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悪ケミハウスで4箱目

[318:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2008/02/28(木) 15:25:13 ID:CvK8A1IM)]
悪ケミ「アマツに行くわよ!」
子バフォ「ど、どうしたというのだ、急に」
悪ケミ「ひな祭りよひな祭り。ちょうど今無料転送してるんだし、行かなきゃ損ってものよ」
子バフォ「ふむ、久しぶりに物見遊山というのもいいかもしれんな」

   INアマツ

悪ケミ「ひな壇見っけ♪ 早速登るわよ!」
子バフォ「こ、こら、そんなにはしゃぐでない」
悪ケミ「ほらほら、あんたもそこに座りなさい」
子バフォ「待て、こっちは女雛ではないか?逆ではないか」
悪ケミ「それは古式でしょ。現代式では向かって左が男雛なのよ」
子バフォ「詳しいな、主よ」
悪ケミ「それよりなんか向こうが騒がしいわね」

リーザ「早くわたちにひな祭りの歌をおちえなちゃい〜っ」
エルル「お嬢様、落ち着いてください・・・おろおろ」
ジンジャー「いきなり歌なんて言われても・・・おろおろ」
リーザ「おちえなちゃいったらおちえなちゃい〜っ」

悪ケミ「なんかワガママな子供がいるようね」
子バフォ「(他人事とは思えんな)」
悪ケミ「何か言った?」
子バフォ「いや、何も言っておらん」
ジンジャー「すみません、そこのお方」
悪ケミ「あ、こっち来た。何か用?」
ジンジャー「ひな祭りの歌というものをご存じないでしょうか。
     知っているようでしたらぜひ教えていただきたいのですが」
悪ケミ「教えてあげてもいいけど、何かお礼ちょうだい」
ジンジャー「あまりたいしたものはありませんが、菱餅とひなあられでいかがでしょう?」
悪ケミ「菱餅!ひなあられ!(キュピーン)
   いいわ、いくらでも教えてあげる!なんなら歌ってあげるわよ!」
ジンジャー「おおお、それはありがたい!
     お嬢様、こちらの方が歌ってくださるそうですよ」
リーザ「ホントに?じゃあ早速歌ってちょうだい」
悪ケミ「ふふん、任せなさい♪」

   ささの葉さらさら のきばにゆれる
   お星さまきらきら きんぎん砂子(すなご)

   五しきのたんざく わたしがかいた
   お星さまきらきら 空からみてる

リーザ「おおー、あんたなかなか歌がうまいじゃないの」
悪ケミ「そ、それほどでもあるけどね!」
子バフォ「(ち、違う・・・今のは絶対に違う!)」
リーザ「ジンジャー!この者たちにお礼を渡しなちゃい!」
悪ケミ「やたっ! ひっしもちっ♪ひっなあっられ♪
   どっちから食べよっかな〜」
ジンジャー「そういえば、その菱餅とひなあられをひな壇にお供えすると凄いことが起こりますよ」
悪ケミ「凄いこと!? ま、まさか食べきれないほど巨大化したり!」
子バフォ「いや、さすがにそれはないだろう」
悪ケミ「早速お供えするわよ!」

   なんと!ひな壇から無数の光の柱が立ち上る!

   ギュイーン!ギュワーン!ギュギュワーン!
ズギューン!バギョーン!ズバギュワーン!メキョーン!
         ドギュワァーン!

悪ケミ「す、すごい!」
ジンジャー「凄いでしょう!」
悪ケミ「・・・これで終わり?」
ジンジャー「です」
悪ケミ「あれ、菱餅とひなあられが無くなってる」
ジンジャー「なんでも、菱餅とひなあられのエネルギーを光のエフェクトに変換してるらしいです」
悪ケミ「か、返せ!菱餅返せ!ひなあられ返せーっ!」
子バフォ「お、落ち着け主よ!」
悪ケミ「うわぁーん!ひな壇のバカーっ!」

   ドゴォン


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