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【憎悪と狂気】バトルROワイアル 十冊目【恐怖と絶望】

382 名前:359 投稿日:2009/02/24(火) 20:07:50 ID:h4zYeHrI
>>354様へ業務連絡
本日は第2回の会議の予定でしたが、都合が悪くなってしまったので中止といたします。
次回は未定です。よろしくおねがいいたします。

383 名前:354 投稿日:2009/02/24(火) 21:40:40 ID:D6PKkUpE
おっと了解しました

384 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/28(土) 09:06:44 ID:rUfe3dls
292.そして彼だけになった。

♀アルケミストの前には、死神がいた。

全身から力はどんどん抜けていき、それに反比例して全身の痛みはますます増している。
それでも――意志は、まだある。
そう、生き残る。
どんな手を使ってでも、生き残る。
そうじゃないと――これまでの人生で行ってきた全てが、無駄になる。
幸せになるために、なんでもやった。
笑顔で笑う自称友人を陥れた。
純朴な青年を誘惑した。
自分を幸せにしてくれない親を――殺した。
それも、全ては幸せになるため。
そう、自分は正しい。
人はみな自分が幸せになるために生きている。
私はそのハードルが他人よりも著しく高かっただけ。
私は常に最善の結果が出るようにと行動してきた。
その私が何故、こんな血と埃に塗れた辺境の島で、一人寂しく死ななければならないのか!!!

理不尽だ! 理不尽だ!

私は生きたい!
生きて、幸せになりたい!
そのためにはこんなところで死んでいられるか!!!


そこで、死神の手が、私に触れて。
瞬間、全身を蝕む苦痛が薄れていくのを感じて。
私は、自らの人生の徒労を理解し、また自分が幸せに包まれているのだと理解した。


♀アルケミストが息を引き取ったを確認して、ようやくグラサンモンクは彼女の首から手を離した。
彼女は――生きようとしていた。決して、生き延びられる筈がないのに。
その執念、あるいは妄執は彼女の全身あるいは全霊を蝕んでいた。
このままでは、彼女はきっと無念のまま死んでいくだろう。
そう理解したグラサンモンクは――♀アルケミストの首に、手をかけた。
せめて、彼女が安らかな死を迎えられるように、と。
医学的な話をするならば、首を絞めることで脳に血液が送られなくなるため、正常な思考ができなくなる。
しかし、それ故に彼女の思考を蝕む妄執を取り払った状態で、彼女を逝かせることができた。
事実関係を確認するならば、彼は♀アルケミストを殺したことになる。
それでも彼は後悔はしていなかった。彼女を妄執から解き放ってから逝かせられたのだから……

「さて、と」
もう一人、重傷者がいた。
♀騎士だ。
彼女は生きているだろうか。
グラサンモンクは彼女に近づき、露わになっているその首筋に触れる。
はたして――彼女は、冷たくなっていた。

グラサンモンクは、ほんの数秒だけ、目を閉じる。
それは、やけになって叫んで走り出したくなる自分を抑えるため。
そして、死んだ♀ハンター、♀アルケミスト、♀騎士への黙祷でもあった。

そして、残ったのは彼と、♀ハンターを殺した鷹だった。
この鷹には見覚えはないが、先ほど♀ハンターを倒した手並みをみると、まさか野生ではあるまい。
彼は先ほどからぴぃぴぃと泣いている。
グラサンモンクには彼の言葉がわからないが――なんとなく悲しげな響きを感じ取っていた。
ともかく、彼をこのままにしておくわけにはいかない。
このゲームの参加者でないのなら、なおさら。
「なあ、鷹よ」
それが、自分に向けられた言葉だと理解したのか。
鷹は、グラサンモンクに寄ってくる。
結構躾けられているな、と感心しつつも、グラサンモンクは続ける。
「お前は、もう帰れ」
ぴぃ、と鷹が悲しそうに鳴いた。
「この島は――地獄だ。
どいつもこいつもいい奴で、誰も彼もが生きたいと思っているくせに、全員死んでいく」
だが、と続ける。
「お前は、ゲームの参加者じゃない」
ぴぃ
「お前は、帰れ。帰ってくれ。このままだと、きっとお前は死ぬ」
ぴぃ、ぴぃ。
「だから、頼む、帰ってくれ。そして新しい生活を見つけて――せめてお前だけは、幸せに生きてくれ」
両手、両膝、さらに頭を地面につける。
獣に自分の意思がどこまで伝えられるのかわからなかったが、彼にはこれしか方法が思いつかなかったのだ。
「頼む、お前だけは――帰って、幸せに――」
1分、2分、それ以上。
長い長い間、グラサンモンクは土下座をしていた。
そして、ようやく目の前の気配が消えたことを感じて――立ち上がった。

ふぁるは、大空を周回していた。
そして、グラサンモンクが立ち上がったのを視認すると、ぴぃ、と一言だけ鳴いて、ねぐらへ向かって飛び立った。

<残り10名+3匹>

385 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/28(土) 09:07:13 ID:rUfe3dls
<♀アルケミスト>
現在地:E-6
所持品:S2グラディウス ガーディアンフォーマルスーツ(ただしカードスロット部のみ) 矢筒 毒矢数本 望遠鏡 食料二食
外 見:絶世の美女
性 格:策略家
備 考:製薬型 悪女 ♂スーパーノービスと合流したい(ひとりは怖い)
状 態:脇腹に貫通創(治療済) 寄生虫ロシアンルーレット状態 喉元に矢 毒 モンクの手によって安らかに死亡

<ふぁる>
現在地:E-6
所持品:リボンのヘアバンド
スキル:ブリッツビート スチールクロウ
備 考:なんだかんだいいながら♀ハンターが心配で堪らない、ツンデレ? GM側の拠点を発見するも重要視せず無視
    寄生虫に捕食されかけた事で異様な姿になった♀ハンターを♀ハンターと認識できず
状 態:JTによる負傷、♀ハンターが殺されたかと激昂。グラサンモンクの意思を受け取り、島から脱出。

<♀騎士>
現在地:E-6
所持品:S1シールド、ツルギ
外見:csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備考:殺人に強い忌避感とPTSDを持つが、大分心を強く持てるようになる。刀剣類に抵抗感 笑えるように
状態:死亡

<グラサンモンク>
現在地:E-6
所持品:緑ポーション5個 インソムニアックサングラス 種別不明鞭
容 姿:csm:4r0l6010i2
スキル:ヒール 気功 白刃取り 気奪 指弾 発勁 金剛 阿修羅覇王拳
備 考:特別枠 右心臓 したぼく二号 悪ケミを護る デビルチを警戒
状 態:掌と肩に打撲 SP微妙に枯渇
参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記)

386 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/28(土) 15:18:05 ID:tzRahv6c
アフロモンクが連れて行かれたんだね
♀騎士は流石に治療までに時間かかりすぎたか…

ふぁる帰しちゃっていいのかな?
GMの基地っぽいの知ってるんじゃなかったっけ。
♀ハンターいないから情報引き出せる人がいないけれど…

今は増えすぎた伏線処理中かな?
大変そうだけど頑張ってください

387 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/01(日) 11:22:29 ID:K.n5/lng
♀ケミは孤児で殺人も♂ローグが人生初のはずだったと思う
なんにしても楽しみにしてますよー

388 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/02(月) 00:55:35 ID:xJHlkGp6
>>387
ご指摘ありがとうございます。
今後の展開に関わる重大な矛盾ではないので修正はしませんが、以後気をつけます。

389 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/02(月) 11:35:03 ID:0e1Kf57M
これまでのWikiに反映させておきました。
♀ケミの親関連はどうなるんでしょ?

390 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/02(月) 20:59:12 ID:xJHlkGp6
>>389
普通にwiki更新できたのですね……トップの赤文字に騙されました。
wikiの292の矛盾箇所は削除しました。♀ケミの親・殺人関連は過去設定を優先させてください。


292.そして彼だけになった。(訂正版)

♀アルケミストの前には、死神がいた。

全身から力はどんどん抜けていき、それに反比例して全身の痛みはますます増している。
それでも――意志は、まだある。
そう、生き残る。
どんな手を使ってでも、生き残る。
そうじゃないと――これまでの人生で行ってきた全てが、無駄になる。
幸せになるために、なんでもやった。
それも、全ては幸せになるため。
そう、自分は正しい。
人はみな自分が幸せになるために生きている。
私はそのハードルが他人よりも著しく高かっただけ。
私は常に最善の結果が出るようにと行動してきた。
その私が何故、こんな血と埃に塗れた辺境の島で、一人寂しく死ななければならないのか!!!

理不尽だ! 理不尽だ!

私は生きたい!
生きて、幸せになりたい!
そのためにはこんなところで死んでいられるか!!!


そこで、死神の手が、私に触れて。
瞬間、全身を蝕む苦痛が薄れていくのを感じて。
私は、自らの人生の徒労を理解し、また自分が幸せに包まれているのだと理解した。


♀アルケミストが息を引き取ったを確認して、ようやくグラサンモンクは彼女の首から手を離した。
彼女は――生きようとしていた。決して、生き延びられる筈がないのに。
その執念、あるいは妄執は彼女の全身あるいは全霊を蝕んでいた。
このままでは、彼女はきっと無念のまま死んでいくだろう。
そう理解したグラサンモンクは――♀アルケミストの首に、手をかけた。
せめて、彼女が安らかな死を迎えられるように、と。
医学的な話をするならば、首を絞めることで脳に血液が送られなくなるため、正常な思考ができなくなる。
しかし、それ故に彼女の思考を蝕む妄執を取り払った状態で、彼女を逝かせることができた。
事実関係を確認するならば、彼は♀アルケミストを殺したことになる。
それでも彼は後悔はしていなかった。彼女を妄執から解き放ってから逝かせられたのだから……

「さて、と」
もう一人、重傷者がいた。
♀騎士だ。
彼女は生きているだろうか。
グラサンモンクは彼女に近づき、露わになっているその首筋に触れる。
はたして――彼女は、冷たくなっていた。

グラサンモンクは、ほんの数秒だけ、目を閉じる。
それは、やけになって叫んで走り出したくなる自分を抑えるため。
そして、死んだ♀ハンター、♀アルケミスト、♀騎士への黙祷でもあった。

そして、残ったのは彼と、♀ハンターを殺した鷹だった。
この鷹には見覚えはないが、先ほど♀ハンターを倒した手並みをみると、まさか野生ではあるまい。
彼は先ほどからぴぃぴぃと泣いている。
グラサンモンクには彼の言葉がわからないが――なんとなく悲しげな響きを感じ取っていた。
ともかく、彼をこのままにしておくわけにはいかない。
このゲームの参加者でないのなら、なおさら。
「なあ、鷹よ」
それが、自分に向けられた言葉だと理解したのか。
鷹は、グラサンモンクに寄ってくる。
結構躾けられているな、と感心しつつも、グラサンモンクは続ける。
「お前は、もう帰れ」
ぴぃ、と鷹が悲しそうに鳴いた。
「この島は――地獄だ。
どいつもこいつもいい奴で、誰も彼もが生きたいと思っているくせに、全員死んでいく」
だが、と続ける。
「お前は、ゲームの参加者じゃない」
ぴぃ
「お前は、帰れ。帰ってくれ。このままだと、きっとお前は死ぬ」
ぴぃ、ぴぃ。
「だから、頼む、帰ってくれ。そして新しい生活を見つけて――せめてお前だけは、幸せに生きてくれ」
両手、両膝、さらに頭を地面につける。
獣に自分の意思がどこまで伝えられるのかわからなかったが、彼にはこれしか方法が思いつかなかったのだ。
「頼む、お前だけは――帰って、幸せに――」
1分、2分、それ以上。
長い長い間、グラサンモンクは土下座をしていた。
そして、ようやく目の前の気配が消えたことを感じて――立ち上がった。

ふぁるは、大空を周回していた。
そして、グラサンモンクが立ち上がったのを視認すると、ぴぃ、と一言だけ鳴いて、ねぐらへ向かって飛び立った。

<残り10名+3匹>

391 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/02(月) 22:23:20 ID:ynb6sIfY
キャラ同士だから燃えるはずのバトロワにモンスター混ぜすぎたのがこのシリーズの汚点

392 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/03(火) 00:37:18 ID:jKi2F1iM
やっぱり殺人者側が早々に消えてしまったのが厳しかったよ
♂クルセvsグラリスは燃えたけど結局相打ちになっちゃったしね
もう転向できそうなキャラがいないからMobに頼るしかないのかも

393 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/07(土) 22:06:53 ID:hupy3Ds2
まあ、これはこれで好きだけどな。
みんなキャラを殺したくないっていう愛があるのは仕方がねえ。

394 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/07(土) 23:05:55 ID:dw3pF9M6
キャラに愛がありすぎて誰かに殺される前に自分がかっこよく殺したいと思った俺は異端。

395 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/08(日) 16:33:47 ID:IygkPxDU
293.死屍累々

腹を貫かれた♂プリーストは、言うまでもなく重症であった。
出血はおびただしく、何らかの応急手当をしなければ数分程度しか生きられないだろうと思われた。
その状況で、彼は、なんとキリエ・エレイソンを緊急の包帯代わりに使った。
制御装置により、ヒールで傷口を塞ぐには大量の気力を消費するし、それだけの気力は既に彼にはなかった。
一方、キリエ・エレイソンも弱体化されてはいたものの、しかし耐久力が弱まった程度であったため、傷口をカバーする用途にはうってつけだったのだ。
しかし、この方法には重大な欠陥がある。
それは、根本的な解決にはならない、ということである。
もし、パピヨンの攻撃をまともに食らってしまったら、二度と立ち上げれるかもわからない。
それ以前に、彼の気力が尽きれば、再び腹から血が流れ出し死亡するだろう。

だが、それでいい。
どちみち、助からない命なのだから――


♂プリーストは、よく戦った。
結局パピヨンに翻弄されろくに打撃を与えられなかったものの、敵の攻撃をうまく避け、流し、防いだ。
それでも、それが限界だった。
「その命、奪った!!」
「はぅぁっ……!!!!」
ついに、執拗なパピヨンは彼の腹のバリアを破壊し、のみならずその傷口をさらに広げたのだ。
それが♂プリーストの限界だった。
マイトスタッフが手から滑り落ち、支えを失った♂プリーストは地面に崩れ落ちる。
崩れ落ちた姿はまさに芋虫。
鮮やかな蝶の前にして、血と土に塗れたその姿は、無様としか言いようがなかった。
「きゃはは、ねえ、今どんな気分? ねぇ、どんな気分? 今から死ぬけど、どんな気分?」
「くぅっ……はぁっ……」
「うふふっ! しゃべることもできないんだ。あはっ、ばーかばーか、ざまあみろ♪」
ようやくストレスから開放されたパピヨンは、今や絶頂にあった。
自分をいらいらさせた肉塊を、徹底的に貶める。
それしか、彼女の頭には存在しなかった。
「うふっ、さて、今からアンタを殺すけど……でも、アンタの血は、絶対に吸わない。何故だかわかる?」
♂プリーストが答えられるはずもないことはわかっているので、パピヨンはうれしそうに続ける。
「それはね、アンタの命が何の価値もないことを証明するため。
だって、血を飲んだら、アンタの命にはそれだけの価値があるってことを認めちゃうからね。
……うふふ、アンタ、私に比べるとだいぶ生きてきたみたいだけど、今日この日まで、どれだけの命を奪ってきた?
アンタは、昨日までは食物連鎖の頂点として何億の生命の犠牲の上に永らえてきた!!
その犠牲の責任を負っているアンタは! 今! 何の意味もなく死ぬ!!
ばーかばーか、無責任! 恥知らず!
アンタのために犠牲になった命はなんなのか!!
アンタは今日、全ての犠牲を無駄にして死ぬ!!
そして、アンタはその全ての生命に謝罪しつつ、自らの生命を賠償にして惨めに死ね!
うふ、ふふふ、きゃははははははははははははははっ!!!!!!」


「ククッ、馬鹿なのはお前のほうだよ、単細胞さんよ」
「なっ!?」


口を開くことすらも予想の範疇外だったため呆然とするパピヨンをよそに、♂プリーストは続ける。
「俺の生命が無駄だ? 勘違いしているんじゃないのか? おばかさんよ。
俺の命はなぁ……さっきの女の子四人を逃がすためだけに、存在していたんだよ。
何億の犠牲が無駄に? 四人の命を助けられたのなら、俺一人の犠牲になるよりもよっぽどいい。四倍だぞ、四倍。
そうさ、お前は自分を勝者だと思っているようだが……お前が俺に挑んだ時点で、既に勝敗は決まっていたんだ。
お前は既に敗者なんだよ、このマヌケがっ!!!!」
「くっ、黙れ黙れ黙れだまれだまれダマレダマレッッッ!!!!!」
「ばーかb−kbbbbk……」
「くそっ、くそっ、くそっ!!!!!!!」
パピヨンの一撃が♂プリーストの顔を抉り、彼はもうまともに話すことができなくなったが、それでも彼は罵倒を続ける。
それに激昂したパピヨンは、さらに顔を抉り続けた。相手に伝わらない罵倒を繰り返し、何度も、何度も。


♂プリーストの遺体の頭部が完全に破壊されたころ、ようやくパピヨンは冷静な頭を取り戻していた。
(そうだ、あのコはっ……)
パピヨンは、何故自分がここに来たのかをすっかり忘れていたのだ。
トモダチである寄生虫は直ぐに見つかった。
その体はだらりと弛緩し、ぴくりとも動かず。
つまり――死んでいた。
寄生虫は、♂スパノビを殺したが、その傷は深く、毒も受けていた。
そのため、何度もパピヨンに助けを求めたのだ。
しかしパピヨンは、聞き入れなかった。♂プリーストの死体を破壊するのに夢中だったから。
現状から一瞬でそのことを悟ったパピヨンの全身から、力が抜ける。
ここにきた最大の目的が潰え、彼女は貴重な仲間を失ったのだ。
(そうだ、仲間といえば!!)
デビルチは、どうなったのか。
♂プリーストに殴られて、飛んで行ったはず。
その方向をうろ覚えながら探して――それは、直ぐにみつかった。
デビルチのぬいぐるみのような体が、まるで綿を抜かれたようにぺちゃんこになっている。
「ねぇ、大丈夫? 生きているの?」
パピヨンの願うような問いにも、デビルチは答えない。
「ねぇ、ねぇってば。ねぇ、返事をしてよぅ……」
何が悪かったのか。どこから間違えてしまったのか。
敗北感と脱力感に包まれながら、パピヨンは空ろにデビルチの遺体にすがっていた。

396 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/08(日) 16:37:01 ID:IygkPxDU
<♂プリースト>
現在地:E-6
所持品:修道女のヴェール(マヤパープルc挿し) でっかいゼロピ 食料二食 マイトスタッフ
外見:逆毛(修道女のヴェール装備のため見えない) 怖い顔
備考:殴りプリ
状態:HPSP共に微回復。腹部を刺される。パピヨンの攻撃により死亡。遺体の頭部は損壊。

<デビルチ>
現在地:D-6→E-6
所持品:+10スティックキャンディ トライデント(デビルチ用)
備 考:悪魔
状 態:♂プリーストにさらに木に叩きつけられて死亡。

<パピヨン>
現在地:E-6
備 考:ミストレスの魔力を一部継承 ミストレスの持つ虫達を統べるカリスマ継承 ノーマルより強い スピードも速い

<寄生虫>
現在地:E-6
外 見:ウンゴリアントの亜種
備 考:淫徒プリから孵る パピヨンに忠誠
状 態:ストームガスト一発直撃。インベナムにより毒により死亡。

<残り9名+1匹>

397 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/08(日) 18:24:40 ID:jhfKi5zQ
書き込みに来たら続きが!
楽しく読ませていただきました、ついに♂プリも…。
死に様、格好良かったです。

ついでなんですが、絵を描きました。
ttp://yosugaya.fem.jp/battleRO/image/illu561.jpg
執筆者の皆様に。

事情で半年くらい空いてしまったのですが、また読みに来ています。
月並みな言葉しか浮かばないのですが、がんばってください!

398 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/08(日) 22:48:40 ID:IygkPxDU
>>397
うおおお、すごい、凄すぎる。
超大作、ありがとうございます。
貴方の応援を裏切らないよう、最高の作品にしていきますので、今後も楽しみにしてください!!

PS 左上の♂スパノビが可愛すぎ

399 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/09(月) 08:44:04 ID:fssA6N3E
続々と死亡者が…
第一回のプロ南を思い出しますね
最近は週末ここ覗きに来るのが楽しみ

さて残りの人はPTごとに
♂騎士、♀商人
悪ケミ、♀Wiz
♀アコ、♀マジ(方向音痴のため悪ケミと合流できない?
♂セージ、♂モンク
グラサンモンク
パピヨン
こんな感じ?
位置的には皆E-6近辺かー

>>397
アフロの存在感が異常www
もしかして全キャラですか?
久しぶりの絵で嬉しいです

400 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/09(月) 09:29:04 ID:fssA6N3E
Wiki更新してて↑のミスに気付いたorz
アコたち同じ方向に逃げたんじゃなかったですね

人物一覧の詳細も触りたいけど情報量が膨大で挫折

401 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/11(水) 17:12:47 ID:s/0vk6lI
現在の禁止区域更新しときました(図以外の)。
図は無理です。誰か代わりにry

402 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/13(金) 01:23:12 ID:aBpAvfzw
− 294話 Vengeance − 3日目午前〜昼頃

「アァァ……ァァ……」

♀商人が、首輪の仕組みをはじめとした、自分が得た情報を騎士に教えているところであった。
ほぼ全ての情報を伝え終えたとき、その悲鳴が聞こえた。
「悲鳴、聞こえたよね?」
「ああ……誰の声かまでは分からないが……」
普通じゃない。
二人とも、とっさにそう感じる。
おそらく、ここから遠くはないが、近くもないだろう。
「様子を見てくる。君はここで身を隠しておいてくれ」
「えっ!?で、でも」
様子を見に行くと言う♂騎士の腕を掴み、♀商人は必死で彼を止めようとする。
「もしかしたら、仲間が危険な状態かもしれないだろ?」
「で、でも、私一人じゃ化け物が……」
「化け物?」
化け物、と言う単語を聞いて、♂騎士は怪訝な顔をする。
「さ、さっきね、弓を持った化け物が……」
結局、二人とも動き出すまで数十分かかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「さっきから、モンスターばかり見てる気がするな」
♂騎士と♀商人は、草むらに隠れ、啜り泣くパピヨンを見ていた。
「あれ、さっき私達を襲ったパピヨンだよ。その時は、♂セージさんや♀Wizさんのおかげで逃げてったけど」
パピヨンに襲われたときの事を思い出しつつ、そう言った。
啜り泣いてるのはどういう事だろう。
そう思っていると、突如パピヨンが動きを見せた。
目で、その動きを追った。

頭部が破壊されたプリーストと、虫と重なるように動かないスーパーノービスの姿を見つけた。

「……っ!」
思わず声が出そうになり、だが、こらえた。
顔は破壊されていて分からないが、微かに原型を残している修道女のヴェールが、一緒に横たわっていた。
間違いない。
「あれ……♂プリさん、だよね?」
♀商人は、口元を押さえつつ今にも泣きそうな声で囁く。

確認するまでもない。
あの♂プリースト以外に、誰がいようか。
自分勝手な被害妄想から、信頼できる人を殺してしまった、俺の懺悔を静かに聞いてくれた男。
そして、そんな俺を真面目に説教して、励ましてくれた男。
強面で、口は悪い。だが、聖職者らしい強靱な意志と確固たる信念を持った男。
眩しかった。目が眩みそうなくらいに。
そして、憧れてた。俺には、とうてい持ち得ない強い精神を持った、その男に。
その男が、こんなふざけた場所で、その強面を破壊されて地に横たわっている。

気付けば、パピヨンは泣きながら虫を咀嚼し始めていた。
向こうにいるデビルチも、半身が無かった。
♀商人は、思わず目をそらす。

俺は、何をやっているんだ。
誰も救えず、誰も助けられず。
なのに、自分だけのうのうと生き延びて。

気付けば、剣を抜いていた。
♀商人は、驚いて止めようとしたが、それでもおかまいなく立ち上がった。
――パピヨンと、目があった。
♀商人に、隠れておくよう指示すると、俺は前に出て行く。
「アンタも、あいつらの仲間?」
鋭い眼光。
「どうなの?」
今度は、身体ごとこっちに向け、再び眼光。
「どうなの!?何とか言いなさいよ!!」
そして、俺は静かに質問を投げかける。
「♂プリを殺したのは、お前か?」
声が小さかったかもしれない。
パピヨンは、再び怒鳴る。
「何て言ったの!?聞こえるように言いなさいよ!!」


「♂プリを殺したのは、お前か?」
この男、たぶんあの連中の仲間なんだろうな。
「♂プリってこれのこと?だったら、私がこの通り、ぎったぎたのけちょんちょんにぶっ殺しちゃったよ。残念だったね!ざまあみろ!」
こいつも、ぶっ殺してやる!
 アンタ、この男の仲間だよね?だったら、絶対許さない!!こいつらのせいで、トモダチも、デビルチも、みんなみんな死んで……」
「黙れ」
ぞくり
背筋に、冷たいものが走った。
なんだなんだ、なんなんだこいつは。
凄まじい恐怖が、全身を襲う。
「な、なんだよ、強がったって怖くないぞ!アンタも、こいつみたいにぐっちょんぐっちょんのめっためたに……」
「もう一度だけ言う。黙れ」
ぞくり
さっきよりも更に冷たいものが、背筋を走った。
やばいやばいやばいやばいやばいやばい
こいつ、普通じゃない、と言うか人間じゃない!
何だよあの目!
あれじゃまるで、悪魔じゃないか!
「な、なんだよ……、人間のクセに生意気な……!アンタもこいつみたいに、顔も分からないくらいにしてやる!!!」
そして、男に攻撃をしかけようとして、目が合う。

ぞくり

全身の毛穴が、目一杯広がった気がした。
と言うか、広がったと思う。
とにかく、怖かった。
どうしようもなく怖かった。
あまりの恐怖に動けなくなりそうなほど。
だから、あたしは反射的に、ありったけの魔力を解放して、ありったけの魔力球を放出した。

それが、戦闘開始の合図だった

<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、錐、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:GMの暗示を屈服させた?、混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   ♀商人と同行 両手剣タイプ 悲鳴のした場所へ様子見
状態:痛覚が完全に喪失 体力は半分以下? 精神は安定? 個体認識異常を脱する
   必要とあらば殺すことを厭わなくなった? 仲間を守りたい

<♀商人>
現在地:E-6
所持品:店売りサーベル、乳鉢いっぱい、カート、100万以上のゼニー 食料二食
容 姿:金髪ツインテール(カプラWと同じ)
備 考:割と戦闘型 メマーナイトあり? ♂セージに少し特別な感情が?
    ♂騎士と同行 嘘が大騒ぎになり自己嫌悪中 装置を探しに行く 悲鳴のした場所へ様子見

<パピヨン>
現在地:E-6
備 考:ミストレスの魔力を一部継承 ミストレスの持つ虫達を統べるカリスマ継承 ノーマルより強い スピードも速い
    デビルチと寄生虫を一部咀嚼

403 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/16(月) 15:28:55 ID:AzLcWqq.
おや、♂騎士vsパピヨン?
話の流れ的に♂騎士は下手な殺し方できないような気がしてたけど。
パピヨン消えてしまうとすると、そろそろ最終決戦になるのかな?

404 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/20(金) 02:15:18 ID:cT0xx5Vg
295.GMのお仕事(三日目・昼)

意外なことかもしれないが、GMの仕事は決して楽なものではない。
例えば、不正者が現れないよう、首輪の盗聴器から取得する会話内容をログにとり、内容をチェックする。
また、冒険者達の各々の移動推移や死亡記録などもログにとり、いつどこで、誰が何をしたかを詳細に記録するのもまたGMの仕事である。
もちろん、直接幹部たるジョーカーやGMがそのような雑用を行うわけではない。
あくまで行うのは下級兵士達であり、GMはそれをチェックするだけである。
チェックするだけ、であるが、その量も膨大である。
特に現在はGMは幹部であるジョーカーを除いて一人となってしまっているため、GM橘の作業量も跳ね上がっていた。

「ご報告いたします。先ほど、♂プリーストが亡くなりました。死亡原因は――またも、パピヨンの仕業です」
「また、モンスターですか……」
既に、ジョーカーによって、パピヨンの素性は明らかにされている。
その上で、GM橘は頭を抱えていた。

死者がでるということは、通常ならば喜ばしいことである。
が――死亡原因が冒険者でなく、それ以外の要因にある。これは好ましいことではない。
何故ならば、BR法の狙いの一つには、最期の一人まで冒険者同士を争わせることで、王国の脅威となる冒険者の結束を崩すという目的があるからである。
しかし、冒険者以外の脅威が現れると、冒険者の特性としてかえって結束を強めてしまうこととなるのだ。
もし残った冒険者が全員結束し、GMに反逆を起こせば、GMとしては冒険者を皆殺しにしてはいけなくなる。しかし、それは当初の目的を達成できなくなるということにもなるのだ。
GM橘(林)は今、GM橘として行動している以上、この事態に早急に対処をしなくてはいけない。
元はといえば研究をしたいがためにこの島に潜り込んだ彼にとって、その作業は非常に厄介で面倒くさい仕事であろうと思われたのだった。
(第一、どうしろっていうんだ?)
今更パピヨンを参加者として登録しても、手遅れである。
会話ログを見ても、今や冒険者達の注意はマーダーよりもモンスターに向かっている。
そう、問題といえば、マーダーの存在もまたGM橘の頭を悩ます案件だった。
BRを実施するにあたって、運営側は参加者の中にマーダーとなりうる人物を送り込んだり、支給品に殺人を促進させるようなアイテムを仕込んだりして、結束意識の強い冒険者たちが殺し合いを行われるように促している。
だが、現在――マーダーとなりそうな人物が、いないのだ。
強いて言えば、精神異常を仕込んだ♂騎士がいるのだが、その♂騎士は現在、格好の獲物である♀商人と仲良く同行中である。
となると、♂騎士は精神異常をどうにかして解除したことになる。
これも会話ログを遡れば判明するかもしれないのだが、果たしてそれがどれだけ時間がかかるやら。
終末が近い以上、暢気なことは言ってられないのだ。


「で――私の判断を仰ぎたい、というわけですか」
「ええ。正直、私一人では手一杯です」
「そうですか。ご苦労様です。いえ、皮肉ではなく、本当に感謝しているのですよ」
GM橘が眉を顰めたのを見て、笑顔でジョーカーは否定した。
実のところ、GMジョーカーは女王の側近中の側近であり、他のGMよりも多くの権力をもっている。
そのため、この島でのジョーカーの仕事はGMの意思の最終決定を行うことと、他のGMが確認したログの簡単な報告を聞くこと、そしてあとはイレギュラーの対応くらいだけなのであった。
冒険者も運営側もてんやわんやに動いているこの島で、唯一ジョーカーだけがわりとのんびりとしているのである。
こういうときくらい、働いてもいいものではないか、とGM橘は糾弾したいのを必死で抑えているのだ。
ジョーカーは、ほんの少し思案して――言った。
「別に、問題はないでしょう」
「良いのですか?」
「この島に来た以上、冒険者たちの最期は2つです。最期まで生き残るか、死ぬか、です。
死ぬ状況も、そう多くのパターンはありません。他殺、自殺、事故死。あとは餓死とBANです。
このうち、ようは最期の冒険者がBANにならなければよいのですよ。それで、問題は解決です」
「ああ、なるほど」
そこで、ようやくGM橘もジョーカーのいわんとしようとしていることを理解した。
「つまり――大量の不正者が出た場合、二人を残してBANすればよい、ということですね?」
「そのとおりです。いくら冒険者とはいえ、所詮は人間。二人きりになれば、自ずと結束は離れ、殺しあうことでしょう」
「了解です。不正に関しては、そのように。ただ、パピヨンの扱いはどうします?」
パピヨンは、既に調査によって崑崙島のそれを遥かに超える能力を持っていることが確認されている。
もし彼女が冒険者を全員殺してしまっては、生存者がいなくなってしまう。
「それも問題ありません。確認したところ、どうもアレはミストレスほどの能力は持ってはいないようです」
半分、人間の血が混ざっているからかもしれませんね、とジョーカーは笑う。
「冒険者達が全員アレに倒されるとは考えられません。彼女には適当に冒険者達の脅威になってもらえばよいでしょう」
「万が一のことがあっても、冒険者が仲間を置いて逃げる光景がきっと見られるでしょう。それはそれで女王さまの慰みになるに違いない」
「クックック。わかっているではないですか」
薄暗い事務室に、ジョーカーとGM橘が響き渡る……

「橘様、ご報告いたします」
ジョーカーへの相談を終えたGM橘に、さっそく次の報告が回ってきた。
厄介ごとがやや晴れて気分が軽くなったGM橘は、さああと少しだ、と気合を入れなおすのだった。
「先ほど、パピヨンと♂騎士が戦闘に入りました。♂騎士は随分と興奮しているようです。また、ほぼ同時刻、♂セージと同行していた♂モンクが死亡しました。会話ログから、♂セージに殺害されたものと思われます」

<GMジョーカー>
位置:不明(管理本部)
所持品:ピエロ帽、他不明(バルムン?)
外見:ピエロ
備考:女王イゾルデの意向を最優先

<GM橘>
現在地:謎の地下室
所持品:剣(バルムン?) GM森の剣
外 見:銀縁眼鏡、インテリ顔
備 考:殴りHiWiz ガンバンテイン ヘブンズドライブ

<♂モンク>
現在地:E-6
所持品:なし
外見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷
状態:死亡

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー 島の秘密を書いた聖書 口紅
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 ♂モンクを殺害?

405 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/20(金) 02:19:03 ID:cT0xx5Vg
>>354様へ業務連絡
そろそろ、第二回目の会議を行いたいです。
可能ならば日曜日の22〜24時に前回と同じ場所で開きたいのですが、いかがでしょうか?

406 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/20(金) 13:23:21 ID:B6lM0q8Y
うぉ、超乙!!
うまい終わり方だなぁ…機会があれば真似させて貰おうかしら
伏線といえば、GM橘の事もあったんだね
ジョーカーの腹の内が知りたいわ…どこまで泳がせるのやら…

ところで、GM橘の現在位置が謎の地下室になってるけど、本部にいるんじゃないかしら?

407 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/20(金) 14:01:51 ID:cT0xx5Vg
>>406
あー、そのとおりです。ついでにちょこちょこと修正します

<GMジョーカー>
位置:不明(管理本部)
所持品:ピエロ帽、他不明(バルムン?)
外見:ピエロ
備考:女王イゾルデの意向を最優先

<GM橘>
現在地:不明(管理本部)
所持品:剣(バルムン?) GM森の剣
外 見:銀縁眼鏡、インテリ顔
備 考:殴りHiWiz ガンバンテイン ヘブンズドライブ

<♂モンク>
現在地:不明
所持品:なし
外見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷
状態:死亡

<♂セージ>
現在地:不明
所持品:ソードブレイカー 島の秘密を書いた聖書 口紅
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 ♂モンクを殺害?

408 名前:354 投稿日:2009/03/21(土) 11:41:23 ID:Lm3SDIBk
>>405
ぐふ、最近忙しくてチェックもできていませんでした。了解です。
ですがGv後ですので10分少々遅れると思います。
余裕を見て22時半ではいかがでしょうか?

409 名前:359 投稿日:2009/03/21(土) 11:55:22 ID:VYgM7oYE
>>408
22:30でOKですよー

410 名前:354 投稿日:2009/03/22(日) 22:56:16 ID:OknhLI6M
>>359
Ver鯖プロ156,217にて待機しております。
もうしばらくお待ちしますねー

411 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/03/30(月) 21:27:54 ID:ivlYLdyI
話し合い上手くいきました?おつかれさまです。
一週間動いてなくてちょっと不安になったので書き込み

412 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/05(日) 00:55:01 ID:h2uU.IaM
296.泥仕合(三日目・昼)

ブォンッ!!!

重量200を誇る両手剣カッツバルゲルが、数瞬前までパピヨンがいた空間を引き裂く。
「逃げるんじゃない、この薄汚い虫けらが!!!」
ブォ……ズガシャッ!!
「ひぃぃぃぃぃ!!」
再び剣が振り下ろされたため下の地面が砕け散り、またも間一髪で避けたパピヨンの体に泥が飛び散る。
だが、それが目立つことはない。何故ならば、パピヨンは既に大量の泥と自身の血によって美しい体を汚していたのだから。

恐怖におののいたパピヨンの攻撃は、あっさりと♂騎士に回避された。強力な攻撃を行うことのみ考え、ろくに照準を合わせないがむしゃらな攻撃だったのだから、当然だ。
そして、初撃を失敗したツケは大きかった。
右翼の損傷。
自由に空を舞い敵を翻弄する、ヒットアンドアウェイスタイルを主とするパピヨンにとって、これは大きな痛手だった。
飛べない蝶は芋虫と同じ。
今のこの瞬間まで、パピヨンはただただ♂騎士の攻撃を避けることしかできていない。

「うおおおおおおおおおおおっ!!!」
ブン! ブン! ブンッ……ズンッ!!!

凄まじい重量を持つはずの鉄塊にも関わらず、カッツバルゲルは怒涛の勢いで攻撃を仕掛ける。
それは鍛え抜かれた♂騎士の肉体・技術だけで実現できる代物ではない。
♂プリーストを殺された怒りが、極限を超える力を、♂騎士に与えた?
それも、違う。
実は、GMが♂騎士に事前に投与した薬品の中には、精神に異常を与えるだけでなく、肉体の反応速度を向上させる薬品『バーサークポーション』が含まれていたのである。
イグドラシルの実により若干中和はしているものの、未だに一部の異常は♂騎士の肉体と精神を蝕んでいる。人間には不可能とも思える攻撃の裏には、このような事情があったのである。
だが、それにも関わらず、既に20撃以上の攻撃を放っておりながら、未だに♂騎士はパピヨンに致命傷を与えられずにいる。
それは、パピヨンが身軽であり、羽が負傷していてもある程度の回避力を持っていることもあるが、それ以上に♂騎士への精神が乱れていることにある。
なんのことはない。バーサークポーションの効果により攻撃速度は増したが、精神が正常を見失っているため、攻撃がずさんになっているのである。
そして、いつまでもパピヨンを殺せない苛立ちはさらなる怒りを呼び、さらに攻撃は苛烈になるが、避けやすくもなっていく。
重要なのは――そのことを、♂騎士だけでなくパピヨンも理解していないことだ。

「死ねッ! 死ねッ! 死ねッ! うおおおおおおおおおおおっ!!!」
フォン! ズガッ! フォン! ズガッ! フォン! ズガッ!

苛烈な攻撃は、パピヨンを捕らえられずに地面だけを耕す。
パピヨンは回避し生き延びることだけに夢中で、反撃を行おうとすら考えない。
それは、見た目だけが派手な、ただの泥仕合だった。


しかし、いつまでもそれが続くはずもなく。
終わりは、あっさりと、訪れた。

「あ」

ずるり。
カッツバルゲルによって破壊された地面に、パピヨンが足を取られた。
パピヨンの体を地面に沈み。
鉄の刃が、パピヨンの頭部目掛けて振り下ろされる。

フォン……グシャッッッ!!

カッツバルゲルは、木っ端微塵に打ち砕いていた。
パピヨンが、一瞬前まで倒れ付していた、その地面を。

そのパピヨンの姿は、♂騎士の視界にはない。
代わりに♂騎士の脳裏に浮かぶのは、眼前に刃が迫ったパピヨンの体を、一瞬淡い光が包んだ光景。
テレポート。
そう、♂騎士達冒険者は首輪と能力制御装置によってスキル能力などを封印されているのだが、パピヨンは部外者であるため、テレポートの規制から外れていたのである。
それを理解した♂騎士は、弾かれたように動いた。

「うおおおおおおおお、糞、このやろう、どこだ、でてきやがれえええええええっ!!!!!」

ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ!

♂騎士の剣が、そこらへんの茂みをなぎ払う。だって、そこにパピヨンが隠れているかもしれないじゃないか!!

ズゴッ! ズゴッ! ズゴッ!

カッツバルゲルが、斧のようにそこらへんの樹木に叩きつけられる。だって、そこでパピヨンが休んでいるかもしれないじゃないか!!

周囲には何者の存在も感じられないのにもかかわらず、それでも♂騎士は剣を振るう。

あのパピヨンが今も生きているなんて、許されるはずがない。世界中の全ての人類が許したとしても、俺が許さない。
奴にはただの死すらも生ぬるい。奴は頭以外を完全に破壊して、二度と再生できなくしなくてはならない。
そして残った頭部に、♂プリーストの遺体の前で謝罪させなければいけない。
盗蟲は頭部のみの状態でも生きているし、あいつだってそれくらい不可能じゃないだろう。
文句はどんなのがいいか。ごめんなさい、と一万回言わせるのだけでは生ぬるい。
『この卑しく矮小な私は生きる価値もありません。私は今すぐに死を選び、そのまま二度と現世に戻らず永遠に地獄で貴方にお詫びしつづけます』
そして、それを言い終わった直後に奴の頭を木っ端微塵に砕き、それを♂プリーストの弔いとするのだ!
それには、まずパピヨンを探さなければ。どこだ、どこだ、でてこい、今すぐ俺がその頭を体を切り離してやる。
うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!

ギッ……ギリギリギリ……ズンッ!!!!!

♂騎士の攻撃によって、木が切り倒され、周囲に轟音が巻き起こる。
そこで……♂騎士は、ようやく我に返った。
そしてそれは彼に、パピヨンの討伐に失敗した、ということを知らしめることとなる。
大事なチャンスを逃した。その事実に、♂騎士の体が崩れ落ちる。
大の字に寝そべり、♂騎士の意識もまた、深遠の闇の落ちていった……


と、不意に♂騎士の意識が覚醒した。
周囲には何者の存在も感じられない?

「あの娘は……♀商人は何処だ!?」

<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、錐、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:GMの暗示を屈服させた?、混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   両手剣タイプ ♀商人を見失う。
状態:痛覚が完全に喪失 体力は半分以下? 精神は安定? 個体認識異常を脱する
   必要とあらば殺すことを厭わなくなった? 仲間を守りたい 若干暴走状態

<♀商人>
現在地:???
所持品:店売りサーベル、乳鉢いっぱい、カート、100万以上のゼニー 食料二食
容 姿:金髪ツインテール(カプラWと同じ)
備 考:割と戦闘型 メマーナイトあり? ♂セージに少し特別な感情が?
    嘘が大騒ぎになり自己嫌悪中 装置を探しに行く 失踪

<パピヨン>
現在地:E-6
備 考:ミストレスの魔力を一部継承 ミストレスの持つ虫達を統べるカリスマ継承 ノーマルより強い スピードも速い
    デビルチと寄生虫を一部咀嚼 右翼損傷 テレポートで逃亡

413 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/07(火) 15:17:53 ID:fcudmexM
すいません、盛り上がってる中でアナザー投下してよろしいでしょうか?

414 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/07(火) 18:59:30 ID:EwFg9LD.
どうぞー
ROMってる者としては本編じゃない話でもどんどん読みたい


また♂騎士怪しくなってきたね
主人公っぽいポジションにいながら、なんだか見ててもやっとする
堕ちるならさっさといっちまえと薄情なことを言ってみる
ああでも♂ケミの努力が無駄になっちゃうなぁ…

♂モンクが♂セージに殺されたなんて話もちらりと出てたけど、こちらは首輪解除したのかな?
かなり長いこと気絶したままだったから♀騎士と同じ道辿ってしまったんだろうか

415 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/07(火) 21:54:46 ID:fcudmexM
ではお言葉に甘えて…。
第三回で彼を使おうと思っていた方すいません;;

Another 岩山に砕かれた思い

「殺し合いをしてもらいましょう」
そう告げたGMジョーカーを見つめ、一人の騎士の男が笑みを浮かべた。
彼は騎士団の中でも優秀で、信頼されていたのだった。
ただ一つ、お化けが苦手という弱点があるのがタマに傷であった。
(余裕ぶってるのも今のうちだぞジョーカー!必ずオレは、仲間を集めてこのゲームを潰してやる!
イゾルテにも馬鹿げた事だと説得しなくちゃな。)
彼は自ら進んで参加した。
こんなのが続けられたらいつかは仲間達も参加させられてしまう。
それを阻止する為に参加したのである。
ふと、以前何回かPTを組んだ♀Wizの姿が横目に見えた。
(確か島の秘密を聞いたって言ってたっけ?)
彼女と組めば順調にBRを潰せれるかもしれない。
さっそく、彼はランダムポータルに乗った。
このゲームが無くなれば仲間達も安心して暮らせるし、犠牲者もこれ以上出なくて済む。

出た場所は
      不安定な岩山の上だった。

状況を把握する前に彼は足を滑らせた。
落下地点にには鋭く尖った岩山があった。
やけにそこまで落ちるのがゆっくりに感じられた。
しかし、彼自身もそれなりの動きしか出来ない。
(くそ!このまま終わってしまうのか!?こんな終わり方じゃ嫌だ!
オレは最後まで戦って戦って…そしてまたアレス達と一緒に冒険するんだよ!)
必死の抵抗も虚しく、少しずつ岩山が迫ってきていた。
そして、衝撃音と共に、全身に激痛が走った。


<ルシフィ 島の南東部にて串刺し 荷物はすべて下に落下
      後にジルタスと差し替えられる>


DSキャラってクホグレンみたいに公式だから大丈夫だろうと…。

416 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/07(火) 23:32:26 ID:r4SduZIA
乙です。
そういえばいたね。その人。
途中参加だったから、wikiの参加者一覧見て、
ペットのジルタスがなんで50人に入っているの!?
カウントミス!? 知られざる50人目がいる!?
って最初から読み返しちゃったりしたなー

417 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/09(木) 21:27:53 ID:YbXTFBEY
− 297話 へいき、へっちゃらッ! − 3日目昼頃

あの場から逃げ出して、どのくらいになるだろう。
走って、走って、走って。
草原のど真ん中を、全力疾走で駆け抜ける。
生きなきゃ。
あの♂プリさんの為にも、生き延びなきゃ。
♂プリさんは、間違いなく死ぬだろう。
悲しいし、悔しい。
でも、受け入れなきゃ。
そして、生き延びなきゃ。

ピ……ピ……

あれ、何の音だろう。
走りすぎて疲れてるんだろうか。

ピピ……ピピ……

ああもう!
うっとうしい!
♀マジは背負われてるクセになんか暴れてるし!
もっと静かにしなさいよ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ちょっと!キミ!止まって!と言うか方向転換!」
ああもう!
このint1の馬鹿アコはどこ向いて走ってるんだよ!
「うるさいわねっ!怪我人のクセに暴れないで!」
そうじゃなくて!
首輪、首輪鳴ってるから!

ピピピ……ピピピ……

やばいやばいやばい、これホントににやばいって!
言うだけじゃ分からないなら、力尽くでも止めないとだめだ!
「いいから止まって!鳴ってる!首輪!音!鳴ってるから!早く!」
焦ってるせいで、文脈がおかしい。
けど、今はそんなことに構っていられない。
♀アコの身体の至る所を叩きながら、叫ぶ。
叩く度に、蹴られた背中が酷く痛むけど、そんなこと言ってる場合じゃない。
「だーかーらーーー!!怪我人は静かに……え?」
♀アコが疑問の声を投げると同時に、急停止する。
その反動で、ボクの身体が大きく揺れ、強烈な痛みが全身に駆け巡る。
おまけに、いきなりの急制動に♀アコ自身も対応できなかったらしい。
そのまま前のめりに倒れ、ボクはその背中から投げ出された。
そして、ボクの身体は草原の上をごろごろと転がる。
その度に、凄まじい痛みが全身を流れ、意識が飛びそうになる。
いや、何回か飛んだかもしれない。
「今、何て言ったの?」
いきなりの暴挙に悪びれることもなく、そう聞いてきた。
飛びそうな意識を無理矢理繋ぎ止め、氷雷コンボを決めたい衝動を抑えてボクは続ける。
「だか……ら……!首輪……鳴ってる……って……何度……言えば……!」
痛みが強烈すぎて、上手く喋られない。
「だったら、もっと早く言ってよね!無駄に走っちゃったじゃない!」
あまりの馬鹿っぷりに、草原もろとも焼き払いたい衝動に襲われたけど、何とか我慢した。
「だか……ら!何度も……言ったじゃ……ないか……!」
痛みのせいで起き上がることも出来ない。
「あらそうなの?ごめんなさい」
こいつ……!
思わず飛びかかりそうになっけど、痛みが酷くてそんな気力は無い。
ああもう、どうにでもなれ……。

「背骨が折れなかったのは、不幸中の幸いだったわね」
「うう……まだ痛むよ……」
不幸中の幸いか、背骨の損傷はないみたいだった。
ただ、パピヨンに蹴られたと同時に触覚が左の肩甲骨を直撃したらしく、骨折していた。
痛みがあまりにも強烈だったのはこのせいだったらしい。
本来なら三角巾を使って固定しないといけないけど、手元に無いから♀アコのショールと左袖を破って、それで固定してる。
心許ないけど、今はこれで我慢するしかない。
当然、左手は使えないけど盾なんか無いし、直接殴るわけでもないからあんまり影響はない、と思う。
痛みが残るのは仕方ないかな。
まあ、背骨の代わりに折れたと考えればマシかもね。
「ま、ここを脱出するまでの間は我慢することね」
そうだ。
こんな怪我、ここを脱出してからどうにかすればいい。
……先生、見守っててください。
「さて、どうしよっか」
「今の場所はF-6だね。みんなと合流するにはE-6を通るしかないけど……まだパピヨンいるだろうし」
「そうねえ……悔しいけど、あたし達だけじゃかなわないし……」
とは言え、合流するにはさっきの道しかないし、戻るのはあまりに危険すぎる。
おまけに、戦力を考えるとこっちに来る可能性の方が高い。
多分、パピヨンは♀Wizさんのいる方向には行かないと思うから。
その時、ある事が脳裏に浮かんだ。
灯台だ。
悪ケミさんが、「気になる『灯台』があった」って教えてくれたの忘れてた。
確か、砦で使われてる装置と同じものって言ってたような。
その灯台は、ずっとこの先のJ-6にある。
言ってみる価値は、あると思う。
有言実行。早速、行動に移さないと。
ボクはしゃがんで、地面に文字を書き始めた。
『J-6に悪ケミさんの言ってた灯台があるから、そこに行こう』
「とりあえず、向こうの方へ行ってみよう。何か手掛かりがあるかもしれない」
もちろん、会話でのカモフラージュも忘れない。
「ちょ、ちょっと休ませてよ……」
せっかく目的が見つかったのに、その出鼻を挫かれてむっとする。
でも、よく考えたらさっきまであんなきつい戦闘して、ボクを担いでここまで全力疾走して、しかも治療したんだ。
疲れてるのも無理はないか。
でも、ボクはここにいる方がずっと危険だとも思った。
『灯台に着いたら休んでていいから。そこまで頑張って』
「ボクより体力あるんじゃなかったの?それとも、太ってるせい?」
単純な性格だし、簡単に乗ってくるだろう。
案の定、♀アコはすっと立ち上がった。
「どっかのまな板娘と違って、あたしは胸が出てる分身体が重いの。」
『じゃ、任せた』
聞き捨てならない事を言われたけど、地面に書かれた言葉は肯定の言葉。
「お腹の間違いじゃなくて?キミは、この無駄のないボディの素晴らしさを見習った方がいいかもね」
嫌味に嫌味で返して、立ち上がる。
「あら、こういうのはないすばでぃって言うのよ?ま、皮と骨しかない貧弱ボディのあなたには分からないでしょうけど」
♀アコも、嫌味に嫌味で返して同じく立ち上がった。
「「うふふふふふふふふ……」」
不適に笑い、そして地面の文字を足で消す。
小デザが岩陰に隠れた気がしたけど、気のせい気のせい。
「まあ、とりあえず行くよ」
腹立つけど、貴重な時間を無駄に浪費したくはない。
心の中で水に流し、目的地の灯台へ向かって歩き出す。
何か、手掛かりが見つかると良いけど……。

<♀アコライト&子犬>
現在地:F-6(F-5寄り)
容 姿:らぐ何コードcsf:4j0n8042 ショールと左袖を破く
所持品:集中ポーション2個 子デザ&ペットフードいっぱい 食料二食
スキル:ヒール・速度増加・ブレッシング
備 考:殴りアコ(Int1)・方向オンチ 首輪と地図と禁止区域の関係を知る
状 態:多少の傷 SP少量 疲労気味 灯台(J-6)を目指す

<♀マジ>
現在位置:F-6(F-5寄り)
所持品:真理の目隠し とんがり帽子 食料二食
容 姿:褐色の髪(ボブっぽいショート)
備 考:ボクっ子。スタイルにコンプレックス有り。氷雷マジ。異端学派。
   首輪と地図と禁止区域の関係を知る ♀ケミに敵意
状 態:足に軽い捻挫、普通に歩くのは問題無し。背中を思い切り蹴られるが意識あり。
    左肩を負傷→♀アコのショールと袖で固定 痛みは若干残る 灯台(J-6)を目指す

418 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/10(金) 17:27:00 ID:p9R.dxOM
すいません、♂騎士不幸が萌えるので投下してみます!
もし駄目な話だったらNGにして構いません。
ちなみに♀商人は坂本竜馬風に○○ました。(伏字)


298.二度あることは…(三日目・昼)

♀商人はわりとすぐに発見できた。
「…なんで…」
彼女は、♂騎士のすぐ近くにいたのだった。
「なんで……」
額から血を流して倒れていたのだった。
まだ微かに生きてはいる。
だが、その傷は脳にまで達していた。
「よか……や…と……正気に…な……くれた……。」
弱弱しく呟く彼女をただ見つめているしか出来ない♂騎士。
あまりの怒りに、彼女が自分の身が傷つく事も構わず止めようとしてたのに気付いてなかった。
また、守るべき者を傷付けてしまった…と震えながら♂騎士は呟いた。
「……泣かないで…」
それが、♀商人の最後の言葉となってしまった。
♂騎士へと伸ばした手がパタリと地面に落ちた。
自分のせいで♀商人は死んだ。
その考えが、♂騎士の中で膨れ上がる。
「そんな…どうしてなんだよ……どうして俺は誰も守る事が出来ないんだよ!
守りたかったのにっ!今度こそ、彼女こそは最後まで守り通したかったのに!」
♀商人の亡骸を抱きながら♂騎士は泣き叫んだ。
二度あることは三度ある。
いい事も悪い事も、二度も続けば三度目だってありうるのだから。
『どうせお前は誰も守る事など出来はしないんだ。』
再び、♂騎士に邪悪な声が聞こえた気がしたのだった。


<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、錐、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   両手剣タイプ ♀商人を殺してしまう。
状態:痛覚が完全に喪失 体力は半分以下? 精神は安定? 個体認識異常を脱する
   必要とあらば殺すことを厭わなくなった? ♀商人を殺害した事に嘆いている。

<♀商人>
現在地:E-6
所持品:店売りサーベル、乳鉢いっぱい、カート、100万以上のゼニー 食料二食
容 姿:金髪ツインテール(カプラWと同じ)
備 考:割と戦闘型 メマーナイトあり? ♂セージに少し特別な感情が?
    嘘が大騒ぎになり自己嫌悪中 装置を探しに行く ♂騎士を信じていた
状態:死亡

419 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/11(土) 14:01:47 ID:XMYPounw
不幸属性は萌えるけど同じパターン続くのもどうなんだべか

420 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/11(土) 22:51:26 ID:qJxVttVU
今までスローペースだった分さっさと殺しても良いっちゃ良いけど
急展開ハイペースで殺しすぎだろとは思うこの流れ

421 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/12(日) 01:37:04 ID:JEfgn8ho
人数も少ないし、殺すなら先に続くように殺す方がいいかもね。
同じパターンは何度も繰り返すと「またか」って思っちゃうし。

422 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/12(日) 12:10:35 ID:5jXrJww6
ふむ〜;一応「恐怖で殺した」じゃない分違うかなと思ったけど…やっぱだめか〜;
了解!次書けた時は違う話を頑張ってみますね。

423 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/28(火) 17:11:48 ID:BoHV9JGQ
む、止まってる?
>>418どうするかで迷ってるのかな

424 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/05/16(土) 06:35:46 ID:kbuNMgIU
♀商人と♂セージの関係が密かに気になっていたのは自分だけでいい

425 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/05/26(火) 21:42:11 ID:sjbkkbTw
また停滞モードですな
話し合ってた作者さんたちいなくなっちゃった?

426 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/06/11(木) 15:35:29 ID:kfhpSf6.
うお、止まっておりますな。
>>418はどういう扱いになるんだろう、採用になるんだろうか?

427 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/06/12(金) 01:19:13 ID:yJMEhgc2
人がいた。嬉しいので書き込み
ROMってる人は結構いるのかな

終盤の収集難しいね…
伏線が多すぎて回収しきれるのかどうか

428 名前:426 投稿日:2009/06/19(金) 04:40:58 ID:T6u6ZJHQ
ああ、書き込みがあった!どのスレで見るより嬉しい
ただの読み手だけど、どうしても気になってつい見にきてしまう。

書いてくれる人にはがんばってほしいと思うけれど、
正直自分も今なにがどうなってるのか把握しきれてない。
この状態からなにか書こうっていうのは、
想像する以上にすごくエネルギーが要るんだろうとも思う。
がんばって完結させてください、っていうのは我がままなのかもしれない。

429 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/06/20(土) 20:28:28 ID:SvRsvKwo
ROM専なんだけどさ我慢できなくて書き込みますね
ぶっちゃけバトROワ1の時からここを見てるんだけど
2の途中から5年ぐらい間が開いてここ最近また進み始めたよね
すごく嬉しかったんだ
自分はいまだに完結を待ち続けてるよ

頑張ってくださいなんて他力本願な事しかいえないけどそれでも頑張ってくださいっ

430 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/06/21(日) 18:34:11 ID:MgLTzoe2
ノシノシ 427です
3人は人がいるんだなぁよかった。

2部の途中4ヶ月くらい止まりましたね
Vel鯖で作者集会あったって聞いたとき嬉しかったなー
忙しいのかなと思いつつ待ち続ける日々

久しぶりに初めから読み直してついつい♂剣士を作ってしまった
死神クルセさん大好き!

431 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/06/27(土) 21:57:10 ID:MEK4zCIU
久しぶりにきてみたけどちょうど進み始めてる時なのか?
よかった、正直なくなってるかと心配だった。
陳腐な言葉だけど書き手の皆さん頑張ってください

432 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/07/03(金) 10:30:41 ID:IZDxRQBU
読み手生存報告 ノシ

433 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/07/07(火) 00:22:37 ID:miseXux.
二番手 ノシ

434 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/07/07(火) 03:01:32 ID:b.Ll.lZM
三番手 ノシシ

435 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/07/07(火) 23:01:31 ID:6e0EGz9Y
四番手 ノシ
がんばってっ

436 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/07/08(水) 13:50:59 ID:6O36FiZY
五番手! ノシノシ

437 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/07/09(木) 09:38:48 ID:rVtXhOSE
久しぶりに見にきた1stの時の書き手、他所でフルボッコにされてそれから2年ほど文は書いてないw
いやホント井の中の蛙っぷりを思い知らされたよ・・・w

そういうわけで読み手6番手 ノシ

438 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/07/13(月) 17:39:22 ID:JU1KgJDY
1stの時の皆素人感も結構好きだったよ
ヤファの人は一人で話進めすぎだったけれどもねw

第二部は書き手のレベルが上がってびっくりした
そして終盤の危機もちらりと感じたんだけど予想通りになっちゃってorz状態…

439 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/09(日) 21:33:21 ID:fwO10IBQ
終盤展開になってから序盤からの読み返し
→余裕で死亡フラグ。涙腺崩壊的な意味で…|||orz

流石に時間も経ってるから、内容覚えてるつもりでもかなりクるものがあるなぁ…
挙手ついでに叫ばせてくれ。
当時はピンゾロネタ知らんかったがそれでも割りと好きだったぞ♂マジー!!

読み手8番手? あたりかな。 ここにもいますよー!ノシノシ

440 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/21(金) 12:04:13 ID:u1PxjSdc
読み手ここにもいますー♪
9番目ですよね?(*´Д`)ノシ

441 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/23(日) 21:12:10 ID:0cGxfuAQ
ところで結局>>418はどうなるんだ?
採用でいいのか?

442 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/23(日) 23:53:06 ID:BqHEkw5k
>>422で書き手さんが了承してくれてるみたいだから、
NG作品なんでないかな?

443 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/24(月) 14:11:45 ID:F6sJKMXs
確かに♂騎士はどっちなんだよって状態が続いてるからなぁ
殺人側いないから転びそうなのは♂騎士くらいだけど。
もしもこれから反転するなら今度は正気に戻るってことはなさそう

個人的にはこのキャラ不安定でいらいらする…好きなんだけどね
立場はっきりしてほしいなー

444 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/22(木) 17:34:50 ID:eVF3dtuo
♂騎士の設定はすごく面白いけれど
そこが特化されすぎてウロウロしちゃっただけに
今はどの作者さんも触りづらいんじゃないのかな?と
ROM専は思ってみました。

445 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/26(月) 23:25:17 ID:bEZffRyo
戻ったと思ったらまたかよの繰り返しで半カイン化してるな

446 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/31(土) 01:24:46 ID:CBZ6RYlo
おれは しょうきに もどった!

447 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/03(火) 20:54:37 ID:Txh3p0v.
半カインww
ガリ噴いたwww

448 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/04(水) 08:23:46 ID:eLnjpw/U
ん〜…手詰まり感漂ってるね…

そういえば随分前に>>418の続きを書いたんだ
もうNG作品っぽいから控えてたんだけど、燃料になるかねぇ

449 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/19(木) 17:09:56 ID:zrjJB9s.
今更だけど10人目ノシノシ このシリーズずっと
ひそやかに応援してくれてる友人数人いれればもっともっと!

>>418で♀商人を殺した経緯を汲み取るには内容がどうも
(言い方は失礼だけど)浅いというか、考え無しに殺しちゃった感が否めない…
ちょっとでも修正できるなら、>>418はNGで巻き戻しにするか、
後付けで話を絡ませられるならこのままでも…書き手に依存するしかない状態だ…

450 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/20(金) 08:22:24 ID:blXHU1lE
久々に覗いてみた元書き手。
完結を望むひとりなので、近いうちにふらりと何か投下してみるかもしれませぬ。

451 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/24(火) 00:50:21 ID:Z80tMiHo
おっと久々にレスがついてた
伏線多いし間隔開きがちだから状況把握が難しいですよね
まとめてみようかと思ったけど挫折しちゃった
書き手のお手伝いしたいんだけど頑張ってとしか言えないもどかしさ

452 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/25(水) 01:56:36 ID:uQMn1ZJI
299.分水嶺(三日目・昼)

懺悔の叫びは、今や獣じみた咆哮へと変わっていた
まるで狂人の様なそれは、♂騎士のせめてもの抵抗だった
嘲笑う黒い声がこびり付いて離れない
『お前が人を守る?守るだって?』
♂騎士の全てを否定し、嘲笑いながら
『今まで何人殺したか、もう忘れたのか?』
「黙れッ!!!」
どれだけ吼えても、内なる声をかき消すことは出来ない
『気持ちよかっただろう?思い出せよ。人を殺した瞬間を』
「黙れッ!!!!」
『そんなお前が、よりにもよって騎士だと?笑わせるな』
「ッ!!」
『ローグですら嫌悪する立派な悪人なんだよ、お前は』
「・・・」

ともすれば倒れてしまいそうな身体に鞭を打ち、♂騎士はふらりと歩き始めた
体力も気力も殺がれ、流れる涙も拭わずに





彼女はずっと隠れていた。否、そうせざるを得なかった
恐怖が体を蝕み、一切の動きを許さなかったからだ
意気地なしと叱咤するも、ピクリとも動かない。そんな自分が心底嫌だった

だからせめて、彼女はずっと考えていた
一体♂騎士に何が起こったのか
いや、何より今後の立ち回りを考えないといけない
自分一人でどうにかできるほど甘くは無いだろう
かといって、仲間を呼びに行って♂騎士を見失うのも非常にマズイ

そう長くない時間、必死に考えに考え、決めた
だからこそ♂騎士が立ち去った瞬間に動けたのだ
自分の定めた方針に従い、彼女は駆け出す
ふと、♂騎士が先程までいた場所に目が向く
恐らくパピヨンとの戦闘で折れたのだろう、腰掛けるのに丁度よさそうな木が横たわっていた
丁度人一人分位の木、それ以外には何も無い
死体も、血すらも有りはしない
「…幻覚」
♂騎士の症状を、そして心情を察した♀商人は、思わず顔をしかめた


<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、錐、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   両手剣タイプ
状態:痛覚が完全に喪失 体力は半分以下? 精神は安定? 個体認識異常を脱する
   必要とあらば殺すことを厭わなくなった? 幻覚及び幻聴 ♀商人を殺害したと思っている

<♀商人>
現在地:E-6
所持品:店売りサーベル、乳鉢いっぱい、カート、100万以上のゼニー 食料二食
容 姿:金髪ツインテール(カプラWと同じ)
備 考:割と戦闘型 メマーナイトあり? ♂セージに少し特別な感情が?
    嘘が大騒ぎになり自己嫌悪中 方針を固めて行動中

453 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/25(水) 02:16:01 ID:uQMn1ZJI
>>448をようやく探し当てたので投稿
状態異常に幻覚ってあったなぁと思いながら書いてた筈
>>418を思いっきり無下にしてるし大して話進んでないしでダメダメなものだけど
自分にゃこの程度しかかけないモンで…NGならNGでスッパリ切ってやってください
仮に採用された場合、♂騎士と♀商人の行動指針等は全て次の方にお任せします

岩山ネタ本編に絡ませたかったのだけれども…アナザーで使われちまったいっ><

454 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/25(水) 19:06:49 ID:tsqAJzoY
投下ありがとう&お疲れ様です

商人の持ってる乳鉢をどうにか生かせないかな
解毒剤とかやっぱり作れないんだろうか?ご都合主義すぎる?
ジョーカー側の勝ちか参加者側の逃げ切りかを決めないと続き難しそうですね

455 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/25(水) 22:27:16 ID:Zph9uUJw
お〜来てたかぁ、お疲れ様

薬とかあっても良さそうだけどね
♂セージ辺りと合流すれば如何にかなりそうだ
・・・幻覚って何で治るんだ?エフェクトOFFしか思いつかねぇ
個人的には参加者勝利で終わって欲しいな、やっぱり

ところで、アナザーは本編とは関係無いんじゃなかったっけ?
使いたきゃ使ってもいいんじゃない?>岩山ネタ

456 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/25(水) 22:36:00 ID:cOEkY5iI
幻覚なら万能薬かローヤルゼリーで治るよ

457 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/25(水) 23:42:26 ID:tsqAJzoY
この反応の速さ・・・!

アナザーはかなりネタ込みな気がする
最終回?とか全然絡んでないしw

458 名前:R-0109 ◆eVB8arcato 投稿日:2009/11/26(木) 00:24:27 ID:CIvr3Xgo
どうも、こんばんは。遅れてすみません。
「バトルロワイアルパロディ企画スレ交流雑談所(以下交流所)」の方でラジオをしているR-0109です。
現在、交流所のほうで「第二回パロロワ企画巡回ラジオツアー」をやっていまして。
そこで来る11/28(土)の21:00から、ここを題材にラジオをさせて頂きたいのですが宜しいでしょうか?

ラジオのアドレスと実況スレッドのアドレスは当日にこのスレに貼らせて頂きます。

交流所を知らない人のために交流所のアドレスも張っておきます。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1243687397/ (したらば)
ttp://www11.atwiki.jp/row/pages/49.html (日程表等)

459 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/28(土) 02:01:05 ID:Fp.cfVP.
見れないけど応援
まだバトロワ人気あるんだなぁ

460 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/28(土) 03:18:51 ID:uGCCQHN2
>>458
仕事で時間に間に合わないだろうけど、いいんじゃないかしら

乳鉢でローヤルゼリーはともかく、万能薬なら有りかも
でもアルケミは2名共死んじゃってるから完全なのは無理ぽ
仮に♂セージと合流しても材料無いし
つーか狂気ポはまだしも、幻覚・幻聴に痛覚麻痺。治ったとはいえ認識異常もセット
♂騎士はどれだけ薬盛られてるのさw

461 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/28(土) 13:04:00 ID:vb2WeU/.
>>460
とりあえず、ケミについては、悪ケミがのこってるような。

462 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/28(土) 22:47:05 ID:yfpdDWbc
第一回のときは酒片手に参加させていただいたなぁ…と懐かしく思い出す現在禁酒中の身がここに一人。
うーん…流れてしまったんかなぁ、企画様…無念。・゚・(ノ∀`)・゚・ トホー

463 名前:R-0109 ◆eVB8arcato 投稿日:2009/11/28(土) 22:48:58 ID:Qvsu0c1I
うわああああああああああああああああああ?!
本スレ書き込んでねええええええええええええ?!
ttp://r-0109.ddo.jp:8000/ (ラジオアドレス)
ttp://www.k-razor.com/netradiofaq.html (聞き方)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5008/1259409741/

じっきょうすれです!
すいません!

464 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/28(土) 23:38:05 ID:vb2WeU/.
まだ、やってますよ〜。

465 名前:464(赤の他人) 投稿日:2009/11/29(日) 00:57:04 ID:MIpiWDwY
おわりました〜

466 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/29(日) 01:01:35 ID:z4O8Hsq2
>>465

楽しかった!!

マツオカの祝いが…wwww
誘導ありがとうございました! 企画様参加の皆様お疲れ様でしたー!

467 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/29(日) 14:51:22 ID:2CQ/yBmM
今実況スレだけ眺めてきた。皆お疲れ
ROワ好きな人がこんなにいるなんて嬉しいな
どのキャラも好きだから死んで欲しくないけど続きも読みたい

首輪解除〜ラストまでってやっぱり第一回でも詰まったの?

468 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/12/01(火) 09:14:22 ID:gGiCr8nw
一回目は首輪解除フラグをそのまま捻らずに使ったのが良かったと思う
後ラストマーダー二人消した人と、ラスト数話でスパートかけた人って同じ人だったよーな
つまり他ロワでの経験も踏まえて言わせてもらうのなら、一人二人が最後までぶっちぎる覚悟で書かないと最後ってどうやったって詰まるもんなんじゃねと

469 名前:接近に失敗しました 投稿日:接近に失敗しました
接近に失敗しました

470 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/12/31(木) 17:35:54 ID:HKznNrJE
今年最後の書き込みが業者とか残念すぎるので阻止
ジョーカーさんから皆様よいお年をという伝言を預かっております

471 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/01/09(土) 13:29:33 ID:/i4q1I6Q
明けましておめでとう御座います。

なんかまとめサイト開けなくない?

472 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/17(水) 16:17:03 ID:7RdVuPaA
過疎ってるなぁ…
まだ見ている人はいるのだろうか

473 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/17(水) 23:16:52 ID:wqEI0KwU


474 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/17(水) 23:32:38 ID:SmXctHq.
いるよ〜ノシ

475 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/18(木) 03:03:42 ID:8QzDX4hk
巡回はしているけれど、書き手不在の読み手潜在といったところか。

476 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/04/15(木) 05:36:48 ID:wVNNIr1I
いざ書こうにも、何がどうなってるのかさっぱりってのもあるかもね
首輪の解除条件とか各PTとかまとめてみようかしら…
つか、時間の進み方がえらく遅いな…まだ三日目の昼頃なのか

477 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/04/16(金) 00:58:23 ID:Sxzv4t6Q
5年ぶり? くらいに皆こんばんは。
一気に300話ちかく読んじまったよ、次も期待してる

478 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/04/27(火) 16:24:30 ID:7BsL2lRE
元作家で休止者だけどGWに進めてみようかな

479 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/04/27(火) 17:28:59 ID:IXVGjC6.
ざっと読んだが、やはり情報が膨大だな
首輪システムだけでもまとめておくか

480 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/04/27(火) 23:22:00 ID:IXVGjC6.
まず、振動リンクシステム
同色な2つのジェムストーンを遠隔で同期させるシステム
リンクが切れるとジェムストーンは砕けてしまう

で、首輪
生死判定用にユミルの爪角、小型で殺傷能力の高い爆発物
そして限界までエネルギーを蓄積したジェムストーンを内臓
このジェムストーンが砕けると蓄積エネルギーが放出、爆発物へのトリガーとなり爆発する
上記の振動リンクシステムを用いており、対となるジェムストーンはGM側が管理している

正式な手順を踏まずに外す・島の外に出る等を行った場合、リンクが切れてジェムストーンは砕ける
死亡が確認された場合、振動リンクシステム自体が解除される
従ってジェムストーンを砕く様な事がなければ爆発しない

そして解除法
・ユミルの爪角による生死判定を狂わせる
 自身を死亡扱いにして、振動リンクシステムの解除を促す
→具体的な方法が思いつかない

・首輪のジェムストーンに対して気奪を使う
 起爆剤である蓄積エネルギーを0にして、爆発を防ぐ
→同期しているGM側のジェムストーンにも影響が出る=BAN執行に来る可能性大

尚、悪ケミ達は後者を実行するべく動いている

シーフを探している理由は、GMが所持しているであろう制御装置を無効化する物品を奪う為

上記は全て悪ケミによる仮定である
但し彼女曰く、首輪にジェムストーンが使われているのはほぼ確実

481 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/04/27(火) 23:52:51 ID:IXVGjC6.
取り敢えず首輪関連まとめてみたよ
何か抜けてたらゴメンネ

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