悪ケミハウスで4箱目
[313:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2008/02/20(水) 13:03:12 ID:lmEJLaDM)]
騎士男「た、大変だ!」
悪プリ「いきなりどうしたのよ、兄さん」
騎士男「大変なんだ!2月14日なんだ!」
悪プリ「とっくに過ぎてるわね」
騎士男「そう!とっくに過ぎているのに悪ケミたんからチョコをもらっていないんだ!」
悪プリ「ちなみに私もあげてないけどね」
騎士男「それは別にどうでもいい」
悪プリ「なんかムカつく言い方ね」
騎士男「とにかく、悪ケミたんに何かあったのかもしれない。
様子を見に行かなくては!」
騎士男「どうやら悪ケミたんはここにいるらしい」
悪プリ「騎士子さんの家じゃない。なんでここに?」
IN騎士子宅
悪ケミ「う〜〜っ、また失敗したぁ〜」
剣士男「つ、次はうまくいきますよ!」
騎士子「あんまり散らかさないでよ。片付けるの大変なんだから」
剣士男「(片付けるのは僕なんだけどね・・・)」
悪ケミ「あと1回ぶんの材料しか残ってないなぁ・・・次で成功させないと」
子バフォ「わざわざ特殊なチョコを作ろうとするから失敗するのではないか、主よ」
悪ケミ「普通じゃ意味無いのよ!」
子バフォ「そもそもバレンタインはとっくに過ぎているというのに・・・」
悪ケミ「うるさいわね!いいからあんたは入ってくるんじゃないわよ!」
子バフォ「わかったわかった・・・」
しばらく後に響き渡る、失敗と思しき爆発音。
騎士男「そうか、俺のために特別なチョコを用意しようとして手間がかかっていたんだな」
悪プリ「違うと思うけどね」
騎士男「よし、どうやら材料不足で困っているようだし、俺が材料を集めてきてあげよう!」
悪プリ「まぁ頑張りなさい。私もちょっとやることできたわ」
次の日
悪ケミ「ふー、また材料仕入れてこないと・・・ん?」
剣士男「玄関先になにか置いてありますね」
悪ケミ「わー、これ全部チョコの材料だわ。あ、ハチ蜜もある」
剣士男「『親愛なる悪ケミたんへ』って書いてありますね・・・」
悪ケミ「わー、誰だろう嬉しいなぁ〜」
剣士男「(気付いてないのか気付かないフリなのか・・・騎士男さん、南無です)」
子バフォ「せっかくだからハチ蜜ひとついただこうか」
悪ケミ「だめ!これは私がもらったんだから私のものなの!」
子バフォ「ひとつくらいいいではないか!」
騎士男「ふふふ、どうやら喜んでもらえたようだな。
しかしおかしいな、ハチ蜜なんて入れた覚えはないんだが」
悪プリ「まぁ、あいつの考えてることなんてお見通しだからね」
騎士男「ん?何か言ったか?」
悪プリ「なんでもないわ。こっちの話」
そしてIN騎士子宅
悪ケミ「やったぁーできたーっ!」
剣士男「悪ケミさん、おめでとうございます!」
騎士子「やっとできたの?じゃあ1個ちょうだいよ」
悪ケミ「だめよ。1個しかできなかったんだから」
騎士子「なによ、ケチねぇ」
悪ケミ「あー、子バフォ、ちょっと来なさい」
子バフォ「む、なんだ、主よ」
悪ケミ「あんたにあげるわ、これ」
子バフォ「いいのか?あんなに苦労してたというのに」
悪ケミ「うるさいわね!いいからさっさと受け取りなさいよ!」
ハチ蜜味のチョコレート1個獲得
子バフォ「あ、あるじよ・・・」
悪ケミ「い、今更露店に並べても売れないと思っただけなんだからね!」
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