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自分の使っているキャラに設定を付けたりして萌え燃えするスレ

[65:52(2005/07/24(日) 02:04:06 ID:obQy.IV6)]
52です
ここに書き込んだ以上報告せねばなるまいと参りました。
つい先ほど件のBS娘が息を引き取りました。

あの後も狩をする傍ら、狩で収入を得ては武器作成の修行をし、その際に完成したものは知人へ感謝を込めて提供していました。
傍目には「なにもそんなに懸命にならなくても」と映っていたようでした。
なぜ懸命だったかは言うまでもないでしょう、彼女は誰にも真実は話してなかったようですが。
そんな日々を過ごすうち、いつしか製造としては一流を名乗れる技術を身に着けていました。
自分の露店に初めて並べた自作の武器、それが売れたときはそれまでの人生で最高に幸せな瞬間だった、そう言っていました。
それ以降、わずかとはいえ常連客になってくれた人もいたようでした。
「少しずつ名前を知ってもらっている」、そう実感していた矢先でした・・・・・・。


↓以下、知り合いのケミさんの話です↓

彼女はいつもの場所でいつものように露店を立てていました。
私もその隣で露店を立て、いつものように他愛無い話をしてたんです・・・。
何も変わらない、いつもの日常。今日もそんな日だと思ってたのに・・・。
突然、彼女が胸を押さえて苦しみだしたんです。
一瞬何が起こったのか分からず、ただ苦しむ彼女を見つめていました。周りの人たちもそうでした・・・。
その時、少し前に聞いたある噂を思い出したんです。
―――『名前を残したいって言う不治の病のBS娘がいるらしいぜ』―――
まさかとは思いました、まさか、彼女がその―――!?
私は露店を置き去りにし、周りの人に手伝ってもらいながら彼女を彼女の家へ運びました。
医療に詳しい方にも来てもらいましたが、「そう長くはないだろう」そう言われました。(やっぱり彼女が・・・。)
「ねぇ・・・、どうして本当のことを言ってくれなかったの?」彼女に問わずにはいられませんでした。
「だって・・・誰にもどうしようもないことだったんだもの・・・。 変に心配とかかけたくなかったから・・・。」
そんな彼女らしい気遣いが嬉しく、そして悲しい気持ちでした。
「馬鹿ね・・・、友達なんだから・・・そんなこと・・・気に・・・しなくてもいいのに」
「・・・そうね、そうだったかもしれないわね・・・、・・・ごめんね、ずっと・・・黙ってて」
二人とも涙があふれていました。きっと気付かなかった後悔、そして黙っていた罪悪感から・・・。
いつしか多くの人が来ていました。彼女や私の友人知人、彼女の武器を愛用してくれている人、彼女の露店の常連客・・・。

「私のこと、忘れないでね・・・」
それが彼女の最期の言葉でした。
(これだけの人があなたを愛してるのよ、忘れるわけ無いじゃない・・・)

↑       ↑

もしあなたの持っている武器の名前が消えていたら、それは彼女の作ったもだったのかもしれません・・・。

だらだらと失礼しました。そして文才も無い、と・・・。
改めて吊って・・・いえ、むしろ斬ってきます  _| ̄|__..........○


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