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悪ケミハウスで4箱目
- 369 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/11/22(月) 21:56:00 ID:9tcz7aCo
- 悪ケミ「いっえーい!」
バフォJr.「……今日は一段と冷えるな」
悪プリ「おお わるけみよ しんでしまうとは なさけない」
悪ケミ「死んでないわよっ!」
騎士子「あんた達、寒いのに元気ね……」
悪ケミ「出たわね、妖怪万年冷え性!!」
騎士子「誰が妖怪よ! それに冷え性は悪プリの方でしょ」
悪プリ「う……何で知ってるのよ!?」
騎士子「それは騎士男が……
騎士男「呼ばれて飛び出てジャカジャカジャン! マイスイートハニーが温m……
騎士子「はいはい、MB、MB」
悪ケミ「汚い花火……ね」
悪プリ「ま、平気でしょ」
- 370 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/13(日) 13:51:29 ID:f1w.79gA
- 騎士男「さて、このカカオの山を悪ケミたんの所に届けなくては」
- 371 名前:悪ケミ×TheSign 1 0/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:17:41 ID:/X9/1ZMg
- 悪ケミ × The Sign クエスト
※注意
・一部にThe Sign クエストのネタバレを含みます
・悪ケミパワーで正規ルートをかなり無視したりしてます
・R化以前に書いたものです
- 372 名前:悪ケミ×TheSign 1 1/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:18:10 ID:/X9/1ZMg
- プロンテラ:悪ケミハウス
バフォJr.「うーむ、神の涙、神の涙……」
悪ケミ「古い巻き物なんか引っ張り出してどうしたの?」
バフォJr.「ああ、主殿。起きられたか」
悪ケミ「……」
バフォJr.(……まだ転生失敗のショックを引きずっておるな)
悪ケミ「……」
バフォJr.「実はな、主殿が転生できる方法について考えていたのだ」
悪ケミ「……えっ?」
バフォJr.「今調べている『神の涙』と呼ばれる物が、どうも関係があるらしい」
悪ケミ「それがあれば、転生……できるの?」
バフォJr.「それだけで、という訳ではないが、重要な鍵だ」
悪ケミ「本当に?」
バフォJr.「む?」
悪ケミ「本当に、転生できるのね?」
バフォJr.「ああ、そうだ」
悪ケミ「や、やったぁぁぁぁぁぁ(グゥゥゥ)ぁ……」
バフォJr.「主殿?」
悪ケミ「……おなか、空いた」
- 373 名前:悪ケミ×TheSign 1 2/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:18:39 ID:/X9/1ZMg
- バフォJr.「うむ……だがしかし、今は食材がないな」
悪ケミ「ハーブは?」
バフォJr.「あるにはあるが、流石にそれで腹は膨れまい」
悪ケミ「こうなったら最終手段ね」
バフォJr.「なっ、主殿?」
騎士子「なーにプラントボトル飲もうとしてるのよ……」
バフォJr.「騎士子殿!」
悪ケミ「きた! 救世主きた! これでかつる!」
騎士子「救世主って……」
悪ケミ「何か、食べる物をよこしなさい」
騎士子「えーと、イモくらいならあるけど……」
悪ケミ「ヒャッハー! イモだ、イモだー!」
騎士子(ねぇ、子バフォ。あれから悪ケミは大丈夫なの? ……頭とか)
バフォJr.(い、いや、何分久々の食事なもので……)
悪ケミ「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」
騎士子「もうちょっとお行儀よく食べなさい」
悪ケミ「ハフッ……おモゴッか…すモグてっ、ハムッよ!」
騎士子「ちゃんと飲み込んでから喋りなさいよ……」
バフォJr.「……すまぬ」
- 374 名前:悪ケミ×TheSign 1 3/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:19:12 ID:/X9/1ZMg
- 騎士子「それで、転生について何か進展はあったの?」
バフォJr.「まだ確実とは言えぬが、有力なヒントを得た所だ」
騎士子「ふーん」
悪ケミ「ハムッハム……ウッ」
バフォJr.「主殿!?」
悪ケミ「……ッ…ッ! 〜〜っ!」
騎士子「はぁ、仕方ないわね……子バフォ、悪ケミの肩押さえてて」
バフォJr.「騎士子殿、どうされるのだ?」
騎士子「このバカに、背中から喝を入れてあげるのよ」
バフォJr.「騎士子殿!」
騎士子「何?」
バフォJr.「ボウリングバッシュではなく、ただのバッシュで頼むぞ」
騎士子「あっ……そうね。うん、それじゃいくわよ……バァァッシュ!!!(ドゴーン」
悪ケミ「……ッ!! ゲホッゲホ」
バフォJr.「主殿、しっかりされよ」
悪ケミ「ハァ、ハァ……おっ…おかわり……」
バフォJr.「……」
騎士子「あんたねぇ……」
悪ケミ「だって、この前ご馳走してくれるって言ったじゃない!」
騎士子「あーあ、分かったわ。今夜、うちに来なさい」
バフォJr.「よいのか?」
騎士子「約束は約束だし、料理くらい用意させるわよ」
悪ケミ「やった!」
- 375 名前:悪ケミ×TheSign 1 4/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:19:51 ID:/X9/1ZMg
- 騎士子宅
悪ケミ「騎士子、来たわよ!」
剣士男「悪ケミさんお久しぶりです」
悪ケミ「究極の料理とやら食べに来てやったわよ」
バフォJr.「主殿、招かれた側としてその言い方は……」
剣士男「いえいえ、腕によりをかけて作ったので沢山食べていってください」
悪ケミ「そういうことよ、Jr。それじゃ、邪魔するわね」
ドジケミ「師匠ー! こんばんは」
悪ケミ「って、なんであんたがここにいる訳?」
ドジケミ「剣士男さんからお食事に誘われたんです」
悪ケミ「あ、そう……」
- 376 名前:悪ケミ×TheSign 1 5/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:20:12 ID:/X9/1ZMg
- 騎士子「来たわね、悪ケミ。さあ、食べましょう」
悪ケミ「……」
バフォJr.「……む、どうしたのだ主殿?」
悪ケミ「確かに食べたいって言ったのは私だけど、
こうもあっさり叶うと、逆に食べ辛いというか……」
騎士子「普段から悪い事ばかり考えてるからでしょ」
悪ケミ「……」
騎士子「いいから、早く食べなさい。あんたのために作ったのよ」
ドジケミ「師匠、食べましょう!」
悪ケミ「う、うん……いただきます」
- 377 名前:悪ケミ×TheSign 1 6/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:20:41 ID:/X9/1ZMg
- イズルード風海藻と触手のサラダべと液添え
悪ケミ「すごいサラダね……」
剣士男「イズルードでは昔からヒドラの触手が一般的な食材だったらしいですよ」
悪ケミ「へぇ、あの触手が……べと液と……」
騎士子「悪ケミ、今変なこと考えてたでしょ?」
悪ケミ「べ、べつに本気でプラントボトルを食材にしようなんて……」
バフォJr.「先程も試そうとしていたではないか」
騎士子「へ、食材?」
悪ケミ「そうよ、食材よ。騎士子、まさか別の変な事を考えていたんじゃ……」
騎士子「べ、べつに触手がべと液でエッチな事とか考えて無いわよ!」
剣士男(思いっきり言ってるよ、姉ちゃん……)
悪ケミ「騎士子のスケベー」
騎士子「ああっ、もう……コ、コノスープオイシイナー」
- 378 名前:悪ケミ×TheSign 1 7/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:22:07 ID:/X9/1ZMg
- プロンテラ風いもとニンジンとカボチャのポタージュ
悪ケミ「さっきから騎士子の様子がおかしいけど、どうしたのかしら?」
パフォJr.「我輩には、あの飲み物が原因に見えるが……」
悪ケミ「ドジケミ、騎士子の飲み物に何入れたのよ?」
ドジケミ「何って、ウォツカをバーサークポーションで割っただけですよー?」
悪ケミ「さすが私の弟子ね。おかげで騎士子のいい表情が撮れたわ」
騎士子「なんてモノ入れてくれるのよ、まったく……」
ドジケミ「ちなみに師匠のは緑ポとラムです。師匠、緑ハーブ好きでしたよね?」
パフォJr.(別に好きなのではなくて、それしか食べる物が……)
悪ケミ「食物繊維が一杯でキャベツ4個分入ってそうな色ね。
でも、緑ポにしては黄色過ぎるような……」
ドジケミ「流石、師匠! 実は、緑ポが無かったので黄ポと青ポから作りました!」
パフォJr.「……」
悪ケミ「……私が封印した本、勝手に見たでしょ」
ドジケミ「あ、やっぱりバレてた……」
悪ケミ「……」
- 379 名前:悪ケミ×TheSign 1 8/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:22:41 ID:/X9/1ZMg
- ゲフェン風ブルージェムストーンエルニウム窯焼きパン
騎士子「ところで、転生の方はどうなったのかしら?」
悪ケミ「そうだバフォJr.、どうやったら転生できるようになるの?」
パフォJr.「うむ、まずは神の涙というものを手に入れる必要があるらしい」
悪ケミ「なにそれ、名前も聞いたことが無いわ」
パフォJr.「今分かっているのは、それがこの国のどこかにあるということだけだ」
悪ケミ「それじゃ探しようがないじゃない」
パフォJr.「まあそうなのだが、騎士子殿は何か存じておらぬか?」
騎士子「知ってるも何も……持ってるわよ」
悪ケミ「へ!?」
パフォJr.「なんと……」
騎士子「神の涙って『スタージュエル』のことでしょ?」
- 380 名前:悪ケミ×TheSign 1 9/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:23:31 ID:/X9/1ZMg
- モロク風ミノタウルスのフィレ肉とハーブのステーキ
騎士子「ほら、これがスタージュエルよ」
ドジケミ「綺麗な宝石ですね……」
パフォJr.「これが神の涙か」
悪ケミ「これ、どこで手に入れたの?」
騎士子「ある人に調査を頼まれたのよ」
悪ケミ「調査?」
騎士子「そう。それでこの宝石のかけらを貰って、修復してもらったの」
パフォJr.「そのかけらは一体、何方に貰ったのだ?」
騎士子「この国の各地にいる、色んな人ね」
- 381 名前:悪ケミ×TheSign 1 10/10 投稿日:2011/06/07(火) 16:23:57 ID:/X9/1ZMg
- ルティエ風イグドラシルの実とりんごのケーキ
悪ケミ「騎士子、その石ちょうだい!」
パフォJr.「主殿、いきなり何を!?」
騎士子「だめよ」
悪ケミ「そんなー……じゃあ、ください」
騎士子「言い方の問題じゃないって」
悪ケミ「ならば、出世払いで100Mまで払おう(キリッ」
騎士子「そうじゃなくて……」
悪ケミ「ええー……」
騎士子「私は調査を頼まれただけだから、これは借り物みたいなものなのよ」
悪ケミ「そうだ、その依頼主に会わせなさい!」
騎士子「え!?」
悪ケミ「悪の天才アルケミストであるこの私が、その石を調べてあげるわ!」
騎士子「うーん、まあ、確かに調査は行き詰っていたところだけど……」
悪ケミ「なら、丁度いいわ」
騎士子「分かったわ、明日行きましょう」
- 382 名前:悪ケミ×TheSign 1 11/10+1 おまケミスト 投稿日:2011/06/07(火) 16:25:20 ID:/X9/1ZMg
- 騎士子宅:台所
剣士男「はぁ……久々に出番があると思ったけどほとんど無かったよ」
ドジケミ「私も師匠ともっとお話したいのに……」
ボンゴン「君達は台詞があっただけマシじゃないか」
剣士男「まったく、こうして僕たちが食器を洗っているというのに、姉ちゃんは……」
ボンゴン「君達は食事ができただけマシじゃないか」
ドジケミ「そうだ、メール欄にボンゴンさんの跳ねる音を入れておけば!」
ボンゴン「い、いや、気遣いは嬉しいけどそれはちょっと……」
剣士男「ドジケミさん、君もお客さんなのに手伝ってもらっちゃ悪いよ」
ドジケミ「いえいえ、剣士男さんのためなら」
剣士男「あっ……ありがとう」
ドジケミ「こ、こちらこそ……」
ボンゴン(ふぅ……フェイヨンへ帰省しようかな……)
- 383 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/06/07(火) 16:29:12 ID:/X9/1ZMg
- 一年ぶりに悪ケミを思い出したので投稿しました
ROを引退してから、もう5年くらい経っているので変な所があるかもしれません
お目汚し失礼しました。続きは未定です
- 384 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/06/07(火) 23:55:00 ID:aRlDPDSw
- スレが一気に伸びたからなにかと思ったら新規投稿だって!?
1キャラだけSignクエやったけど他のキャラもやっておこうかのぅ
続き楽しみに待ってます
- 385 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/06/08(水) 11:20:56 ID:q7B4SEPQ
- 乙乙
悪ケミも久しぶりだのぉ、かわいいなぁ
- 386 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/06/16(木) 14:49:28 ID:D7e9kflw
- いいのぉ、久々に見に来たら投稿されてて嬉しかったぜ。
- 387 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 0/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:05:58 ID:hJe3dglY
- 悪ケミ×TheSign 1-2
※前作
>>344、>>371
※注意
・The Signクエストのネタばれあり
・正規ルートとか完全に無視。悪ケミだもの
・R化前の仕様が混ざってるかもしれません
※謝辞
The Signクエストの攻略手順をまとめてくださった方々、
クエストNPCの台詞をまとめてくださった方々に
この場を借りて感謝いたします
- 388 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 1/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:07:05 ID:hJe3dglY
- プロンテラ:中央噴水前
悪ケミ「ごめーん、騎士子ー待ったー?」
騎士子「待ったも何も、思いっきり遅刻よ」
悪ケミ「今日の中央通りは人が多かったから遅れたのよ」
騎士子「いつも多いじゃない……」
悪ケミ(どうやらコッソリ早めに来て隠し撮りしたのはバレてないようね……)
騎士子「余りにも遅いから、どこかに隠れてるのかと思ったわ」
悪ケミ(!!)
騎士子「……まあいいわ。昨日言った通り、ちゃんと人前では礼儀正しくしてるのよ」
悪ケミ「分かったわよ」
騎士子「分かりました、でしょ」
悪ケミ「はいはい」
騎士子「ハイは一回」
悪ケミ「……はい」
- 389 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 2/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:08:09 ID:hJe3dglY
- 騎士子「ところで悪ケミ、今着ている以外に服は持ってないの?」
悪ケミ「ないわよ」
騎士子「一張羅ね」
悪ケミ「い、いっちょ?」
騎士子「とりあえず、人と会っている間はこれを着ておきなさい」
悪ケミ「何これ、騎士子の?」
騎士子「プエンテローブよ。ちゃんと後で返しなさいよ」
悪ケミ「騎士子の臭いがする……」
騎士子「な、何言って……まあ、オークレディー産の新品だけどね」
悪ケミ「うっ……だから騎士子みたいな臭いがしたのね」
騎士子「違うわよ。私は……どちらかというとソフィーかしら?」
悪ケミ「えっ?」
騎士子「いっ、いいから早く着なさい!」
悪ケミ「う〜、ダボダボ……」
バフォJr.「似合っているぞ、主d……(プッ、クックックッ」
悪ケミ「笑うこと無いじゃない!」
バフォJr.「い、否、決して変だと言う意味では……」
騎士子「そうね、やっぱり無理に着なくてもいいわよ」
悪ケミ「騎士子まで! ……いいわよ、着たまま行くわ」
- 390 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 3/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:10:32 ID:hJe3dglY
- メッツブライド邸前
騎士子「もう一度言うけど、人前では礼儀正し……」
悪ケミ「 た の も ーーーーー!!! 」
騎士子(ちょっ、何言って……)
悪ケミ(ごめん、門を見たらつい……)
バフォJr.「む、誰かが出てくるようだ」
メイド「ようこそいらっしゃいました。ご主人さまに何かご用でしょうか?」
悪ケミ「あっ、メイド服! 早く私達を案内しnggg……」
バフォJr.(主殿、ここは辛抱であるぞ)
メイド「……」
騎士子「メッツ様にスタージュエルの事で会いに参りました騎士子です」
メイド「……ご主人さまから伺っておりますので、書斎へ案内いたします」
悪ケミ「楽勝ね!」
騎士子「午前中に一度来て、会う約束をしておいたのよ……」
- 391 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 4/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:11:40 ID:hJe3dglY
- メッツブライド邸:書斎
メイド「メッツ様、騎士子様をお連れいたしました」
メッツ「ありがとう、イルシ」
騎士子「お久しぶりです、メッツ様」
メッツ「お久しぶりです騎士子殿、お元気で何より。どうぞ、お掛けになってください」
騎士子「失礼します」
メッツ「お連れの方も……と、既に座られてましたか」
騎士子(悪ケミ!)
悪ケミ(だ、だって……ソファーが余りにもフカフカだったからつい……)
バフォJr.(主殿……)
メッツ「さて、スタージュエルについてどのようなご用件でしょうか?」
- 392 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 5/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:12:40 ID:hJe3dglY
- 騎士子「実はスタージュエルの調査の事で、
翻訳された古代言語の解釈に行き詰っておりまして……」
メッツ「ふーむ、確かに文章にある『扉』の場所と鍵の正体については難解に思えます」
騎士子「そのため、こちらのアルケミストを調査に加えようと思いまして、お伺いたしました」
メッツ「なるほど……う〜ん、よいでしょう。調査をするのに十分な強さがあるように見えます」
騎士子「本当ですか!?」
メッツ「はい。そちらの方、お名前は?」
悪ケミ「悪ケミ……です」
メッツ「悪ケミ様。あなたがスタージュエルを扱うのに相応しい方であるか、試させていただきます」
悪ケミ「何をすればいいの? ……でしょうか?」
メッツ「まずはモロクのアーリアを訪ねてください。私からの紹介状をお渡しします」
騎士子「ありがとうございます」
悪ケミ「あ、ありがとうございます」
- 393 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 6/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:13:38 ID:hJe3dglY
- プロンテラ:市街
悪ケミ「あ〜、肩がこったわ……」
騎士子「まあ、ギリギリ合格ってところね」
悪ケミ「あんなの悪の柄じゃないわ」
騎士子「本物の悪なら、場合に応じて礼儀正しくも振舞えるものよ」
バフォJr.「騎士子殿から悪について語られるとは……」
悪ケミ「あ〜はいはい、勉強になりました〜」
騎士子「ま、まあ、それでモロクのアーリアだけど……」
悪ケミ「ま、この分なら楽勝ねwwwwww」
バフォJr.「……」
騎士子「悪ケミがどんな人間かを試されるわよ」
悪ケミ「面ww倒wwww」
騎士子「こらっ、逆毛語にならない」
悪ケミ「だって、また礼儀とかしなきゃいけないんでしょ?」
騎士子「それだけじゃないわ。質問されたりして、それで人を見られるわよ」
悪ケミ「面wwwwwwwww倒wwwwwwwwwwwwうぇ」
バフォJr.「付け焼刃では上手く行かぬかもしれぬな」
騎士子「ボロが出ないように祈るばかりね……」
- 394 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 7/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:14:11 ID:hJe3dglY
- 悪ケミ(ところで、モロクまではどうやって行くの?)
騎士子(カプラでサッと行くわよ)
バフォJr.(よって移動シーンはカットである)
ノ∩
⊂ 悪ケミ 相変わらず転送料高いわね
/( 。Д。 )っ ∩
U ∨ ∨ ,( っ これは本当にカプラ転送なのか?
・@;∴‥ ノ∩ ;;,ミ',。フ
:: : ⊂ 騎士子 Jr.
:: :: /( 。Д。 )っ まさか私が飛ばされる日が来るとは……
:: U ∨ ∨ :: :.
・@;∴‥ ::
∧_∧ ∩ :: :.
(#・∀・)/ :: ::
(つ カプラ :: : お一人様1200zになります!
人⌒l ノ :: ::
し(_)
- 395 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 8/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:16:11 ID:hJe3dglY
- モロク(崩壊後):宿屋
悪ケミ「噂には聞いていたけど、酷い有様だったわね……」
バフォJr.「うむ」
騎士子「私が前に来た時の面影が全くないわ」
悪ケミ「アーリアって本当にこんな所にいるの?」
騎士子「メッツ様の話だとまだいるらしいわ」
悪ケミ「じゃあ、早く会いに……」
騎士子「もうすぐ日が暮れるから、明日行きましょう」
悪ケミ「えー」
騎士子「聞いた話だと、治安は以前よりも悪化しているらしいわ」
バフォJr.「無理をして無駄に寿命を縮める必要もあるまい」
悪ケミ「ならば、本物の悪の出番ね!」
騎士子「甘いわ。あなたも知ってるでしょ? モロク(崩壊後)のガイドライン」
悪ケミ「二次職8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の……ってやつ?」
騎士子「あれ半分以上本当の事らしいわよ」
悪ケミ「でも嘘もあるんでしょ。まだ明るいし行けるわよ」
騎士子「そういえばカプラからここへ来る途中、何度か足元がグニャリとしたけど……」
悪ケミ「そう……ま、明日でもいいわね」
バフォJr.「……」
- 396 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 9/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:18:12 ID:hJe3dglY
- … 夜 …
騎士子(Zzz...)
悪ケミ(コソコソ)
バフォJr.「主殿、何をやっているのだ?」
悪ケミ「しーっ! 見て分かるでしょ、イタズラよ、イタズラ」
バフォJr.「騎士子殿に?」
悪ケミ「そうよ、悪は外だけじゃなくて内にもいたのよ」
バフォJr.「言っている意味が良く分からないが、何をする気だ?」
悪ケミ「ふふふ……ジャジャ〜ン、黄診いポプチョ〜ン」
バフォJr.「黄ポーション?」
悪ケミ「これを、騎士子のベッドに……名付けて、騎士子の世界地図作戦よ」
バフォJr.「良い趣味とは言えぬな。それに、これは借り物のベッドであるぞ」
悪ケミ「じゃ、じゃあ、騎士子のパジャマを濡らすだけにしておくから……」
騎士子「 ボ ウ リ ン グ バ ァ ァ ァ ァ ッ シ ュ !!! 」ガタッ
悪ケミ「!!」ビクッ
バフォJr.「!!」
- 397 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 10/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:19:24 ID:hJe3dglY
- 悪ケミ「な、何よ……寝言!?」ドキドキ
バフォJr.「どうやら、そのようであるな」
悪ケミ「ま、まあいいわ、それより続きを――」
バフォJr.「主殿、黄ポが……」
悪ケミ「あ〜っ、ビックリしてぶちまけちゃったじゃない! これじゃまるで私が……」
騎士子「ん、ん〜? 悪ケミ、うるさいわよ。もう夜なんだから静かにしなさい」
バフォJr.「すまぬ……」
騎士子「ん〜何? 悪ケミ、あんたお漏らししたの?」
悪ケミ「ち、違うわよ! これは黄ポーションだもん!」
騎士子「あ〜はいはい、黄ポね、黄ポ。ちゃんと始末して早く寝なさい」
悪ケミ「本当だもん! 漏らしてなんかいないから!」
騎士子(Zzz...)
悪ケミ「もういい、この薬を……」
バフォJr.「主殿、何を!?」
悪ケミ「飲んで寝る! Jr.、後は任せたわ!」
バフォJr.「睡眠薬、か。さて、さっさと片付けて寝るか……」
- 398 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 11/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:21:44 ID:hJe3dglY
- … 次の日 …
騎士子「早く起きなさい、もうすぐ昼よ」
悪ケミ「う〜ん、あと5時間……」
騎士子「いつ起きる気なのよ……」
バフォJr.「主殿、寝坊していると転生できないぞ」
悪ケミ「はっ、そうだった!」
騎士子「アーリアの所へ行くから早く支度しなさい」
悪ケミ「ふう、40秒で完了したわ」
バフォJr.「我輩達が主殿を起こし始めてから40分は経っているぞ……」
騎士子「それじゃ、行きましょう」
悪ケミ「顔を洗って待ってなさい、アーリア!」
騎士子「そうだ、アーリアに会う前に一つだけ言っておくわ」
悪ケミ「何?」
騎士子「アーリアの好みは、慎重で平凡で探検好きな人よ」
悪ケミ「何か変な好みね……」
騎士子「まあ、覚えておきなさい」
- 399 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 12/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:22:26 ID:hJe3dglY
- モロク:建物内
アーリア「お前達、誰だ?」
騎士子「お久しぶりです、アーリア様」
アーリア「……誰だ?」
悪ケミ「ちょっと……前に会ったことあるんじゃなかったの?」
騎士子「そうなんだけどね……」
バフォJr.「とりあえずメッツ殿の紹介状を渡すのだ」
騎士子「こちらはメッツ様からの紹介状です」
アーリア「…………分かった、最初の試練は免除する。悪ケミという奴――」
悪ケミ「私よ」
アーリア「そこにいる奴と話せ」
- 400 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 13/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:24:31 ID:hJe3dglY
- 悪ケミ「アーリアが話せって言ってたけど、あなたでいいの?」
ガーナ「はい、そうです。これからいくつか質問しますので、よーく考えて答えてくださいね」
アーリア「質問は一つでいい」
ガーナ「あ、はい。えっと、それじゃ一つだけ質問しますね」
ガーナ「一週間後にこの世界が滅びるとしたら、あなたはその一週間何をしますか?」
悪ケミ「簡単よ、とりあえず世界を滅び無くする方法を探して、
それがダメだったら異世界で悪の帝王になるわ」
アーリア「合格。この手紙をフェイヨンのダイウに渡せ」
悪ケミ「へ、合格なの?」
アーリア「面倒をかけるな、早く行け」
- 401 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 14/14 投稿日:2012/03/13(火) 02:25:38 ID:hJe3dglY
- 悪ケミ「何だかよく分からないけど、合格しちゃった」
騎士子「本当、良く分からないわね……」
バフォJr.「うむ、全く……」
悪ケミ「ま、私が大人の魅力溢れる悪のスーパーアルケミストだったということよ」
バフォJr.「……」
騎士子「勝因ともかく、次はフェイヨンよ。さっさと行きましょう」
悪ケミ「ダイウとやらも楽勝ね!」
つづく(かもしれない)
- 402 名前:悪ケミ×TheSign 1-2 15/14+1 おまケミスト 投稿日:2012/03/13(火) 02:28:49 ID:hJe3dglY
- プロンテラ
騎士子「ガーナの質問だけど、私はてっきり『イタズラしまくる』って答えると思ってたわ」
悪ケミ「だって、一週間後に滅びる世界でイタズラしても意味無いじゃない」
騎士子「そうなの?」
悪ケミ「私は、歴史に名を遺す悪のスーパージェネリックになるのよ」
騎士子「悪で名前を遺してもねぇ……」
悪ケミ「名を遺す世界が無かったら、どんな悪行も全く意味が無いわ」
騎士子「ま、ともかく合格できたんだから良かったわね。それじゃ、これも返そうかしら」
悪ケミ「何それ?」
騎士子「昨日の夜、黄ポをこぼした悪ケミの写真」
悪ケミ「い、いつの間に……まさか、寝た振りしてたのね!」
騎士子「そうよ、私にイタズラしようとしてたでしょ?」
悪ケミ「そ、そんなことないわよ!」
騎士子「そう……あっ、手が滑って写真がーっ」
騎士男「ふおおおおおおおおおおお!!!! 悪ケミたんの粗相おおおおおおおお!!!!」
悪ケミ「そ、それは黄ポで……ちょっと騎士子、写真取り返して!」
騎士子「認めれば許す」
悪ケミ「分かったわ、イタズラしようとしたわよ。だから許して」
騎士子「騎士男、追加の写真よ!」
騎士男「ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!!!」
騎士子「写真もろとも燃えろっ! マ グ ナ ム ブ レ イ ク !!」
騎士男「わせdrftgyふじこlp;@:「」!!!」
悪ケミ「何で私までえええええええええええええ!!!」
(写真が1件削除されました。復元するにはココをクリックしてください)
 ̄ ̄
- 403 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/13(火) 02:34:06 ID:hJe3dglY
- また一年ぶりに悪ケミを思い出したので投稿しました
ROを引退してから、もう6年くらい経っているので更に変な所があるかもしれません
このペースだと後5年くらい掛かるかもしれませんので、考えておきます
作品は自分のサイトにうpしたののURLだけを張った方がいいでしょうか?
お目汚し失礼しました。続きは未定です
- 404 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/13(火) 05:16:02 ID:ckuZE5J6
- これを下げたままでは勿体ない
- 405 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/13(火) 10:58:02 ID:aEc0vZ52
- gj
- 406 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/10(金) 16:26:24 ID:0FzjjybA
- ・・・ザザーン・・・
・・・ザザーン・・・
子バフォ「主よ、新鮮な貝を見つけたぞ」
悪ケミ「えっもう?あんた、本当に見つけるのうまいわね〜」
子バフォ(・・・普段の乱雑な部屋から主の探し物を見つけているおかげ、とは言うまい)
騎士子「・・・ねえ、悪ケミ。”一日一悪”をモットーにしてる割には、潮干狩りなんて
随分と地味な活動してるのね」
悪ケミ「ふーふっふ♪甘いわね騎士子。この辺の干潟は私達が占領してやったわ!
こっそり周りにイクラ地雷を埋めておいたおかげね!」
騎士子「・・・あー、それだけどね、悪ケミ」
悪ケミ「なによ?」
騎士子「向こうで、あの子たちが地雷踏みまくってるわよ」
ちゅど〜〜〜ん!!
ドジケミ「あ〜〜〜れ〜〜〜」
剣士男「うわー!ドジケミさーーーーん」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「イクラ地雷で潮干狩りポイントを占領してやったわ!」
騎士子(実際は人の来ない一番遠い潮干狩りポイントにいるせいだけどね)
- 407 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/11(土) 23:10:47 ID:l1sp/mb6
- 悪ケミ「あー!もー!あんた達のせいであたしのイクラ地雷が全滅しちゃったじゃない!」
ドジケミ「ふえぇ、師匠すみませ〜ん」
剣士男「だ、大丈夫ですか?ドジケミさん!」
悪ケミ「もう。あたしが新しいイクラ地雷セットするから、休んでなさい」
騎士子「悪ケミ、あなたそんなこと言って実は潮干狩りに飽きたんでしょ?」
悪ケミ「(ギクッ!)・・・いや〜、あたしは今回のキャンプでくりえいた〜になるんだから、
もっと”くりえいてぃぶ”な事をした方がいいんじゃないかな〜と」
騎士子「はいはい、言ってなさいな。子バフォ、あたしたちも休憩―――」
子バフォ(黙々・・・ザクザク・・・黙々・・・)←既に職人の域
鳥ホム「ぴーぴー(←鳥の習性?で綺麗な魔力貝の欠片を集めている)」
騎士子「・・・主人に比べて、なんて働き者な子たちなのかしらね」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「この辺の貝を狩り尽くしてやったわ!」
騎士子「実際にやったのは子バフォ達でしょ!」
- 408 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/12(日) 09:54:33 ID:BVA7sYs.
- 剣士男「ドジケミさん、とりあえずDr.フジの所へ治療に行きましょう」
ドジケミ「えへへ、いつもの事なのでへーきです〜」
剣士男「え、でも・・・」
ドジケミ「少し休めば大丈夫ですよ〜。あ、ただ水着がボロボロなので着替えなきゃ〜」
ボンゴン(!)
ボンゴン「そうだ!剣士男。ドジケミさんを宿屋まで連れて行って休ませてあげなよ。
平気そうに見せてるけど、ドジケミさんは女の子なんだから、男らしく
優しく抱きかかえて連れて行ってあげるんだよ!わかった?」
剣士男「え、ええっ!で、でも・・・」
ボンゴン「少しでも鍛えたい、男らしくなりたいって、このブートキャンプに来たんだろ!
ここで男らしさを見せないでどうするんだよ!」
剣士男「え、あ、うん・・・そう・・・だよね。わかったよボンゴン」
ボンゴン「うんうん。ボクは悪ケミさんを手伝っておくから、ご ゆ っ く り 」
剣士男「(ごゆっくり???)えっと・・・じゃあドジケミさん、ちょっと失礼しますね」
おおっと! ポロリ☆
ドジケミ「いやん♪」
剣士男「ブハッ!!!(し、しまった、破れた水着に指がひっかかって!)」
@今日の一日一悪活動記録
ボンゴン「裸で外を歩くのは悪いことだよ!」
- 409 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/12(日) 15:44:13 ID:556WZeU.
- 騎士男「うおおおおおおお悪ケミたああああああああん! どこだああああああああああ!!!」
悪プリ「静かにして。スタッフに怒られるでしょ」
騎士男「悪ケミたん達は海にいってるというのに、なんで俺はこんな暑苦しい所に……」
悪プリ「ここだって、一応海の近くじゃない」
騎士男「俺は悪ケミたんと一緒にいたいんだああああああああああああ!!」
悪プリ「早くこの紙袋持って。帰るわよ」
騎士男「悪ケミたああああああああん!!!」
悪プリ(悪ケミがいるかもって騙して連れてきたけど、失敗だったわ……)
- 410 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/13(月) 20:09:58 ID:s4uV5xrM
- 剣士男(しまった!な、何か隠す物は!荷物は置いてきちゃってるし!)
ドジケミ(はわわ・・・剣士男さんに見られちゃったよお。このままじゃ他の人にも・・・)
抱きっ! (ふにゅっ)
剣士男(!!! む、胸に、や、柔らかいものが・・・アタッテル・・・)
剣士男「ドドド、ドジケミさん?(←声裏返ってる)」
ドジケミ「み、見ちゃヤですぅ!・・・このまま、見えないようにギュッとしたままで・・・」
剣士男「は、はいぃぃぃ!!」
移動途中、他の潮干狩りポイントで人がいるのを発見する二人
剣士男「うわ、他の人に見られるとヤバイ!ドジケミさん、こっちの岩場に!」
ドジケミ「はいですぅ〜」
剣士男「ふぅ。ここなら誰にも見つからないかな?あ、あの、やっぱりこのままじゃ
他の人に見られたりで色々ヤバイし、僕宿屋に行って何か取ってきます。
ドジケミさんはちょっとだけここで待っててください、いいですね?」
ドジケミ「わかりました〜。あの、なるべく早くしてくださいね〜」
謎の声「てっ、ててて、 天 誅 !」
ドカッ! バキッ!!
剣士男&ドジケミ「キュウ・・・(バタン)」
@今日の一日一悪活動記録
剣士男「人の背後からいきなり名状しがたい薄い本の分厚いカタログで殴っちゃ駄目だよ」
- 411 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/14(火) 10:41:14 ID:cO6o2P1U
- 悪プリ「はあはあ・・・嫌な予感がして急いで来てみれば、こんな人の居ない岩陰に二人で
抱き合って行くわ、『ちょっとだけ・・・いい?』だの『早くして』とか言ってるし!
危ない危ない・・・」
騎士男「おーい、我が妹よ。全ての荷物を押し付けておいてこんな岩陰で何をしているのだ?」
悪プリ「うるさいわね!今、剣士男くんの貞操の危機を守っていたのよ!」
騎士男「貞操の危機?ふむ・・・(ジロジロ) 妹よ、俺にはそうは思えんのだがな」
悪プリ「はあ?何言ってんの?この状況見れば一目瞭然じゃない!」
騎士男「うむ・・・俺には””悪ケミたんのイクラの爆発で傷ついたドジケミを剣士男が抱きかかえて
宿屋へ運んでやろうとしたら、焦げた水着が偶然破けてしまい、二人でなんとか隠しながら
この岩場まで来たところで我らに気付き、やり過ごそうと岩場の影に逃げこんだ後、
今後の行動について相談していた所を我が妹の名状しがたいカタログで撲殺された””
ようにしか見えんぞ」
悪プリ「殺してないわよ!・・・だけど、剣士男くんがこんな大胆な行動取るのは確かに変よね。
剣士男くんにそんな甲斐性あるわけないし・・・で、でもよくそんなに細かく分かったわね?」
騎士男「フッ・・・いつでもどこでも瞬時に悪ケミたんの動向を読み取るこの俺様の状況処理能力の
高さを甘く見てもらっては困るな。はぁーっはっはっは!」
悪プリ「・・・なんで状況を読むことができて、空気は読めないのかしらね?」
騎士男「はぁーっはっh、ん?何か言ったか?」
悪プリ「いえ、別に」
騎士男(だが・・・この状況、使えなくはないな・・・利用させてもらうとするか)
騎士男「おおっ!?すまん、妹よ。どうやらここへ来る途中で紙袋を一つ落としてきたようだ」
悪プリ「きゃあああああああ!なんですってええええええええ!ど、ど、どこ?いやあああああ!」
@今日の一日一悪活動記録
騎士男「剣士男には悪いが、悪ケミたんの周りに男のライバルはいらんのでな。
二人の服を脱がして、腕枕させてと。これでよし。状況証拠という奴だ」
- 412 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/15(水) 07:55:21 ID:DfSZKoN6
- 子バフォラルフ・フォン・ツィーゲ666世だと…
- 413 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/15(水) 10:33:51 ID:zoazQR/g
- 剣士男「・・・はっ!って痛っ!!・・・なんだ、僕は一体・・・」
ドジケミ「・・・ん、う〜ん」
剣士男「ん?えっ!?ドジケミさん!?裸っ!!!って僕も!?なん☆※◎◇□で
腕枕・・・ま、まさか・・・・・・・」
〜回想〜 ボンゴン「男らしくなりたくてこのキャンプに来たんだろ!」
剣士男「いやいやいや!男らしくどころか、『男』になっちゃったのか、僕はー!!!」
母プリ「あらあら〜♪こんなところでお盛んだなんて〜♪若いっていいわね〜♪♪」
剣士男「うっうわああああああ!!!は、母プリさん!いや、こ、これはですね!」
母プリ「ダメよ!剣士男くん?その娘に恥をかかすつもり?」
剣士男「えっ!?」
母プリ「例え夏の誘惑に負けた一夏の経験でもね、言い訳なんかしたら相手を傷つける
ことになるわよ。せめて今日はその娘に精一杯優しくしてあげなさい」
剣士男「・・・はい。すみませんでした」
母プリ「いい子ね♪まだその娘は目を覚まさないみたいだし、あなたも少し落ち着くために
売店で飲み物でも買っていらっしゃいな。ここは私が見ていてあげる♪」
剣士男「・・・はい。よろしくお願いします」
母プリ「さ、て、と。剣士男君は行ったわよ。起きてるんでしょ?ニセモノさん?」
ドジケミ???「・・・・・・」
母プリ「とぼけたり、逃げようとしても無駄よ。私達夫婦のことは知っているでしょう。
娘に手を出すつもりはないようだけど、娘に近い人物になりすましている事には
少し説明が欲しいところね」
@今日の一日一悪活動記録
母プリ「拉致監禁、入れ替わり、とは穏やかじゃないわね」
父バフォ「・・・儂は妻に何日も監禁されることが多々あるのだが・・・」
- 414 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/16(木) 00:06:12 ID:Bvpnc17g
- 更新されてるうううう!!!!
- 415 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/16(木) 00:35:15 ID:nUrgT3EA
- 怒濤のラッシュキタコレ
- 416 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/16(木) 08:37:22 ID:OXt9COIk
- 悪ケミ「暑い〜喉乾いたあ〜(チラッ」
騎士子「・・・・・・」
悪ケミ「喉乾いた〜 何か飲み物欲しいな〜(チラッチラッ」
騎士子「喉が乾いたなら売店に行って買ってきなさい」
悪ケミ「やだやだ〜遠いからやだあ〜」
騎士子「(イラッ)ならそのカートの中にポーション1個くらいあるでしょ?」
悪ケミ「潮干狩りの収集品入れるためにカプラに預けてきました!(エッヘン)」
騎士子「ポーションがないなら海水を飲めばいいじゃない」
悪ケミ「飲めるかっ!ねぇ〜騎士子買ってきて〜」
騎士子「私が今、誰かさんの分まで持ち切れない程魔力貝を持ってるのが
見えないのかしら〜?(#^ω^)ビキビキ」
悪ケミ「だって私か弱いINT-DEXケミだし〜そんな重いの無理で〜す」
ヒュンッ! ビシッ!!
悪ケミ「痛っ!」
騎士子「私にも重くて持ちきれずに貝が落ちちゃったわ。ごめんあそばせ、ホホホ」
悪ケミ「ぐぬぬ・・・貝ピッチャー!」
騎士子「っ痛!やったわねええ!」
子バフォ「止めよ。騎士子殿、主よ。飲み物なら我が行ってこよう」
悪ケミ「やったー!」
騎士子「だめよ子バフォ、甘やかしちゃ!」
子バフォ「一休みしようとしていた所であるから気分転換に良い」
ボンゴン「ならボクもご一緒しますよ子バフォさん。では行きましょうか」
悪ケミ(あ!、置いていった子バフォの鎌、潮干狩りに使っていたせいで泥だらけ。
それに海水で濡れてるし・・・)
悪ケミ(ゴソゴソ 【ファーマシー!】)
騎士子「悪ケミ?何して―――あら素敵!!」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「子バフォの鎌を勝手に新型コーティングの実験台にしてやったわ!」
騎士子「まったく・・・素直じゃないんだから」
- 417 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/17(金) 10:54:06 ID:fsoHHcsQ
- 悪ケミたんよ、さぁくりえいた〜になるためにタコ足をクリックしに行くのだ
そして4層でイカ足に……むふふ
- 418 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/17(金) 18:23:39 ID:Am5u/5Ww
- ボンゴン「あ、剣士男」
剣士男「・・・やあ、ボンゴン。それに子バフォさんも」
ボンゴン「あれ?剣士男一人だけ?ドジケミさんはどうしたの?」
剣士男「ああ、彼女なら多分・・・まだ寝てるよ・・・」
子バフォ「ふむ。剣士男殿、何かあったのか?」
剣士男「えっ!」
ボンゴン「えっ!」
子バフォ「雰囲気が変わったように思えてな。こう、一皮剥けたような」
ボンゴン(一皮剥けた――って、ええっ!まさか剣士男!)
剣士男「そう・・・かな?まだ正直気分が落ち着かないんだけど・・・さっきから
ずっと考えててさ、もう少し『男』としてしっかりしなくちゃいけないかな
とか思い始めてた所だよ」
助けを呼ぶ声「誰かー!捕まえてくれー!食い逃げだー!!」
騎士男「ええい!金ならちゃんと渡したではないか!何故食い逃げ呼ばわりされなきゃ
ならんのだ!チケットで払えと言われても、そもそもチケットが何なのか
分からんぞ!」
悪プリ「あーん(泣)どうして私まで逃げなきゃならないの〜。兄さん荷物返してよ〜」
ボンゴン「あ、あれは・・・騎士男さん達じゃない?食い逃げって・・・」
騎士男「お?あそこにいるのは剣士男達ではないか!おお〜い!すまんが助k」
ノ∩
⊂ 騎士男
/( 。Д。 )っ
U ∨ ∨
・@;∴‥
∧_∧ ∩ :: :.
(#・∀・)/ :: ::
(つ剣士男 :: :
人⌒l ノ :: ::
し(_)
@今日の一日一悪活動記録
剣士男「食い逃げはいけませんよ、騎士男さん」
子バフォ「うむ。見事な一撃」
ボンゴン「(;゚д゚)ポカーン」
- 419 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/18(土) 11:03:31 ID:dhmGuT8E
- 騎士男「バ・・・馬鹿な・・・この衝撃の強さは騎士子と・・ガクッ」
ボンゴン「えええええ!な、なんで急に強くなってるの剣士男!」
剣士男「自分でもよく分からないけど・・・やっぱり守らなきゃならない人が
出来たから・・・かな」
悪プリ(ま、守りたい人?まさか)
海の家店員「いや〜、食い逃げを捕まえてくれて、助かりましたよ」
剣士男「いえ、当たり前の事をしただけですから」
海の家店員「お前ら、カラスコさんの所へしょっ引いてやるから覚悟しとけ!」
悪プリ「きゃっ!ちょ、ちょっと!私は何も食べてないから関係ないってば!
(ちょっと、私の荷物放してよ兄さん)」
騎士男「絶対に渡さんぞ、こうなったらお前も道連れだ」
悪プリ「HA・NA・SE!」
剣士男「あ、いけない。彼女をこれ以上待たす訳にはいかないから、僕行くね。
ボンゴン、子バフォさん、また後で」
悪プリ「きゃあ!彼女って、ヤダ!二人きりにする訳にはいかないわ!
放してったら!待って、剣士男く〜〜〜ん!!!」
海の家店員「さあ!こっちだ、さっさと歩け!!」
悪プリ「いやあああああああああああああああああああああああ」
@今日の一日一悪活動記録
カラスコ「なんだね君は?キャンプ護衛任務に派遣された騎士団員には
フードチケットが配給されていたはずだろう?何?受け取って
いないだと?さては仕事もせずにサボっておったのか!
この馬鹿モン!!全く近頃の若いモンは弛んでおる!
ワシが現役の頃はうんたらかんたら――――――――――」
- 420 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/19(日) 12:08:00 ID:5ulb6uy.
- 悪ケミ「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
騎士子「子バフォ達遅いわね。何かあったのかしら?」
悪ケミ「もうダメ・・・死にそう・・・」
スイカクラッシュ担当「ピンポンパンポーン♪ バリカタのバトルスイカが実った。
腕に自信のある冒険者は集まれ! ピンポンパンポーン♪」
悪ケミ「!!! スイカっ!スイカ食べたい!!行こっ!騎士子行こっ!!!」
騎士子「わっ、ちょ、ちょっと、悪ケミ待って、待ってってば!」
悪ケミ「ダメっ!もう待てない!スイカ食べないと死ぬ!死んじゃう!」
騎士子「わ、わかったから、それなら水着を着替えさせて。こら!水着引っ張るなー!」
悪ケミ「ス``イ``カ``ーーーーーーーーー!!!」
スイカ担当「おおっとぉ!次の挑戦者は水着のイケてるお嬢さんだぁ!――なになに?
今きた手元の資料によると、あのプロンテラ騎士団で非常に人気の高い、
騎士子嬢とのことだぁー!」
観客のおまえら「うおおおおおおおおおおお! 騎士子ちゃーん!!」
スイカ担当「しかしバリカタスイカ相手に大した装備もせずに水着で参戦とは。
――――そんな装備で大丈夫か?」
観客のおまえら「大丈夫だ!問題なーーーーい!!」
スイカ担当「これは色んな意味で、注目の一戦となりそうです!」
騎士子「うう、なんでこんな事に・・・受付も着替える時間くらいくれたっていいじゃない」
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「それにしても、子バフォ達に伝言残さず来ちゃったけど、どうしてるかしら?」
ボンゴン「あれー? みんなどこいったのー?」
- 421 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/19(日) 23:47:32 ID:t0hXcS3M
- ポロリの時間ですね、わかります
- 422 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/20(月) 19:10:09 ID:hUqx2YR6
- スイカ担当「それではスイカクラッシュ、レディー!ゴーー!!」
悪ケミ「いけー! 騎士子ー! 秒殺よ! 秒殺ー!」
観客のおまえら「騎 ・ 士 ・ 子 ! 騎 ・ 士 ・ 子 !」
騎士子「秒殺って・・・こんな棒きれしか受付で用意してくれなかったのにどうしろっていうのよ」
[>バリカタスイカは隠れた!
騎士子「あーもう、敵は見えないし。観客席の声が大きくて敵の物音は聞こえないし。最悪!」
[>バリカタスイカは騎士子の背後に現れた!
悪ケミ「騎士子そこだー! やっちゃえー!!」
騎士子「えっ!?」
[>バリカタスイカの攻撃! 騎士子の水着に10のダメージ!!
スイカ担当「 お お ー っ と ぉ ! 今の攻撃で騎士子嬢の右の肩紐が切れたかぁ?」
騎士子「ちょっと! やだっ!!」←慌てて左手で胸元を押さえる
観客のおまえら「 う お お お お お お お お お ! !」
悪ケミ「見えたっ!」←嘘
騎士子「こらーっ! 悪ケミっ! ちゃんと敵の場所教えなさいよ!!」
悪ケミ「何よー、ちゃんとそこだって言ったじゃん!」
騎士子「何処にいるか方向を言わなきゃ分かんないでしょ!」
悪ケミ「なによもー。 あ、来た! 騎士子、右!!」
[>バリカタスイカの左足払い! 騎士子は尻もちをついた!
観客のおまえら「 f t m m ! f t m m ! ! 」
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「イヤラシイ目で見るな!このHENTAI共!!」
- 423 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/21(火) 20:08:56 ID:IDPgqz.2
- 騎士子「悪ケミ! 右じゃなくて左じゃないの!」
悪ケミ「私から見たら右だったんだもん! 来たっ、今度は真後ろー!」
[>バリカタスイカの攻撃! 騎士子はなんとか避けた!
スイカ担当「挑戦者、防戦一方! このまま時間切れになってしまうのか?」
悪ケミ「何やってんのよ騎士子ー! これじゃスイカ割って食べれないよー!
もっと本気出せー! ちょっとくらい胸見えたっていいじゃーん」
観客のおまえら「Boooooooooo! Boooooooooo!!」
騎士子 (#-_-)ビキビキ
悪ケミ&おまえら「 ポ ロ リ ! ポ ロ リ ! ポ ロ リ ! 」
スイカ担当「おおっとぉ!観客の期待を込めたポロリコールで会場が揺れているぅ!!」
騎士子 (Φ皿Φ)ブチッッッ!!
ノ∩
⊂ スイカ
/( 。Д。 )っ
U ∨ ∨
・@;∴‥
∧_∧ ∩ :: :.
(#・∀・)/ :: ::
(つ 騎士子 :: : ドゴォォォ!!
人⌒l ノ :: ::
し(_)
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
スイカ担当「ああーーーっ!挑戦者!強烈な素手の一撃でスイカを殴り飛ばしたぁ?!!
スイカは柵をへし折り場外の観客席へ! どうやら観客に怪我人が出た模様!
会場は大惨事! 試合続行不能ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
- 424 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/22(水) 19:21:51 ID:3FIpf.bY
- 場内アナウンス「スイカクラッシュは会場メンテナンスの為、しばらくの間閉鎖させて頂きます。
ご利用の皆様にはご不便、ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解頂けますよう
お願い申し上げます。――繰り返し・・・」
悪ケミ「・・・ううう、スイカまみれになった・・・騎士子ヒドイ」
騎士子「自業自得よ。着替えも終わったし、皆を探して合流するわよ」
ルーン「騎士子さん、こんにちは!」
騎士子「あら、ルーンじゃない! 最近アカデミーに行けなくてゴメンね〜」
ルーン「いえ、私こそ最近仕事が忙しくて、こないだの買い物の約束を守れなくてすみません」
騎士子「それはお互い様w 今回のキャンプ護衛だって急に決まったんだから嫌になるわもう」
ルーン「ふふっ、うちもそうなんですよ。初心者支援に急遽キャンプへの出向が命じられて。
けど、せっかく海に行くんだしってことで、水着新調しちゃいました♪」
騎士子「うん、その水着すっごく似合ってる!」
ルーン「うふふっ♪お世辞でも嬉しいです!」
悪ケミ(ぽつ〜ん・・・)
騎士子「あら〜ちょっと胸が大きくなったんじゃないの〜?w(?タッチ)」
ルーン「キャッ! もう〜スタイルなら騎士子さんには敵いませんよ〜」
騎士子「この細いウエストでそういう事言うか! あ〜羨ましいw」
ルーン「あん!くすぐったいですよ。ところで、今日は非番なんですか?」
騎士子「ええ、ずっと立て込んでたけど、今日はお願いして休みをもらったの。ねえ、ルーンも
せっかくだし今日は少し時間もらって一緒に遊びましょうよ!」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「」
物陰から覗く人影「ぬう、娘が一人でいては声をかけてくるけしからん輩が現れてしまう」
- 425 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/23(木) 21:16:56 ID:kk4YS9tw
- ルーン「そうしたいところですが、今日は終日警備シフトがはいってまして・・・」
騎士子「ルーンは本当に真面目よねえ。少しくらいミッドに押し付けてもいいのよ?
あいつ普段はルーンより楽してるし」
ルーン「いえ。そういうわけにはいきません。ミッドも制帽の配布で忙しいんですよきっと」
騎士子(ルーンはちょ〜っと堅物な所があるのが玉に瑕なのよね。ん〜、じゃあ書き書きっと)
**『今日1日ルーンを貸してくれないと、騎士子ねーさんが特別に戦術指南をつけてやるゾ☆』
騎士子「ルーン、悪いけどこの手紙をミッドに渡しておいてくれる?」
ルーン「は、はあ。わかりました。では戻ってミッドに渡してきます」
騎士子「うんうん。よろしくね♪」
悪ケミ(ちぇ・・・騎士子、話弾んで長話してるし、つまんないなー)
ダンディな騎士に化けた父バフォ「あー、そこの可愛いお嬢さん、どうしたのかな?」
悪ケミ「ん?私のこと?」
略してダディ「もちろんだとも!君ほど可愛い子がこの世に存在するかね(断定)」
悪ケミ「(うわ・・・何この人)えっと、何か用?」
ダディ「うむ、用か(影から娘の様子を見守るつもりが、NO PLANで声をかけてしまったわ
・・・さて、どうするか)」
悪ケミ「なんか急にモジモジしてるけど・・・はっ!まさかナンパ?」
ダディ「 な に ぃ ナ ン パ だ と ぉ ! いくら我が娘が世界一可愛いからと
いって軽い気持ちで手を出す輩など髪の毛一本残さず消し去ってくれるわぁ!!(抹殺)」
悪ケミ「ビクッ!(うわ何この人コワイ・・・泣)」
ダディ(うおおおお、しまった! ナンパという単語につい反応を・・・)
ダディ「コホン。今のはなんでもないぞ気にしないでくれ。と、ところでお腹は空いてないかね?」
悪ケミはダンボールハウスに隠れた
悪ケミ「ガクガクブルブル・・・」
ダディ(ぬおおおおおおおおお! 娘に嫌われてしまったああああああああ!!)
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「コワイヨーアッチイッテヨー ガクブル」
ダディ(この状態で娘を放っておく訳にもいかぬが、どうすれば・・・
ええい!お目付け役の子バフォは何をしておるのだ一体!)
- 426 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/24(金) 18:04:48 ID:gYo6cS1I
- やはり悪ケミの騎士子はかわいいな
あ、悪ケミたんも可愛いよ
- 427 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/24(金) 19:23:31 ID:Z20SJ.2o
- ルーン「そういえば騎士子さんは今日非番だったなら今朝の通達はご存知ないですよね?
岬の洞窟の近くは危険かもしれないので気をつけてくださいね」
騎士子「ミュータントDのこと? 上層は危険だと言われてなかったはずだけど、何かあったの?」
ルーン「はい。最下層に異変があったらしく、4層、3層のmobも落ち着かない様子で凶暴性が増してる
から今後の経過に注意するようにとのことでした」
騎士子「そうだったの!? でも確か最下層は『訪れた者に幸運をもたらす』という噂で、
沢山の冒険者達が観光気分で潜っているはずだけど、一時閉鎖の話は聞いてないわね」
ルーン「それは、最下層の異変についての詳細がわからないためらしいんです。だから4層・3層の
mobに注意することと、上層にも影響がないか調査しておく程度に留められいるようですね」
騎士子「そっか。まあ、立ち入り禁止になったらなったで、面白がる子が身内にいるからその方が
いいかもしれないわ(苦笑」
ルーン「あはっ、騎士子さん大変そうですね。ひょっとしていつも話してる悪ケミさんの事ですか?」
騎士子「そう、今日も朝から面倒を見ていて大変よ。ほら、悪ケミ。ルーンを紹介するから――――
あら?あの子ったらあんな所でなんでダンボールハウスに――――まさか!」
ルーン「あっ!騎士子さん!?」
騎士子「ちょっと貴方! その子に何してるの!」
悪ケミ「(がばっ)うわあああん!騎士子ー!怖かったよー」
ダディ(うぬぅ、不味い展開だな・・・ここは急ぎこの場を去るか)
騎士子「あっ!待ちなさいっ」
ルーン「騎士子さん、私が追いますっ!」
騎士子「頼むわ!」
@今日の一日一悪活動記録
ルーン「ハァハァ・・・なんて逃げ足の早い・・・。よほど都合の悪い事をしていたのね!
婦女子への暴行はXXX法第YYY条ZZZ項に該当する犯罪だわ!絶対に捕まえてやるんだから!」
父バフォ「ふう・・・危ないところであった」
- 428 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/25(土) 09:40:55 ID:Jicpt3Iw
- 母プリ「――――なるほどね。それで剣士男君を。そういう事なら私達も協力しましょう」
ドジケミ?「感謝する」
母プリ「だから、これから先は私の言う通りにしてね♪ これは楽しくなってきたわ〜♪」
ドジケミ?「楽しいだと? これは遊びではないぞ! お主らの世界存亡に関わる・・・!」
母プリ「しっ!剣士男君が戻ってきたみたいだわ。ほらほら演技の準備準備♪」
ドジケミ?「」
母プリ「お帰りなさい♪ あらあら、剣士男くんてば、しばらく見ない間に随分男らしい顔付に
なったわね〜、惚れちゃいそう♪」
剣士男「いきなりからかわないでくださいよ、母プリさん。――――ドジケミさん。その・・・
かっ体の方は大丈夫?」
ドジケミ「はい〜、お陰様でぐっすり眠れて体力全快、お肌もツヤツヤですぅ〜」
母プリ「そうそうそういえば♪ ねえねえ、剣士男くん。岬にある洞窟の秘密知ってる?」
剣士男「秘密・・・ですか?」
母プリ「そう♪ その洞窟の奥に〜、気になる人と一緒に行くとね、幸せになれるんですって♪」
剣士男「はあ。なんかよくありがちな話ですね」
母プリ「えっ!? あああらそう? 他にもね、14日後好きな人から告白されるわ宝くじ当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事になるらしいわよ!」
剣士男「は、はあ。(なんか後半かなり胡散臭いなあ)」
母プリ「これはドジケミちゃんと行くしか無いんじゃない?というか是非行かないと、うん!」
(ほら、あなたからも行きたいって言いなさいな)
ドジケミ「わ、わぁ〜。剣士男さん、私も行ってみたいですぅ〜」
剣士男「え。そ、それじゃあ行ってみようか」
@今日の一日一悪活動記録
母プリ「他にも勝ちまくりモテまくり、夢が8日以内に実現!!、身長の悩みを短期間で完全克服、
なんかもあるわよ」
ドジケミ?「・・・そなた、一応聖職者ではなかったのか?」
- 429 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/26(日) 19:43:05 ID:z2pTRiyc
- ボンゴン「うーん。悪ケミさん達、探しても見つかりませんね」
子バフォ「うむ。早く見つかれば良いのだが」
ボンゴン「あ、あそこ!何か騒がしいですよ。ひょっとして悪ケミさん達じゃ!?」
子バフォ「行ってみよう」
ホワイトJ「よいか、皆の衆! あの洞窟の最深部にいるエターナルデビルフィッシュを放置
してはならん! もしこのまま放置しておけば、必ずやこの時空は飲み込まれ、
世界は滅亡へと向かうであろう!」
ボンゴン「うわぁ・・・。この暑さにやられちゃった人ですかね」
子バフォ「いや。この気配、あ奴只者ではないぞ」
ボンゴン「えっそうなんですか? あ、子バフォさん?」
子バフォ「失礼する。異世界の方とお見受けするが、その話は真か?」
ホワイトJ「ほう・・・。そなた魔族でありながらここの人間達よりも話がわかるようだな。
いかにも。私はエターナルデビルフィッシュを追ってこの世界へ来た者。
究極の食材を求めて旅する私を、人は食神と呼ぶ」
ボンゴン(食神・・・ねえ)
ホワイトJ「エターナルデビルフィッシュはかつて私と仲間によって喰らい尽くされたはずだったが、
奴はこの世界に現れ、あの洞窟の奥で徐々に力を取り戻しつつある。時は一刻を争うのだ」
子バフォ「それが確かなら、由々しき事態であるな。早く主と合流し、騎士子殿に伝えねば」
ボンゴン「岬の洞窟って、あそこかな? う〜ん、あの奥でそんな大変なことが起きてるようには
思えないんだけどなあ。今も洞窟に誰かいくみたいだし――――って、ええっ!?
あれは剣士男とドジケミさんじゃないか!」
子バフォ「何、本当か?」
ボンゴン「ボク、山(フェイヨン)育ちだから目がいいんだ!間違いないよ!大変だ、連れ戻さないと」
@今日の一日一悪活動記録
ホワイトJ「警告しよう!人類は滅亡する!」
ボンゴン「な、なんだってー!」
子バフォ「・・・二人共、何をしておるのだ」
ボンゴン「スイマセン一度やってみたかったんです」
- 430 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/27(月) 19:15:26 ID:7fufF8yw
- スイカ担当「トンテンカンっと。ふう、やれやれ。あの騎士子嬢ちゃんが派手にぶっ壊してくれた
お陰で上司には責められるわ、修理を押し付けられるわで散々だぜちくしょうめ!」
???「・・・・・・」
スイカ受付「おつかれーっす。あのー、すんません、ちょっといいっすか」
スイカ担当「ああん?なんだよ。見ての通り俺ァ忙しんだっつーの!」
スイカ受付「いやそれが、さっき数えたんすけど、足りないんす」
スイカ担当「何がよ?」
スイカ受付「スイカクラッシュ用のスイカっす」
スイカ担当「は?」
スイカ受付「保管されてるスイカの数が、足りないんすよ!」
スイカ担当「何言ってんのオマエ。んなわけねえだろ、数え間違えただけだろどうせ」
スイカ受付「明らかに足りないんすよ!それに保管場所が荒らされてて・・・」
???「・・・・・・」
スイカ担当「・・・おい」
スイカ受付「誰かが忍び込んだのかと思ったんすけど、鍵かけた扉が内側からぶっ壊れてるし」
スイカ担当「・・・おい後ろ」
スイカ受付「そんなわけないとは思うんすけど、スイカが暴れて逃げ出したとしか――――」
スイカ担当「志村うしろだーーーーーーっ!デカイスイカがいるぞおおおおおおお!!」
スイカ受付「へっ?――――うっうわああああああああ!!」
???「GYAOOOOOOOOOOOOOOO!!」
スイカ受付「せ、先輩、た、助け・・・」
スイカ担当「バッ馬鹿!こっち来んな!来んなって・・・」
ドカン! メキメキ! ドグシャ!
@今日の一日一悪活動記録
???「今こそ実りの時だ……鉄カブト 降誕!」
- 431 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/28(火) 21:20:38 ID:6GoD.8FU
- ドタドタバタバタ・・・
警備「スイカ・・・で、緊急・・・巨・・・暴れ・・・急げ!」
子バフォ「む・・・? 何やら急に慌ただしくなったが」
ボンゴン「警備の一団が走り抜けていきましたね。何かあったのかも。悪ケミさん達が心配ですから
子バフォさんは悪ケミさん達を探しに行ってください。剣士男達はボクがなんとかします」
子バフォ「うむ。何やら嫌な予感がする・・・ボンゴン殿、すまぬがそちらは任せた」
ボンゴン「はい!子バフォさんも気をつけてくださいね」
ホワイトJ(剣士男とやらを計画通り連れ出すことに成功したようだな。どれ、私も最下層へ向かおう)
悪ケミ「くぅ〜カキ氷でキーンとするぅ >ヮ< 」
騎士子「慌てて食べるからよ。もっとゆっくり食べなさいな」
悪ケミ「だって早くこのイチゴ味を片付けて、騎士子の食べてるブルーハワイをおかわりしたいんだもん」
騎士子「あんたねえ、お腹壊すわよ。ほら、そんなに食べたければ私の少しあげるから」
悪ケミ「ホント!えへへ、騎士子大好きっ(はぁとエモ」
騎士子「はあ。全く現金なんだから」
ヤジ馬A「おいなんか向こうで大変なことになってるらしいぜ」
ヤジ馬B「スイカ相手に警備の連中が苦戦してるらしいじゃん」
ヤジ馬C「マジかよwたかがスイカだろ?アトラクションで一杯倒したぜ俺w」
ヤジ馬D「ちょwwwオマエ行って警備の前で颯爽とスイカ割ってこいよwww」
騎士子「!?」
騎士子(カラスコさんが指揮するここの警備は、騎士団でもかなりの練度を誇るはず。それが苦戦する
なんて只事じゃない。非番だからって休んでる場合じゃないわね)
悪ケミ「ブルーハワイもおいし〜♪」
騎士子(悪ケミをここに一人で置いて行ったら、またさっきみたいのに絡まれる、か)
騎士子「悪ケミ!行くわよ!」
悪ケミ「へっ?」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「あ〜ん、まだブルーハワイ一口しか食べてないのに!騎士子のバカー!!」」
騎士子「緊急事態なんだから、ガマンして! あとそこのバカルテットは危険だから見に来ないでよ!」
ヤジ馬A〜D「ちょwwwバカルテットてwwww」
- 432 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/28(火) 23:41:45 ID:oj//rBJQ
- そういやスイカ割り結局やらなかったなぁ
ともあれこれは悪ケミ活躍フラグなのか
- 433 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/29(水) 11:11:04 ID:dmhsFnes
- スイカ意外と強くてなぁ
一番弱いやつならなんとかなるけど
二番目くらいのだと火力の低い職だと三次でもタイムオーバーで追い出されるほどだった
- 434 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/29(水) 19:07:07 ID:4eQ/5FDw
- カラスコ「1班防御陣形!敵を抑えろ! 2班は敵側面から攻撃! 3班は支援に回れ!」
鉄カブト「GRUOOOOOOOOO!!」
1班兵「ぬわーっ!」
カラスコ「ぐっ!1班、隊列を崩すな!持ち堪えろ!」
鉄カブト「GUOOOOOOOOO!!」
騎士男「ふはははは!ぬるい、ぬるいぞ!お化けスイカ!この程度の攻撃では俺様は倒れんぞぉ」
悪プリ「ちょっと調子に乗りすぎよ兄さん!、ヒール連打してる私のおかげでしょうが!」
カラスコ「ほう、あの若造フザケておるがなかなかやりおる。今じゃ2班、一斉攻撃!」」
鉄カブト「GYAOOOOOOOOO!!」
2班兵「クッ・・・なんて硬さだ!攻撃があまり通じていないぞ!」
スイカ担当「イテテ・・・駄目だぜ、カラスコさん。鉄カブトはただのスイカじゃねえ。もっと
火力のある攻撃じゃねえと」
カラスコ「わかっておる!危険じゃから怪我人は下がっておれ! 2班、攻撃を1点に集中!」
スイカ担当「いけねえ!奴は範囲攻撃をもってるんだ!」
鉄カブト「UGOAAAAAAAAAAAA!!」
2班兵「ぬわーっ!」
カラスコ「いかん!負傷した者は後退して治療を! 騎士男、敵を引きつけておけ!」
騎士男「ぬおおおおおおおおおおおおおおお(攻撃総受け)」
悪プリ「ちょっ、兄さん、私もうSPが切れそう・・・」
騎士男「ひでぶっ!!」
悪プリ「兄さーーーーーーーーーーーーーーーーーん!」
【 マ グ ナ ム ブ レ イ ク ! 】
鉄カブト「グッホオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
カラスコ「おお!ありがたい、援軍か!」
スイカ担当「ありゃあ・・・・騎士子嬢ちゃんじゃねえか!?」
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「なんとか間に合ったみたいね!」
騎士男(・・・間に合ってないんですが・・・)
悪ケミ(コソコソ・・・せっせ、せっせと)
- 435 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/08/30(木) 21:00:01 ID:uCNIWbIA
- 鉄カブト「GRURURURURURU・・・」
スイカ担当「なんてこった・・・今の騎士子嬢ちゃんの一撃にも耐えやがったのか!」
騎士子「さあ、今度は私が相手よ!かかってきなさい!! 【バッシュ!】」
鉄カブト「GUOOOOOOOOO!!」
騎士子「おっと! こっちよ! 【バッシュ!】」
鉄カブト「GAAAAAAAAAA!!」
騎士子「ハズレ! こっちこっち! 【バッシュ!】」
スイカ担当「駄目だ! 騎士子嬢ちゃんの馬鹿力を込めたバッシュでも硬い外皮を削った
だけで、大して効いちゃいねえ!」
クラスコ「いや違う。騎士子は何か狙っている」
鉄カブト「UGOAAAAAAAA!!」
騎士子「くっ! まだまだ! 【バッシュ!】」
スイカ担当「どういう事ですクラスコさん?」
クラスコ「騎士子は我々が態勢を立て直すための時間を稼ぐためだけに囮になっている
のではないということだ。先程の騎士子の初撃は明らかに効いていた。
ならば、なぜその攻撃を繰り返さずに、バッシュを打ち込み続けている?」
スイカ担当「た、確かに。・・・いやまてよ?さっきの初撃はマグナムブレイクにしちゃ
威力だけでなく、音も爆風も凄かったような・・・?」
悪ケミ「騎士子、準備出来たよ〜」
クラスコ「む?あれは・・・! 総員2次戦術ラインまで後退ー!巻き込まれるなよ!」
スイカ担当「へ?・・・な、なんじゃありゃあ・・・大量のイクラ!?」
騎士子「よし!・・・下ごしらえは、これで終わり!(ザクッ!)」
スイカ担当「バカな、剣を突き立てたまま手放すなんて、どうかしてるぜ!」
騎士子「こっちもいいわよ悪ケミ。タイミングは私が合わせる! 飛ばして!」
悪ケミ「おっけ〜。 そ〜れ イクラトス!」
騎士子「狙いと、イクラへの手加減を忘れずに、っと。 くらええええ!!」
【 ボ ー リ ン グ イ ク ラ バ ッ シ ュ ! 】
鉄カブト「グッッッゴォォォォォアアアアアアアアアアアアアア!!」
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「よし! 効いてる効いてる!」
悪ケミ「どんどんいっくよ〜 イエア イエア」
- 436 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/08/31(金) 19:24:32 ID:xchWfhfA
- スイカ担当「す、すげえ! イクラ爆弾をボーリングバッシュで打ち込み、複数のイクラ爆弾を連鎖
結合させて誘爆を引き起こしたのか!」
カラスコ「それだけではないぞ。予めバッシュで硬い外皮を削り、傷を何本も入れた所で剣を突き刺し
楔とした。その楔目掛けてイクラ爆弾を打ち込み、爆破の衝撃で外皮を砕いたのだ」
スイカ担当「あのバッシュはその布石だったのか・・・」
カラスコ「まあそこまでは騎士子の技量があれば成せること。だが、普通なら騎士子がBBをイクラに
打ち込んだ時点でそのイクラは破裂してしまうはず。恐らくは、そうならないギリギリの
ラインまでイクラにコーティングなり調合調整を施してあるのだろう」
スイカ担当「そ、そんなマイスタークラスの精密な調合なんて一体誰が・・・」
カラスコ「・・・あそこにいるアルケミストの娘、だろうな。この作戦を考えたのもあるいは・・・」
騎士子「もう一発!」
鉄カブト「ォォォォ、、、ォォォォ・・・」
騎士子「よし、次でトドメ! 悪ケミ!」
悪ケミ「あ、さっきのでイクラおしまい」
騎士子「ちょっと、あと一歩の所でそれはないでしょ!」
悪ケミ「なによー、イクラの調整だって大変なんだからね!調合なめんな!」
鉄カブト「・・・GRURURU」
カラスコ「いかん!敵がアルケミストの娘の方へ!」
悪ケミ「うわわわ!」
騎士子「悪ケミ!!!」
スイカ担当「お嬢ちゃん、逃げろーーーーーー!!」
鉄カブト「GAAAAAAAAAA!!」
悪ケミ&騎士子「 な ん て ね !! 」
《チュドーーーン! チュドドーーーン!! チュドドドーーーーーン!!!》
鉄カブト「キィィィィエエエエエエェェェェェェェ・・・・・」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「予めイクラ地雷を大量に埋めときました イエア イエア」
騎士子「弱らせたところで本命はこのトラップよ」
- 437 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/01(土) 22:28:37 ID:maTsaz96
- 騎士子「手応えはあったけど悪ケミは無事かしら? 安全な場所へ移動してるとは思うけど」
カラスコ「総員、戦闘態勢を崩すなよ! 視界を確保次第状況報告しろ!」
ヤジ馬A「おい・・・おわったか?」
ヤジ馬B「流石にこの大爆発ならおわったっしょ」
ヤジ馬C「うっひょー、すげえ土煙www」
ヤジ馬D「全然前見えねんだけどwww」
スイカ担当「な、なんだぁ?あいつら」
騎士子「まさか!あんのバカルテット、危険だから来るなって言ったのにっ!」
カラスコ「バカモン!そこの一般人、下がれ!!」
ヤジ馬D「お!そこに隠れてるのはアルケミストの子じゃね?」
ヤジ馬B「ヒュー、お嬢ちゃん見かけによらずやるねえ」
ヤジ馬C「爆破カッコ良かったぜぇ。俺の恋の導火線にも火がついちまいそうwww」
ヤジ馬A「バーカ、何ナンパしてんだよw」
悪ケミ「・・・ちょ、ちょっと、何なのよあんたたち。あっち行ってったら」
警備兵「煙が晴れます!――――なん、だ・・・と・・・?
報告!通常サイズのスイカ多数確認!まだ生きています!」
スイカ担当「通常サイズが大量に?――(そういや保管庫に数が足りないとか言ってたっけか)
そうかそういうことか、あの鉄カブトはスイカ達が合体したものだったのか!」
カラスコ「イカン!あのバカ共を守れ!総員突撃ーー!」
騎士子「くっ・・・あいつらの近くには悪ケミが。守らないと!」
スイカ軍団「NISHIURYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
ヤジ馬A「う、うわああ、な、なんだよこの数」
ヤジ馬B「お、おい、こっちにも来たぞ」
ヤジ馬C「ちょ、この数はやべーーーーって!」
ヤジ馬D「お、おい!待ってって!俺を置いていくなってぇぇぇぇぇ」
《ドンッ!》
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ「キャアッ!」
騎士子「! あいつらっ!悪ケミを突き飛ばして放っていくとか、どこまで勝手な奴なの!」
- 438 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/02(日) 21:23:25 ID:JH1DyLuA
- 騎士男「ぬおおお、マイスイートハニーのピンチに俺様復活!おりゃおりゃおりゃ」
スイカ「ギャギャギャ・・・」
騎士子「ナイス騎士男! たまには役に立つじゃない!」
悪プリ「ほら、今の内に逃げるわよ!【速度増加】」
悪ケミ「う、うん」
スイカ「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
悪プリ「しまった、先回りされた?」
悪ケミ「キャー!!」
ダディ「――させぬわ!」
スイカ「グギャアアアア・・・」
悪ケミ「えっ・・・あなた、さっきの? なんで・・・私を守ってくれるの?」
ダディ「あの娘に追われて離れていたせいで間に合わなんだ。雑魚共め、調子に乗るなよ!」
スイカ「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
スイカ「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
スイカ「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
悪プリ「か・・・囲まれた?」
ダディ「ちぃっ。個々は弱いくせに数だけは多いな。厄介な」
騎士子「悪ケミ待ってて、今行くわ! 邪魔よっ!どきなさい」
スイカ「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
騎士子「あうっ・・・!」
ダディ「騎士子とやら、そんな武器の無い丸腰の状態では多勢に無勢、無理をするな!」
悪ケミ「ああ、騎士子が傷だらけ・・・来ちゃダメー!騎士子逃げてー!」
騎士子「はあはあ・・・悪ケミ、今、行くわ・・・」
スイカ「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
悪プリ「いけない、あいつら騎士子を先にやる気だわ!」
悪ケミ「いやあああああああああああっ 騎士子ーーーっっっ!!」
《ガスッ ゴッ ドガッ》
スイカ「ギャアアアア・・・」
子バフォ「主! 騎士子殿! 無事か?」
悪ケミ&騎士子「 子 バ フ ォ ! 」
@今日の一日一悪活動記録
ダディ「馬鹿者! 遅いぞ!」
子バフォ「申し訳ありませぬ!」
- 439 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/03(月) 19:31:49 ID:99O3hKlM
- 子バフォ「主よ、我の鎌を持っておるはずではないか?」
悪ケミ「うん。はいっ」
子バフォ「・・・? こ、これは! この鎌の輝きは!? 主が磨いてくれたのか(感動)」
ダディ(!? う、羨ましくは・・・ない・・・ぞ)←痩せ我慢
悪ケミ「〜♪(口笛で照れ隠し)」
スイカ「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
子バフォ「なにやら漲ってきたぞっ。ふんっ!」
スイカ「ギャ・・・」「グゲ・・・」「キャヒィ・・・」
悪プリ「ひ、一振りで複数のスイカをいとも簡単に?」
悪ケミ「す・・・凄い(あんなに切れ味良くした覚えはないのに・・・)」
スイカ「U・・・uryyyy・・・」
悪ケミ「あっスイカ達が逃げてく? 今の内に早く騎士子の手当しなきゃ」
悪プリ「騎士子大丈夫? 【ヒール】」
騎士子「はあはあはあ・・・。助かったわ、ありがとう」
悪ケミ「うわあああん、騎士子のバカバカバカー! 心配したんだからねっ」
騎士子「いたた、痛いってば。・・・ごめんね、心配かけて。悪ケミは怪我はない?」
悪ケミ「グスっ・・・うん・・・」
ダディ「よし。我らは敵を一掃するぞ。ついて来い、子バフォ」
子バフォ「はっ!」
スイカ達「URY RYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
カラスコ「なんだ? 逃げたかと思った敵の残存が集結していくぞ」
スイカ担当「・・・もしや、また合体するつもりなんじゃ!?」
カラスコ「なんだと! 総員陣形を組み直せ! こちらも総力――――なに?誰だあれは」
スイカ担当「おいよせ!そこのあんた、単騎で突っ込むn・・・ん?バフォメットJrも?」
合体途中のスイカ達「URY・・・ URY URY!(訳:合体中は攻撃しないのがお約束だぞ!)」
ダディ「グオオオオオ!(モンスター語訳:悪いが我ら魔族にお約束なぞ存在しないのでな!)」
子バフォ「オオオオ!(訳:お主ら、運が悪かったな。今日の我に斬れぬものは無い!)」
《ズバッ! ズババババババババババ・・・ ザシュッ!!》
合体途中のスイカ達「グギャアァァァァ・・・・アア(断末魔)」
@今日の一日一悪活動記録
ダディ「ふ・・・またつまらぬモノを」
子バフォ「斬ってしまった・・・」
- 440 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/04(火) 20:43:32 ID:EfG90YdM
- 騎士子「終わったみたいね・・・。子バフォ、お疲れ様」
子バフォ「うむ。この鎌のお陰。主に感謝せねば」
悪ケミ「あ、あの・・・子バフォ、一緒にいたオジサンは?」
子バフォ「ん・・・うむ、敵を倒すと直ぐに去って行かれた」
悪ケミ「そ、そうなんだ。(怖い人だと思ったけど、良い人だったのかな・・・)」
騎士子「お礼を言いそびれたわね。それに、あの人を誤解してたみたいだし」
子バフォ「・・・またいずれ会うこともあるのではなかろうか?」
騎士子「そうかしら? まあその時はきちんとお礼しなきゃ、ね」
悪ケミ「ねえ子バフォ。あの人、子バフォの事をよく知ってる感じで喋ってたけど、
ひょっとして子バフォの知り合い?」
子バフォ(う・・・しまった)
子バフォ「う、うむ。主のお使いで材料を買い出しに行く先で、顔見知りにな」
悪ケミ「・・・ふーん。じゃあ今度買い出しにあたしも付いて行こうかな。
またあの人に会えるかもしれないし」
子バフォ「そ、それはどうであろうか? あの方も色々と忙しい身の上であるからな」
悪ケミ「・・・そっかあ(しょんぼり)」
子バフォ(すまぬ、主よ。いずれ父上と家族水入らずで過ごせる時が来るまでの辛抱だ)
カラスコ「騎士子、それにアルケミストの娘さん、怪我は大丈夫かな?
君等の活躍無くして、今回の勝利は無かっただろう。護衛騎士団を代表し、
御助勢に深く感謝する」
悪ケミ「えっ、えっとあのその(照れ) とっ当然ね!この私にかかればあんなの――」
《ぽかっ》
騎士子「こら。調子に乗らないの。やめて下さい、カラスコさん。私は一騎士団員として
役目を果たしただけですから」
悪ケミ「うう、痛い。私は騎士団員じゃないんだからお礼くらい言われてもいいじゃない」
カラスコ「うわっはっは!君等は本当に良いコンビだな!」
@今日の一日一悪活動記録
悪プリ「あのう、私も一般人だけど頑張ったんですが」
カラスコ「お主は食い逃げの件があるからプラマイゼロじゃ」
悪プリ「だから、食い逃げしたのは兄さんで私は無実ですってば!」
- 441 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/05(水) 19:30:30 ID:GYOqlcpI
- カラスコ「それにしても、何故アトラクション用のスイカが暴れたのか? しかも合体して
鉄カブトなどという巨大な怪物になるなど、前代未聞じゃ。この原因について、
お主らに心当りはないのか?」
スイカ担当「原因と言われましても・・・。俺らもいきなり襲われたクチで・・・なあ?」
スイカ受付「そうっす!それにこのスイカにゃ、合体するような機能は元々ないですよ」
カラスコ「ううむ。暴走はともかく、合体するはずのないものがしたとなると、何者かの
手によるものと考えるべきだろうな」
子バフォ「・・・その原因に心当たりがあるかもしれぬ」
カラスコ「なんだと!? 詳しく話してもらえるか?」
子バフォ「うむ。ひょっとすると、岬の洞窟の―――――――――――――(説明略」
カラスコ「―――なるほど。エターナルデビルフィッシュの影響か。今朝の通達の件といい、
可能性としてありえなくはない。本格的な調査隊を派遣する必要がありそうだな。
よし、至急会議を開くぞ! ボンバス氏にも連絡を取れ」
騎士子「なんだか大変な事になってきちゃったわね」
子バフォ「騎士子殿、実は剣士男殿のことなのだが――――」
騎士子「―――なんですって!? あの洞窟に入って行った!? 本当なの、子バフォ!」
子バフォ「うむ。ボンゴン殿が連れ戻すために後を追ったのだが、この状況では何か不測の
事態が起こらんとも限らぬ」
騎士子「大変だわ!早く連れ戻しに行かないと! カラスコさん、私を先遣隊として派遣
させてください!お願いします!!」
カラスコ「ならん!! そなたは先程の戦闘の疲労がある。会議が済み次第、速やかに
調査隊を編成するから、その時まで体を休めておけ」
騎士子「私のたった一人の弟が、あの洞窟の中にいるんです!行かせてください!!」
カラスコ「ならんと言ったら な ら ん ! これは命令だ、騎士子!!」
騎士子「・・・・・・わかりました」
カラスコ「・・・よし。弟が心配なのは良く分かるが、その体で先走った所で悪い結果に
転ぶだけだ。剣士男の事は我らも協力は惜しまん。いいな?」
騎士子「はい・・・」
@今日の一日一悪活動記録
ルーン「・・・やっぱり行くんですね、騎士子さん。命令違反は懲罰ものですよ?」
騎士子「ルーン・・・それにミッドも」
- 442 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/06(木) 19:27:13 ID:xDx5/IJ6
- ルーン「いいですか騎士子さん。もしこのまま行くのならば、最低でも14件の義務違反に
抵触します。会議で非常事態と認められればもっと増えるでしょう」
騎士子「そうね」
ルーン「一人で行ってどうなるというんです? 洞窟の中はエターナルデビルフィッシュの
影響でmob達が一段と凶暴になっている可能性があります。危険すぎます」
騎士子「それでも、いいえ、だからこそ弟のために行かなきゃならないの。そこを通して頂戴」
ルーン「どうしても・・・ですか?」
騎士子「どうしても・・・よ」
ルーン「・・・・・・」
騎士子「・・・・・・」
ミッド「プッ・・・アハ、アハハハ、アハハハハハッ! ほらね、ボクの言った通りだろルーン。
騎士子さんに説得なんか無駄だって」
ルーン「・・・ハァ。騎士子さんがここまで頑固で向こう見ずだとは思いませんでした」
騎士子「な、何よ二人共」
ルーン「一人でも行くというのでしたら仕方ありません。私もご一緒します♪」
騎士子「!? 何を言っているのルーン! こんな危険なことにあなたを巻き込m―――」
ミッド「やれやれ。何言ってるんだい騎士子さん。今日一日、ルーンは騎士子さんの、
” 貸 し き り ”だろ? ほらここにちゃんと直筆の証拠もあるしね」
ルーン「そういうことです♪」
騎士子「なっ!?それは、こういうことじゃ―――」
ミッド「断って特別な戦術指南なんてつけられたくないですからねーボクも。”脅されて仕方なく”
ルーンを無理矢理連れて行かれたってことで騎士団の方々には説明しておきますよ」
騎士子「・・・バカね・・・本当に・・・バカなんだから・・・」
@今日の一日一悪活動記録
ルーン「あんまりバカって言わないでくださいっ。騎士子さん程バカじゃないですから」
騎士子「ふふっ、そうね。・・・・・・でも、ありがとう」
- 443 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/09(日) 18:51:08 ID:Ib7ncHx6
- 剣士男「うーん。結構深そうな洞窟ですねえ。奥に行くほど入り組んでそうだし・・・
母プリさん、危険じゃないですか?ここ」
母プリ「大丈夫よ〜♪ ちょっとした冒険みたいでワクワクするじゃない♪」
剣士男「噂になってるパワースポットの割りには、他に誰もいませんけど・・・」
母プリ「あらラッキーね♪ 神秘的な力を独り占め出来ちゃうじゃない♪」
剣士男「進むにつれてなんか嫌な雰囲気が漂ってきてるんですけど・・・」
母プリ「それは逆にチャンスよ♪ 怖がってるドジケミちゃんを剣士男くんがリードしてあげれば
好感度アップ間違いなし!(ドジケミにアイコンタクト)」
ドジケミ「いや〜ん。ちょっと怖いです〜(ギュッ)」
剣士男「だ、大丈夫。ドジケミさんは僕が守るからね。でもここ、強いmobとかいたらどうしよう。
正直言って僕の力じゃあんまり・・・」
母プリ「ん〜、周りを見ても貝やヒトデにカニくらいよ」
剣士男「ノンアクのmob達なら刺激しなけりゃ平気かな」
ドジケミ?(ヒソヒソ・・・なんかメンドクサイ奴じゃな)
母プリ(ヒソヒソ・・・う〜ん、剣士男くんはもうちょっと積極性が欲しいわねえ)
ドジケミ?(仕方ない。ちと手荒になるがわしが最下層へ直通の近道を作るとするか)
母プリ(そうねえ。その方が早いかも)
ドジケミ?(では・・・ブツブツブツブツ・・・エエイっ!!)
ボンゴン「おーい!剣士男ーーー!!」
剣士男「ん?今何か呼んでる声のようなものが聞こえませんでしたか?」
母プリ「そう?きっと洞窟でよくある風の音よ〜」
ミルキー「・・・GO!」←石投げ
剣士男「痛っ!? い、今、ノンアクのはずの貝が石投げてきましたよ!?」
母プリ「あらあら・・・投げてこないわね?」
剣士男「あれ?でも確かに投げてきたんだけど・・・」
ミルキー「・・・GO!」←石投げ
剣士男「痛っ!やっぱり投げてきましたよ!」
スベスベマンジュウガニ「ボフッ!」←ベナムダスト
剣士男「うっ!?ゲホゲホ・・・これ、毒霧じゃないか! なんでノンアクのmobが攻撃を?
やっぱりココ、普通じゃないですよ! 早く離れないと!」
ドジケミ?(あ、そっちは今直通路を作った場所に)
@今日の一日一悪活動記録
剣士男「うっうわああああ! なんでこんな所に穴がーーーーー」
ドジケミ?「・・・ふむ。突き落とす手間が省けた」
- 444 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/10(月) 19:48:09 ID:p2w9c11c
- ドジケミ?「よし、ではわしらも後を追うとしようか」
母プリ「あらあら〜。剣士男くん大丈夫かしら」
ボンゴン「ハアハア・・・。さっき剣士男の叫び声が聞こえた気がしたんだけど。
おーい!剣士男ーー、どこだよー、早くここを出なきゃ駄目だよー!
・・・もっと先に進んじゃったのかなあ。早く追いつかないと」
???「・・・くん」
剣士男「・・・う、う〜ん」
???「剣・・くん、起きて」
剣士男「ん、んん? もう朝か・・・御飯作らないと姉さんにどやされちゃう・・・」
母プリ「剣士男くん?大丈夫?」
剣士男「あれ?母プリさん?なんで家にいr・・・あれ?ここどこだ?」
ドジケミ「剣士男さん寝ぼけちゃダメですよ〜。ここは岬の洞窟の最深部です〜」
剣士男「岬の・・・洞窟?・・・あれ!?確か僕穴に落ちて・・・え?最深部?
なんで洞窟の最深部がこんな森みたいな場所になってるんだ?」
母プリ「うふふ♪ それはここが秘密のパワースポットだからよ〜♪
すごいわね〜、パワースポットの神秘の力のなせる技ってところかしら♪」
ドジケミ?(ふん。エターナルデビルフィッシュめ、この時空間を歪めて隠れ蓑にしおって)
剣士男「ええと、母プリさん?僕達目的地に着いたってことでいいんですか?」
母プリ「いいえ、本当の目的地はこの先よ♪ さ、歩きましょうか♪」
ドジケミ「あ、母プリさん待ってくださいです〜。わたしもなんだかワクワクしてきました〜」
母プリ(ヒソヒソ・・・剣士男君が倒れてる間に準備の方は済んでいるわね?)
ドジケミ?(バッチリじゃ。この先に全て整えておるわい。直に”あの方”もここへ着くじゃろうて)
母プリ(そう、じゃあ私は材料を探しにいくとしましょうか)
@今日の一日一悪活動記録
剣士男「待ってよ、二人共!僕を置いて行かないで!」
- 445 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/13(木) 20:10:05 ID:OwwyHw4w
- ドジケミ「剣士男さん、あれ! あそこ見てください」
剣士男「な、なんでこんな丘の上にキッチンが!? ・・・うわ、道具も手入れが行き届いてるし。
あ、これ!この料理道具欲しくて気になってたんだよな〜いいな〜♪」
ドジケミ「こっちに沢山置かれた箱の中、食材がいっぱいですよ〜」
剣士男「どれどれ。本当に種類も凄い豊富にあるなあ。ええっこんな高級食材まで!?」
ドジケミ「テーブルも食器も一通りそろってます〜」
剣士男「うーん・・・でも怪しいなあ。こんな誰も居ない所にキッチンセットがあるなんて」
ホワイトJ「その問に私が答えよう少年!」
剣士男「うっうわあああっ!だっ誰ですかあなたは!? ていうか一体何処から現れたんですか!?」
ホワイトJ「この場所こそキッチンアリーナ!そして私は通称食神だっ!!」
剣士男「キッチン・・・アリーナ? しょく・・・じん?」
ホワイトJ「そう、このキッチンアリーナこそ料理人の聖地。幾人もの料理人たちがその腕を振るい
競い合った場所なのだ!」
剣士男「は、はあ・・・・・・」
ホワイトJ「そして私は数多の食材に精通し、あらゆる世界の料理を口にしてきた食通として、その料理人
達の作った料理を評価してきた。ゆえにいつしか私は彼らから食神と呼ばれるようになった!」
剣士男「あの・・・そんな事はどうでもいいんですけど、なんでキッチンアリーナがここに?」
ホワイトJ「ど、どうでもいい・・・だと(震え声」
ドジケミ?(食人様、落ちついて)
ホワイトJ「あ、あー、コホン! ・・・君たちは幸せになれるとの噂を聞いてここへ来たのではないか?
ならば幸せとは何か答えてみたまえ?」
剣士男「え、それはその・・・」
ホワイトJ「いいか、幸せとは、相手と食卓を囲み美味しい食事を摂ること!相手の胃袋を掴んでおけば
夫婦円満、家内安全、家運隆昌、子孫繁栄、開運招福、出世しまくるわ体の悪い所全部治るわで
えらい事になるのだ!」
剣士男(なんか後半聞いたことがあるような)
ホワイトJ「少年よ、君も自分が作った食事を美味しいと言ってもらえることに喜びを感じるのでは
ないのか? 一口食べて笑顔が溢れたことに幸せを感じるのではないのか!?」
剣士男「そ・・・それは・・・確かに・・・」
ホワイトJ「ならば!このキッチンアリーナで美味しい料理を作り、二人で幸せを噛み締めるが良い!」
@今日の一日一悪活動記録
剣士男(うわー・・・ドヤ顔されてるけど、結局ここにキッチンがある必然性が何も説明されてないよ・・・)
- 446 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/14(金) 21:31:01 ID:zh/FKNQE
- ドジケミ「あのう、剣士男さん。さっき沢山の食材を見たせいか、お腹が空いてしまいました。
剣士男さんが良ければですけど、ここで何か食べませんか?」
剣士男「そうか、そういえば、ここに来るまで飲み物を少し口にしたくらいで、食事らしい食事は
出来なかったね。じゃあそこにある材料を使わせてもらって僕が何か適当に作るよ」
ドジケミ「やったあ〜(はぁとエモ」
ホワイトJ「む、待ち給え少年。君等の食の幸せのために、特別な食材を提供しようではないか」
剣士男「えっ!? 特別な食材?」
ホワイトJ「うむ。今回特別に用意した食材は―――これだ!」
母プリ「は〜い♪ 特別食材の捕れたて新鮮なタコで〜す♪」
剣士男「ななななんですか!? 母プリさん、その巨大なタコの足は!?」
ホワイトJ「これは伝説の食材、E.D.Fの足だ!」 ※E.D.F=エターナルデビルフィッシュ
剣士男「い、いーでぃーえふ?そんなの聞いたことがありませんけど・・・」
ホワイトJ「伝説の食材だからな。知らないのも仕方ない」
母プリ「ウフフ、私が捕ったものだから、罠とか毒の心配はいらないわよ♪」
剣士男「はあ・・・でもこんな辺り一面森の中のどこでタコを?」
母プリ「え?やあねえ、そんなのその辺の空間をド突けば――――――」
ドジケミ?「ゴホン!」
母プリ「あ、ああそうね、実はこの洞窟はE.D.Fの捕れる希少な漁場でね、ここに来る途中の階層で
捕まえておいたのよ!」
剣士男(うーん、、、なんかイマイチ納得出来ないけど、まあ安全な食材ならいいか・・・)
母プリ「ほらほら〜、そんなことよりドジケミちゃんがお腹空かしてるわよ?早く何か作ってあげないと」
剣士男「わ、分かりました。とりあえず、新鮮な内に少し刺身にしてみようかな?(テキパキ)」
ホワイトJ(ほほう。中々の包丁さばき。プロンテラで噂になっている料理人だけのことはある)
剣士男「よし、折角だからこの食材も使って一緒に添えてみるかな」
ホワイトJ(大量の食材の中から敢えてそれを選ぶとは・・・! こやつかなりの目利き・・・!)
剣士男「盛り付けは・・・こんな感じでいいかな?」
ホワイトJ(盛り付けも美しい・・・!刺身で皿に大輪の花が咲いているかのようだ・・・!)
剣士男「はい、ドジケミさん。先ずはお刺身にしてみたよ」
ホワイトJ「エエイっ! 我慢できんっ!!」
《ぱくっ》
@今日の一日一悪活動記録
ホワイトJ「う、美味いぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!」
剣士男「ああっ!なんであなたがドジケミさんより先に食べるんですかっ!!」
- 447 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/15(土) 21:53:39 ID:iz59uo7Q
- 母プリ「まあまあ、EDFはまだまだたくさんあるからみんなで食べましょ♪
それじゃ私も失礼して。・・・あら本当美味しいわ♪」
ドジケミ「ぱくっ! 剣士男さん美味しいです〜幸せです〜」
剣士男「そう言ってもらえて良かったよ。じゃああと2、3品ほど作るね」
ドジケミ「えっそれだけ?」
剣士男「えっ!?」
ドジケミ「だって食材はまだまだあるじゃないですか〜。もっと沢山食べて幸せになりたいです〜」
剣士男「うんまあ材料はあるけど、作りすぎても食べきれないだろうし・・・」
ドジケミ「大丈夫ですよ〜。剣士男さんの料理ならいくらでも食べられそうです〜」
剣士男「あはは、ありがとう。じゃあ腕によりをかけて作っちゃおうかな!」
(なんか食神とか変な人も現れておかしなことになってしまったけど、やっぱり僕の料理を
美味しいって言ってもらえるのは確かに幸せなことなのかもな。よし頑張るぞ!)
ドジケミ?(ヒソヒソ・・・どうやらうまくいきましたな食神様)
ホワイトJ(ヒソヒソ・・・うむ。そなたがうまくやってくれたお陰だ。感謝するぞ『ババソネ』よ)
ボンゴン「ハッ・・・ハッ・・・ハア・・・・・・くそっ!!なんなんだよここのmobは! こんな凶暴なの、
ボクじゃ全然歯が立たないよ・・・考えたくはないけど、剣士男もアイツらにやられたり
してないよね・・・・・・・どこにいるんだよ剣士男・・・」
【おおっと! スキッドトラップ!】
ボンゴン「うわあ!しまったっ!!」
ゲッソリーニ「!」
ボンゴン「だ、駄目だ・・・やられる・・・・(目を瞑る)」
《ガッ・・・・・!》
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「させないわ!」
ボンゴン「き、騎士子さんっ・・・! (た、助かった・・・けど、ちょっとチビっちゃったよお・・・)」
- 448 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/18(火) 21:15:33 ID:Ta5Iwvuw
- ルーン「くらえっ【スパイラルピアース!】 」
ゲッソリーニ「×××・・・」
騎士子「今よ。ボンゴン立てる? 一旦引くわよ!」
「ボンゴン「はハイっ!」
ルーン「ふう・・・なんとか追手は撒けましたが、また見つかるのは時間の問題でしょうね」
ボンゴン「た、助かったあ〜。死ぬかと思いました・・・」
騎士子「ボンゴン、無事でよかったわ。で、剣士男は見つかったの?」
ボンゴン「スイマセン、見つかりませんでした・・・」
騎士子「そう・・・。あなた確か剣士男がドジケミと一緒にココに入るのを見たのよね?
ならドジケミの方は見かけた?」
ボンゴン「いいえ。この場所に来るまで、一通り探したはずなんですが・・・」
騎士子「じゃあ2人は一緒にいると考えてよさそうね」
ルーン「仮に入れ違いに入り口へ戻ろうとしてれば、剣士男さん達は私達と会っているはず
だから、まだこの洞窟内に居るのは間違いないでしょう。このフロアにも居ないとなると
残るは一番危険と思われる最下層ということになりますが・・・・・」
騎士子「行くしかない、わね。・・・ただ問題は、あのイカゲソみたいなmobをどうにかしなきゃ
ならないわけだけど」
ルーン「あのmob達を相手に戦うのは正直言ってキビシいですね。凶暴化して攻撃力もありますが、
範囲回復魔法はおろか、罠を使う知恵もあるようです」
騎士子「そうね・・・・・・ここは2手に分かれましょう。私が囮になってアイツらを引きつけるから、
ルーンはボンゴンと一緒に最下層へ向かってちょうだい」
ルーン「そんな! 囮なんて危険です、騎士子さん!」
騎士子「他に方法がないわ。最下層の状況が分からない以上、急がないと」
ルーン「・・・そうですね、わかりました―――ですが」
《ダッ――――――!!》
@今日の一日一悪活動記録
ルーン「囮役は私が引き受けます! 騎士子さんは最下層へ行ってくださいっ!!」
騎士子「待ちなさいっ、ルーンッ! ダメよ、戻って!」
- 449 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/19(水) 21:06:32 ID:MLiXe03s
- ゲッソリーニ「・・・!!」
ルーン「よし、こっちに釣られたわね! 【パリィ!】
このまま、なるべく最下層入り口から遠ざけないと」
騎士子「クッ!・・・ルーンの気持ちを無駄にはできないわ。行きましょう」
ボンゴン「はいっ」
騎士子(ルーン、無理せずに逃げてよ・・・・・・)
ゲッソリーニ達「↑↓←→↓↑→←←→↓↑→←↑ 」
ルーン「大分集めたかな?これだけ引き付ければ騎士子さんの方は手薄に―――」
ゲッソリーネ「↓R↑LXX→AY」
ルーン「いきなり目の前に!? 一体何処から―――まさか残影!?」
ゲッソリーネ「↓↑←←A→↓BYC」
ルーン「ぐぅ!・・・なんとか【パリィ】で防げたけど、足を止められたっ」
ゲッソリーニ達「↑↑↓↓ABAB」
ルーン「【パリィ】【パリィ】【パリィ】【パリィ】【パリィ】【パリィ】―――騎士子、さん、残影、に気」
ゲッソリーニ達「↑↑↓↓←→←→BA」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
ボンゴン「な、なんだよこれ―――最下層への道が一面トラップで塞がれてるじゃないかっ!!」
騎士子「・・・やられたわ・・・まさかコイツらにここまでの知恵があったなんて・・・」
ゲッソリーネ達「↑X↓BLYRAABABABABL+R」
ボンゴン「うわあああ!こ、こいつら一体何処から湧いてきたんだよおっ」
騎士子「囮を使って嵌めたつもりが、こちらがまんまと罠に嵌められたってわけね・・・・・・でも!」
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「ここまで来て諦めるものですか!―――ボンゴン、あなただけでも最下層へ行って!」
ボンゴン「そんな!一人で切り込むなんて無謀すぎるよ、騎士子さん!」
- 450 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/10/06(土) 03:55:03 ID:N1PUQZGc
- 久々に見たら一気に進んでる!
続き楽しみにしています
- 451 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/24(水) 18:18:15 ID:Enc/jVJY
- ここで時間軸は>>441の辺りまで遡る
悪ケミ「うんしょっ、こらしょっ。子バフォ、もっと押して〜〜〜」
子バフォ「主よ、魔力貝をカートに一度に詰め込みすぎではないか?」
悪ケミ「早くこれをボンバスってジジイの所に持って行って、経験値にしたいのっ」
子バフォ「それはいいのだが、何故そんなにも焦っておるのだ?」
悪ケミ「いいから急ぐのっ」
悪ケミ(だって、騎士子のことだから絶対一人で剣士男を助けに行くに決まってるもん。
危険だからって絶対私の事は連れて行ってくれないだろうから、これでLVあげて
役に立つって認めさせてやるんだから!)
ジャン「うっわー、すっげー! ねえねえ、これ全部ねーちゃんが採ったの?」
悪ケミ「何よガキんちょ。あたしは今忙しいのよ」
ジャン「ねえねえ、教えてよ〜」
悪ケミ「うるさいなー(無視無視っと)」
シェリー「もう、ジャンくんったら。それじゃダメだよー、こうやるの。
ねえねえ、美人のお姉さん、それお姉さんが集めたの?」
悪ケミ「美人? フッ、そうよ。あたしが一人で集めたのよ!」
子バフォ(ここは主を立てて何も言うまい)
ジャン「・・・すっごいなーさすがびじんのおねーさんだなー(棒読み)
ねえねえ、そんなびじんのおねーさんにお願いがあるんだけど。
ぼくの夏休みの宿題の魚貝図鑑作成を手伝ってくれない?」
悪ケミ「は?宿題?ムリムリ、あたしは忙しいって言ったでしょ」
ジャン「ちょっとでいいからさー。それだけ集められるくらいの腕があれば、一回の漁で
いっぱい捕れると思うんだ。ねっ!頼むよ美人のおねえさ〜〜〜ん」
悪ケミ「ムリ。美人のお姉さんはホントに急いでるの! 行くわよ子バフォ」
シェリー「じゃあ、お姉さん? そのカート重くて大変でしょ。ほんの10分だけでいいから、
宿題手伝ってくれたら、代わりにそのカート押すの手伝ってあげる」
@今日の一日一悪活動記録
シェリー「あたし知ってるよ。こういうの”ぎぶあんどていく”って言うんだよね」
- 452 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/25(木) 19:21:18 ID:GOxusnnQ
- 子バフォ「主よ、急がば回れというし手伝って貰った方が早いのではないか?」
悪ケミ「うう〜〜〜しょうがない、10分だけよ? 終わったら絶対カート押してもらうからね!」
ジャン「やったーーーー!!」
悪ケミ「で、何をすればいいわけ?」
ジャン「うんとねー、このモリと投網で魚貝を獲って欲しいんだ! 簡単だろ?」
悪ケミ「な〜んだ、そんな事・・・って簡単なわけないでしょ!?」
ジャン「ええ〜? だってこの貝ねーちゃんが採ったんだろ? なら楽勝じゃん」
悪ケミ「そ・・・そうだけど(目線を逸らす)」
子バフォ「ふむ。とりあえずやってみるか。では我はこのモリを使うとしよう」
シェリー「はい、どうぞ。頑張ってくださいねっ」
[>子バフォは[目をつぶって勘を頼りに][神速の技で][稲妻突きを放った!]
子バフォ「・・・手応えあった!」
ジャン「うわあ!すげえ!クラーケンとったどーーーーーーー!!」
シェリー「やったやった、まだ図鑑に載ってなかったやつだよ」
悪ケミ「」
ジャン「じゃあ今度はねーちゃんの番だね! はい、投網」
悪ケミ「・・・・・・フッ」
シェリー「どうしたの? おねーさん?」
悪ケミ「フッフッフ。こんなこともあろうかと!こっそりカートを改造しておいたのよ!
カートらんちゃーに投網セット!―――ファイアー!!(どーん)」
???「ぎゃーーーー」
悪ケミ「掛かった! それー!引っ張れー!」
セドラ「何をするダー! ヒドイじゃなイカ!!」
ジャン「なあ〜んだ、セドラか」
シェリー「セドラはもう図鑑に登録してあるよ」
@今日の一日一悪活動記録
※アルケミストギルドよりお願い
カートキャノンの使用は当ギルドに登録し許可を受けたジェネティックのみに限ります。
ジェネティック以外が違法にカートを改造し使用するのはおやめください。
- 453 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/26(金) 19:33:04 ID:TBYrqeMY
- セドラ「なあ〜んだセドラか、とは失礼じゃなイカ! 私はただのセドラとは違うのダ!
私は三国同盟から認可を受けた保険会社の社員なのダ!」
悪ケミ「その保険員がなんで海の中で遊んでるのよ」
保険セドラ「うっ・・・そ、それは・・・違うのダ! いつもの担当のおばちゃんが休暇を取って
新人の私が急遽担当を任されたけれど、場所がよく分からなかったのダ!
決して遊んでたわけではなく、道に迷って途方に暮れて波間を漂っていただけなのダ! 」
悪ケミ「甘いわね。社会じゃそれを遊んでたっていうのよ」
保険セドラ「とっとにかく、ココはどこなのダ?」
子バフォ「ここはボンバス殿が主催しているサマーキャンプ場だ」
保険セドラ「おお!なら目的地はここで合っているのダ! でそのボンバスって人は誰なのダ?」
悪ケミ「私達が今からボンバスの所に行くところよ。ついでにあんたも一緒に来る?」
保険セドラ「それは助かるのダ! では行こうじゃなイカ」
悪ケミ「(ニヤリ)ちょ〜っと待ったあ! あんたもこのカートを押すのよ」
保険セドラ「なぜなのダ?」
悪ケミ「私が迷子になってたあんたを保護してあげたのよ。そのお礼として手伝いなさい」
保険セドラ「あんなの保護じゃないのダ! いきなり網で捕らえるなんて乱暴すぎじゃなイカ!」
悪ケミ「ボンバスと会社に仕事もせずに遊んでましたって報告しちゃおっかな〜☆」
保険セドラ「ぜひ手伝わせて欲しいのダ! 全力でカートを押させてもらうのダ!(土下座)」
ジャン(ぎぶあんどていくってコエー・・・)
シェリー(ジャンくん、あれは真似ちゃいけない方のぎぶあんどていくだよっ)
悪ケミ「さあ、あんた達も宿題手伝ってあげたんだから、今度はこっちを手伝ってもらうわよ?」
ジャン「・・・え、えっとー、でもなー、セドラはもう図鑑に載ってたからな〜。なっ?」
シェリー「・・・う、うん。だから、宿題は半分だけ手伝ってもらったみたいな感じかな」
悪ケミ「半分だろうとギブアンドテイクはギブアンドテイクよねえ(ニッコリ)」
ジャン「だ、だから、さ。お礼として、オイラ達より力の強い人を紹介するから、その人に
カートを押してもらうってことで・・・どうでしょうか?」
子バフォ「主よ、流石にあの子達の力ではこのカートを手伝わせたところで役に立たぬぞ」
悪ケミ「・・・いいわ。じゃあさっさとその代わりとやらを連れてきなさい。ほら急ぐ!」
ジャン&シェリー「は、はいいいい!!」
@今日の一日一悪活動記録
シェリー「ねえ、ジャンくん。連れてくる人にアテはあるのっ?」
ジャン「チェ、”チェストマン”だ! チェストマンに頼もうっ!」
- 454 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/27(土) 15:40:53 ID:RZG3IusU
- 悪ケミ「さあ、それじゃ急いでボンバスの所へ行くわよ」
子バフォ「あの子らを待たなくても良いのか?主よ」
悪ケミ「いいの。子バフォだって、宿題やる代わりに押すの手伝ってもらえばと言いながらも、
最初からあの子達の力じゃカートを押せないことくらい分かってて手伝ってやれと
言ったんでしょ?」
子バフォ(・・・流石だな)
悪ケミ「全く。急いでるのに貴重な時間を無駄にしたわ。だ・け・ど、こき使える下僕を
手に入れられたから良しとしようかしらね(ゲス顔)」
保険セドラ「ううう・・・鬼なのダ・・・血も涙もないのダ・・・」
悪ケミ「ふう。やっと着いた」
保険セドラ「ヒイヒイ・・・わ、私はデスクワーク担当で肉体労働は担当外なのダ・・・」
悪ケミ「さ〜て、ボンバスのジジイは・・・あれ?見当たらないなあ」
ボンバスの孫娘「―――はい、ではそのようにお願いします。あ、その件は―――」
悪ケミ「ん?あの娘がなんかキャンプの関係者っぽいわね」
子バフォ「取り込み中の所すまぬが、ボンバス殿は何処におられるか?」
孫娘「あら、お祖父様に御用の方ですか?申し訳ありませんが、お祖父様は緊急の会議に
出席中のため留守にしております」
保険セドラ「(ガバッ!)わ私は保険会社の出向社員なのダ! すまんが助けて欲しいのダ!
過酷な強制労働を強いられているのダ!」
孫娘「は? ええと、保険会社の方ですか?―――ああ、話は伺っております。
急な要請でしたのに早かったですね。流石ですわ」
保険セドラ「早い?・・・そ、そうなのダ! 私は依頼者の所へ真っ直ぐ迅速に伺ったのダ!
決して途中遊んでいたわけじゃないのダ! もう脅される理由はないのダ!」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ(チッ)
孫娘「えっ? 脅されて???」
保険セドラ「あ、いや、なんでもないのダ」
- 455 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/28(日) 18:46:01 ID:QfrEFTfg
- ボンバス「何やら騒がしいな。どうした、また何か事件か?」
孫娘「あ、お祖父様。お帰りなさいませ。もう会議は終わったのですか?」
ボンバス「うむ。それだがな、非常事態としてあの洞窟への冒険者の立ち入りは当分
全面的に禁止となった。
・・・これで魔力貝の収集に大きな支障をきたす事になってしまったわい」
孫娘「そうですか・・・。ですが、仕方ありませんわね。至急キャンプ内の冒険者へ
この件の説明を行う準備をしないと。洞窟の封鎖は既に始まったのですか?」
ボンバス「いやそれがな、なにやら護衛団の隊員に無断で先走った者がいたとかで、
カラスコが怒鳴り散らしておったよ」
悪ケミ(!!!―――騎士子だっ!!)
ボンバス「本来なら洞窟の封鎖を済ませて冒険者の立ち入りを制限してから調査隊を
送り込む手筈だったが、先に調査隊を送ることになって封鎖のための人員が
足りずに本国へ増員の要請もしていたりとゴタついておるようだ。
なるべく儂らの方で冒険者の行動を制限せねばなるまい。
―――ところで、そちらにいる方は冒険者かな?」
悪ケミ「そうよ!この魔力貝を至急経験値にしてちょうだい!」
ボンバス「・・・おお!これだけの量の魔力貝を集めてくれたとはありがたい!
だが、申し訳ないが今は受け取る事が出来んのだよ」
悪ケミ「えっ!?どうして?」
ボンバス「先程の話を聞いておったと思うが、冒険者達の行動を制限するためには
魔力貝の報酬を制限するのが一番なのだよ。今ここで君に報酬を与えたら
洞窟の封鎖の話と相まって”駆け込み”が発生してしまう。そうしたら
駆け込み目当てに洞窟へ行く冒険者が殺到し封鎖どころではなくなるのだ。
どうか理解してくれんかね」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ(そんな・・・LV上げられないんじゃ、今の私では騎士子を追いかけることも
できないじゃない!!)
- 456 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/29(月) 18:45:41 ID:LaIDicf6
- 悪ケミ「お願い!私だけLVを上げさせてちょうだい! どうしても今すぐ強くならないと
いけないの! でなきゃ騎士子を助けに行けない!」
ボンバス「何か事情があるようだが、君だけを特別扱いはできないのだ。すまない」
悪ケミ「でも・・・!」
子バフォ「落ち着くのだ主よ! 仮に今LVを上げられたとしても我らだけで洞窟へ行くのは
無理というもの。騎士子殿の事は他の手を考えよう」
悪ケミ「くっ!!」
孫娘(・・・・・・)
保険セドラ「あのう、私、保険会社から参りましタ。契約のお話をしたいのですガ」
ボンバス「おお、そちらは保険会社の方でしたか。てっきりいつもの”大場さん”が
いらっしゃるものだと勝手に思っておりました。失礼致しましたな」
保険セドラ「イエ。”大場さん”は今休暇を取っておりましテ、私が代わりニ。
それデ、契約のご説明をさせて頂きt」
ボンバス「・・・その事ですが、今回のお話はなかった事にして頂きたいのです」
保険セドラ「ゑ」
ボンバス「お断りする経緯は先程話した通りです。洞窟内の探索を行う冒険者達の安全の
ために保険を用意しようと考えておったのですが、洞窟を封鎖することになって
その必要が無くなってしまいましたのでな。こちらからお願いをしてわざわざ
来て頂いたというのに大変申し訳ありません。会社の方にも後程、孫娘を
経緯の説明に行かせますので」
保険セドラ (ガーン・・・ハジメテケイヤクガトレルトオモッタノニ・・・)
スイカ担当「ボンバスさーん、スイカクラッシュの修理の件と、鉄カブト事件の報告書
持って来ました」
ボンバス「おっと。申し訳ありませんが私は別の打ち合わせがありますのでこれで。
孫娘よ、すまんが後を頼む」
孫娘「はい。畏まりましたわ、お祖父様。」
@今日の一日一悪活動記録
スイカ担当(・・・ん? そこにいるのはアルケミストの嬢ちゃんじゃないか?
なんだか落ち込んでるように見えたが気のせいか?)
- 457 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/30(火) 19:36:46 ID:K0koH4..
- 孫娘「御二人とも、あまり気を落とさずに。きっといい事がありますよ」
保険セドラ「気休めはヤメテ欲しいのダ。契約の取れない新人は潰されてしまうのダ・・・」
悪ケミ「そうだ! ねえあんた、私に保険をかけさせてよ」
保険セドラ「いいケド、お金はあるのカ?」
悪ケミ「えっと・・・この位なら・・・」
保険セドラ「全然足りないじゃなイカ!」
悪ケミ「ちょっとくらいオマケしなさいよね!おばちゃんならまけてくれるわよ!」
保険セドラ「そんな事言われても新人にそんな権限はないのダ!」
悪ケミ「じゃ、じゃあ足りない分はこの魔力貝をあげるわ!これでどう?」
保険セドラ「そんなの私には何の価値も無いのダ」
悪ケミ「じゃあ・・・じゃあ・・・どうしたら良いの・・・? 騎士子はあんな体で危険な
ダンジョンに行かなきゃならないのに、私は何にもしてあげられないじゃない・・・」
子バフォ「主・・・・・・」
孫娘「その騎士子さんという方はひょっとして護衛団の人ですか?」
悪ケミ「・・・そうよ。あの洞窟の中に弟の剣士男を助けに行ったの。鉄カブトから私を守ろうと
してケガしてたのに、一人で助けに行くなんて無茶して・・・だから私・・・」
孫娘「そうだったんですか・・・きっと無事に帰ってきますよ。他の護衛団の方々も調査隊の
編成が済み次第、洞窟へ救助に向かったはずですから。信じて待ちましょう。ね?」
悪ケミ「うん・・・」
保険セドラ「ううう、イイハナシダナー(感涙) 血も涙も無いなんて言ってすまなかったのダ」
スイカ担当(なんてこった!偶然立ち聞きしちまったけど、騎士子嬢ちゃんがそんな事に
なってたとは知らなかったぜ)
ボンバス「ここにいたのか孫娘。これから洞窟の封鎖についてキャンプにいる冒険者達へ
説明を行うから来なさい」
孫娘「・・・はい、分かりましたお祖父様」
@今日の一日一悪活動記録
孫娘(だけど、これでいいのかしら? 私・・・私にもなにか・・・)
- 458 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/03/23(土) 02:03:55 ID:VU.OVQks
- 悪ケミ「おい、火くれよwwwwwwwwww」
騎士男「悪ケミたんの頼みとあらば!」
騎士子「何してるのよ(バッシュ!!」
騎士男「い、痛い……」
騎士子「あんたはまだタバコ吸っちゃだめでしょ?」
騎士男「はっ、そうだ、悪ケミたん! 俺との子のためにも体には良くnあwせdrftgyふじこlp;@:「」
騎士子「ふぅ……何か高そうな葉巻だけど、ちゃんと持ち主に返してきなさい」
悪ケミ「フフーン、これは紛れもなく私が作った葉巻の試作品一号よ!」
騎士子「……密造は重罪よ」
悪ケミ「タバコの葉は使ってないわ。ドライハーブを絶妙なバランスでブレンドした自信作なんだから!」
騎士子「ハーブって、あんた最近全然刈りへ行ってないじゃない」
悪ケミ「その場でいくらでもハーブを作る方法を発見したのよ」
騎士子「何それ? クリエイターでもあるまいし……」
悪ケミ「企業秘密よ!」
騎士子「そうね、それは是非とも見学させてもらいたいわね」
悪ケミ「だから、企業秘密!」
騎士子「怪しげな密造ハーブの栽培現場に今、捜査のメスが入る! 『王都騎士団密着24時』、乞うご期待!」
- 459 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/04/09(火) 23:46:02 ID:oYJZW3v2
- 悪ケミ(ぺたぺた、ぬりぬり)
子バフォ「主よ、ゼロピーなぞに色を塗って何をしているのだ?」
悪ケミ「『らぐなろくぎるどますたーず』っていう世界で魔石っていうのが貴重らしいのよ。
だからそいつらにこれを売りつけt」(ぼかっ)
悪ケミ「いったーっ!!もう、騎士子っ、何をするのよっ!!」
騎士子「まーた悪い事たくらんでいたのね。実行前に見つけてよかったわ……。
でもね、もうそれ、終わっちゃうのよ。だから、あなたが準備できた頃には
もう価値がなくなってると思うわ。残念だったわね」
悪ケミ「えーっ、せっかくポリン島まで行ってゼロピーをカートいっぱい拾ってきたのに!!
もういい、花売り娘さんに売ってくるっ」(ばびゅーん)
子バフォ「主よ、少し待たれよ……って、行ってしまった」
騎士子「露店で売れば買う人も居たのにねぇ」
騎士男「マイスウィートハニーが真心をこめて集めたゼロピーをくれ!!!」
花売り娘「え、えーと、他と混じってどれか分かんないんですけど……」
ROGMのケミは可愛かったのに残念です。
- 460 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/04/10(水) 10:46:23 ID:gZRiIuR2
- うちのケミ子は、ケミ子の見た目のままジェネになれたぜ!
- 461 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/05/16(木) 05:52:36 ID:FxH6ctaY
- >>458の続き
王都騎士団密着24時
〜悪質な職域違反! ケミによるハーブ密造の実態と決死の潜入捜査〜
騎士子「それで、ハーブ密造現場はどこにあるの?」
悪ケミ 「ミツゾウッテ、ヒトギキワルイワネ……ッ!?」
子バフォ「主殿、声が……」
悪ケミ 「ナ、ナンデコエガカワッテルノヨ!!」
騎士子「それっぽいでしょ?」
悪ケミ 「チョット、コノコエナオシナサイヨ」
騎士子「密造方法を教えてくれたら治してあげるわ」
悪ケミ 「ワカッタワヨ、オシエレバイインデショ、オシエレバ」
騎士子「そうよ」
悪ケミ 「コバフォ、ヤルワヨ……」
子バフォ「う、うむ」
悪ケミ 「wwwwwwwwwwww」
騎士子「何よ、急に変な顔して……」
悪ケミ 「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwコバフォ、イマヨ!!」
子バフォ「お、おう(ブランディッシュスピア!!」
悪ケミ 「wwwwwwwww w ww w
w w w w
ズバッ w っうぇ w w
w w w w w
騎士子「な、何にもない空間から草が!?」
悪ケミ 「ドウ? スゴイデショ!!」
騎士子「凄いわね、子バフォ!」
悪ケミ 「(ズコーッ)エッ? ワタシハ!?」
騎士子「あんたはただニヤニヤしてただけじゃない」
悪ケミ 「チガウワヨ!! ソモソモ、ワタシノ……!!」
子バフォ(主殿、そこは秘密にしておいた方がよいのでは)
悪ケミ (それも……そうね)
騎士子「ま、疑いも晴れたことだし、子バフォに感謝することね」
悪ケミ 「ワカレバヨロシイ!!」
子バフォ「主殿、騎士子殿が行ってしまわれたぞ……」
悪ケミ 「エッ、ア、チョット!! コエナオシテイキナサイヨ!!」
- 462 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/09/08(日) 13:30:00 ID:n1oiidv2
- そういえば今年はサマスペネタなかったなー
サマスペ自体ちょっとあれだったから題材にしにくいんだけど
- 463 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/09/10(火) 22:12:18 ID:/ky1.ers
- 悪ケミはすきだけどROはもう7年くらいやってないよ!
- 464 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/24(火) 10:34:52 ID:CKq4FmQ6
- ttp://ro-blog.livedoor.biz/archives/4694836.html
悪ケミ「『ウチのギルメンが魔王の娘かもしれない』って何コレwww」
悪ケミ「魔王の娘がギルドに入るわけないじゃない。最近は変な作風の本が増えてるのねぇ」
子バフォ「う、うむ・・・(主がその魔王バフォメットの娘なのだが・・・)」
- 465 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/24(火) 21:21:13 ID:EOsNh0JA
- ROの世界観って王道ライトファンタジーだから実際こういうのもいけそう
- 466 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/26(木) 16:15:38 ID:i7rC/YGA
- バフォJr帽が実装された頃のお話
悪ケミ「う〜〜〜〜〜〜〜」
騎士子「なんか機嫌悪いわね。どうしたの?」
悪ケミ「……あれ」
悪ケミが指差す方を見ると、頭にバフォJrを乗せた冒険者達の姿がそこかしこに見受けられる。
騎士子「ああ、なんだか最近良く見るようになったわね。それがどうかしたの?」
悪ケミ「……欲しい(ボソッ」
騎士子「えっ?何?よく聞こえなかったけど」
悪ケミ「谷欠 し い の !! 私もあのタレ子バフォ欲しい〜〜〜〜〜〜っ!!」
駄々っ子のように欲しいを繰り返す悪ケミに、騎士子は両耳に手を当てて聞こえない振りをする。
騎士子「そんなに欲しいなら買えばいいじゃないの」
悪ケミ「高いんだもん! なのに露店じゃ直ぐ売り切れてるし!」
騎士子「じゃあ仕方ないでしょ、諦めなさい」
悪ケミ「ヤダヤダヤダ〜〜〜欲〜し〜い〜〜〜〜!!」
騎士子「あ〜も〜うるさいなあ。……そうだ! 子バフォ、ちょっと」
子バフォ「む。騎士子殿、何か?」
騎士子は子バフォを抱えて持ち上げると、悪ケミの頭の上に子バフォを腹ばいにして乗せた。
子バフォ「騎士子殿、何を……」
騎士子「は〜い、これでタレ子バフォの出来上がり! ……うん。これは意外とイケるわね!」
悪ケミ「あのね……そんな子供だましな」
騎士子「ううん、ホントよ! ほら、鏡で見てみなさいな」
騎士子から渡された手鏡で自分の姿を見た悪ケミの頬が紅潮する。
悪ケミ「やだ、思ってたより可愛いっ! ///」
騎士子「でしょでしょ! や〜ん、子バフォが想像以上にキュート! ///」
子バフォ「う、あ、主よ、そんなに動くと落ちてしまう」
悪ケミ「痛ッ! 子バフォ、そんなに髪の毛掴んだら痛いってば」
子バフォ「す、すまぬ」
- 467 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/26(木) 18:05:53 ID:i7rC/YGA
- 悪ケミ「ウフフフ♪ そうだ、皆にも見せて回ろうっと♪」
子バフォ「あ、主よ!まさかこのまま歩いていくつもりなのか?(汗」
悪ケミ「もちろんよ! この可愛い姿をプロンテラ中の人に見てもらうんだから♪」
子バフォ「し、しかしだな」
悪ケミ「じゃあ行くわよ! ……うう、意外と頭が重くて歩きづらい」
騎士子「やれやれね」
悪ケミが子バフォを落とさないよう、慎重に歩きながらプロンテラの露店街を歩いていると、
十字路の向こうから良ケミが歩いてくるのが見えた。
悪ケミ「おっ、あれは良ケミ! お〜い、良ケミ〜っ!!」
良ケミ「あら悪ケミ、お久しぶりね」
悪ケミ(子バフォ、動いたり喋っちゃダメよ。バレちゃうから)
子バフォ(りょ、了解した)
悪ケミ「ふふ〜ん♪ 良ケミ、コレ見てよコレ」
悪ケミは頭の上の子バフォを指さして、誇らしげに胸を反らす。
良ケミ「あら?それ騎士子さんにでも借りたの?」
悪ケミ「ざ〜んね〜んで〜した。これは正真正銘、私のです〜」
良ケミ「嘘おっしゃい。そんな高価なもの、あなたに買えるわけないでしょう」
リーフ(そうだよな〜。良ケミだって超分割ローンでなんとか買えたんだし〜)
良ケミのカートの中からリーフがひょっこり顔を出し、良ケミにしか聞こえないくらいの声で言う。
いつもの様に、これでもかと愛らしさを前面に出したあざとい営業スマイルだ。
良ケミ(うっうるさいわね、あなたは黙ってなさい)
リーフ(おいおい、アタイのお陰で超分割ローンを組むことが出来たんだぜ〜?もっと感謝しなよ)
良ケミ(そ、それについては感謝してるし、その証拠に高級ペットフードをあげてるでしょ!)
悪ケミ「あれあれ〜? ひょっとして良ケミったら私が羨ましいのかな〜?」
良ケミ「失礼ね、私だって持ってるわよ。その『ラルフ666世』ぐらい」
子バフォ(!!!! …『ラルフ666世』…だと…?)
その名を聞いた瞬間、動揺した子バフォの手から鎌が滑り落ち、地面に乾いた音を立てた。
- 468 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/27(金) 15:56:25 ID:e4siE63w
- 悪ケミ「ひぃっ! 鎌が顔の側かすめてった! ちょっと子バフォ、危ないでしょ!」
子バフォ「……ハッ、す、すまぬ、主よ」
良ケミ「なーんだ。子バフォを頭の上に乗せてラルフ帽に見せかけてたわけ?」
リーフ(ぷーくすくす)
良ケミ「まあ大方そんなとこだろうと思ってたけど」
悪ケミ「ぐぬぬ……」
子バフォ「……すまぬが良ケミ殿、一つ聞きたいのだがよろしいか?」
良ケミ「ん? ええいいけど、何かしら?」
子バフォ「先程、『ラルフ666世』と言っていたが、それは……?」
良ケミ「ああ、そのことね。ちょっと待って」
良ケミはカートの中から自分のバフォJr帽子を取り出すと鑑定のスキルを使った。
良ケミ「これ、正式には『ラルフ・フォン・ツィーゲ666世』って名前でね、一体どこで作られて流通しているのか
詳しいことはわからないんだけど、ツィーゲ家の666代目当主就任を祝って作られた記念品らしいのよ」
子バフォ(666代目当主就任……)
良ケミ「出処の怪しさはあるけれど、マジックアイテムであることに加えて、この見た目の可愛さのお陰で
人気あるみたいでね、今じゃプロンテラ中で見かけるようになったってわけ」
悪ケミ「えっ、それマジックアイテムなの? ちょっと貸して」
良ケミ「いやよ。それに製薬型のあなたじゃ使いこなせないわよ? これに付与されてるスキルはARだから、
戦闘型の私向きなの」
悪ケミ「む〜〜〜。いーもん、ケチ! 子バフォ、行こっ!」
子バフォ(………)
悪ケミ(子バフォ……?)
───魔界、とある場所
???「───何用だ、小僧」
父バフォ「ふ、まだ生きておったか。家督を譲るほど衰えたと聞いたのでな、老いた情けない姿を
笑いに来てやったのだ。 ───ラルフ・フォン・ツィーゲ665世よ」
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