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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十七冊目
- 1 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/20(火) 23:22:39 ID:fIjeelgU
- このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━ッ!!! 』ではない
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。
【重要】
18禁レートのスレッドは<<sage進行>>でおながいします。
(ageてしまった場合にはメール欄にdameと入力して書き込みましょう。一番下に下がります)
基本的ルール
・ マターリ厳守
・ 荒らしは完全放置。
・ ROまたは小説と関連のないネタで盛り上がるのはダメ。
・ コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。
・ コテハンの人も、荒れる元になるので暴走したりしないように慎重に発言しましょう。
ローカルルール
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
(タイトルに明記するとか、配慮を)
・ 催促はやめましょう。
(絵、文を上げてくれる人は自分のプレイ時間を削って上げてくれてます)
・ 感想は無いよりあった方が良いです。ちょっと思った事でも書いてくれると(・∀・)イイ!!
・ 文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人
・ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。
・ リレー小説でも、万事OK。
リレールール
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること。
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように。
・ 命の危機に遭遇しても良いが、主人公を殺すのはダメです。
板内共通ルール:
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1063859424/
みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説保管庫(Wiki):
ttp://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php
前スレ:
【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十六冊目
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1176575956/
- 301 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/05/31(木) 22:43:59 ID:Ek8WaHEM
- >>214様、いつもお世話になっております。
エROロダのアーカイブを第七話を追加したものに差し替えました。
今回も老人x女装少年物となっております。
次回は一応母と娘の絡みを予定しております(あくまでも予定です)
- 302 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/06/02(土) 00:33:38 ID:qCAS6dvo
- エROロダ管理人殿に報告です。
またロダにスパムが沸いております。
- 303 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/06/11(月) 22:29:39 ID:bvJk.oWM
- 遅くなりましたが対処は既に終わっております、報告ありがとうございました
最近忙しくて、日付変わらないと帰ってこれない日々が続いておりましてorz
今週過ぎれば少し落ち着くかと
- 304 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/09/20(木) 08:47:19 ID:TuLbiKC.
- ろだCGI変更のお知らせです
ご無沙汰しております、>>214ことロダの中の人です。
スパムの対策がどうしても後手に回る事、CGI開発元が消え失せていてサポートの
見込みが無い事を考慮しまして、CGIを別な物に変更しての運用を開始しました。
物はkent-webさんのjoyfulbbsです。騎士娘wakiでも運用実績があるアレです。
ただ超アップデートされていまして、投稿時の画像認証が入っていた事が採用の
決め手となりました。
今後のご利用は新ロダ側のご利用をお願いします。
なお旧ロダは念の為10月31日まで併設しておきます。
また、以前スパムが沸いた時に、199様の最新アーカイブが消えてしまっていました
(過去ログ入りすると添付ファイルは消える仕様の為)
申し訳ありませんが、再アップなどをお願いします…本当に申し訳ありません
以上、長くなってしまいましたが今度ともろだをどうぞよろしくお願いします
- 305 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/10/03(水) 22:12:52 ID:fBFWE3DM
- >>ろだ管理人様
ろだ更新お疲れ様であります。
ずいぶんと間が空いてしまいましたが、
エROロダに上げたアーカイブに第八話を追加しましたのでご報告まで。
- 306 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/01/21(月) 01:29:28 ID:ZnJFQ/.6
- お世話になっております。
エROロダに老騎士と騎士母娘の09話をUpしました。
あいかわらず特殊な嗜好満載ですが、その点ご留意願います。
(近親、ショタ、女装要素等)
傾向的にスレ違いになりつつありますが、一段落したら親子丼ルートに入る予定…です。
- 307 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/03/10(日) 00:26:48 ID:XMawvwng
- えROだに以前配布されてたお気に入り作品をうpしました
私が執筆した物ではありませんが、代理うpみたいな風に考えていただければ幸いです
- 308 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/06/01(土) 18:57:00 ID:0krMnuB2
- お世話になっております。
エROロダに老騎士と騎士母娘の10話をUpしました。
ただただ背徳感を求めた結果、もはやスレ違レベルの方向に行ってしまいましたので御注意ください…
さて、とではお待たせしてしまっているオーダーを可及的速やかに(ビレタを被りつつ
- 309 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/07/10(水) 00:08:40 ID:3xctZGh2
- 毎度お世話になっております。
エROロダに老騎士と騎士母娘の11話をUpしました。
漸く娘さんのターンとなります。
が、今度はスカ要素が絡んでくる展開になるのでご注意ください。
- 310 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/08/16(金) 11:45:21 ID:KKUxwmgM
- 新保管庫が403でアクセス出来ないのですが、どうすれば…
- 311 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/08/29(木) 01:50:31 ID:t82kNoJQ
- えROろだトップページからのアクセスならば、後ろにindex.phpを付ければいける
ttp://mmo2ji.2kki.com/ro/pukiwiki2/index.php
- 312 名前:310 投稿日:2013/08/31(土) 22:42:10 ID:3BP7QOQg
- ありがとでした。無事アクセス出来ました。
- 313 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/09/16(月) 20:43:48 ID:Rs6Lx75Q
- 総合命令スレで使っているコテの設定でSSを一つ。
RO成分薄い、母娘丼とか既存の拙作と被ってますがたぶん趣味なので以下略
ttp://mmo2ji.2kki.com/ro/eroda/joyful/img/34.zip
(設定資料代わりにコテのテンプレ同梱)
併せてちと上がり気味っぽいのでdameときますね。
- 314 名前:某城下町の人 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/10/28(月) 19:57:28 ID:pNPYMh2.
- 総合命令スレに動きがないので、リハビリをかねてコテが命令を受けるに至った経緯をば。
拙作ですが枯れ木も山の何とやら…ということで一つ。
『アリスとアイリス』
「こんな格好をさせて、どうするおつもりですか?」
着替えろという命令とともに差し出された衣装を纏い『主』の前に立った少女は、開口一番疑念に満ちた口調で抗議した。
彼女が着替えろと命令されたのは、青いエプロンドレス。
その装束はまさに『キューペットの』アリスそのものだった
「私はこれでも欲張りな人間でね」
固い声で抗議の声を上げる眼前のアリスに、壮年のルーンナイトは涼しい顔でそう答えた。
「君は、すでに正規のキューペットとしても登録されている。その辺の事情も理解してくれるとありがたい」
「きゅ…キューペット…私がですか!?」
澄んだアイスブルーの瞳とボブカットに切りそろえた艶やかなブルネットの髪が印象的な、年端もゆかぬ少女。
書類上はキューペットであるアリスの規格からは少々逸脱している『規格外品』という事になっていた。
「ど、どうしてですか!?私は人間として扱われなくもなるのですか?」
蒼白にし、自分の未来を想像し背筋を震わせる少女。
出会った経緯が故に、その後召し上げられた時にある程度の覚悟をしていた。
それでも、人間ではなくキューペットとして扱われることは予想外であった。
「心配するな。剣士ギルドの籍も残してある」
その言葉に目の前のアリスは安堵した。
二人のやりとりは約一週間前にさかのぼる。
ぴちょん…ぴちょん…
岩盤から染み出てる滴が奏でる水音を聞きながら、ルーンナイトドラゴンの手綱を握っていた。
「自分としたことが、まったく情けない」
つぶやくルーンナイト。
ここはイズルード沖海底洞窟の第二階層。
乱獲によりタラフロッグが姿を消したそこに響くのは水音とヒドラの蠢く音、そしてパドンのカニバサミの音である。
単身での海底探索を終えた彼は、羽を忘れたため一人徒歩で地上を目指していた。
昔なら、通りすがりの冒険者に声をかけ融通してもらう等も出来たのだが…
「これも時代か…」
と、一人つぶやいたそのとき、ルーンナイトは目の前に人影を視認する。
距離があるので顔は伺いしれないが、ブルネットの髪を短く切りそろえた剣士の少女である事だけは判別できた。
彼女は剣を手に、視線の先にヒドラを捉えていた。
「珍し…」
彼は呟きかけ、そして彼女の挙動をみて顔をしかめた。
目の前の少女はうつろな表情でゆっくりと水辺に歩いて行った。
剣はだらりとぶら下げたまま、まるで誘われるようにゆっくりと。
そして彼女のつま先が水辺に触れ波紋が生まれた瞬間、樽のような本体から蜘蛛の巣の様に四方八方に延びていたヒドラの触手がピンと張りつめる。
些細な変化の生まれた方角に触手が殺到し、やがて一本の触手が彼女の足に触れた。
すぐに触手が足首にからみつき、ぐいと引きずり倒そうとする。
しかし彼女はよろめきながらも引きずられるようにしてヒドラ本体の方へと歩いてゆく。
ただならぬ気配を察し、息を潜め物陰から様子をかがっていたルーンナイトは一部始終を見てから動き出した。
少女の脚をゆっくりと触手が這い上がって行く。
膝までを覆う金属製の脚甲を越え、ぬめりとしたそれが太股に触れると、少女の体がびくっと震えた。
手にした剣はいまだぶらりと垂れ下がったままで、反撃に転じる気配はない。
ヒドラの前に立った彼女の足下にヒドラの触手が殺到しようとしたその時だった。
「あまりいい趣味とは言えないな」
「……!?」
先ほどのルーンナイトが彼女の背後に立ち声をかけると、その少女は表情を凍らせたまま振り向いた。
「ふむ」
ルーンナイトは少女をじっと見据える。
ブルネットの髪をボブカットに切りそろえ、アイスブルーの澄んだ瞳が美しい。
少なくとも『倫理観を抜き』にという前提で男性に問えば、誰もがヒドラの生き餌にはもったいないと答えるだろう。
「なぜそんな事をする?」
そう言ってから、もっと彼女を間近でみようと騎竜から降りるルーンナイト。
「じゃ、邪魔を…くうっ!」
強がろうとした矢先、少女が何かに堪えるように目をつむる。
視線を降ろすと、スカートには触手の陰影がいくつも浮かんでいた。
「そこまで進んで生き餌になろうというのなら…薙払え」
ルーンナイトはそう言って跨がっていたドラゴンの胴体をポンと叩いた次の瞬間。
カッ!
一瞬、洞窟の壁ががオレンジ色に染まる。
そして光が収まると、そこには消し炭となったヒドラの残骸が黒い煙を上げていた。
「全く。まだ若いのにもったいない」
触手を脚に絡ませたまま、呆然とした表情でへたり込む少女を見下ろしながらルーンナイトは言う。
騎竜のブレスに驚いたせいだろう。
「な、なんの事ですか?私は単にヒドラに…勝負…を」
抗議しようとする少女の声が、後半に行くにつれ徐々に弱まって行く。
「…どうやら、初めてというわけではなさそうだな」
歯を食いしばりつつも、無意識にだろうか、もぞもぞと動いている腰に気づくルーンナイト。
「…そう…です。だから、復…讐に…」
若干口ごもりながらも『復讐』を口にする少女。
「なら、服の下のそれを取り去ったらどうだ?」
以外と正直な反応だな、と思いつつカマを掛けるルーンナイト。
「!」
「くっ…!こ、これは…」
とっさにスカートの裾を押さえる少女。
「一部始終を見ていたが、アレになぶられていた訳でもないみたいだな。幼いのに見上げた変態だ…」
消し炭を指さしながらルーンナイトは言う。
「なっ…」
彼女は傍らに落としていた剣を拾い上げた。
握る手には、先ほどの無気力さからは想像できない程の力が籠もっている。
「まだ剣を握る理性と余力はあるか」
奥歯を食いしばりながら、ゆっくりと立ち上がろうとする少女を見据えるルーンナイト。
「こ、これは…奴らに…されたことをっ…!忘れない…うっ…ように!」
顔をパドンよりも真っ赤にしながら弁解する少女。
スカートに隔てられているが故に見えないが、緊張と動揺で膝は相当に震えているのだろう。
「なるほど…」
そんな彼女を見ながら、ルーンナイトは軽い驚きを抱きつつ思案を巡らせた。
早すぎる肉体の『目覚め』に精神がついて行けず受け入れられないのだろうか。
それとも、受容できないのはヒドラに『はまった』事に対してだろうか。
「復讐に望むのなら、そんなハンデを与えるような真似はしないことだ…まあそれは良いとして」
思いもかけず弱みを握ってしまった事で、色々と捗ることは間違いない。
「少女よ。名前は何という」
「………」
「おっと失礼。問う前に名乗るべきだったな。私はノイマンだ。見ての通り、唯のルーンナイトだ」
「アイリス…です」
剣士の少女は歯を食いしばるようにしながら名乗りを上げる。
顔は上気しているが、目つきには嫌悪感と理性が色濃く残っている。
「そうか。覚えておこう」
「…脅す気ですか?」
睨みつけるアイリス。
「脅されるようなことをしているという自覚はあるようだな」
「最低です…」
と、いう彼女の指摘に、ノイマンは表情一つ変えずに言葉を続ける。
「進んでヒドラ風情の生き餌になるくらいなら、私が貰い受けようと決めたからだ」
ノイマンはそう言って再び騎竜に跨がった。
「では、いずれまた」
そしてアイリスの答えを待つことなく、ノイマンはその場を後にした。
彼女がノイマンに召し上げられたのはそれから一週間後の事だった。
- 315 名前:がんばれアサクロちゃん 投稿日:2015/03/07(土) 23:55:17 ID:VucZ1hqM
- 行き詰ったので短編的なよくわからないものを作成。
濡れ場なし、シモネタだけの18禁です。
教会関係者に偏見は持っていませんし、事実と異なります。フィクションです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「これで全員に渡したかな」
お金目当ての狩りではなかったとはいえ、稼ぎは稼ぎである。
換金して均等に分配し、全員に渡し終えた。
わざわざ言葉にする必要のないセリフは、よーするに『清算は終わったので解散も可』の意味である。
命の危険のある場所でもないし、ダラダラと狩りしても問題ないし、ギルドメンバーだし。
それでも言ったのには、わけがある。
「そう、終わったのね?」
怒気を放ってるアサシンクロスさんが睨んでらっしゃるからです。
普段ならよく笑う口はへの字になってるし、好奇心で輝いてる瞳には怒りで揺らめく炎がみえる。
つまり、彼女はわかりやすく不機嫌だった。
美人というより、かわいらしい彼女だが、本気で怒ってる姿は暗殺者らしい迫力がある。まじで怖い。
「そこの二人に話があるわ。ちょっと来なさい」
有無を言わせぬ強い口調に、ハイプリーストとチャンピオンがやれやれと顔を見合わせた。
っていうかお前らが原因かい。
しかも心当たりあるんかい。
「姫君に呼ばれましたので、僕たちはこれで」
「先に失礼する。また明日な」
ハイプリの言葉に「だ・れ・がッ姫君よ…ッ!」とアサクロの怒りが増してる。
けどまぁ、回収してくれるなら構わない。こちらに被害が出ないわけだしー。
アサクロを宥めながらいなくなったギルドメンバーに、残ったメンツで顔を見合わせた。
「あの二人、なにしたんでしょーかね」
「置いていったから拗ねてる風でもないし」
「珍しいこともあるもんだ」
「まー、明日になれば仲直りでもしてるっしょ」
「それじゃ、まだ体力ある人でもう一狩りいっとく?」
「いくいく!」
だがすぐに興味は薄れていった。
私も商人の端くれ。お金も稼ぎたいし。
夜はまだ始まったばかりなのだ。
ぱたん、と扉が閉まった。
この話し合いは、重要なミッションである。
だから成功させないと……私がすごく困る。
部屋の主であるアサシンクロスはソファーに座った。
「まじめな話がしたいわ。ちょっと座って」
「わかりました」
「うむ」
ごく自然に。
その両脇にハイプリとチャンプが座った。
「誰が隣にこいと言ったよっ!? こういうときは正面に座りなさい! 正面に!」
「どこでもいいじゃないですか」
「減るもんでもあるまい」
「どさくさに紛れて抱きつかないキスしないっ! 私、まじめな話があるっていったよねぇ!?」
「癒しを充填中なのでどうかお静かに」
「私が悪いような言い方するんじゃなぁぁい!」
「脱いでくれれば充填も早まるが?」
「って言いながら脱がすなぁぁぁぁっ!?」
チャンプにぐいっと肩の布を引き下ろされ、あっさり半裸にされた。
うっすらと日焼けしてるから明るい場所では特に脱がされたくない。
(ってそうじゃなくて、問答無用の露出もお断りなだけですぅぅぅっ)
ぎゅっと自分の体を抱きしめるようにして、これ以上はだけないようにした。
一度着直したいが、腕のガードを緩めたら今度こそ全部脱がされる気がする。いや絶対に脱がされる。
「充填しながら話を聞いてもいいですか?」
「却下ッ! ちょっと離れてー!」
「うむ、少し離れた場所からの観察も補填になるぞ。ストレートにいえば視姦」
「なるほど。ではバランスをとってこちら側も剥きますか。ええ、これはありですね」
「これ以上、脱がしたら怒る。すっごい怒るよ?」
そういわれてもなぁ、と、二人は改めてアサクロをみる。
顔は羞恥で赤く染まり、小さく震えている。
目にはうっすら涙を浮かべ、肘までずり落ちてる服。
陽に焼けて健康的な色の腕とは対照的に真っ白な胸元。
隠そうとした腕によって強調される谷間。
――どうみても襲われかけです。本当にありがとうございます。
「二人に、まじめな話があるのっ!」
その格好のまま?と指摘しない。減るもんじゃないし、目の保養。ごちそうさまです。
聞く姿勢をみせ、続きを促した。
「あ、あのね、」
アサクロは数度深呼吸して、話を始めた。
「夜の、その、行為なんだけど、頻度を減らしてほしいのです」
「えー?」
「無理をいうな」
「露骨に嫌そうな顔を。あと全然無理いってないでしょーが」
「まだ本気出してませんし」
「一晩中ヤってないだろ?」
「しれっと何をほざいてますかね、この聖職者たち」
なんだろ、決して分かり合えない気がしてきた。
「これ以上禁欲になったら枯れて死にますよ」
「うむ、一理ある」
「あってたまるかぁぁぁ! 真顔で同意するんじゃないわよ」
「死因は愛情不足ですね。癒えない心の傷が致命傷」
「試しに全力で愛情表現してみるか? 明日は起きてこられんぞ?」
「えっちぃことを、愛情表現と言い切った!?
っていうかあなたたち聖職者でしょ。ちゃんとした禁欲あるでしょっ!?」
「性欲は禁じられてませんが?」
「信仰が浅くても使えるから神の奇跡と呼ぶ」
「うわ本格的にダメだこれ」
もう泣けてきた。
常識と前提が違いすぎる。
「急にどうしたんですか、そんなことをいまさら言い出すなんて」
「毎晩あんなに悦んでるだろう。不満か?」
「太陽が高くなってから起きる生活がいやなんですぅぅっ!
私だって、いっしょに狩りに行きたいのに!
くたくたになって、朝にまったく起きられないなんて、もうイヤなのっ」
――沈黙。
不自然な間に、アサシンクロスが首をかしげる。
なにかおかしなことを言ったかな、と。
「貴女ね、いまの発言」
「行為自体は嫌じゃない、といったようなもんだぞ」
理解と同時に頬に熱を帯びてくる。
「前言撤回でっ!」
「却下します。仕方のない人ですね」
「うっかり本音が漏れたってやつだな」
「ちょっと待て近づかないで、ってこれ以上脱がすなら怒るっていったでしょ!?」
「つまり着衣でご要望ですか。いいでしょう」
「一度本気をみせる必要を感じたし、ちょうどいい」
よくない! という叫びは塞がれて。
抵抗しようにも二人がかりではどうにもならなくて。
(ミッション、失敗したぁ!)
きっと明日も起きられない。
<おしまい>
- 316 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2016/02/15(月) 02:33:27 ID:6sf/KkPk
- やるじゃん
- 317 名前:駆魔の一族(の中というか背後にいる的な) 投稿日:2019/05/04(土) 16:41:06 ID:u/3wHiXw
- コテ設定使って久しぶりにちょろちょろと描いてみました。
魔物が人を調教する何時もの奴ですが
【縄稽古】
グラストヘイム城址。
かって栄華を誇ったであろう巨大な城郭にその面影は無く、妖魔が跋扈する魔窟となった。
そんな廃墟にアコライトの僧衣を纏う少女が一人。
ローズキャスケットを目深に被る彼女は容姿こそ窺い知ることは敵わないが、背丈や起伏の乏しさからはまだ年端もゆかぬだろう事が伺える。
冷気と瘴気混がじり合う、肌を切りつけるような強烈な風が吹きすさむ中で、僧衣の裾とボレロをはためかせながら周囲を見回していた。
「きたぞ…」
身長よりも遙かに高い書架が並ぶ室内の一角に来ると、少女はキャスケットを脱ぎか細い声で言う。
紫の髪をの項で切りそろえた、物静かな印象の顔立ち。
「居ないのなら…帰る」
少女はそう言いながら、ポータルの展開を準備しようとする。
「せっかちは良くないぞクラーラ」
耳元にしわがれた声で囁かれると同時に、クラーラと呼ばれた少女の背に硬いモノが押し当てられる。
「居なければ…良かったのに…」
「あいにく。こちらとしても、待ち望んでいたのだよ」
声の主―彷徨うものは、クラーラの背に押しつけていた柄頭を放しながらそう言った。
「では、前回の復習だ。何をされるかは解っているな?」
彷徨うものが問うと、クラーラは不満げな表情を浮かべながら頷いた。
「そんな顔をするものじゃ無い。お前さんは『自分の意思』でここに来る事を選んだのだから」
解っているのなら答えなさい、と続きを促す彷徨うもの。
「おじさまに…縄の良さを…教えてもらう…」
厚ぼったいスカートの裏で膝をガクガクをガクガクと震わせながら答えるクラーラ。
無理も無い。
年端も行かぬアコライトが、人の知恵を持った魔物と相対しているのだから。
「間違ってはいない。だが、それだけではないだろう」
クラーラの答えに、おじさまと呼ばれたさまようものはさらに回答を促した。
少女は俯いて沈黙する。
しばらくしてから上げた顔は真っ赤に染まっていた。
「お、おじさまの手で…縛られるのがうれしくて幸せな…なわ…人形にして…もらう」
「よろしい。ではきちんと責任を持って仕上げよう」
絞り出すような声で答えたクラーラに、彷徨うものは鷹揚に頷いた。
「事を始める前には身体を清めなければならんからな」
古城の奥に設えられた浴場に連れてこられたクラーラは、そこで僧衣を脱ぐよう命じられた。
容易くへし折れそうな四肢と、起伏に乏しい乳房、そして確りと凝り立った乳首が露わとなる。
恥毛は縄の食い込みが映えるよう徹底的に刈り取られ、なだらかな丘陵が露わとなっている。
彷徨うものは浴槽の傍らに立ち、彼女が沐浴を行う様子を眺めている。
「身体の具合はどうだ?今日の稽古には耐えられそうか?」
「大丈夫」
吐息が白くなるような中、さらに冷たい水に半身を浸しているはずなのに、不思議と冷たさは無い。
「幼くして僧職の身にはきついと思ったが、なじんでいるようで何よりだ」
四方に置かれた篝火に照らし出される、起伏の無い白い肉体を眺めながら彷徨うものは言う。
満たされている水は単なる水では無く妖魔の外法により祝福されし汚れた水だ。
「確りと清めなさい」
「わかっている…」
感情を押し殺した声で答えながら、掌で水をすくい取り上半身にかけるクラーラ。
白い肌を伝う水は、かすかに黒みを帯びている。
「素直でよろしい」
彷徨うものは頷きながらそう言った。
沐浴を終えると、銀のトレイを手にしたアリスがやって来る。
そこに乗せられていたのは、真新しいアコライトの僧衣と新しい下着、そして束ねられた赤黒い縄だ。
アリスはそれらが乗せられたトレイを浴槽の縁に奥と、恭しく一礼しその場を後に下。
浴槽から上がったクラーラは丹念に身体を拭うと、それらに手を伸ばす。
パチッ、という音とともにストッキングとガーターベルトが繋がると、彷徨うものが感心し拍手する。
「些か早いと思ったなかなか似合うではないか」
目の前ではクラーラが黒い上下揃いの下着を纏い、細い足を黒いガーターストッキングで包み込んでいる。
いずれも装飾のないシンプルなものだが、いずれも素材は上質の絹糸だ。
彼女はさも興味なさげに、今度は僧衣ではなく縄を手に取ると彷徨うものに向き直りそれ差し出した。
冷気に包まれたこの空間において、彼女の頬は朱に染まっている様に見えるのは果たして篝火の炎に照らされているからなのだろうか。
「お主は従順なのは助かるが素っ気ない。もう少し感情を表に出すべきだ」
彷徨うものはクラーラから縄を受け取ると、もはや髑髏同然の口からため息をはいた。
「感情の隠蔽は師への背信行為のようなものではないのかね?」
「今聞いた」
「ああ。今思いついた」
「悪趣味…」
ぼそり、と呟くクラーラ。
「では、従順なご褒美の方がよろしいかな?」
「どちらでもかまわない。変わらないから」
「そうか。ではおぬしの感情を引き出すよう躾として行おう」
「結局いつも通り」
「ああ。そうだな」
彷徨うものは頷いた。
続きます
- 318 名前:駆魔の一族(の中というか背後にいる的な) 投稿日:2019/05/04(土) 16:42:31 ID:u/3wHiXw
- 続きです。ついでにdameときますか
約束。
魔物に襲われ命を落としかけたクラーラに、彷徨うものが持ちかけた提案。
助命と引き換えに自身の弟子となるか、ここで死ぬか。
クラーラは前者を選んだ。
彼への師事、それはアマツの『縄』を用いて女性を責め立て、同時に飾り立てる『緊縛』と呼ばれる行為を教わる事。
それらに快楽と喜びを見出すための稽古を、すなわち調教を受ける事が彼女の務めである。
体の良い逆キューペットのようなものだったが、クラーラは不満や不快感を明言しつつも、律儀にそれを守り続けている。
「どうだこの縄は?市井で売られているモノとは手間暇が違う」
どす黒い、と形容できるほどの赤い色をしたそれは、しかし丁寧に編み上げられており解れのひとつ見当たらない。
彷徨うものは目の前に直立するクラーラに縄の束を見せつけながらそう言うと、彼女の感想を待たずの一端を引っ張り解き始めた。
しゅるり…
クラーラの首に縄が巻き付けられる。
その色は、まるで血を首に纏う様にも見えた。
縄は自身を彼女の柔肌に沈めながら一周周り、喉元に戻ると結ばれ輪っかとなる。
首が締まることも無いが、しかし縄を意識せざる得ないという絶妙な具合は、クラーラを不安に駆り立てる。
「心配ない。締まる事はない…どれ」
彷徨うものはそう言いながら作り出した縄と肌の間に指を差し入れ、くいと引っ張る。
「ひゅっ…」
気道が締まり、たちまち意識が遠のき始める。
「な?締まっているようでもギリギリ大丈夫だ」
指が抜かれると呼吸が戻り意識が戻る。
「いずれコレでも物足りなくなる」
彷徨うものはそう言いながら、正中線に沿って縄を押し当てる。
「痕になっているな…まあ無理もないか」
体に浮かぶ縄目状の痕に縄を合わせながら彷徨うものは言う。
縄に染み込んだ闇水の作用により、やけどのような症状が出てしまっているのを2人とも理解している。
人間の、しかも『ディバインプロテクション』という形でヴァルキリーの加護を受けている聖職者にはその度合いに比例し強烈に作用する。
「人によっては当てたところが焦げるらしい」
喉元に結び目を作りながら彷徨うモノは言う。
続いて心臓、鳩尾付近、臍の下と結び目を作ってゆく。
「菱縄?」
「そうだ。お前もこれくらいの縛りは覚えて貰わんとな」
言いながらしゃがみ込み、クラーラの太股の内側に触れ、足を開かせる彷徨うもの。
またに通す部分、ちょうど鼠蹊部に当たる部分に連続して結び目を作る。
「それは嫌。歩けなくなる」
「ダメだ。できるよう努力するんだ」
股を通した縄を首に向け軽く引き上げる。
「ん…」
下着の布越しに荒縄でできた結び目のゴツゴツとした感触が伝わってくる。
「ロザリンデは如何してる?」
背中にまわした縄を首に作った輪に通して折り返し、程よく張ってから両方の脇の下から正面へと持って行く。
ロザリンデとは、彼女の姉だ。
彼女の家は代々駆魔の家系で、クラーラは今の当主の3人娘の三女。
ちなみに、当主である父は行方不明で、母が代理を務めている。
「あまりここでの事…話さない」
縄を先ほど作った結び目と結び目の間に縄を通し、再び背へ。
胸元に1つ目の菱形が形成される。
「そうか。まあ無理も無いか」
頷きながら同じ要領で2つ、3つ、と菱形を形成する彷徨うもの。
彼は別々の事件で次女と三女を自身の支配下に置くことに成功した。
ちなみに長女と母については、それぞれ別の誰かの管理下に置かれているらしい。
そして彼は先日自身の管理下にいる2人を引き合わせた。
末娘はある程度達観していたようだが、次女のクラーラはそれをするには時期尚だった。
激高し、罵ってきたが『約束』の一言で一応の収まりはついた。
(ふむ…やつにやらせてもいいが、双方とももう少し躾んとな)
思案しつつ縛り終え、余った縄背筋に沿って這う縄に丁寧に編み込む。
「よしできた」
そう言って彼女の背中をぽんと叩く。
目の前にはどす黒い、まるで欲望を具現化したかのような赤黒い縄に絡め取られたクラーラの姿があった。
ゆらゆらと揺れる篝火の明かりと、縄が肉付きの薄い体に食い込む事で形作る印影が彼女を大人びた印象に見せる。
「ありがとう…ござい…」
クラーラが一礼しようと体を傾けると、股に這わせた縄がきゅっと食い込み彼女を苛む。
「どうした?礼も言えぬ不心得者でも無かろう?」
「ごめん…なさい」
歯を食いしばり、一礼するクラーラ。
膝が震える。
「よろしい」
彷徨うものは鷹揚に頷くと、床に置かれた僧衣を手に取り彼女に差し出した。
彼女はもう一度ゆっくりとした動作で一礼しそれを受け取ると、緩慢な動作で袖を通し始めた。
- 319 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2019/11/27(水) 11:36:00 ID:W3gF8fJY
- これなら書けそうかなとおもってたら、残念なことになってたので
設定を変えて再利用したので供養。。
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