【アラームたん】時計塔物語 in萌え板【12歳】
[237:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/03/05(日) 03:19:34 ID:MRYoFA0M)]
無理やり233氏の拡張を試みる。
駄文のうえ、すまぬがライドワード視点ってことで。
「ないよなぁ、そんなこと。ハァ、俺、なに考えてんだアラーム相手に…」
そういって荒武は照れ笑いをした。
「ないない。絶対ない」私もつられて軽く笑った。
カタブツの彼からこんな話を聞くことも、まして照れ笑いなんて、本当に珍しい。
「…でも絶対とは言いきれないかもしれないわね。アラームも女の子だもの。
誰かを好きになるかもしれないし、好きだって気付いたら―」
(伝えたい…て思うよね。知識が幾らあっても、その想いを表現するには足りない。
それをたった一言に、『だいすき』だなんて、まっすぐで、アラームらしいじゃない?
…私もそう伝えられれば…)
・・・て、私はなにを言っているのだろう。
いつの間にやら自分のコトも重ねて、いらんことまで口走って…。
どこまで喋ってしまったのか考えているうちに自分が紅潮してるのに気付いた。
やばい、と思って荒武のほうを見たときには怪訝そうな顔でこっちを向いていた。
なんとも気まずく沈黙してしまった私。それを破るようにして荒武が一言。
「はぁ…よくわかんねぇな、なに言ってるんだ、オマエ?」
私は反射的に噛み付いてた。恥ずかし紛れがほとんどだったけど、
荒武の鈍さにいらついたのがちょっとだけ混じっていた。
それもまた恥ずかしさを増幅させたので、もう2〜3噛みほど余計にしとく、おまけだ。
「いてててててててッ なにをするっ!」
後ろでかすかにそんな声が聞こえたと思ったけど、かまわずその場を離脱した。
いつもより気持ち、ちょっと早めなのはたぶん私の気のせいだ。
今日の時計塔はいつもよりも平和だった。
だからそんな談笑もしたし、荒武も私もきっとそれに呆けてしまったのだろう。
きっとそうに違いない。いや、そうに決まっている、私の知識がそう決めたッ!
たいたいアラームが不可思議なんだ、あの子の周りでは私の絶対である知識が歪む。
でもそれがちょっとだけ新鮮で心地よかった。
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