもかなりの地位のある方だった。確か枢機卿の座とそれ以上の実力と功績を持っていたはずだし実に秘めた魔力はプロンテラ、いやルーンミッドガルド王国や隣国のシュワルツバルド共和国でも並ぶものがいないほどのものだといわれていた・・・。
だが教会上層部からも何度となく中枢への召喚命令がでていたにもかかわらず彼女は自ら命令を断り続けていた
その理由は彼女の死後に遺書で分かったが彼女自身が過去に犯した大罪を償うために孤児院を開き、私たちのような孤児の面倒を見続けてきたということだった・・・。
その罪がなんだったのか、彼女が命を落とした原因はなんだったのかを思い出そうと傍観者としての私が思考をめぐらしていると唐突に過去の私が呟いた。
「・・・私が強ければ孤児院の皆を・・・司祭様を守ってあげられるから・・・。」
突然の私の告白に彼女は大きく目を見開き、「あら・・・そういうことでしたの。」といいながら微笑を浮かべた。
そう、あの頃の私が力を追い求めてきたのは剣士としての自分が出来ること、即ち育ててもらったお礼にこの人と孤児院の皆を守りたいというものが心のどこかにあったからだ。
「お気持ちだけでも本当にうれしいのですよ。でも、貴方が焦ってしまう必要はありませんわ。貴方は貴方のペースでゆっくり実力を蓄えるべきなのですから。さて手当ては終わりました、他にまだ痛い所とかありませんか?」
彼女はそう尋ねてきた。
「・・・ありません。」
そうそっけなく私は答えそのまま扉を開けて外に飛び出していった。
そんな私の後ろ姿を見て彼女はよく苦笑を浮かべて見送るのだった。
【2】
あの頃は彼女がいつもそういう風に笑っているのはその性格からだと思っていた。
どんなにつらい時も、苦しい時も笑顔だったし子供達が悪戯をして苦情をいいに来た人にも笑顔で迎えていた。
あの忌わしい日が起こらなければ恐らく私は彼女の笑顔しか知らなかっただろう、その笑顔に隠された真実を知りもしなかっただろう。
あれは私がクルセイダーとしての資格へ挑戦する実力がついた日だった。
その日は珍しくモンスターカードやスロットの着いた防具がたくさん出て私は少し浮かれていた。
狩りを切り上げ町に戻り収集品やいらない装備を清算し、修道院に戻ろうとプロンテラの中央にある噴水そばを通り抜けようとした矢先、噴水の少し上の所に突如威圧的な存在を感じ振り返った瞬間、周囲に大量のモンスターが現れた。後にバフォメット襲撃事件と呼ばれた大惨事の始まりだった。
名のある冒険者達がバフォメットや奴が呼び出した魔物と戦っている姿を横目に私は急いで修道院へと急いだ。
もう少しで修道院というところで目の前に巨大な黒い影が立ちはだかった。
漆黒の武具を身に纏い、夜の闇のように黒い巨大な馬に跨り、無慈悲な刃で人々の命の灯を摘み取る者、深淵の騎士そのものだった。
そしてその背後には見たことも無い魔物達。両手剣を手にしたリビングアーマーや己の信ずる邪神にその身を捧げた司祭、そして両手に錆びついたサーベルを持った重騎士姿の死人。
それらは具現するや否や周囲の人々に襲い掛かってきた。
彼らの怒涛の攻撃を辛うじて受け流しながらも徐々に傷ついていく私の脳裏には死の恐怖がよぎり、ついに恐怖を耐え切れずに目を閉じた。そんな私を見て歓喜の笑みを浮かべ、止めの一撃を咥えようとした深淵の騎士が突然現れた青い光に包まれ消滅した。
一瞬、時が止まった様にその場が静まった。誰しもが戦うことを忘れ、光を放った人物を見つめた。
私はゆっくりと目を開き、まだ自分が生きているという事に気がついた。人の気配を感じはっと背後を振り返ると目の前に美しい羽根飾りをつけたサークレットを戴き、手には見たことも無い魔石がたくさん埋め込まれた槍を持ち、白い戦衣を着ている以外はいつも通りの司祭様が優しい笑顔を称えてそこにいた。
そのままの体勢で一瞬にしてその場にいる全てのモンスターを消滅させて彼女は私に修道院に向かうようにいうと中央の噴水へと向かっていった。
普段の私なら彼女の言うとおり、修道院に向かっただろうがそのときは嫌な予感がしたのでしばらくの躊躇の後、噴水の方に走り出していた。
頭の中では剣士としての勘が盛んに警鐘を鳴らしていたがあえて無視した。
噴水前についた私の目に飛び込んできたのは噴水の前に倒れているたくさんの冒険者の亡骸と愛用の鎌を杖にしても立っていられるのがやっとという状態のバフォメット、そしてその前で彫像のように立っているいつもの司祭様だった。
私の姿を見るやバフォメットは新手と勘違いしたのか空間転移の術を使い何処かへと消え去った。
ほっとしたのも束の間、嫌な予感が消えていないことに気がつき急いで司祭様の許に駆け寄ると司祭様はこちらを見ずに私に対して話しかけてきた。
「まもなく私の魂は大神オーディン様の御下に旅立ちます。そしてこの身は滅びるでしょう・・・。ですが心は常に貴方達の傍にあり、貴方達を護り続けるでしょう。ですから、どうか己の心を折らずに目標を果たして下さい。」
その言葉を聴いた時、私は何を言われたのか最初理解できずにいた。しかし、徐々に青く輝きだした司祭様を見ているうちに止まっていた時間が動き出すように言葉を理解し、そして悟った。私の夢はもう果たせないということを・・・。
48 名前:
ある少女の物語 3
投稿日:2005/03/03(木) 01:03 ID:UehViPsU
ふと視界がぼやけているように見えた。しかし、頬を流れる熱い雫を感じそれが涙と分かった。その瞬間目の前で司祭様は青い輝きに包まれ視界全体が青い輝きに覆われた。光が去ると司祭様がいた場所には小さな青い宝珠がはめられたロザリオが一つ転がっていた。
その場で私は崩れ落ち初めて心の奥底から声を上げて泣き続けた。漸く涙も枯れたのかはたまた泣き疲れたのか、泣くことをやめた私はそれをスカートのポケットにしまい、ゆっくりと孤児院へ泣き腫らした顔で戻り、私にあてがわれた部屋に入ると部屋の数少ない机の上に一通の手紙が置かれていることに気がついた。差出人の名を見て驚き慌てて開封し中に目を通した私の目から枯れたはずの涙が再びあふれ出た。手紙にはこう書かれていた・・・
『貴女がこれを見ている時、私はもうこの世にはいないということでしょう・・・。ご存知の通り、私は今日まで修道院で孤児だった子供達を引き取っては面倒を見てまいりました。
貴女は以前、私に聞かれましたね?何故私が孤児院を開いたのかと・・・。その時は私が過去に犯した大罪を償うためだと答えたと思います。
これから私は貴方に本当のことをお話します。以前、私は一人の聖騎士と共に時間をすごしていました。しかし、彼は魔族との間に勃発した大戦で私を庇い帰らぬ人となってしまいました。彼を失った喪失感と悲しみにくれた私は様々な方法を試して彼を蘇らせようとしました。
でもどんなにがんばっても彼は戻ってきません・・・、ついに私は禁断の闇魔術に手を染めかけました・・・。その時、私を救ったのは大戦前に彼との間に出来た赤ん坊だったあなたの浮かべた無垢な笑顔でした。
その笑顔を見た瞬間、私は自らの愚かさと犯した大罪を知りました。その日以来、私は孤児院を開き、子供達の世話を始めました。少しでも自らの犯した大罪を償うためにも・・・。
今としてはそれも自らの罪への意識を誤魔化す為の行為だったのかもしれません。でも毎日が本当に楽しかった・・・。貴方達の取る行動一つ一つが私の罪を消してくれるようでした。貴方達がいたから私は道を間違えずにすみました。そして、禁断の秘術である『戦乙女降臨』を使う決意を固められました。
私がいなくなっても年長組が中心になって孤児院の皆をまとめて下されば運営できるように教会に対して手配しておきました。
最後になりますが本当に楽しく充実した15年間をありがとうございました。どうか愚かな母を許してください。そしていつまでも・・・いつまでもお元気で・・・。』
最後の部分は字が涙で滲んでしまいよく読めなかった。
その後、数年間司祭様のいない、慣れぬ生活に四苦八苦した。いつも司祭様がしてきたことを独学で行うのだ・・・、当然ながら失敗も多かった。だが徐々に孤児院経営も軌道に乗り一段落が着いたように思えた頃、私はマスタークルセイダー率いる聖堂騎士団に歴代のクルセイダーの中でも類稀な才能を持つ者いう肩書きをもって迎えられた。その後はクルセイダーとして各地の様々な魔物の討伐に赴き、ユミルの書に目を通すことが出来る資格を得た。
転生の日を向かえた私はヴァルキリーの間へと進んだ。そこで私が目にしたのはヴァルキリーの姿をした司祭様の姿だった。彼女は今、転生者として資格を得た者が進むべき道を示す役目を負っているということ。そして私がクルセイダーとして転生する資格を得たことを喜ばしく思うということも・・・。再会の喜びに浸りながらも告げられた事実に驚く私を転生の間へと案内した。そして魔法陣の真ん中に私を立たせ、転生の儀の呪文を詠唱し始めた。その声を聞くや否や私の意識は徐々に薄れていった。最後に見たのは優しい母親としての微笑みを浮かべた生前の司祭様と写真でしか見たことの無い彼女の恋人、即ち私の父の姿と母に抱かれた赤ん坊の私の姿だった。
【3】
気がつくとプロンテラの孤児院のベッドに私は横たわっていた。頬には涙の跡が残り、目は泣き腫らした跡のように真っ赤だった。周囲には司祭様や孤児院に身を置くものが集まり心配そうに私を見つめていた。転生の儀式は成功だった・・・。
唯一、時間軸がずれてしまい、私が剣士の頃、司祭様健在だった頃に降り立ってしまったこと意外は・・・。
司祭様が私に意識が戻った事に気がつき、幼い子達を宥めながら部屋から連れ出した。一人になったことを確認してからベッドから出て、寝間着を脱ぎ、全身を清めた。それからベッドの傍に立てかけてあった剣と畳まれてあったいつの剣士の制服を纏い、部屋の外へと出た。食堂に出ると既に昼食の準備で司祭様や年長組が大忙しだった。そんないつもの光景を見ながら「何か手伝うことは無いですか?」と司祭様に尋ねると「昼食が出来るまで年少組のお世話をお願いしますね。」と言われた。
正直、私は職務柄子供の扱いに慣れていない。ならばこれは司祭様からの私への寝坊に対する罰なのだと割り切った。それからしばらく子供達の相手をしていると昼食の準備ができたとの知らせがきたので彼らを食堂まで連れて行き皆で食事を取った。それから業務の魔物討伐に出かけるために孤児院から出ると空は良く晴れ渡り、既に太陽は中天より少し西寄りにあった。絶好の狩り日和なのだがなぜか脳裏を2週間後に起こる惨事の記憶がよぎった・・・。だがそんな自分に対して今の自分はあの時の自分では無いと自嘲しつつ、本日の狩場であるプロンテラ北部にある迷宮の森へと足を向けた。・・・あの時の誓いを得るために・・・。
49 名前:
ある少女の物語 4
投稿日:2005/03/03(木) 01:03 ID:UehViPsU
【4】
場所は戻ってカタコンベ、先ほどまでの死闘はまるで嘘だったのかのような静けさがあたりを支配していた。そんな中ダークロードは驚きに支配されていた。自らの体の自由は利かず目の前にはか弱いゴミのような存在、人間のしかも子供が自分に向けて剣を喉許に当てて立っている。これは悪夢だろうか・・・悪夢なら覚めろ!そう強く念じたものの現実だった。ふと脳裏にライバルのバフォメットが一人の人間に敗れたという事件があったのを思い出した。
(奴の言葉では相手は人間の子供で剣を巧みに使い、神の奇跡を操り、そして人々から神域の守護者と呼ばれ讃えられているという。特徴は胸もとの青い宝珠のはめ込まれた金色の十字架・・・)
ようやく少女がその神域の守護者という事実に気がついたときには既にダークロードの意識は魔界へと旅立っていった・・・。
後にプロンテラ大聖堂横に建てられたミッドガルド王国聖堂騎士団歴代団長碑の中に数少ない女性騎士団長の名が記されている。その名前の前には二つの通り名が刻まれていた。『神域の守護者』と『魔王狩りの聖女』と・・・。
50 名前:
35
投稿日:2005/03/03(木) 01:04 ID:UehViPsU
以上です・・・。
正直腐った文章書いてごめんなさい・・・。
また見るだけにモドリマス・・・」
風呂場| λ......
51 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/03/07(月) 19:55 ID:yb9TcHHg
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~akemino/upload/mmobbs/files/767.gif
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~akemino/upload/mmobbs/files/768.gif
お前ら、お待ちかねのパラディン子のグラフィックが来ましたよ。
・・・座りポーズがヤバ過ぎる(*´д`)
52 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/03/07(月) 20:10 ID:H67FWlcQ
>>51
死にポーズもかなりきわどいね・・・(*´∀`)
53 名前:
名無しさん(*´Д`)ハァハァ
投稿日:2005/03/07(月) 20:22 ID:Yj2anGuY
徒歩座りがロザリを握り締めてるのか?!?!?(*゚∀゚)=3
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