【18歳未満進入禁止】総合命令スレ20【inハァハァ鯖】
[179:記憶喪失の駆魔剣士(2012/02/15(水) 20:20:28 ID:G5gcbhrc)]
>>178様。
申し訳ありません、シチュエーションが思いつきませんでした。
あと、単に断るのもあれなのでもっともらしい理由付けも…
ゲフェン中央塔の一角から街を眺める主。
「断ったのですか。後々やっかいな事にならなければいいのですが」
その背後に、一人の『陰』が控えていた。
彼は魔導師ギルドと契約を結んでいるフリーランスのアサシンの一人だ。
アサシンギルド本体は教会と友好関係にあるものの、彼らは情報の横流しを決して行わない。
だからこそ教会からも重宝され、同時に他の組織からも仕事を受けることが出きるのだ。
もっともそれ故にアサシン同士が闇の中で対峙し合う状況も多分に存在するのだが…
「対岸の火事がこちらに飛び火したのだろうな」
主は言う。
既に、彼女の死がが謀殺同然であったという情報は政界を通じ入手済みだ。
その上で、教会は接触を図ってきた。
「と、もうしますと?」
「連中、変態趣味を装ってサンプルをとる腹積もりだったのかもしれぬ」
警戒感を露わにした口調で呟く主。
常に余裕綽々の態度をとる彼がここまで警戒感を露わにするのも珍しかった。
「サンプル?」
「…遺伝子、という言葉を知っているか?」
「アルケミストの言葉によると、生命の設計図でしたか?」
「そうだ」
頷く主。
「髪の毛からつま先の爪垢にまでに、そして人体から排出される全ての物質にも含まれる。つまり。設計図であり、そして痕跡にもなる」
「では、尿の中にも…」
「無論」
陰の言葉に、主は頷いた。
「どういう腹積もりかは知らんが、彼女が本当に行方不明の部隊長なのかどうか確かめたいのだろうな」
「本人だとわかったら一大スキャンダルになるでしょう。連中は、いわゆるライフサイエンスに対しては徹底して敵対的です」
「…なに、そこまで潔癖な連中など、地位が高くても中堅所の過激派よ。むしろ消したはずの人間が生きていたのかを確かめたいのかもしれんし、純粋に不死が欲しいのかもしれん」
主は言う。
「>>178の周辺を調べてほしい。だが決して深入りはするな。教会の闇は底無しだ」
「御意」
主が命じると、影は頷いて闇へと消えた。
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