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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】

[113:アサシンのお話の人(2009/06/08(月) 01:50:47 ID:SBsP9azw)]
「あぐっ、くぅっ。はぁっ……」
 拷問部屋に嬌声が響き渡る。酷く悩ましげなその声は、誰であれ聞けば胸を高鳴らせ、暗い悦びに身を浸すだろう。もっとこの声を聞きたい、そのためなら何をやってもいい、と。
「あはっ、いい声で鳴いてくれるね。興奮しちゃう」
 セリアが笑う。そしてぽたぽたという液体が滴る音と共に、甘い声がまた響く。

 ファルは逃げ出した罰を受けていた。当人が喜んでそれを受けるのを罰というのなら、だが。
 跪いた姿勢のまま床に染み込む愛液を舐める自分に興奮したファルはそのまま達し、床に更に大きな染みを作りながら気絶したところを、セリアに捕まっていた。
 元よりセリアはファルが逃げ出すことを予想して、それでいて一部始終を眺めるべく、隠れながら全てを見ていたのだから、ファルが己を強く保っていたとしても、結局はどこかで捕まり、罰を受けただろう。だがファルは逃亡の最中に逃げる気を失い、セリアへの強い依存と服従、そして被虐の暗い悦びに目覚めてしまっていた。
『ふふっ、いい見世物だったよ』
 そうやって嘲弄するセリアに、寧ろファルは一部始終を見られていた悦びから身体を火照らせた程である。逃げたからには罰を……と言うセリアだったが、言われなければファルは自ら罰を乞うたかも知れない。
 そうしてファルは、罰を受けている。
「あつっ……あぁ……身体中、熱くて、んっ……」
 白い肌に、白い液体が落ちる。
 セリアは罰への期待にうっとりとしたファルを床に固定すると『ライトアップしてあげる』と宣言し、周囲を蝋燭で取り囲んだ後、上から蝋を落とし出した。全裸より卑猥な半裸の肢体は宣言どおりに四方からライトアップされ、妖しく輝く。その上で蝋まで身体中に垂らされれば、熱さの余りにファルは苦悶の声をあげるが、表情はそれを裏切っている。いや、声も時間と共に甘いものが混じり、やがて聞くものを狂わせるような陶酔したものへと変化していった。
「きみの身体、汗が蝋燭の光にキラキラ反射して凄い綺麗だよ」
「あっ……う、嬉しいっ……」
 その様を想像して、身を捩る。肉感的な身体が蝋燭の微妙な光の中で左右に動き、踊る。自らの意思でよりいやらしく見せようとしているかのような動きは、セリアの興奮をより高め、蝋燭を更に振るわせる。
「ここにもお化粧しちゃえ」
 セリアが胸に蝋を垂らす。ファルは短い悲鳴をあげるが、もっとして、というように胸を突き出す。
「腿はどうかなー?」
 大きな太ももに垂らす。嬌声があがり、ファルは身を捩った。その表情はとても天才アサシンとして世間をからかっていた少女と同一人物には見えない。
「ふふっ、やっぱりここもして欲しそうだよ」
 スーツ越しに股間へと垂らす。ファルが耐えられるわけがなかった。
「あっ、あぁーっ!」
 身体を弓ぞりにはね上げる。だが手足の拘束がそれ以上の動きを制限する。ファルは身体を持ち上げて部屋中に甘い悲鳴を響かせた後、ぱしゃん、と自らが作った愛液と小便の池の上へと着地し、荒い息をしながら余韻に浸る。
(熱い……のに、気持ちいー……)
 被虐の喜びに浸るファルには蝋燭の微妙な熱さが堪らなかった。落ちていく蝋は瞬間的にはとても熱いが、落下の最中にはもう冷め始め、肌についてすぐ固まる。やけどの心配のない蝋を使っているらしいが、垂らされる直前、焦らすようなセリアの目も、狙いを定めた後の焦燥感も、落ちていく蝋を見つめるときの胸の高鳴りも、そして肌に達したときの熱さも、ファルは大好きだった。
「くすくす、えっちな顔。こういうのはどう?」
 セリアが身を屈め、セリアの乳首にそっと蝋燭の火を近づけ、炙る。ちろちろと蠢く炎は硬くなった乳首に触れることはないが、その直前で停止されており、微妙な熱量をファルに与え続けた。
「あぐっ、あっ、あっ、あっ……」
 熱いけど、それほどではない。そんなもどかしい感覚がファルを襲う。羽毛で愛撫されたときにも似た焦燥感。だがこちらは熱量を伴う。それにもかかわらず、いっそファルは火を乳首に当てて欲しいとすら思った。
「ふふっ、切なそうな顔になっちゃった。こっちは?」
 セリアが蝋燭を持つ手を変え、股間を炙る。文字通り身を焦がすような感覚に、ファルはたまらなくなった。
「あ、あついのっ……鎮めてください」
「ふふっ、いいよ。してあげる」
 開かれたファルの両脚の間に、短い間に彼女を被虐の虜に導いた白い指が差し込まれる。その様を見つめるファルの表情は上気していた。ゆっくりとじらすように腿を撫でて奥へと進み、股へと指が送り込まれる。
「ああ……触って、ください……」
「ちゃんとお願いできる子は好きだよ、くす」
 セリアが食い込んだスーツの上から指をこすりつける。まだ焦らすようにゆっくりした動きだが、ファルにはそれでも十分だ。くちゅくちゅ、という粘液質の水音がして指が動き、白い指が温かい液に汚れるごとにファルは短い嬌声を何度もあげ、やがて身も世もないほど悶え狂う。
「ひっ、あ……もっと、もっと、激しく、あぅっ……」
 セリアは答えない。懇願には耳を貸さず、ゆっくりと指を動かし、ファルを狂わせる。見下ろす表情は何かを期待しているようだ。
「あぐっ、ひんっ、あ……あ……ッ!やぁ、狂っちゃう」
「いいよ、狂ってごらん。ぼくだけに見せて、ね」
 唇を色っぽく舐めながら、微笑むセリア。その指をスーツの上に浮き出た秘所で固定し、動かさない。ファルの中で何か崩壊した。
「はぅっ!あっ、あぁっ!」
 ファルはぐいぐいと腰を動かし、自ら秘所をセリアの指に擦り付ける。愛液はとめどなく溢れ、セリアの細い指はべとべとに汚れる。腰が上下に動く度にお尻の下の池がびちゃびちゃと音を立てた。
「ふふっ、そう、それでいいよ。ぼくの可愛いファル」
 自慰にも似た行為を続けるファルは高みに昇る。それを見つめるセリアはファルの動きを止めると、スーツをずらしてファルの秘所を露出させる。二日間ずっとそのまま、開放されることのなかった秘所が露になり、部屋の淫臭が増す。セリアとファルは陶然とその臭いを嗅ぎ、恍惚となった。
「それじゃあ、きみの、もらっちゃうね」
 ぐちゅ、と音を立て、セリアの細い人差し指がファルの中に進入した。
「あっ、ああぁぁーっ!」


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