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◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆

[48:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/04/06(木) 02:49:04 ID:I4U1emsw)]
 宿の二人用の部屋。時は夜になったばかり。カーテンは閉められている。
 小さなランプが、同じベッドの上にいるプリーストとクルセイダーの横
顔を照らしていた。
 シングルのベッドは男二人が乗ると狭い。
 けれど、ダブルの部屋に止まるのは、いつもクルセイダーが良しとしな
いのだ。
 昨今、男二人でダブルを取っても大丈夫な宿は幾らでもあるのに、とプ
リーストは思っているがまだ口にしていない――真っ赤になったクルセイ
ダーに怒られるのをわかっているから。
 寝間着の前をはだけさせ、プリーストは相手の乳首を舐め、もう片方を
手で弄る。
 されてる側のクルセイダーは男同士のこういった行為にまだ不慣れだ。
体を硬くして、大人しくしている。
 わざと音を立てて舐っても、指で強くひねりあげても、クルセイダーの
反応は悪い。
 対して、プリーストの興奮度は確実に上がっていた。
「やべっ。もううずいてきた」
 後孔がクルセイダーを求めている。
 けれど、クルセイダーの下半身はまだ乗り気ではないようだ。
 布越しに触っても、まださほど硬くない。
 胸元への愛撫をそのままに、プリーストは手をクルセイダーのズボンの
中に滑りこませた。
 直接刺激をしても、クルセイダーは声一つあげない。
 それでも、己にこの行為を許しているのは、自分を好いてくれている証
拠だと、プリーストは信じている。
 クルセイダーは少し困った顔をしてこちらを見ている。その顔にあるの
はとまどいで、けして嫌悪ではない。
「お前ってむちゃくちゃ感度悪い?」
 上目使いでプリーストはクルセイダーを見上げた。
「なっ」
 驚愕と羞恥で顔を赤らめるクルセイダーをプリーストは初々しいと、そ
して愛しいと感じる。
「俺、それなりに経験あるし、結構上手いと思うんだけどなぁ」
と、プリーストは下肢に這わせていた手を引っ込める。そして一気にクル
セイダーのズボンを引き下ろした。
「しょうがない。不遜だが……」
「よせ、おい!」
 クルセイダーの静止の声などなんのその。プリーストは頭をクルセイ
ダーの股間に埋めた。
 次にクルセイダーが感じたのはぬらりとした感触。
 頭を寄せ、プリーストが舌でクルセイダーを刺激していく。
「ぅ、あ……」
 すっぽりと口内に収められて、やっとうめき声がクルセイダーの口から
漏れた。
 プリーストが満足げに目を細める。
 口と手で、プリーストは愛しい人に愛撫を繰り返す。時間をかけて丹念
に、丹念に。と同時に、彼は自分で自分の秘孔を解す。
 ぴちゃぴちゃぐちゅぐちゅと濡れる音さえ、プリーストにとっては良い
刺激になった。
 既に理性の鎖などすり切れている。
 我慢も限界だ。
「あー、もう限界! さっさとやるぞ」
 そういうと、クルセイダーにまたがり、そこそこ硬くなった彼の先に己
の後孔を押し当てる。
 ゆっくりと体を沈める自分の腰を怖々と支えるクルセイダーの腕が、嬉
しかった。
「ん……、良いよ。支えるよりも、引き寄せて」
 そう訴えると、クルセイダーは眉根を寄せた。しかし視線で促せば、腰
を掴んで一気に引き下ろしてくれた。
 解れた内部は易々とクルセイダーを全て飲み込む。
 衝撃に合わせて、プリーストがクルセイダーを締め付ける。相手の体が
微かに震えた。クルセイダーが返したそのわずかな反応が堪らなく嬉しい。
 キスをねだれば、クルセイダーは実直にキスをしてくれる。プリースト
への愛撫が少ないのは、男女関係なく性交渉の経験がほとんどないからだ
ろう。
 高ぶった己を引き締まった下腹部に擦りつけながら、プリーストは腰を
振る。
 何度も何度も何度も……。
 自分の快感を求めるとともに、相手をイかせようと。


 ランプの油は随分と減っていた。
 もう、深夜というより夜明け前に近い。
 プリーストはクルセイダーの顔にがしと両の手を添えた。
「お前、VIT型でも感度悪すぎ! もうちょっとなんとかしろよ」
 内股をとろりと流れる精液は、ついさっき、やっと一回イったクルセイ
ダーのものだ。
 プリーストの言い分に、クルセイダーは困り顔だ。そもそもVIT型という
のは関係あるのだろうか?
「なんとかって……。別にお前が嫌いなわけじゃない。これは体質だ。ど
うにもできん。相手が女でもお前でも変わらないんだ」
 やれるもんなら、やってみろ。と返したところ、
 プリーストはにんまりと笑った。
「そうか、そうか。その言葉後悔するなよ」
 後日、あるとあらゆる怪しげな薬を試されることになることを、クルセ
イダーはまだ知らない。

END


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