悪ケミハウスで4箱目
[468:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2014/06/27(金) 15:56:25 ID:e4siE63w)]
悪ケミ「ひぃっ! 鎌が顔の側かすめてった! ちょっと子バフォ、危ないでしょ!」
子バフォ「……ハッ、す、すまぬ、主よ」
良ケミ「なーんだ。子バフォを頭の上に乗せてラルフ帽に見せかけてたわけ?」
リーフ(ぷーくすくす)
良ケミ「まあ大方そんなとこだろうと思ってたけど」
悪ケミ「ぐぬぬ……」
子バフォ「……すまぬが良ケミ殿、一つ聞きたいのだがよろしいか?」
良ケミ「ん? ええいいけど、何かしら?」
子バフォ「先程、『ラルフ666世』と言っていたが、それは……?」
良ケミ「ああ、そのことね。ちょっと待って」
良ケミはカートの中から自分のバフォJr帽子を取り出すと鑑定のスキルを使った。
良ケミ「これ、正式には『ラルフ・フォン・ツィーゲ666世』って名前でね、一体どこで作られて流通しているのか
詳しいことはわからないんだけど、ツィーゲ家の666代目当主就任を祝って作られた記念品らしいのよ」
子バフォ(666代目当主就任……)
良ケミ「出処の怪しさはあるけれど、マジックアイテムであることに加えて、この見た目の可愛さのお陰で
人気あるみたいでね、今じゃプロンテラ中で見かけるようになったってわけ」
悪ケミ「えっ、それマジックアイテムなの? ちょっと貸して」
良ケミ「いやよ。それに製薬型のあなたじゃ使いこなせないわよ? これに付与されてるスキルはARだから、
戦闘型の私向きなの」
悪ケミ「む〜〜〜。いーもん、ケチ! 子バフォ、行こっ!」
子バフォ(………)
悪ケミ(子バフォ……?)
───魔界、とある場所
???「───何用だ、小僧」
父バフォ「ふ、まだ生きておったか。家督を譲るほど衰えたと聞いたのでな、老いた情けない姿を
笑いに来てやったのだ。 ───ラルフ・フォン・ツィーゲ665世よ」
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