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【百合も】生体DOP達に萌えるスレB2F【801も】

126 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/05(月) 01:21:07 ID:HQkcJgjo
「おや?」
「あら?」
  お知らせがバジル、トレンティーニの二人の目にとまった。
「ふーん…面白そうね。はい、あなた」
「なかなかいいな。僕たちおそろいだね」
「やだっ!恥ずかしいじゃないバカッ(////」
  バカップルぶりを遺憾なく発揮した二人であった

「ん?なんだ?」
  フラメルがやってきた
「はっ、バカバカしい!僕はこんなイベントやらないぞ!」
  そこへセリアがやってきた
「それなぁに?」
「あ、セリア…さん。なんかイベントがあるらしいんですよ。ほら」
「ふーん…なるほど…たまには違う衣装ってのも面白そうね。あなたも参加するんでしょ?」
「えっ!?そ、そりゃ、ま、まぁ、と、当然!参加しますけどっ。」
「そう、じゃあ楽しみだねー。」
「そ、そうですねー(ぐっ…この状況で参加しないなんて言えるわけないじゃないか…)」
  しぶしぶ腕輪を持って帰ることになったフラメルだった。
「そう、そうだ!強制コスプレで変な衣装になってセリアさんに見られるわけにはいかないからな!が、がんばろうじゃないか!」

「今日もいい鍛錬だった」
「やっぱ強いなー、さすがです…ん?」
  ランデルとチェンの二人が、組み手の帰りにお知らせをみつけた
「好きなものをくれるのか…」
「ふむ、新しい武器が欲しかったところだ。ちょうどいい、参加しよう」
「じゃあ俺も…(こ、これでセリアさんにいいプレゼントでもすればっ!)」

「…面白いことになってきたわね…」
  ガーティーが姿を現した。ずっとハイディングして、他の人の反応を見ていたようだ。
「さて、いろいろイタズラするチャンス…がんばるわよー!」
  そして最後の腕輪をとった

127 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/05(月) 02:08:47 ID:HQkcJgjo
「ところであたしたちは…(胸元がきついわ…)」
「なんで僕らは(プププ)」
「こんな格好を…(うほっ姉貴のデカパイまで再現されてるぜ!)」
「させられてるのっっっ!(なにこの格好!?)」
「そういうイベントなんだから諦めましょう(憧れのランデル殿に…)」
「せやな…(兄ぃと一緒やけどまぁアレに比べたらマシなんかな…)」
2Fのメンツは既に衣装を着替えさせられているようだった。
セニアはパラディン(♂)の
カヴァクはガンスリンガー(♂)の
ラウレルはハイウィザード(♀)の
アルマイアはホワイトスミス(♂)の
トリスはスナイパー(♀)の
イレンドはワンダラーの
姿をしていた。
「ひどいよ!あんまりだよぉ!こんなのってないよ!(;△;)」
「あーっはっはっはっは、イレンドお前最高だよマジで!あっはははは」
「女子より高い女子力…なんか納得いかないわー」
「せやな…」
  そしてふと、セニアがある異変に気づく
「…はっ?なにやら股間について…これは、ま、ま、ま、まさか、お…おち…」
「おっとそっから先は言わせへんで!」
「(私も男に変身したかったなー…)」
「ん?ということはまさかお前ら!?」
「あぁ、どうやらついてないようだ。おっぱいもアソコも触り放題見放題だぜ!ひゃっほーうい!」
「…(////」
「ひ、卑怯だぞ!俺にもみせろおおおお!」
「あ、あのヘンタイ共は放っておきましょう…」
「そ、そうね。しかし…」
  イレンドは今にも泣きそうな顔でうつむいている
「(くっ…なにこのあざといポーズ…なんでこんなかわいいのよぐぬぬ…)」
「んーと、とりあえずウチらは4Fのどこかに隠れればええんやな?」
「そうみたい」

  2Fメンバーの成功条件は4Fのどこかに隠れ「13人のうち、見つかった数が10人以内の場合」、
  つまり11人以上に見つかった場合失敗となる。

「そういえばジェミニさんはどうなるんや?」
「あたしたちは撮影と」
「録画係だそうだ」
「録画って…」
「あの格好のイレンドがいろいろされちゃう絵とかな(ボソッ」
「!?ちょっと終了後商談ええか?(ボソッ」
「…(ビクン)」
  イレンドは嫌な予感がしていた。このままでおわるわけがない…と

128 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/05(月) 04:37:51 ID:HQkcJgjo
「なぁラウレル、俺らの仲だからもちろん…」
「当然だろ?一緒に女体観賞しようぜ!」
「さすがだぜ兄弟!」
  エロガキ二人によるよくわからない観賞会がはじまった。
「そんじゃーまずはおっぱいだな!」
「おう、そうだな!」
「(ぷるんっ)」
「おおおお…こ、これは…」
「予想以上のデカパイだな…」
  生のおっぱいをみたことのない二人は、これでもかというほど凝視している。
「か…感触をだな…」
「ちょーやわらけー!まさに奇跡!(もみもみ」
「っ!」
「お前ももんでみろよ!マジすげーから」
「こ、これは…なかなかにす、すごいな…」
「だろ?」
(なんだ…?なんなんだこの不思議な感覚は…)
「そういや巨乳は肩が凝るとかなんとかいうがどうなんだ?」
「あー…胸にメロンくくりつけてるカンジだな…正直重い…」
「そうか…俺のねーちゃんはそんな悩みがないわけだな。あははははは」

「(ピキッ)なんか今無性に#を叩き込みたくなったわね…」
「どうしたでござる?セシル殿」
「うるさいっ!(ドーン」
「や、やつあたりでござるーー!!」

「次はケツだな…」
「お、おう…」
「しかしいい尻してるよなー…まったく…こんなグラマーボディーの姉ちゃんがいるなんてうらやましいぜ(もみもみ」
「ッ…!?」
「ん?どうした?」
「い、いや、なんでもない…(なんなんだ…たかが尻を触ってるだけなのに…この気持ちは…)」
  ラウレルは得体の知れない羞恥心に苛まれながら続ける
「そんじゃいよいよ本命のココだな」
「あ、あぁ、そうだな…」
「よっと(くぱぁ)」
「…み、見るなぁ…」
「あ?どういうこと…っておい、すげーグショグショじゃねーかよ!まさか感じてたのか?」
「ぁ…」
「おいおい、乳首もこんなにカチカチじゃねーか…お前…」
「じ、実況すんなバカ!ヘンタイ!」
  魔法を撃ってくるラウレルは羞恥が限界でもはや爆発寸前のようだった。
「(くっ…なんだこいつ…かわいいぞ…)っ!」
「んむっ!?」
  とめるためにカヴァク口でラウレルの口を塞いだ。つまるところキスである。
「お前が…(れろっ)悪いんだ(くちゅ)、かわいいから…」
「んぅ!…カヴァ…あぅ…らめ…はむ…」
  相手がラウレルだと、中身は男だとわかっていても二人はキスをやめる気にはならなかった

「…落ち着いたか?バカヤロウ」
「う…うん…それで…そ、その…」
「なんだよ?まさか、したいっていうんじゃないだろうな?」
「ぇ…あ…その、ま、まさかで…」
「いいさ、あんなかわいい姿見せられちゃ俺ももう我慢できねぇ。」
  そうすると、カヴァクは自分のペニスをスボンから出した。
「あ…」
「な、なんだよ…じろじろみんなよ。お前にだってついてただろ?」
「そうなんだけど…お、大きいなって…」
「あーもう、とにかく好きなようにするぞ。」
「お願い!早くしてぇ…」
  (ずぷっ)
「っあああ!」
  カヴァクのペニスが半分ほど入ったところで何かに引っかかった
「これが噂の処女膜ってやつか…そういや初めてって痛いんだっけ?」
「わ、わからない…けど…そうらしいな…い、いくなら一気にいってくれ…」
「あぁ、わかったよっ!おらっ(ブチッ)」
「っああ゛あ゛あ゛っ!!!」
  何かが切れたような感触がして、カヴァクのペニスが根元まで入る。
  それと同時に、ラウレルの聞いたことのない悲鳴が轟いた。
「お、おい…お前だいじょうぶなのか?かなりヤバそうなんだが」
「ぁ…だ…だいじょ…ぶじゃ…な…ぅあ…すご…く…うぅ…痛い…」
  エロ本ではそれほど痛みがないように描かれているが、これほどのものだったとは想像してなかったらしい。
「あー…動いてだいじょうぶか?」
「ゆ、ゆっくり…おねがい…」
  緩やかにストロークを始めるカヴァク。その度に小さな悲鳴がこぼれていたのだが、しばらくするとその声は徐々に甘みを帯びていった。
「あ、はぁ、あぁん!ぁ!」
「痛みはだいぶ消えたか?」
「あぁっ!な、なんとか…んぁ!よくわからない気持ちが…ぅあ!あふれてく、くるぅ…はぁん!」
「俺もよくわかんが…はっ…自分でするよりすげー気持ちいい!もう出そうだ!」
「あぁ!ら、らめぇ…ぁん、何かが…何かが、くるぅぅ!」
「膣内に射精すぞ!ラウレル!っ、あぁ!」
「あっ!あぁっ!あああああああああっ!!!」
  (どぴゅっ びゅっ びゅくっ びゅるっ)
  二人は同時に絶頂を迎えた。

  …

「なぁ…ところでさ…」
「なんだ?」
「イクってどんな感覚だった?」
「よくわかんねー…言葉じゃ上手く表せないっていうかなんというか…」
「そうか…ってやべー!もう11時30分じゃねーか!隠れる時間ねーぞ!」
「うおっ!マジか…急いで隠れないとな…」
「じゃあ幸運を祈るぜ!兄弟」
「おう!」

  イベントが終わればラウレルはまた元の男に戻る。
  性別は戻っても、この感覚は彼の中に残り続けるのだろう。
  それによって性格が変わるか、変わらないのか、それは彼のみぞ知ることだろう…


「明日は、誰にしてもらおうかなぁ…」

To be continued


あー…こんな時間かよ…このまま寝たら確実に寝坊して仕事遅刻するな…
続きはたぶん明日だ。いよいよイベントがはじまる

129 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/06(火) 00:49:33 ID:bZUs8trg
「…」
  3Fメンバーと4Fメンバーの13人が、一同に首を揃えていた。
  なんともいえない空気が漂うが、ある男の出現で雰囲気はとたんに変わる
「キヒヒヒヒヒヒヒヒ、よぉお前ら、元気か?形だけの主催者だ。キヒヒヒヒ」
  研究所の実質最高責任者、ボルゼブだ。
  しかし、この男が信用にたりる人物ではないことは場の全員がわかっていた
「何を企んでるの?」
「単にその腕輪の性能を試してもらいたかっただけだ。他意はないぜ、キヒヒヒ」
「…たぶん嘘はついてないと思うわ。同じ教授として思うけど」
  とりあえず話を聞くことにした。
「さて、あと5分ほどで、お前らは3次職を含む別の職業の衣装にチェンジする。既に2Fの輩で試したときは無事成功だったぜ。」
(…アクビになれれば私も大きく…)
(剣士たんになってセニアとおそろいに…いや、ここはスパノビたんもアリか!?)
  各々の欲望が渦巻く中、とんでもない一言が放たれる。
「ちなみにいっとくが性別とか決まってねーぞ、完全に運次第だ。」
「…はぁ!!!???」
「誰がどの腕輪とるかわかんねーじゃん?めんどくせーから既にインプットしてあんのさ。いやー滑稽だったぜー。2Fのアコライト、イレンドとかいったか?アイツワンダラーの格好になっちまってよぉwww」
「…それはつまり…」
「お前がもし男修羅でも引いちまったら、完全にアウトだなぁ。なんせ上半身裸だぜぇ?キヒヒヒヒ」
「(ピキッ)アンタいい加減に…」
  (ガシッ)
   マガレが怒るセシルを止める
「止めないでマーガレッタ、私は…」
「もし…もしですけど、違う性別を引いた場合、体のほうはどうなりますの?」
「あー?2Fのやつらの結果を見た限りではそれに準じてたぞ。さっきの例でいえばアイツは完全に女の体だったぜ。」
「す…す…」
  誰の目にもわかるくらいマガレの目はとても輝いていた。
「素晴らしいですわ!男性になったらセシルちゃんとあんなことやこんなことやにゃんにゃんまでできるじゃない!」
「…あー…ダメだこりゃ…」
  そして目が輝いていた人物がもう一人、セリアである。
「男体を研究するチャンス…このような未知に出会えるチャンス…無駄にするわけには行かないわっ!」
(あーあ…悪いクセがでちゃったなぁ…)
  そうこうしている間に5分は過ぎていた。
「おおっと。もうそろそろ変化する頃合だ。ゆっくりイベントを楽しんでくれよぉ!じゃあな!キヒヒヒヒヒ」
「あ、ちょっと待ちなさ…」
  光に包まれたかと思うと、既に衣装は変化していた。

セイレンはマジシャン(♀)に
セシルはウォーロック(♀)に
カトリはスーパーノービス(♂)に
ハワードは修羅(♂)に
エレメスはアークビショップ(♀)に
マーガレッタはソーサラー(♂)に
ランデルはスーパーノービス(♀)に
バジルは拳聖(♀)に
トレンはソウルリンカ−(♂)に
セリアはクリエイター(♂)に
フラメルはプロフェッサー(♀)に
ガーティーはアサシンクロス(♂)に
チェンは忍者(♂)に


(キヒヒヒヒ…本当は何に変わるかなんてインプットしてないがな。上の人の意思で決まるからどれをとっても変わらねぇよ。)

130 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/04/03(水) 21:41:00 ID:PsDBeDsI
萌えスレ44階の324を見ていたらムラムラして勢いでSSを書いてしまった。
セリア×フラ♀だから楽しめる人は少数派かもしれないが、
楽しめる人が一人でもいたなら嬉しい。
シオニーと言うよりも、只のドSなセリア嬢だけども…


その日、セリアの機嫌はすこぶる悪かった。
足早かつ乱暴に歩く姿は普段の優雅さなど欠片も無く、
綺麗に整った顔もすっかり仏頂面になってしまっている。

(ああもう…どこに落としたのかしら…)

それもそのはず、セリアは一番のお気に入りの髪飾りを紛失していた。
寝る時以外は常に肌身離さず着けていたのだ。
無くすことなど有り得なかった。
あの髪飾りは、セリアの意中の人が気まぐれでくれたものである。
何が何でも見つけ出す必要があった。
髪飾りを探し始めてから早半刻。
焦りは次第に苛立ちへと変わり、現在ピークを迎えていた。
その時。背後からセリアに向かって近付いてくる駆け足が一つ。

「セ、セリア!」

名を呼ばれ、足を止める。聞いたことのない女性の声だった。
今はそれどころではないのだが、呼ばれた手前無視する訳にもいかない。
くるりと踵を返したセリアの目に飛び込んで来たのは、
やはり見たことのないクリエイターの少女だった。
背はセリアよりも若干低い位か。
深海色の髪と瞳を持つ少女は、まだあどけなさを残す顔立ちをしていた。

「…どちら様かしら?」

セリアの知らない目の前の少女は、どうやらセリアのことを知っているようだった。
怪訝な顔つきで、セリアは眉を顰める。

「あ、僕は…その…フラメルです」

居心地が悪そうに視線を泳がせ、後ろ手を組んだままぎこちなく名乗る少女。
セリアはその名を知っていた。知ってはいたが、その人物は少なくとも少女ではない。
一体どういうことなのか。セリアは常識の範囲内で考察する。

「そう。奇遇ね、私の友人に同じ名前の男の子がいるわ」

結果、偶然の一致という事象で片付けることにした。
非常識な答えも浮かびはしたが、もしそうだとしたら面倒なことこの上ない。
今は適当に切り上げて、髪飾りの捜索に戻りたかった。

「悪いけれど、用事なら後にしてもらえるかしら。大事な探し物をしているの」

淡々と告げ、背を向ける。

「ま、まって!」

間髪入れず、フラメルと名乗る少女が声をあげた。

「探し物って、もしかしてこれかな…?」

おずおずとかけられた声の内容に思わず顔を顰め、セリアは再度振り返る。
少女が差し出した掌の上には、正にセリアが探していた髪飾りがあった。
が、髪飾りの一部が欠けてしまっている。
ピシッ、と音が聞こえてきそうな程に、一瞬で場の空気が凍りついた。

「…これに間違いないわ。壊れているようだけど」

自分でも驚く程、冷たい声色だった。

「どういうこと?」

無くしたと思っていた髪飾りは何故か見知らぬ少女の手にあり、しかも壊れている。
セリアは少女に向き直り、おもむろに腕を組んだ。
今にも舌打ちが聞こえて来そうなほど怒気を孕んだ雰囲気を醸し出しているセリアに、
フラメルは完全に萎縮していた。躊躇いがちに、口を開く。

「これは、その…朝起きたら僕が女の子になってて。
 面白がったガーティさんがセリアが寝ているうちに部屋から髪飾りを持ち出して。
 僕につけようとするから、抵抗してたらパキッと…」

申し訳なさそうに頭を垂れる目の前の少女は、
どうやらセリアの知るフラメルで間違いなさそうだった。
半ば信じがたいが、その言動はどう見ても本人だ。
良く見ると目と髪の色は以前と変わっていない。
髪飾りを勝手に持ち出した上に壊したという事実と、
その犯人がフラメルであったことに
セリアの怒りは頂点を迎えた。

「……。」

俯き、その目元を陰らせるセリアの顔を、機嫌を伺うようにフラメルが覗きこむ。

「あの、セリア?」

口を開いてみたものの、怒りのあまり唇が戦慄き言葉にならない。
深呼吸し、深く息を吐くと僅かに顔を上げてフラメルを睨みつける。

「謝罪は?…普通、まずは言い訳を並べる前に謝罪するもんじゃないかしら」
「ごっ、ごめんなさい」

何か汚いものを見るような目で見られ、
フラメルは首を竦めてすぐさま謝罪の言葉を述べた。
胸の底から止め処なく湧く怒りに、更なる冷徹な言葉を向ける。

「……言葉だけで済むと思ってるの?」

嘲笑し、吐き捨てる。その態度と台詞に、フラメルは困惑の表情を浮かべた。
どういう意味か理解していないのだろう、
セリアは苛立ちを募らせ言葉少なに口を開く。

「土下座して」
「えっ」

明らかに動揺するフラメルを、冷めた目で見つめる。
短く戸惑いの声を上げ、不安そうに辺りを見渡していた。
誠意を見せるならばそれくらいするべきだと、セリアは思う。
フラメルはあの髪飾りがセリアにとってどれ程大切であったかを知っていた筈だ。
それを壊しておいて謝罪の言葉一つで済ませようなどと虫が良すぎる。
だがプライドが邪魔しているのだろう、
いつまで経っても行動を起こさないフラメルに、
セリアは痺れを切らした。

「謝罪の一つもできないの?貴方って本当に屑なのね」
「うっ…」

ありったけの軽蔑の眼差しを向け言い放つと、フラメルの顔が良心の呵責に歪む。
歯を食い縛り、両の手の拳を握り締めるとゆっくりと膝を折り、その掌を床に着けた。

「ごめんなさい…」

こうべを垂れ、震えた声で謝罪の言葉を述べる。
表情こそ見えないが、普段のフラメルを見るに断腸の思いでの行動であることに間違いない。

その姿を見た直後、驚く程セリアの怒りはすっと消えていった。
苛立って居た所に壊れた髪飾りを見せられ、
怒りの勢いに任せ半ば八つ当たりのように土下座することを要求してしまったが。
冷静に考えてみれば、髪飾りを勝手に持ち出したのはガーティであり、
髪飾りを壊したのもフラメルだけではない、二人の責任だ。
それも悪意があったわけではない。

(やりすぎたかも…。)

髪飾りも、良く見たら少し手を加えるだけで修理できそうだった。
セリアはゆっくりと地面に肩膝を付き、フラメルの前に屈み込む。

「もう良いわ。顔を上げて」

そう声をかけると、フラメルは恐る恐る顔を上げた。
セリアを見上げる顔は、今にも泣き出しそうで…。
不安を露にしたその表情に、不覚にもドキリとする。
それはさしづめ、主人に捨てられそうな子犬のような哀愁があった。

(フラメルもこんな顔するのね。)

少女の姿だからこそ、余計に引き立つのかもしれないが。
先程フラメルが垣間見せた、プライドと葛藤する様を思い出し、ぞくりとする。
その自尊心をへし折った上で、服従させてみたい。
自尊心と下された命令を天秤にかける時の、苦汁をなめるような表情を見たい。
その顔を屈辱に歪めさせた上で、支配したい。

セリアの心に宿った好奇心は、むくむくと頭をもたげ始める。

「許してくれるのかな…?」

あれ程までの怒りをぶつけられたのは初めてだったのだろう、
フラメルはすっかり萎縮してしまっている。
これは、丁度良い機会かもしれない。
ほんの少し、意地悪をしてみたい衝動に駆られる。
にこり。微笑みを向けると、フラメルの表情が安堵に染まった。

「もちろん、許さないわ」

無情にも吐き出される言葉に、再び凍りつくフラメル。

「本当なら、貴方みたいな屑とは金輪際口を利きたくない位なのだけど。
 貴方のその姿、結構似合ってるし、
 これからしばらく私に絶対服従するなら考えてあげても良いわ」
「えっ…」

真顔で再度吐き出される暴言に、フラメルは泣き出しそうな、
困ったような複雑な表情を浮かべる。

「どうするの?やるの?やらないの?」

首を傾げ、目を細めてじっと見つめると、一瞬だけフラメルの頬が赤く染まった。

「や、やります…」

フラメルの決断に、セリアは満足そうに口端を緩め立ち上がる。

「そう。じゃ、私の部屋に行きましょう」

踵を返し、颯爽と歩き出す。
数秒後、背後からセリアの後を追いかける慌しい足音が冷たい廊下に響いた。

131 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/04/03(水) 21:47:50 ID:PsDBeDsI
セリアとフラメルが話をしていた場所より僅か数メートル先、
物陰に隠れて様子を窺っていた5つの影がざわつき始める。

「あちゃー。フラメルには悪いことしちゃったね、二人には後で謝っとこ」

事の端末を見守っていた紫色の長髪の女性が、
頭を掻きながら申し訳なさそうに呟く。

「おい。あれは止めた方がいいんじゃねえの」

白髪の背の高い男がぶっきらぼうに口を開くと、
辺りから「うーん」という何人かの唸り声が聞こえた。
紫の髪の女性は頷き、口元に手を添える。
真剣な面持ちを振舞ってはいるが、その目は笑っていた。

「確実にセリアに変なスイッチ入ったねぇ…。ここはやっぱ、リーダーが止めに」
「悪いが無理だ」

女性が言い終わるよりも早く、
今度は茶髪のポニーテールの男性がぴしゃりと言い放つ。

「でも凄いですよね、フラメルくん。
嫌われたくない一心であんなことするなんて…正に愛です!」

ぱあと顔に喜色を浮かべ、桃色の髪を二つ結びにした女性がやや興奮した様子ではしゃいでいた。
その隣で、金髪の男性が腕組みをしてコクコクと頷く。

「ボクのトレンティーニへの愛に比べたら、彼はまだまだ未熟だけどね」
「アルフォ…」

桃色の髪の女性がうっとりと見上げれば、
二人はたちまち吸い込まれるように見つめ合う。
固有の結界を形成し始めた二人に、紫の髪の女性が苦笑まじりでため息を吐いた。

「まー、ほっといてもいいかもな。フラメルもセリアになら何されたって本望だろ」

白髪の男性の言葉を皮切りに、一同は「あー」と声を上げ頷く。

「せっかくセリアさんが望んで二人きりになったんだから、邪魔しちゃダメですね」
「そうだな。私は部屋に戻って報告書を纏めてくる。何かあったら呼んでくれ」
「ボクも戻って新しい歌を作ろうかな」
「じゃ、各自解散〜ってことで。チェン、筋トレ手伝ったろーか?」
「ん、宜しく頼む」

各々顔を見合わせた後、片手を上げて目的の場所を目指しその場から立ち去る。
先程まで賑やかだった野次馬空間には、たちまち静寂が訪れた。


この後、部屋に連れ込まれたフラメルがセリア様のおみ足をペロペロする展開が
脳内では構成されているが、いざ文章に起こしたら非常に恥ずかしかったので断念。

132 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/04/27(土) 01:50:36 ID:DwlpQoqE
久しぶりに着たら投下されてた。その恥ずかしい文章を書けるようになったら一人前だぞ。
待ってはいるがあまり期待はしないでおく

133 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/09/14(日) 15:52:38 ID:lwRjBrmI
「ねね、カヴァクとはどこまで行ったのー?」
「フフフ、隠し事はセニアの為にならへんでー」

ずいっと迫ってくるアルマとトリス。
最近はもっぱら、この話題ばかりである。

(うぅ・・・めちゃくちゃ期待に満ちた目・・・)

そんなにキラキラした瞳で見つめられると・・・正直やりずらい。
だが、自分もトリスやアルマの話を聞くときは、こんな目をしていたのだろう・・・
数週間前のワクテカしていた自分(それも漫画等を参考に盛られたハッタリの体験談に対して)を思い出し、セニアは赤面する。

「うー・・・キス・・・までしかしてないよ」
「えー本当にー?」
「進展あったときは、ちゃんと報告するんやで」
「そんなコトより!トリスもアルマも自分の彼氏を作りなさいッ」
「あはは、セニア照れてるー?」





パジャマに着替えて、大好きな人を待つセニア。
ベッドの上で正座して、そわそわと落ち着きが無い。

「セーニア♪」
「ひゃっ」

突然後ろから抱きつかれて、セニアは軽く悲鳴を上げてしまう。
音も立てずにどうやって進入したのだろうか?
いつものパジャマに着替えた大好きな人、カヴァク=イカルスがそこに居た。

「もう!・・・ね?・・・いつもの・・・『おやすみのキス』・・・しよ?」
「・・・ああ・・・」

134 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/09/14(日) 15:53:49 ID:lwRjBrmI
『おやすみのキス』
二人はまだ一次職、何かあったとき責任だって取れないし、それに・・・むやみに進むのはちょっと怖い。
だから・・・『しばらくは、ハグとキスまで』それが二人の間の暗黙のルール。

最初はついばむような軽いキス。
(ちゅっ、ぺろ、んっ、ちゅぅっ、ちゅっ、れろ)
互いの唇や吐息を感じながら何度も何度も繰り返す。
キスを続けながら、セニアからそっとカヴァクの背中に腕を回していく。
カヴァクも応えるように腕を回し、セニアを抱きしめる。
ギュっと密着した二人。薄布で隔てられた互いの体温を、鼓動を、柔らかさを、全身で感じ取る。

「セニア・・・やわらかい・・・」
「・・・もう・・・」

耳元で突然ささやかれて、セニアの鼓動が跳ね上がる。
ごまかすように、セニアはカヴァクの頭に手を回し、今までよりも深いキスをはじめる。

頃合を見計らって、カヴァクがセニアに少しずつ体重をかけて横たえる。
二人の間の暗黙のルール、訪れた方が上になる。ここはセニアの部屋なので、カヴァクが上だ。

横になって自由になった互いの足を絡めあい、キスを続行。
相手の背中や髪、首筋を撫でながら、キスを続行。
手を伸ばせば、もっと大切なところだって撫でる事ができる。

(さわりたい・・・!カヴァクのあそこに)
(さわりたい・・・!セニアの胸に、あそこに)

でも、そこで触らないのが二人の間の暗黙のルール。
大切なところに触れたりしたら、それはキスではなくペッティングになってしまう。
一次職の二人にはまだ早い。

(ちゅぅっ、れろ、んっ、ふぅっ、ぺろ、ちゅぅ)
キスを続けている間に生まれてくる、耐え難い体の奥底の灼熱の疼き。
お互いの息も大分荒くなっている。

むずっ・・・

セニアが拙い動きで腰を振り出す。大切な場所をカヴァクに擦り付けるように。
カヴァクもつられて腰を動かしだす。

「あ・・・はぁっ・・・」
「ふっ・・・っくッ・・・」

擦れ合う快感が口元からこぼれる。
ちなみにこれはハグ、抱きしめあう行為の一環なのでOK。二人の間の暗黙のルールである。

ここからはもう夢中、お互いの口を貪りながら、お互いの腰を擦り付けあう。

「セニア!セニア!セニアっ!!」
「あぁッ、カヴァクっ!」
「くっ、でるッ、ん・・・ふぅぅッ・・・!!」
「あっ、あぁッ、〜〜〜〜〜〜ッッ!」

同時に達して、互いの性器からこぼれた愛と欲望が布越しに交じり合い、
絶頂の余韻の中、睡魔が二人を包んで行く。

「セニア・・・大好きだ・・・」
「うん・・・わたしも・・・」

135 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/09/14(日) 15:56:10 ID:lwRjBrmI




「なーセニアー、カヴァクはんと何か進展あったー?」
「キスだけじゃ物足りないでしょー?」

ずいっと迫ってくるアルマとトリス。

「うー・・・キス・・・までしかしてないよ」
「それに、ね?それ以上は、わたしたちには早いよ?」

どこと無くいたずらっぽい表情で照れ笑いするセニアは、
親友の目から見ても、いつにも増して可愛く見えた。

136 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/09/14(日) 16:22:50 ID:0sUNoy8.
ふぉおおおおおおおおおおお
ごちそうさまだ、今日の夕食代が浮く勢いだし糖分補給もできたぞ!!

137 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/09/15(月) 21:34:05 ID:n58gz6Sw
カヴァセニ!そういうのもあるのか

138 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/09/15(月) 22:42:29 ID:t5ESqF92
カップルとしては珍しいけどウブな純愛系というくくりにすると確かに代用が利かない

139 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2015/09/03(木) 04:05:44 ID:VWR.ZXxc
久々に来てみたが1年もレスがないのか
寂しいな

140 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2015/11/23(月) 19:33:43 ID:ihtCer36
暗い部屋の中、二つの細い肢体が絡み合う。

「トリス!・・・トリスッッ」
「ああっ・・・イレンド・・・気持ちいいっ」

互いの名を呼び合い、拙い動きで夢中に腰を振り、唇を求め合い・・・
徐々に上がって行く嬌声のトーン、早まって行く動きのペース、そして・・・

「んんっ・・・!!」

ひときわ高い声と共にイレンドの体が跳ねる。
荒い息をつきながら倒れこむイレンド。
脱力した相手の重みを感じながら、髪や背中を撫でつつ、行為の余韻を楽しむトリス。

その後はいつも通り。
汗を流して身支度を整えて、最後に唇をもう一度重ねて、訪れた方は自分の部屋へと戻る。
「またね」と挨拶を交わして、部屋の中が自分だけになって、しばらくしてから、トリスは深く深くため息をついた。


目を閉じて、自分の心と向かい合う。
男の子と肌を重ねるのは好きだ。
相手に気持ちよくなってもらうと自分も嬉しい。
でも・・・

自分の手を見ながら考える。
毛の薄いイレンドの物、ちょっと左に曲がったラウレルの物、皮があまり気味のカヴァクの物、どれも親指くらいの大きさだ。
個人差?年齢差?漫画とかで見る男の人のは凄いけど・・・誇張表現なのかな。
大きければ良いって物じゃあ無いけど・・・、でも、もっと大きいのも試してみたい。

手でしてあげる時、口でして上げる時、ちょっとの量が『てろっ』っと出てくるだけだ。
もっとこう、ビュルビュルっと飛び出して、服や顔を汚したり、髪に絡まって洗うのが大変だったりしないのだろうか?
妊娠したいって訳じゃあ無いけど・・・、もっと沢山出してもらいたい。

二人が繋がっている時間は長くても大体5分くらいだ。
する前のイチャイチャもした後のイチャイチャも嫌いじゃないけど、している時が一番好きだ。
・・・もっとたっぷりしたい。もっと激しくしたい。1回だけじゃなく、何回でもしたい。
エッチは好き、でもエッチでイった事が無い・・・はぁ・・・

そこでふと、青ざめる。
自分にもっと魅力があれば、もっと大きくなるのでは?もっと沢山だしてくれるのでは?
いや、魅力が無かったらすぐにイったりはしないはずだし、でもどうなんだろう・・・
そもそもこんな事考えてる女子ってどうなのだろう?
いや、みんな口や態度には出さないしあたしも口や態度に出してない。でも頭の中では同じような事考えているハズ!
・・・本当にそうだろうか?

さっきの行為でイけなかったムラムラがまだ燻っている・・・でもテンションがあがらない。
こんな気持ちでするのはオナニーの神様に失礼だ。
頭の中で巫山戯た台詞を考えてみたが即後悔、ますますブルーになる。

「少し、頭冷やそうか」

自分に言い聞かせながら、彼女――ヒュッケバイン=トリスは、
冷たい夜の空気の満ちた研究所内へ足を踏み出した。

141 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2015/11/23(月) 19:34:09 ID:ihtCer36
冬を間近に控えたこの季節、だというのにその男は汗を流していた。
彼が腕を振るう度に、闇の中、銀光が閃く。
スッ ―― 殺気を感じさせない、音無しの剣
ボッ ―― 空気の爆ぜる、盾だろうと鎧だろうと粉砕する剛剣
シュシュシュッ ―― 大気を裂き四方から襲い掛かる剣の舞
変幻自在の剣の使い手、名はセイレン=ウィンザー、ロードナイトであり生体研究所3階のリーダー格である。
『鍛錬を怠らない男』『真面目』『責任感が強い』『頼りになる』などと仲間内からは評価され、
第三者からもおそらくそのように評価されるであろう。
だが本人は・・・

「ふッ」

鋭い呼気と共に必殺の剣を、闇に浮かぶ仮想敵『セイレン=ウィンザー』へと叩き込む。
破壊したい!自分自身を!
だが、それができないのも自分である。
『助かった』『ありがとう』『セイレンがリーダーで良かった』etc...
仲間が喜んでくれるのは嬉しい・・・だが、自分にそのような賛辞を受ける資格があるのだろうか?

今日の昼間だって・・・
冒険者の接近を許してしまったセシルの元へ駆け付け敵を両断した時の、彼女の安心と安堵・・・
それを踏みにじったらどうなっていただろうか?
信頼しきっている彼女を力で組み敷き、生地の硬いショートパンツを引き裂き、メンタルの弱い所がある彼女は不意の悪意にまともな対処が出来ずただ泣き叫ぶばかりで――
いや、妄想はやめておかないと止まらなくなる。しかしもう遅い。
『・・・セイレン真面目すぎ・・・』『うふふ、そうねぇ。そこが良い所なのでしょうけど。もう少し気楽にしても良いのですよ?』
露出が少なければ良いと言う物でも無い。
マーガレッタのいでたちは素肌こそ少ない物の、女性のやわらかなラインがはっきりとわかる服装である。
では露出が多ければどうなるかというと、それがカトリーヌ。
隣に立てば見下ろす事になり胸の谷間が、段差で見上げれば太ももの付け根やショーツが見えてしまう。
自分が無理やりする妄想、自分が無理やりされる妄想、双方合意の甘酸っぱい妄想、いや妄想は良くない、複数でする妄想・・・

現実のセイレンは、邪悪な妄想を振り払うようひたすらに剣を振るう。
そんな事で消えるくらいなら苦労はしないのだが・・・


トリス「・・・」
微かな空気の震えを感じ取って来てみれば・・・3階のセイレンお兄さんが必死で剣を振っている。
もう十分強いのに、今晩はこんなに寒いのに、それでもこの人は鍛錬しているのだ。
さっきまでの自分が益々嫌いになる。

盗賊のトリスからしたら、騎士サマはそれだけで格好良いのだが・・・
整った顔立ち、3階の強者達を束ねる実力と人格、日常の凛々しさと柔らかさを兼ね備えた佇まい、
この人の彼女やお嫁さんになる人は、きっと自分とはかけ離れた素敵な人なのだろう。
トリス(・・・後でランニングでもしよっと)
でも今はもう少し、この人の剣を見ていたい。

―――しばらくして、セイレンの動きが突然、ガクっと止まった。
セイレン「ハァッ・・・ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・」
片膝を付きながら、顎の先へ流れ落ちる汗をそのままに、荒い息を繰り返す。
トリス(トラブル!?・・・じゃない、休憩?追い込み過ぎだよ・・・)

だが、その後セイレンがとった行動は、トリスの想像を超えるものだった。

覚束ない手付きで、ベルトの辺りをガチャガチャしているセイレン。
トリス(な!?・・・!?!?!!!!)
冷たい夜の空気の中に栗の花の、いや、強烈な男の匂い、精液の匂いが広がる。
トリス(え!?じゃあさっきのって穿いたまま・・・え?え!?)
事態が飲み込めないまま、セイレンに気づかれないように、もう少し近く、もう少し良く見える場所へと移動するトリス。

一方セイレンは、見られているとは露知らず、荒い息をつきながら自分のちんこを取り出す。
多くは下着に染み込んだものの、にちゃあ、と先ほど吐き出されたものが糸を引く。

トリス(バ・・・バナナ?)
サイズや反りは正にバナナ、一房298zの高級バナナだ。先端の形状はキノコや蛇の頭に例えられるだろうか。
パツパツに張り詰めた先っぽはヌラヌラと鈍く光り、棒の部分は赤黒く、血管が幾重にも走っている。
ゴクリ・・・自分の唾を飲む音が嫌に大きく聞こえ、トリスは慌てて周囲を警戒した。

最早そんな程度では気付かないのがセイレン。
声を抑えるためシャツを咥え、それでも獣のような荒い吐息を漏らしながら、自分の剛直をひたすらしごく!
下腹部に当たる手首がパンパンと、こぼれ出た液体がニチャニチャと、卑猥な音を立てながらひたすらしごく!
身を捩りながら、持ち手を時々変えながら、しごき続ける事たっぷり20分!

セイレン「ふッ!!・・・ぐぅッッ・・・!!・・・・・・ふゥうッッッッ〜〜〜〜!!!」

びゅるるっと音でも聞こえてきそうな、そんな勢いで吐き出された精液が弧を描く。
飛んだ先は、こっそり近付いて来ていたトリスの顔や胸元。
だが2発目が、無音カメラを起動していたスマホにかかり、トリスはつい声を上げてしまった。

トリス「あ」
セイレン「!!!!?????ッ!?」

トリス「・・・」
セイレン「・・・」

口元に垂れてきたぶりぶりした白濁をぺろりと舐めた後、とびっきりの笑顔を作って・・・
トリス「こんばんわー♪」
未だにそそり立つちんこに向かって、トリスは挨拶をした。

142 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2018/07/25(水) 21:06:22 ID:pB/YkcpY
てすと

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