【18歳未満進入禁止】聖職者命令スレ Part12
[146:長耳魔女帽子プリ(2012/04/16(月) 20:23:39 ID:EGHoP7Yc)]
>>145様
自分は何をしているのか。
ムナックの鳴き声が響く部屋の中で、彼女はぼんやりと考えていた。
数時間前、彼女は自分を餌にして>>145の特殊ムナック捕獲に協力していた。
彼の目当ては低級に類されるムナックでにも関わらず、上級アンデット並の理性と自我を持ったまま不死化した個体。
俗説では、知性を持ったままアンデット化する原因は処女性にあるとされてきた。
そこで>>145は、俗説が事実なら破瓜させれば理性を失い普通のアンデットになるという仮説を立て、それを検証するためフェイヨンにやって来たのだ。
発見までは困難を極めたが、捕獲自体は簡単だった。
他の個体が本能に従って暖かい血肉、すなわち彼女に群がるのに対し特殊個体は人間を見るや恐れ、そして逃げようとしていた。
自分が何者であり、そしてやってきた人間にとって自分達が駆除対象であることを理解している。
それはすなわち人間並の知能を持ち合わせていることの証左だった。
「本当に…やるのですか?」
ムナックの肩を押さえつけながら>>145に問いかける彼女。
「相手はアンデットだ。君達にとっても不倶戴天の存在だろ?」
何を今更、と言わんばかりの口調で答える>>145。
布団の上ではムナックが目に涙をたたえ、恐怖に満ちた顔を左右に振ってもがいている。
「……」
彼女は答えることができなかった。
なぜなら見下ろした先にいるムナックが余りに人間に近過ぎたからだ。
死してそれほど時間がたっていないだろう肌はまだ温もりがあり、もしかしたらリザレクションでよみがえるかもしれない。
無理であることはわかっていても、そう思わずには要られない『鮮度』だった。
「それじゃあ、始めるよ」
服を脱ぎ、剛直をさらけ出した>>145はそう言うとムナックに覆い被さった。
甲高い悲鳴じみた鳴き声が響く。
先程よりもさらに大きく、甲高い声だった。
処女であることを確認した>>145は、己のそれにべと液をまぶして一気に突き入れた。
「ふむ、死にたてみたいだな」
表情を変えず、しかし肉帽をいきり立たせる>>145は容赦なく腰をねじ込んで行く。
彼は興奮させているのはムナックか、それとも知的好奇心か。
おそらくは苦笑だろうと、彼女は思った。
どちらにしても、彼女にとっては死体を相手に興奮しているネクロフィリアに変わりない。
「痛覚は生きているみたいだな。それとも痛いと思いこんでいるのか」
目を見開き、苦痛に満ちた表情で見返してくるムナックに冷徹な視線で答える>>145。
それをみた彼女は、かって母を手に掛けた魔族と共通の何かを感じていた。
「甘いな。そんなんだから母上は殉教なさったんだろうな」
突然、半ば軽蔑した口調>>145が言う。
「な、なにを急に?」
「アンデット相手に引いているのは分かり切っている」
>>145に図星を付かれ、彼女は言葉を詰まらせた。
「考えても見ろ。自分を辱めるような仕事を振られるという事がどう言うことか。貴様も母もその程度と言うことだ」
「は、母は…」
「知っているさ。おまえを助けるため犠牲になったんだろう?」
「どうして…それを」
「おまえを紹介されるときにある程度聞いた。こういう仕事を依頼する手前、相手の素性は知っておかなきゃならんからな」
腰を動かしながら続ける>>145。
いつの間にかムナックの鳴き声も消え、枯れた肉壷をべと液で強引にかき回す音だけが部屋に響く。
「……死んだ、いや、活動停止か。都合のいい」
ムナックが動かなくなったのに気づき、落胆する>>145。
「仮説がはずれたか。だがそれも収穫だ」
「………」
「どうした?」
「動かなくなったのなら、普通の死者ですよね?」
「単なる死体に興味はない。好きにしろ」
>>145はそう言いながら服をまとい、レポートをまとめると言い残し隣の部屋へと去っていってしまう。
残された彼女は>>145に対する怒りと軽蔑の情を押し殺しながら、教典を手に取り弔いの祈りを執り行った。
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