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悪ケミハウスで4箱目
- 442 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/06(木) 19:27:13 ID:xDx5/IJ6
- ルーン「いいですか騎士子さん。もしこのまま行くのならば、最低でも14件の義務違反に
抵触します。会議で非常事態と認められればもっと増えるでしょう」
騎士子「そうね」
ルーン「一人で行ってどうなるというんです? 洞窟の中はエターナルデビルフィッシュの
影響でmob達が一段と凶暴になっている可能性があります。危険すぎます」
騎士子「それでも、いいえ、だからこそ弟のために行かなきゃならないの。そこを通して頂戴」
ルーン「どうしても・・・ですか?」
騎士子「どうしても・・・よ」
ルーン「・・・・・・」
騎士子「・・・・・・」
ミッド「プッ・・・アハ、アハハハ、アハハハハハッ! ほらね、ボクの言った通りだろルーン。
騎士子さんに説得なんか無駄だって」
ルーン「・・・ハァ。騎士子さんがここまで頑固で向こう見ずだとは思いませんでした」
騎士子「な、何よ二人共」
ルーン「一人でも行くというのでしたら仕方ありません。私もご一緒します♪」
騎士子「!? 何を言っているのルーン! こんな危険なことにあなたを巻き込m―――」
ミッド「やれやれ。何言ってるんだい騎士子さん。今日一日、ルーンは騎士子さんの、
” 貸 し き り ”だろ? ほらここにちゃんと直筆の証拠もあるしね」
ルーン「そういうことです♪」
騎士子「なっ!?それは、こういうことじゃ―――」
ミッド「断って特別な戦術指南なんてつけられたくないですからねーボクも。”脅されて仕方なく”
ルーンを無理矢理連れて行かれたってことで騎士団の方々には説明しておきますよ」
騎士子「・・・バカね・・・本当に・・・バカなんだから・・・」
@今日の一日一悪活動記録
ルーン「あんまりバカって言わないでくださいっ。騎士子さん程バカじゃないですから」
騎士子「ふふっ、そうね。・・・・・・でも、ありがとう」
- 443 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/09(日) 18:51:08 ID:Ib7ncHx6
- 剣士男「うーん。結構深そうな洞窟ですねえ。奥に行くほど入り組んでそうだし・・・
母プリさん、危険じゃないですか?ここ」
母プリ「大丈夫よ〜♪ ちょっとした冒険みたいでワクワクするじゃない♪」
剣士男「噂になってるパワースポットの割りには、他に誰もいませんけど・・・」
母プリ「あらラッキーね♪ 神秘的な力を独り占め出来ちゃうじゃない♪」
剣士男「進むにつれてなんか嫌な雰囲気が漂ってきてるんですけど・・・」
母プリ「それは逆にチャンスよ♪ 怖がってるドジケミちゃんを剣士男くんがリードしてあげれば
好感度アップ間違いなし!(ドジケミにアイコンタクト)」
ドジケミ「いや〜ん。ちょっと怖いです〜(ギュッ)」
剣士男「だ、大丈夫。ドジケミさんは僕が守るからね。でもここ、強いmobとかいたらどうしよう。
正直言って僕の力じゃあんまり・・・」
母プリ「ん〜、周りを見ても貝やヒトデにカニくらいよ」
剣士男「ノンアクのmob達なら刺激しなけりゃ平気かな」
ドジケミ?(ヒソヒソ・・・なんかメンドクサイ奴じゃな)
母プリ(ヒソヒソ・・・う〜ん、剣士男くんはもうちょっと積極性が欲しいわねえ)
ドジケミ?(仕方ない。ちと手荒になるがわしが最下層へ直通の近道を作るとするか)
母プリ(そうねえ。その方が早いかも)
ドジケミ?(では・・・ブツブツブツブツ・・・エエイっ!!)
ボンゴン「おーい!剣士男ーーー!!」
剣士男「ん?今何か呼んでる声のようなものが聞こえませんでしたか?」
母プリ「そう?きっと洞窟でよくある風の音よ〜」
ミルキー「・・・GO!」←石投げ
剣士男「痛っ!? い、今、ノンアクのはずの貝が石投げてきましたよ!?」
母プリ「あらあら・・・投げてこないわね?」
剣士男「あれ?でも確かに投げてきたんだけど・・・」
ミルキー「・・・GO!」←石投げ
剣士男「痛っ!やっぱり投げてきましたよ!」
スベスベマンジュウガニ「ボフッ!」←ベナムダスト
剣士男「うっ!?ゲホゲホ・・・これ、毒霧じゃないか! なんでノンアクのmobが攻撃を?
やっぱりココ、普通じゃないですよ! 早く離れないと!」
ドジケミ?(あ、そっちは今直通路を作った場所に)
@今日の一日一悪活動記録
剣士男「うっうわああああ! なんでこんな所に穴がーーーーー」
ドジケミ?「・・・ふむ。突き落とす手間が省けた」
- 444 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/10(月) 19:48:09 ID:p2w9c11c
- ドジケミ?「よし、ではわしらも後を追うとしようか」
母プリ「あらあら〜。剣士男くん大丈夫かしら」
ボンゴン「ハアハア・・・。さっき剣士男の叫び声が聞こえた気がしたんだけど。
おーい!剣士男ーー、どこだよー、早くここを出なきゃ駄目だよー!
・・・もっと先に進んじゃったのかなあ。早く追いつかないと」
???「・・・くん」
剣士男「・・・う、う〜ん」
???「剣・・くん、起きて」
剣士男「ん、んん? もう朝か・・・御飯作らないと姉さんにどやされちゃう・・・」
母プリ「剣士男くん?大丈夫?」
剣士男「あれ?母プリさん?なんで家にいr・・・あれ?ここどこだ?」
ドジケミ「剣士男さん寝ぼけちゃダメですよ〜。ここは岬の洞窟の最深部です〜」
剣士男「岬の・・・洞窟?・・・あれ!?確か僕穴に落ちて・・・え?最深部?
なんで洞窟の最深部がこんな森みたいな場所になってるんだ?」
母プリ「うふふ♪ それはここが秘密のパワースポットだからよ〜♪
すごいわね〜、パワースポットの神秘の力のなせる技ってところかしら♪」
ドジケミ?(ふん。エターナルデビルフィッシュめ、この時空間を歪めて隠れ蓑にしおって)
剣士男「ええと、母プリさん?僕達目的地に着いたってことでいいんですか?」
母プリ「いいえ、本当の目的地はこの先よ♪ さ、歩きましょうか♪」
ドジケミ「あ、母プリさん待ってくださいです〜。わたしもなんだかワクワクしてきました〜」
母プリ(ヒソヒソ・・・剣士男君が倒れてる間に準備の方は済んでいるわね?)
ドジケミ?(バッチリじゃ。この先に全て整えておるわい。直に”あの方”もここへ着くじゃろうて)
母プリ(そう、じゃあ私は材料を探しにいくとしましょうか)
@今日の一日一悪活動記録
剣士男「待ってよ、二人共!僕を置いて行かないで!」
- 445 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/13(木) 20:10:05 ID:OwwyHw4w
- ドジケミ「剣士男さん、あれ! あそこ見てください」
剣士男「な、なんでこんな丘の上にキッチンが!? ・・・うわ、道具も手入れが行き届いてるし。
あ、これ!この料理道具欲しくて気になってたんだよな〜いいな〜♪」
ドジケミ「こっちに沢山置かれた箱の中、食材がいっぱいですよ〜」
剣士男「どれどれ。本当に種類も凄い豊富にあるなあ。ええっこんな高級食材まで!?」
ドジケミ「テーブルも食器も一通りそろってます〜」
剣士男「うーん・・・でも怪しいなあ。こんな誰も居ない所にキッチンセットがあるなんて」
ホワイトJ「その問に私が答えよう少年!」
剣士男「うっうわあああっ!だっ誰ですかあなたは!? ていうか一体何処から現れたんですか!?」
ホワイトJ「この場所こそキッチンアリーナ!そして私は通称食神だっ!!」
剣士男「キッチン・・・アリーナ? しょく・・・じん?」
ホワイトJ「そう、このキッチンアリーナこそ料理人の聖地。幾人もの料理人たちがその腕を振るい
競い合った場所なのだ!」
剣士男「は、はあ・・・・・・」
ホワイトJ「そして私は数多の食材に精通し、あらゆる世界の料理を口にしてきた食通として、その料理人
達の作った料理を評価してきた。ゆえにいつしか私は彼らから食神と呼ばれるようになった!」
剣士男「あの・・・そんな事はどうでもいいんですけど、なんでキッチンアリーナがここに?」
ホワイトJ「ど、どうでもいい・・・だと(震え声」
ドジケミ?(食人様、落ちついて)
ホワイトJ「あ、あー、コホン! ・・・君たちは幸せになれるとの噂を聞いてここへ来たのではないか?
ならば幸せとは何か答えてみたまえ?」
剣士男「え、それはその・・・」
ホワイトJ「いいか、幸せとは、相手と食卓を囲み美味しい食事を摂ること!相手の胃袋を掴んでおけば
夫婦円満、家内安全、家運隆昌、子孫繁栄、開運招福、出世しまくるわ体の悪い所全部治るわで
えらい事になるのだ!」
剣士男(なんか後半聞いたことがあるような)
ホワイトJ「少年よ、君も自分が作った食事を美味しいと言ってもらえることに喜びを感じるのでは
ないのか? 一口食べて笑顔が溢れたことに幸せを感じるのではないのか!?」
剣士男「そ・・・それは・・・確かに・・・」
ホワイトJ「ならば!このキッチンアリーナで美味しい料理を作り、二人で幸せを噛み締めるが良い!」
@今日の一日一悪活動記録
剣士男(うわー・・・ドヤ顔されてるけど、結局ここにキッチンがある必然性が何も説明されてないよ・・・)
- 446 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/14(金) 21:31:01 ID:zh/FKNQE
- ドジケミ「あのう、剣士男さん。さっき沢山の食材を見たせいか、お腹が空いてしまいました。
剣士男さんが良ければですけど、ここで何か食べませんか?」
剣士男「そうか、そういえば、ここに来るまで飲み物を少し口にしたくらいで、食事らしい食事は
出来なかったね。じゃあそこにある材料を使わせてもらって僕が何か適当に作るよ」
ドジケミ「やったあ〜(はぁとエモ」
ホワイトJ「む、待ち給え少年。君等の食の幸せのために、特別な食材を提供しようではないか」
剣士男「えっ!? 特別な食材?」
ホワイトJ「うむ。今回特別に用意した食材は―――これだ!」
母プリ「は〜い♪ 特別食材の捕れたて新鮮なタコで〜す♪」
剣士男「ななななんですか!? 母プリさん、その巨大なタコの足は!?」
ホワイトJ「これは伝説の食材、E.D.Fの足だ!」 ※E.D.F=エターナルデビルフィッシュ
剣士男「い、いーでぃーえふ?そんなの聞いたことがありませんけど・・・」
ホワイトJ「伝説の食材だからな。知らないのも仕方ない」
母プリ「ウフフ、私が捕ったものだから、罠とか毒の心配はいらないわよ♪」
剣士男「はあ・・・でもこんな辺り一面森の中のどこでタコを?」
母プリ「え?やあねえ、そんなのその辺の空間をド突けば――――――」
ドジケミ?「ゴホン!」
母プリ「あ、ああそうね、実はこの洞窟はE.D.Fの捕れる希少な漁場でね、ここに来る途中の階層で
捕まえておいたのよ!」
剣士男(うーん、、、なんかイマイチ納得出来ないけど、まあ安全な食材ならいいか・・・)
母プリ「ほらほら〜、そんなことよりドジケミちゃんがお腹空かしてるわよ?早く何か作ってあげないと」
剣士男「わ、分かりました。とりあえず、新鮮な内に少し刺身にしてみようかな?(テキパキ)」
ホワイトJ(ほほう。中々の包丁さばき。プロンテラで噂になっている料理人だけのことはある)
剣士男「よし、折角だからこの食材も使って一緒に添えてみるかな」
ホワイトJ(大量の食材の中から敢えてそれを選ぶとは・・・! こやつかなりの目利き・・・!)
剣士男「盛り付けは・・・こんな感じでいいかな?」
ホワイトJ(盛り付けも美しい・・・!刺身で皿に大輪の花が咲いているかのようだ・・・!)
剣士男「はい、ドジケミさん。先ずはお刺身にしてみたよ」
ホワイトJ「エエイっ! 我慢できんっ!!」
《ぱくっ》
@今日の一日一悪活動記録
ホワイトJ「う、美味いぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!」
剣士男「ああっ!なんであなたがドジケミさんより先に食べるんですかっ!!」
- 447 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/09/15(土) 21:53:39 ID:iz59uo7Q
- 母プリ「まあまあ、EDFはまだまだたくさんあるからみんなで食べましょ♪
それじゃ私も失礼して。・・・あら本当美味しいわ♪」
ドジケミ「ぱくっ! 剣士男さん美味しいです〜幸せです〜」
剣士男「そう言ってもらえて良かったよ。じゃああと2、3品ほど作るね」
ドジケミ「えっそれだけ?」
剣士男「えっ!?」
ドジケミ「だって食材はまだまだあるじゃないですか〜。もっと沢山食べて幸せになりたいです〜」
剣士男「うんまあ材料はあるけど、作りすぎても食べきれないだろうし・・・」
ドジケミ「大丈夫ですよ〜。剣士男さんの料理ならいくらでも食べられそうです〜」
剣士男「あはは、ありがとう。じゃあ腕によりをかけて作っちゃおうかな!」
(なんか食神とか変な人も現れておかしなことになってしまったけど、やっぱり僕の料理を
美味しいって言ってもらえるのは確かに幸せなことなのかもな。よし頑張るぞ!)
ドジケミ?(ヒソヒソ・・・どうやらうまくいきましたな食神様)
ホワイトJ(ヒソヒソ・・・うむ。そなたがうまくやってくれたお陰だ。感謝するぞ『ババソネ』よ)
ボンゴン「ハッ・・・ハッ・・・ハア・・・・・・くそっ!!なんなんだよここのmobは! こんな凶暴なの、
ボクじゃ全然歯が立たないよ・・・考えたくはないけど、剣士男もアイツらにやられたり
してないよね・・・・・・・どこにいるんだよ剣士男・・・」
【おおっと! スキッドトラップ!】
ボンゴン「うわあ!しまったっ!!」
ゲッソリーニ「!」
ボンゴン「だ、駄目だ・・・やられる・・・・(目を瞑る)」
《ガッ・・・・・!》
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「させないわ!」
ボンゴン「き、騎士子さんっ・・・! (た、助かった・・・けど、ちょっとチビっちゃったよお・・・)」
- 448 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/18(火) 21:15:33 ID:Ta5Iwvuw
- ルーン「くらえっ【スパイラルピアース!】 」
ゲッソリーニ「×××・・・」
騎士子「今よ。ボンゴン立てる? 一旦引くわよ!」
「ボンゴン「はハイっ!」
ルーン「ふう・・・なんとか追手は撒けましたが、また見つかるのは時間の問題でしょうね」
ボンゴン「た、助かったあ〜。死ぬかと思いました・・・」
騎士子「ボンゴン、無事でよかったわ。で、剣士男は見つかったの?」
ボンゴン「スイマセン、見つかりませんでした・・・」
騎士子「そう・・・。あなた確か剣士男がドジケミと一緒にココに入るのを見たのよね?
ならドジケミの方は見かけた?」
ボンゴン「いいえ。この場所に来るまで、一通り探したはずなんですが・・・」
騎士子「じゃあ2人は一緒にいると考えてよさそうね」
ルーン「仮に入れ違いに入り口へ戻ろうとしてれば、剣士男さん達は私達と会っているはず
だから、まだこの洞窟内に居るのは間違いないでしょう。このフロアにも居ないとなると
残るは一番危険と思われる最下層ということになりますが・・・・・」
騎士子「行くしかない、わね。・・・ただ問題は、あのイカゲソみたいなmobをどうにかしなきゃ
ならないわけだけど」
ルーン「あのmob達を相手に戦うのは正直言ってキビシいですね。凶暴化して攻撃力もありますが、
範囲回復魔法はおろか、罠を使う知恵もあるようです」
騎士子「そうね・・・・・・ここは2手に分かれましょう。私が囮になってアイツらを引きつけるから、
ルーンはボンゴンと一緒に最下層へ向かってちょうだい」
ルーン「そんな! 囮なんて危険です、騎士子さん!」
騎士子「他に方法がないわ。最下層の状況が分からない以上、急がないと」
ルーン「・・・そうですね、わかりました―――ですが」
《ダッ――――――!!》
@今日の一日一悪活動記録
ルーン「囮役は私が引き受けます! 騎士子さんは最下層へ行ってくださいっ!!」
騎士子「待ちなさいっ、ルーンッ! ダメよ、戻って!」
- 449 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/09/19(水) 21:06:32 ID:MLiXe03s
- ゲッソリーニ「・・・!!」
ルーン「よし、こっちに釣られたわね! 【パリィ!】
このまま、なるべく最下層入り口から遠ざけないと」
騎士子「クッ!・・・ルーンの気持ちを無駄にはできないわ。行きましょう」
ボンゴン「はいっ」
騎士子(ルーン、無理せずに逃げてよ・・・・・・)
ゲッソリーニ達「↑↓←→↓↑→←←→↓↑→←↑ 」
ルーン「大分集めたかな?これだけ引き付ければ騎士子さんの方は手薄に―――」
ゲッソリーネ「↓R↑LXX→AY」
ルーン「いきなり目の前に!? 一体何処から―――まさか残影!?」
ゲッソリーネ「↓↑←←A→↓BYC」
ルーン「ぐぅ!・・・なんとか【パリィ】で防げたけど、足を止められたっ」
ゲッソリーニ達「↑↑↓↓ABAB」
ルーン「【パリィ】【パリィ】【パリィ】【パリィ】【パリィ】【パリィ】―――騎士子、さん、残影、に気」
ゲッソリーニ達「↑↑↓↓←→←→BA」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
ボンゴン「な、なんだよこれ―――最下層への道が一面トラップで塞がれてるじゃないかっ!!」
騎士子「・・・やられたわ・・・まさかコイツらにここまでの知恵があったなんて・・・」
ゲッソリーネ達「↑X↓BLYRAABABABABL+R」
ボンゴン「うわあああ!こ、こいつら一体何処から湧いてきたんだよおっ」
騎士子「囮を使って嵌めたつもりが、こちらがまんまと罠に嵌められたってわけね・・・・・・でも!」
@今日の一日一悪活動記録
騎士子「ここまで来て諦めるものですか!―――ボンゴン、あなただけでも最下層へ行って!」
ボンゴン「そんな!一人で切り込むなんて無謀すぎるよ、騎士子さん!」
- 450 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/10/06(土) 03:55:03 ID:N1PUQZGc
- 久々に見たら一気に進んでる!
続き楽しみにしています
- 451 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/24(水) 18:18:15 ID:Enc/jVJY
- ここで時間軸は>>441の辺りまで遡る
悪ケミ「うんしょっ、こらしょっ。子バフォ、もっと押して〜〜〜」
子バフォ「主よ、魔力貝をカートに一度に詰め込みすぎではないか?」
悪ケミ「早くこれをボンバスってジジイの所に持って行って、経験値にしたいのっ」
子バフォ「それはいいのだが、何故そんなにも焦っておるのだ?」
悪ケミ「いいから急ぐのっ」
悪ケミ(だって、騎士子のことだから絶対一人で剣士男を助けに行くに決まってるもん。
危険だからって絶対私の事は連れて行ってくれないだろうから、これでLVあげて
役に立つって認めさせてやるんだから!)
ジャン「うっわー、すっげー! ねえねえ、これ全部ねーちゃんが採ったの?」
悪ケミ「何よガキんちょ。あたしは今忙しいのよ」
ジャン「ねえねえ、教えてよ〜」
悪ケミ「うるさいなー(無視無視っと)」
シェリー「もう、ジャンくんったら。それじゃダメだよー、こうやるの。
ねえねえ、美人のお姉さん、それお姉さんが集めたの?」
悪ケミ「美人? フッ、そうよ。あたしが一人で集めたのよ!」
子バフォ(ここは主を立てて何も言うまい)
ジャン「・・・すっごいなーさすがびじんのおねーさんだなー(棒読み)
ねえねえ、そんなびじんのおねーさんにお願いがあるんだけど。
ぼくの夏休みの宿題の魚貝図鑑作成を手伝ってくれない?」
悪ケミ「は?宿題?ムリムリ、あたしは忙しいって言ったでしょ」
ジャン「ちょっとでいいからさー。それだけ集められるくらいの腕があれば、一回の漁で
いっぱい捕れると思うんだ。ねっ!頼むよ美人のおねえさ〜〜〜ん」
悪ケミ「ムリ。美人のお姉さんはホントに急いでるの! 行くわよ子バフォ」
シェリー「じゃあ、お姉さん? そのカート重くて大変でしょ。ほんの10分だけでいいから、
宿題手伝ってくれたら、代わりにそのカート押すの手伝ってあげる」
@今日の一日一悪活動記録
シェリー「あたし知ってるよ。こういうの”ぎぶあんどていく”って言うんだよね」
- 452 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/25(木) 19:21:18 ID:GOxusnnQ
- 子バフォ「主よ、急がば回れというし手伝って貰った方が早いのではないか?」
悪ケミ「うう〜〜〜しょうがない、10分だけよ? 終わったら絶対カート押してもらうからね!」
ジャン「やったーーーー!!」
悪ケミ「で、何をすればいいわけ?」
ジャン「うんとねー、このモリと投網で魚貝を獲って欲しいんだ! 簡単だろ?」
悪ケミ「な〜んだ、そんな事・・・って簡単なわけないでしょ!?」
ジャン「ええ〜? だってこの貝ねーちゃんが採ったんだろ? なら楽勝じゃん」
悪ケミ「そ・・・そうだけど(目線を逸らす)」
子バフォ「ふむ。とりあえずやってみるか。では我はこのモリを使うとしよう」
シェリー「はい、どうぞ。頑張ってくださいねっ」
[>子バフォは[目をつぶって勘を頼りに][神速の技で][稲妻突きを放った!]
子バフォ「・・・手応えあった!」
ジャン「うわあ!すげえ!クラーケンとったどーーーーーーー!!」
シェリー「やったやった、まだ図鑑に載ってなかったやつだよ」
悪ケミ「」
ジャン「じゃあ今度はねーちゃんの番だね! はい、投網」
悪ケミ「・・・・・・フッ」
シェリー「どうしたの? おねーさん?」
悪ケミ「フッフッフ。こんなこともあろうかと!こっそりカートを改造しておいたのよ!
カートらんちゃーに投網セット!―――ファイアー!!(どーん)」
???「ぎゃーーーー」
悪ケミ「掛かった! それー!引っ張れー!」
セドラ「何をするダー! ヒドイじゃなイカ!!」
ジャン「なあ〜んだ、セドラか」
シェリー「セドラはもう図鑑に登録してあるよ」
@今日の一日一悪活動記録
※アルケミストギルドよりお願い
カートキャノンの使用は当ギルドに登録し許可を受けたジェネティックのみに限ります。
ジェネティック以外が違法にカートを改造し使用するのはおやめください。
- 453 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/26(金) 19:33:04 ID:TBYrqeMY
- セドラ「なあ〜んだセドラか、とは失礼じゃなイカ! 私はただのセドラとは違うのダ!
私は三国同盟から認可を受けた保険会社の社員なのダ!」
悪ケミ「その保険員がなんで海の中で遊んでるのよ」
保険セドラ「うっ・・・そ、それは・・・違うのダ! いつもの担当のおばちゃんが休暇を取って
新人の私が急遽担当を任されたけれど、場所がよく分からなかったのダ!
決して遊んでたわけではなく、道に迷って途方に暮れて波間を漂っていただけなのダ! 」
悪ケミ「甘いわね。社会じゃそれを遊んでたっていうのよ」
保険セドラ「とっとにかく、ココはどこなのダ?」
子バフォ「ここはボンバス殿が主催しているサマーキャンプ場だ」
保険セドラ「おお!なら目的地はここで合っているのダ! でそのボンバスって人は誰なのダ?」
悪ケミ「私達が今からボンバスの所に行くところよ。ついでにあんたも一緒に来る?」
保険セドラ「それは助かるのダ! では行こうじゃなイカ」
悪ケミ「(ニヤリ)ちょ〜っと待ったあ! あんたもこのカートを押すのよ」
保険セドラ「なぜなのダ?」
悪ケミ「私が迷子になってたあんたを保護してあげたのよ。そのお礼として手伝いなさい」
保険セドラ「あんなの保護じゃないのダ! いきなり網で捕らえるなんて乱暴すぎじゃなイカ!」
悪ケミ「ボンバスと会社に仕事もせずに遊んでましたって報告しちゃおっかな〜☆」
保険セドラ「ぜひ手伝わせて欲しいのダ! 全力でカートを押させてもらうのダ!(土下座)」
ジャン(ぎぶあんどていくってコエー・・・)
シェリー(ジャンくん、あれは真似ちゃいけない方のぎぶあんどていくだよっ)
悪ケミ「さあ、あんた達も宿題手伝ってあげたんだから、今度はこっちを手伝ってもらうわよ?」
ジャン「・・・え、えっとー、でもなー、セドラはもう図鑑に載ってたからな〜。なっ?」
シェリー「・・・う、うん。だから、宿題は半分だけ手伝ってもらったみたいな感じかな」
悪ケミ「半分だろうとギブアンドテイクはギブアンドテイクよねえ(ニッコリ)」
ジャン「だ、だから、さ。お礼として、オイラ達より力の強い人を紹介するから、その人に
カートを押してもらうってことで・・・どうでしょうか?」
子バフォ「主よ、流石にあの子達の力ではこのカートを手伝わせたところで役に立たぬぞ」
悪ケミ「・・・いいわ。じゃあさっさとその代わりとやらを連れてきなさい。ほら急ぐ!」
ジャン&シェリー「は、はいいいい!!」
@今日の一日一悪活動記録
シェリー「ねえ、ジャンくん。連れてくる人にアテはあるのっ?」
ジャン「チェ、”チェストマン”だ! チェストマンに頼もうっ!」
- 454 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/27(土) 15:40:53 ID:RZG3IusU
- 悪ケミ「さあ、それじゃ急いでボンバスの所へ行くわよ」
子バフォ「あの子らを待たなくても良いのか?主よ」
悪ケミ「いいの。子バフォだって、宿題やる代わりに押すの手伝ってもらえばと言いながらも、
最初からあの子達の力じゃカートを押せないことくらい分かってて手伝ってやれと
言ったんでしょ?」
子バフォ(・・・流石だな)
悪ケミ「全く。急いでるのに貴重な時間を無駄にしたわ。だ・け・ど、こき使える下僕を
手に入れられたから良しとしようかしらね(ゲス顔)」
保険セドラ「ううう・・・鬼なのダ・・・血も涙もないのダ・・・」
悪ケミ「ふう。やっと着いた」
保険セドラ「ヒイヒイ・・・わ、私はデスクワーク担当で肉体労働は担当外なのダ・・・」
悪ケミ「さ〜て、ボンバスのジジイは・・・あれ?見当たらないなあ」
ボンバスの孫娘「―――はい、ではそのようにお願いします。あ、その件は―――」
悪ケミ「ん?あの娘がなんかキャンプの関係者っぽいわね」
子バフォ「取り込み中の所すまぬが、ボンバス殿は何処におられるか?」
孫娘「あら、お祖父様に御用の方ですか?申し訳ありませんが、お祖父様は緊急の会議に
出席中のため留守にしております」
保険セドラ「(ガバッ!)わ私は保険会社の出向社員なのダ! すまんが助けて欲しいのダ!
過酷な強制労働を強いられているのダ!」
孫娘「は? ええと、保険会社の方ですか?―――ああ、話は伺っております。
急な要請でしたのに早かったですね。流石ですわ」
保険セドラ「早い?・・・そ、そうなのダ! 私は依頼者の所へ真っ直ぐ迅速に伺ったのダ!
決して途中遊んでいたわけじゃないのダ! もう脅される理由はないのダ!」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ(チッ)
孫娘「えっ? 脅されて???」
保険セドラ「あ、いや、なんでもないのダ」
- 455 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/28(日) 18:46:01 ID:QfrEFTfg
- ボンバス「何やら騒がしいな。どうした、また何か事件か?」
孫娘「あ、お祖父様。お帰りなさいませ。もう会議は終わったのですか?」
ボンバス「うむ。それだがな、非常事態としてあの洞窟への冒険者の立ち入りは当分
全面的に禁止となった。
・・・これで魔力貝の収集に大きな支障をきたす事になってしまったわい」
孫娘「そうですか・・・。ですが、仕方ありませんわね。至急キャンプ内の冒険者へ
この件の説明を行う準備をしないと。洞窟の封鎖は既に始まったのですか?」
ボンバス「いやそれがな、なにやら護衛団の隊員に無断で先走った者がいたとかで、
カラスコが怒鳴り散らしておったよ」
悪ケミ(!!!―――騎士子だっ!!)
ボンバス「本来なら洞窟の封鎖を済ませて冒険者の立ち入りを制限してから調査隊を
送り込む手筈だったが、先に調査隊を送ることになって封鎖のための人員が
足りずに本国へ増員の要請もしていたりとゴタついておるようだ。
なるべく儂らの方で冒険者の行動を制限せねばなるまい。
―――ところで、そちらにいる方は冒険者かな?」
悪ケミ「そうよ!この魔力貝を至急経験値にしてちょうだい!」
ボンバス「・・・おお!これだけの量の魔力貝を集めてくれたとはありがたい!
だが、申し訳ないが今は受け取る事が出来んのだよ」
悪ケミ「えっ!?どうして?」
ボンバス「先程の話を聞いておったと思うが、冒険者達の行動を制限するためには
魔力貝の報酬を制限するのが一番なのだよ。今ここで君に報酬を与えたら
洞窟の封鎖の話と相まって”駆け込み”が発生してしまう。そうしたら
駆け込み目当てに洞窟へ行く冒険者が殺到し封鎖どころではなくなるのだ。
どうか理解してくれんかね」
@今日の一日一悪活動記録
悪ケミ(そんな・・・LV上げられないんじゃ、今の私では騎士子を追いかけることも
できないじゃない!!)
- 456 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/29(月) 18:45:41 ID:LaIDicf6
- 悪ケミ「お願い!私だけLVを上げさせてちょうだい! どうしても今すぐ強くならないと
いけないの! でなきゃ騎士子を助けに行けない!」
ボンバス「何か事情があるようだが、君だけを特別扱いはできないのだ。すまない」
悪ケミ「でも・・・!」
子バフォ「落ち着くのだ主よ! 仮に今LVを上げられたとしても我らだけで洞窟へ行くのは
無理というもの。騎士子殿の事は他の手を考えよう」
悪ケミ「くっ!!」
孫娘(・・・・・・)
保険セドラ「あのう、私、保険会社から参りましタ。契約のお話をしたいのですガ」
ボンバス「おお、そちらは保険会社の方でしたか。てっきりいつもの”大場さん”が
いらっしゃるものだと勝手に思っておりました。失礼致しましたな」
保険セドラ「イエ。”大場さん”は今休暇を取っておりましテ、私が代わりニ。
それデ、契約のご説明をさせて頂きt」
ボンバス「・・・その事ですが、今回のお話はなかった事にして頂きたいのです」
保険セドラ「ゑ」
ボンバス「お断りする経緯は先程話した通りです。洞窟内の探索を行う冒険者達の安全の
ために保険を用意しようと考えておったのですが、洞窟を封鎖することになって
その必要が無くなってしまいましたのでな。こちらからお願いをしてわざわざ
来て頂いたというのに大変申し訳ありません。会社の方にも後程、孫娘を
経緯の説明に行かせますので」
保険セドラ (ガーン・・・ハジメテケイヤクガトレルトオモッタノニ・・・)
スイカ担当「ボンバスさーん、スイカクラッシュの修理の件と、鉄カブト事件の報告書
持って来ました」
ボンバス「おっと。申し訳ありませんが私は別の打ち合わせがありますのでこれで。
孫娘よ、すまんが後を頼む」
孫娘「はい。畏まりましたわ、お祖父様。」
@今日の一日一悪活動記録
スイカ担当(・・・ん? そこにいるのはアルケミストの嬢ちゃんじゃないか?
なんだか落ち込んでるように見えたが気のせいか?)
- 457 名前:いちにちいちあくっ! 投稿日:2012/10/30(火) 19:36:46 ID:K0koH4..
- 孫娘「御二人とも、あまり気を落とさずに。きっといい事がありますよ」
保険セドラ「気休めはヤメテ欲しいのダ。契約の取れない新人は潰されてしまうのダ・・・」
悪ケミ「そうだ! ねえあんた、私に保険をかけさせてよ」
保険セドラ「いいケド、お金はあるのカ?」
悪ケミ「えっと・・・この位なら・・・」
保険セドラ「全然足りないじゃなイカ!」
悪ケミ「ちょっとくらいオマケしなさいよね!おばちゃんならまけてくれるわよ!」
保険セドラ「そんな事言われても新人にそんな権限はないのダ!」
悪ケミ「じゃ、じゃあ足りない分はこの魔力貝をあげるわ!これでどう?」
保険セドラ「そんなの私には何の価値も無いのダ」
悪ケミ「じゃあ・・・じゃあ・・・どうしたら良いの・・・? 騎士子はあんな体で危険な
ダンジョンに行かなきゃならないのに、私は何にもしてあげられないじゃない・・・」
子バフォ「主・・・・・・」
孫娘「その騎士子さんという方はひょっとして護衛団の人ですか?」
悪ケミ「・・・そうよ。あの洞窟の中に弟の剣士男を助けに行ったの。鉄カブトから私を守ろうと
してケガしてたのに、一人で助けに行くなんて無茶して・・・だから私・・・」
孫娘「そうだったんですか・・・きっと無事に帰ってきますよ。他の護衛団の方々も調査隊の
編成が済み次第、洞窟へ救助に向かったはずですから。信じて待ちましょう。ね?」
悪ケミ「うん・・・」
保険セドラ「ううう、イイハナシダナー(感涙) 血も涙も無いなんて言ってすまなかったのダ」
スイカ担当(なんてこった!偶然立ち聞きしちまったけど、騎士子嬢ちゃんがそんな事に
なってたとは知らなかったぜ)
ボンバス「ここにいたのか孫娘。これから洞窟の封鎖についてキャンプにいる冒険者達へ
説明を行うから来なさい」
孫娘「・・・はい、分かりましたお祖父様」
@今日の一日一悪活動記録
孫娘(だけど、これでいいのかしら? 私・・・私にもなにか・・・)
- 458 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/03/23(土) 02:03:55 ID:VU.OVQks
- 悪ケミ「おい、火くれよwwwwwwwwww」
騎士男「悪ケミたんの頼みとあらば!」
騎士子「何してるのよ(バッシュ!!」
騎士男「い、痛い……」
騎士子「あんたはまだタバコ吸っちゃだめでしょ?」
騎士男「はっ、そうだ、悪ケミたん! 俺との子のためにも体には良くnあwせdrftgyふじこlp;@:「」
騎士子「ふぅ……何か高そうな葉巻だけど、ちゃんと持ち主に返してきなさい」
悪ケミ「フフーン、これは紛れもなく私が作った葉巻の試作品一号よ!」
騎士子「……密造は重罪よ」
悪ケミ「タバコの葉は使ってないわ。ドライハーブを絶妙なバランスでブレンドした自信作なんだから!」
騎士子「ハーブって、あんた最近全然刈りへ行ってないじゃない」
悪ケミ「その場でいくらでもハーブを作る方法を発見したのよ」
騎士子「何それ? クリエイターでもあるまいし……」
悪ケミ「企業秘密よ!」
騎士子「そうね、それは是非とも見学させてもらいたいわね」
悪ケミ「だから、企業秘密!」
騎士子「怪しげな密造ハーブの栽培現場に今、捜査のメスが入る! 『王都騎士団密着24時』、乞うご期待!」
- 459 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/04/09(火) 23:46:02 ID:oYJZW3v2
- 悪ケミ(ぺたぺた、ぬりぬり)
子バフォ「主よ、ゼロピーなぞに色を塗って何をしているのだ?」
悪ケミ「『らぐなろくぎるどますたーず』っていう世界で魔石っていうのが貴重らしいのよ。
だからそいつらにこれを売りつけt」(ぼかっ)
悪ケミ「いったーっ!!もう、騎士子っ、何をするのよっ!!」
騎士子「まーた悪い事たくらんでいたのね。実行前に見つけてよかったわ……。
でもね、もうそれ、終わっちゃうのよ。だから、あなたが準備できた頃には
もう価値がなくなってると思うわ。残念だったわね」
悪ケミ「えーっ、せっかくポリン島まで行ってゼロピーをカートいっぱい拾ってきたのに!!
もういい、花売り娘さんに売ってくるっ」(ばびゅーん)
子バフォ「主よ、少し待たれよ……って、行ってしまった」
騎士子「露店で売れば買う人も居たのにねぇ」
騎士男「マイスウィートハニーが真心をこめて集めたゼロピーをくれ!!!」
花売り娘「え、えーと、他と混じってどれか分かんないんですけど……」
ROGMのケミは可愛かったのに残念です。
- 460 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/04/10(水) 10:46:23 ID:gZRiIuR2
- うちのケミ子は、ケミ子の見た目のままジェネになれたぜ!
- 461 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/05/16(木) 05:52:36 ID:FxH6ctaY
- >>458の続き
王都騎士団密着24時
〜悪質な職域違反! ケミによるハーブ密造の実態と決死の潜入捜査〜
騎士子「それで、ハーブ密造現場はどこにあるの?」
悪ケミ 「ミツゾウッテ、ヒトギキワルイワネ……ッ!?」
子バフォ「主殿、声が……」
悪ケミ 「ナ、ナンデコエガカワッテルノヨ!!」
騎士子「それっぽいでしょ?」
悪ケミ 「チョット、コノコエナオシナサイヨ」
騎士子「密造方法を教えてくれたら治してあげるわ」
悪ケミ 「ワカッタワヨ、オシエレバイインデショ、オシエレバ」
騎士子「そうよ」
悪ケミ 「コバフォ、ヤルワヨ……」
子バフォ「う、うむ」
悪ケミ 「wwwwwwwwwwww」
騎士子「何よ、急に変な顔して……」
悪ケミ 「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwコバフォ、イマヨ!!」
子バフォ「お、おう(ブランディッシュスピア!!」
悪ケミ 「wwwwwwwww w ww w
w w w w
ズバッ w っうぇ w w
w w w w w
騎士子「な、何にもない空間から草が!?」
悪ケミ 「ドウ? スゴイデショ!!」
騎士子「凄いわね、子バフォ!」
悪ケミ 「(ズコーッ)エッ? ワタシハ!?」
騎士子「あんたはただニヤニヤしてただけじゃない」
悪ケミ 「チガウワヨ!! ソモソモ、ワタシノ……!!」
子バフォ(主殿、そこは秘密にしておいた方がよいのでは)
悪ケミ (それも……そうね)
騎士子「ま、疑いも晴れたことだし、子バフォに感謝することね」
悪ケミ 「ワカレバヨロシイ!!」
子バフォ「主殿、騎士子殿が行ってしまわれたぞ……」
悪ケミ 「エッ、ア、チョット!! コエナオシテイキナサイヨ!!」
- 462 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/09/08(日) 13:30:00 ID:n1oiidv2
- そういえば今年はサマスペネタなかったなー
サマスペ自体ちょっとあれだったから題材にしにくいんだけど
- 463 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/09/10(火) 22:12:18 ID:/ky1.ers
- 悪ケミはすきだけどROはもう7年くらいやってないよ!
- 464 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/24(火) 10:34:52 ID:CKq4FmQ6
- ttp://ro-blog.livedoor.biz/archives/4694836.html
悪ケミ「『ウチのギルメンが魔王の娘かもしれない』って何コレwww」
悪ケミ「魔王の娘がギルドに入るわけないじゃない。最近は変な作風の本が増えてるのねぇ」
子バフォ「う、うむ・・・(主がその魔王バフォメットの娘なのだが・・・)」
- 465 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/24(火) 21:21:13 ID:EOsNh0JA
- ROの世界観って王道ライトファンタジーだから実際こういうのもいけそう
- 466 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/26(木) 16:15:38 ID:i7rC/YGA
- バフォJr帽が実装された頃のお話
悪ケミ「う〜〜〜〜〜〜〜」
騎士子「なんか機嫌悪いわね。どうしたの?」
悪ケミ「……あれ」
悪ケミが指差す方を見ると、頭にバフォJrを乗せた冒険者達の姿がそこかしこに見受けられる。
騎士子「ああ、なんだか最近良く見るようになったわね。それがどうかしたの?」
悪ケミ「……欲しい(ボソッ」
騎士子「えっ?何?よく聞こえなかったけど」
悪ケミ「谷欠 し い の !! 私もあのタレ子バフォ欲しい〜〜〜〜〜〜っ!!」
駄々っ子のように欲しいを繰り返す悪ケミに、騎士子は両耳に手を当てて聞こえない振りをする。
騎士子「そんなに欲しいなら買えばいいじゃないの」
悪ケミ「高いんだもん! なのに露店じゃ直ぐ売り切れてるし!」
騎士子「じゃあ仕方ないでしょ、諦めなさい」
悪ケミ「ヤダヤダヤダ〜〜〜欲〜し〜い〜〜〜〜!!」
騎士子「あ〜も〜うるさいなあ。……そうだ! 子バフォ、ちょっと」
子バフォ「む。騎士子殿、何か?」
騎士子は子バフォを抱えて持ち上げると、悪ケミの頭の上に子バフォを腹ばいにして乗せた。
子バフォ「騎士子殿、何を……」
騎士子「は〜い、これでタレ子バフォの出来上がり! ……うん。これは意外とイケるわね!」
悪ケミ「あのね……そんな子供だましな」
騎士子「ううん、ホントよ! ほら、鏡で見てみなさいな」
騎士子から渡された手鏡で自分の姿を見た悪ケミの頬が紅潮する。
悪ケミ「やだ、思ってたより可愛いっ! ///」
騎士子「でしょでしょ! や〜ん、子バフォが想像以上にキュート! ///」
子バフォ「う、あ、主よ、そんなに動くと落ちてしまう」
悪ケミ「痛ッ! 子バフォ、そんなに髪の毛掴んだら痛いってば」
子バフォ「す、すまぬ」
- 467 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/26(木) 18:05:53 ID:i7rC/YGA
- 悪ケミ「ウフフフ♪ そうだ、皆にも見せて回ろうっと♪」
子バフォ「あ、主よ!まさかこのまま歩いていくつもりなのか?(汗」
悪ケミ「もちろんよ! この可愛い姿をプロンテラ中の人に見てもらうんだから♪」
子バフォ「し、しかしだな」
悪ケミ「じゃあ行くわよ! ……うう、意外と頭が重くて歩きづらい」
騎士子「やれやれね」
悪ケミが子バフォを落とさないよう、慎重に歩きながらプロンテラの露店街を歩いていると、
十字路の向こうから良ケミが歩いてくるのが見えた。
悪ケミ「おっ、あれは良ケミ! お〜い、良ケミ〜っ!!」
良ケミ「あら悪ケミ、お久しぶりね」
悪ケミ(子バフォ、動いたり喋っちゃダメよ。バレちゃうから)
子バフォ(りょ、了解した)
悪ケミ「ふふ〜ん♪ 良ケミ、コレ見てよコレ」
悪ケミは頭の上の子バフォを指さして、誇らしげに胸を反らす。
良ケミ「あら?それ騎士子さんにでも借りたの?」
悪ケミ「ざ〜んね〜んで〜した。これは正真正銘、私のです〜」
良ケミ「嘘おっしゃい。そんな高価なもの、あなたに買えるわけないでしょう」
リーフ(そうだよな〜。良ケミだって超分割ローンでなんとか買えたんだし〜)
良ケミのカートの中からリーフがひょっこり顔を出し、良ケミにしか聞こえないくらいの声で言う。
いつもの様に、これでもかと愛らしさを前面に出したあざとい営業スマイルだ。
良ケミ(うっうるさいわね、あなたは黙ってなさい)
リーフ(おいおい、アタイのお陰で超分割ローンを組むことが出来たんだぜ〜?もっと感謝しなよ)
良ケミ(そ、それについては感謝してるし、その証拠に高級ペットフードをあげてるでしょ!)
悪ケミ「あれあれ〜? ひょっとして良ケミったら私が羨ましいのかな〜?」
良ケミ「失礼ね、私だって持ってるわよ。その『ラルフ666世』ぐらい」
子バフォ(!!!! …『ラルフ666世』…だと…?)
その名を聞いた瞬間、動揺した子バフォの手から鎌が滑り落ち、地面に乾いた音を立てた。
- 468 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/27(金) 15:56:25 ID:e4siE63w
- 悪ケミ「ひぃっ! 鎌が顔の側かすめてった! ちょっと子バフォ、危ないでしょ!」
子バフォ「……ハッ、す、すまぬ、主よ」
良ケミ「なーんだ。子バフォを頭の上に乗せてラルフ帽に見せかけてたわけ?」
リーフ(ぷーくすくす)
良ケミ「まあ大方そんなとこだろうと思ってたけど」
悪ケミ「ぐぬぬ……」
子バフォ「……すまぬが良ケミ殿、一つ聞きたいのだがよろしいか?」
良ケミ「ん? ええいいけど、何かしら?」
子バフォ「先程、『ラルフ666世』と言っていたが、それは……?」
良ケミ「ああ、そのことね。ちょっと待って」
良ケミはカートの中から自分のバフォJr帽子を取り出すと鑑定のスキルを使った。
良ケミ「これ、正式には『ラルフ・フォン・ツィーゲ666世』って名前でね、一体どこで作られて流通しているのか
詳しいことはわからないんだけど、ツィーゲ家の666代目当主就任を祝って作られた記念品らしいのよ」
子バフォ(666代目当主就任……)
良ケミ「出処の怪しさはあるけれど、マジックアイテムであることに加えて、この見た目の可愛さのお陰で
人気あるみたいでね、今じゃプロンテラ中で見かけるようになったってわけ」
悪ケミ「えっ、それマジックアイテムなの? ちょっと貸して」
良ケミ「いやよ。それに製薬型のあなたじゃ使いこなせないわよ? これに付与されてるスキルはARだから、
戦闘型の私向きなの」
悪ケミ「む〜〜〜。いーもん、ケチ! 子バフォ、行こっ!」
子バフォ(………)
悪ケミ(子バフォ……?)
───魔界、とある場所
???「───何用だ、小僧」
父バフォ「ふ、まだ生きておったか。家督を譲るほど衰えたと聞いたのでな、老いた情けない姿を
笑いに来てやったのだ。 ───ラルフ・フォン・ツィーゲ665世よ」
- 469 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/27(金) 18:26:36 ID:e4siE63w
- 父バフォの前には自身の数倍はあろうという巨躯のバフォメットが座していた。
その体から発せられる禍々しい瘴気や魔素と併せ、その圧倒的な威圧感には、たとえ熟練の冒険者でも
数秒とその場に居られぬ程であろう。
バフォメット氏族において『バフォメットの中のバフォメット』と呼ばれ、最も古い歴史を持つツィーゲ家は
魔界においても屈指の実力者であった。
665世「ふん。この儂が衰えたじゃと? 笑止! 今でも貴様を組み伏せるのに指1本あれば十分よ」
父バフォ「やれやれ。どうやら相手の力量すら量れぬほどに衰えたか?」
665世「ぬかしよるわ小僧が。『暴君』などと呼ばれいい気になって儂に挑み、手も足も出ずに両角を
叩き折られ無様な姿を晒したのを忘れたとみえる」
父バフォ「くくくっ。幼体(Jr時代)のワシの角を折ったのをそんなに自慢気にしておったとは知らなかったぞ。
そうそう、当時は幼体から成体の角へ生え変わる時期でな。ぬしの魔素を喰ろうたお陰で後日
立派な角を生やすことが出来て助かったわ」
665世「ふん。噂で聞いておるぞ。貴様、人間の女を妻に迎え、あまつさえ子まで成したそうではないか。
人間ごときに媚びへつらうとは、魔族の面汚しよな」
父バフォ「ふふふ。器の小さきことよ、665世」
665世「……なに?」
父バフォ「魔族・人間という種族の隔たりを超え、もっと広い世界を知ろうとは思わぬのか?」
665世(……広い世界、だと)
───父上、我はもっと広い世界を知りたいのです───
665世「……何が広い世界よ。魔界に馴染めぬはみ出し者の言い訳にすぎぬではないか!」
父バフォ「確かにワシは強者を求め魔界を飛び出したはみ出し者よ。だが、閉じた魔界の未来を憂いて
新たな道を模索した者もいるのではないか。665世よ、その者をそなたは知っているはず」
665世「………」
父バフォ「……665世よ。『ラルフ』は今、我が眷属と共に在る」
665世(!!!)
父バフォ「まだあ奴なりに道を模索している所なのだ。しばし待ってやることは出来なかったのか?」
665世「……それは出来ん。我がツィーゲ家は代々バフォメットを束ねるもの。その次期当主が
いつまでも不在であっては示しがつかぬ」
父バフォ「……そうか。まあ良い。今日は666世の当主就任を祝いに伺ったまで。後で極上の蜂蜜を
届けるとしよう」
665世「……待て。あやつは……息災か?」
父バフォ「ああ。我が眷属に振り回され、忙しい日々を過ごしているが、な」
- 470 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/28(土) 21:35:17 ID:IQtLKELo
- 666世ってよく考えたらとんでもない歴史の長さだな
- 471 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/29(日) 16:54:12 ID:CoVssEmQ
- その夜、子バフォは一人プロンテラの空を眺めていた。
子バフォ(………)
父バフォ「どうした子バフォよ、眠れぬのか」
子バフォ「親父殿……」
父バフォ665世に会ってきた」
子バフォ(!!)
父バフォ「あのクソジジイ、家督を譲って隠居の身でありながら、豪胆さは以前と全く変わらぬ。
近いうちに昔の決着をつけにいかねばならんな。ふふふ」
子バフォ「……息災のようで」
父バフォ「「……『ラルフ』よ。ヌシは戻りたいと思っておるか? ヌシが偉大なるラルフ・フォン・ツィーゲ
666世となっていたかもしれぬのだ。我が眷属となったことに後悔はないか?」
子バフォ「親父殿。我はその名は捨てました。 ───あの日、父上に我の決意を伝えた日に。
そして、偶然に我が主と出会った我を、全て知った上で親父殿は眷属に迎え入れてくれた。
この運命に感謝こそすれ、後悔など全くございませぬ」
父バフォ「……そうか。ならばワシも二度とその名で呼ぶまい。ところで子バフォよ」
子バフォ「はっ」
父バフォ「665世に極上の蜂蜜を届けると言ってきてしまった手前、持っていかぬわけにいかぬのでな。
そなたが我が眷属の使者として届けてこい。なあに、ツィーゲ家ともあろうものが、祝いの使者を
邪険に追い返すことなどなかろうよ。使者の労を労って滞在を許可されたならそれも良かろう」
子バフォ「親父殿……それはまさか」
父バフォ「では使者の件、任せたぞ」
子バフォ「……御意!」
翌朝
悪ケミ「ふぁぁ。おはよー、子バフォ」
子バフォ「うむ。お早う、主よ。食事の支度は出来ておるぞ」
悪ケミ「ん、ありがとー」
子バフォ「主よ、食事が済んだら頼みがあるのだが。至急蜂蜜を手にれたいのだ。出来れば良い物を」
悪ケミ「いいよー。良い蜂蜜ねえ……じゃあ騎士子呼んで、ウンバラの秘境の奥地まで探しに行こっか!」
- 472 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/06/29(日) 16:55:36 ID:CoVssEmQ
- ドジケミ「ししょー、おはようございます〜。えっ、ウンバラですか?もちろんお伴します〜」
剣士男「聞きましたよ。ドジケミさん、ウンバラの秘境に行くんならボクが護衛しますよ」
ボンゴン「ウンバラの奥地へいくなら、食事とかの準備もしっかりしないとね!」
騎士男「うおおおお!悪ケミたんと秘境の一夜だとお!!」
騎士子「あんたはお呼びじゃないから引っ込んでなさい (AA略」
悪プリ「ぐっ偶然ね!たまたまウンバラのぽた取っていたわ!どうしてもっていうなら行ってあg」
いつもの面子が集まって、また今日も騒がしくなりそうだ。
子バフォ(父上、我は毎日こんな目まぐるしい日々を過ごしていますが、いつかきっと、魔界や人間界
その他の世界との新たな関係構築を目指してみせます)
───『ラルフ』としてではなく、子バフォとして───
悪ケミ「よーっし! じゃあ『極上』の蜂蜜目指して、いざウンバラの秘境へ! しゅっぱ〜つ!!」
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