Wizぽんと愉快な仲間たち 5ぽん目
[1:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/07/01(金) 01:33:38 ID:WZjHr2UI)]
へたれで女顔、火力は高いけど腕っぷしはからっきしなWizぽん。
そして回りを取り巻くえちぃな人や、ダメな人。ネタな人。
そんなWizぽんワールドに浸かりたい人の為のスレッドです。
テンプレは>>2辺り。
[27:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/07/20(水) 16:31:27 ID:dE2LTlPc)]
そうこうしてるうちに、静寂があたりを包み込むイグドラシルの泉へ到着した一行
巨大な根のようなものが道となり、あたり一面を覆う泉。
ところどころに不思議な滝があってそこからの水しぶきが霧となってあたりに立ち込めていました。
そして、すこし離れたところにそびえたつ大きな樹、間違いなくあれが
世界樹と呼ばれるイグドラシルの樹でしょう。
「すごい・・・。これが・・・イグドラシルの泉。」
悪魔プリがあたりを見渡しながらいいます。
「なんだか、いるだけで元気になるみたいね・・・。」
騎士子姉さんも目を瞑って深呼吸します。
「全ての始まりは、このイグドラシルの樹から、って言われています。
そして今この時があるのも、この樹のおかげだと考える人がたくさんいます。
この樹は、今も全ての生命の源なんです。」
アコさんが優しい口調で説明します。
「それで、魔物たちはこの樹を切り倒して世界を滅ぼそうとしているのね・・・。」
騎士子姉さんがいつか、WIZぽんと騎士子たんが彷徨う者にさらわれ、
LODと戦った時のことを思いだします。
(たしかあの時の話だと、マリーちゃんの破鏡刀はこの樹を切る力があるとか言ってたわね・・・。)
「こりゃ、植物とは思えん大きさやな〜。
こんなもん切り倒そうなんて、想像もつかんわ。」
すみやんがイグドラシルの樹を見上げていいます。
先頭を行ったクルセ隊長がひざまずいて片手で泉の水をすくい飲んでみました。
「これは・・・不思議な水だ。どうして見た目はただの水だが、
なにか不思議な力が込められているような気がする。」
DOP君とアコさんも同じようにして水を口に含みました。
ニブルヘイムへと続く道をそれて、イグドラシルの幹へ続く根を歩いていく一行
近づけば近づくほど、それは大きなビルのような木でした。
みると、その一箇所に粗末なはしごがかけてあり、
それは一番低い枝−とはいっても十数メートルはありますが−まで伸びていました。
「あのはしごは?」
隊長が淫徒プリの通訳で、ついてきたウータン族に尋ねます。
「ああ、あそこから毎日少しずつ葉を摘んで、貿易材料にしているらしい。」
淫徒プリがそっけなく言いました。
「葉ならこの泉を覆い尽くすほどあるのに、あんなはしご1つ分しかとらないのか?」
隊長がさらに尋ねます。
「あの1本分だけあれば、村の者全員が食べていけるだけの商売になるらしいぜ。」
肩をすくめて答える淫徒プリ
「あんまり採りすぎるのもよくないだろうが、
せめてあと10本くらい増やせば、ウンバラももっと繁栄すると思うんだが・・・。」
隊長が考え込んでいいました。
「そうよね〜、1本で村民みんなが暮らせるほどの恵みがあるんだから・・・。」
騎士子姉さんも同意します。
「本当に、丈夫そうな幹ですね・・・。」
アコさんが幹に手をあてて言いました。
そして、ごつごつした幹の皮をひとかけらパキンとちぎってしまいました。
わずかに光る粉が飛んで宙に消えていきます。
「あ、ちょっとアコさん!」
それをみた騎士子姉さんがアコさんを注意します。
「自然は大切に!
それもこんな大事な木をはがしちゃだめでしょ〜。」
「わ、あ・・・ごめんなさい。」
びっくりしたように木の欠片をもったまま両手で口を押さえるアコさん
その後も、イグドラシルの泉を探索する一行
ひとりついてきたウータン族だけが、心配そうな表情を浮かべていました。
「よし、ひとまず調査はここまでだ。」
また木の幹のところへ戻ってくると隊長がいいました。
「みたところ、本当に不思議な木だ。
できれば、ウータン族にも許可をもらって少し開発したいところなんだが・・・。」
そういうと淫徒プリを見る隊長。
すかさず今の内容をウータン族に伝える淫徒プリ
すると、ウータン族はなにやらもごもごいいつつも
その様子からどうやら拒んでいるようなのだとわかりました。
「うーむ・・・困ったなぁ。
まぁ、とりあえずキャンプに帰ろう。」
そういうとみんなを率いてウンバラへ戻る隊長
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この辺ちょっとバックグラウンド作りなんで(´・ω:::.....
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