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【萌え】みんなで作るRagnarok萌え小説スレ 第14巻【燃え】

[44:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2010/09/30(木) 17:55:56 ID:vyLAT6SU)]
Q.ロージーについてどう思っていますか?
A.もう長いつきあいだよ。と言っても、俺が騎士になってからだけどな。
 こうやってまだ五体満足に生きているのは、一重にあいつがいるお陰かな。
 信頼できる相棒さ。
 (回答者:騎士(男))
Q.エグバートとのことどう思ってます?
A.ハンターになってからはずっと一緒にいるわね。そりゃあ、トイレとかお風呂とか
厳密に言ったら違けど。
 これからもつかずはなれず一緒にいると思うわ。わたしが冒険者をやめたときもね。
(回答者:ハンター(女))


「こいつが俺の愛鳥、名前はロージーだ」
 そう言って騎士はつながれたペコペコの首を優しく撫でた。
 飼い主の行動にペコペコは目を細めて嬉しそうに鳴く。
 騎士の傍らに立つハンターがペコペコの嘴にそっと触れる。
「よろしく、ロージー」

「どうして、ロージーって名前にしたの?」
 なんでもこのペコペコは雌なんだという。ハンターから見ては、ペコペコの性別な
どわかりはしないが。
「もしかして、初恋の人とか」
「……」
 図星、らしい。
 莫迦みたい、と相手に聞こえないように、ハンターは口の中で呟いた。なんでこう、
男はロマンチストなのだろう。
「そういうお前のファルコンの名前の由来はなんなんだ?」
「ん、私? 私は……」
 ハンターはわざとそこで言葉を止める。騎士がこちらに注目しているのを確認して、
彼女は言葉を続けた。
「死んだ弟の名前。
 私がどこに行っても私の後をちょこちょこついてくるような子だったわ。そんなと
ころが、似てるかなって思って」
 弟は五年前に流行病で死んだわ、と淡々とつけたした。
 騎士が動揺しているのがわかる。本当に見てくれ通りの、よく言えば素直な悪く言
えば単純な男だと心の底で思う。
 にっこりとハンターは笑う。
「なんてね♪」
 くるりとハンターは騎士に背を向ける。
「えへへ。本当のところはヒ・ミ・ツ」
 騎士がため息をついたのが聞こえた。
「お前、人をさんざん……」
「そのうち教えてあげるわよ。まだまだ会ったばかりのパートナーに教えられないぐ
らい深ーい意味があるんだからっ」
 ね、とハンターは肩越しにウィンクを一つ、騎士に送る。
 あぁ、この騎士ならいつか話せるかもしれない。そんな風に思った。



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