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悪ケミハウスで4箱目

[471:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2014/06/29(日) 16:54:12 ID:CoVssEmQ)]
その夜、子バフォは一人プロンテラの空を眺めていた。

子バフォ(………)
父バフォ「どうした子バフォよ、眠れぬのか」
子バフォ「親父殿……」
父バフォ665世に会ってきた」
子バフォ(!!)
父バフォ「あのクソジジイ、家督を譲って隠居の身でありながら、豪胆さは以前と全く変わらぬ。
     近いうちに昔の決着をつけにいかねばならんな。ふふふ」
子バフォ「……息災のようで」
父バフォ「「……『ラルフ』よ。ヌシは戻りたいと思っておるか? ヌシが偉大なるラルフ・フォン・ツィーゲ
      666世となっていたかもしれぬのだ。我が眷属となったことに後悔はないか?」
子バフォ「親父殿。我はその名は捨てました。 ───あの日、父上に我の決意を伝えた日に。
      そして、偶然に我が主と出会った我を、全て知った上で親父殿は眷属に迎え入れてくれた。
      この運命に感謝こそすれ、後悔など全くございませぬ」
父バフォ「……そうか。ならばワシも二度とその名で呼ぶまい。ところで子バフォよ」
子バフォ「はっ」
父バフォ「665世に極上の蜂蜜を届けると言ってきてしまった手前、持っていかぬわけにいかぬのでな。
      そなたが我が眷属の使者として届けてこい。なあに、ツィーゲ家ともあろうものが、祝いの使者を
      邪険に追い返すことなどなかろうよ。使者の労を労って滞在を許可されたならそれも良かろう」
子バフォ「親父殿……それはまさか」
父バフォ「では使者の件、任せたぞ」
子バフォ「……御意!」

翌朝

悪ケミ「ふぁぁ。おはよー、子バフォ」
子バフォ「うむ。お早う、主よ。食事の支度は出来ておるぞ」
悪ケミ「ん、ありがとー」
子バフォ「主よ、食事が済んだら頼みがあるのだが。至急蜂蜜を手にれたいのだ。出来れば良い物を」
悪ケミ「いいよー。良い蜂蜜ねえ……じゃあ騎士子呼んで、ウンバラの秘境の奥地まで探しに行こっか!」


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