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【18歳未満進入禁止】聖職者命令スレ Part12

[184:バルーン殴りプリ(2012/05/28(月) 19:09:28 ID:l3i2m8qs)]
>>132

季節は巡り、葉月の頃。 先輩から頼まれた荷物を抱えて、アマツの街外れに向かう影がひとつ。
あの時の喧噪がまるで嘘のように、初夏の日射しに照らされる桜木が緑に染まる光景を眺めるバルーン殴りプリ。
彼女が街外れにある工房を訪れるのは、今度の依頼を合わせて実に四度目となっていた。

「連絡よりも、早めに来てくれたのですね。 お茶の用意が出来ていますよ。」
「有り難うございます。 本当に、アマツは表情豊かな場所ですね。」

出迎えてくれた青年に荷物を届けると、調合を終えるまで、彼の手掛けた庭園の風景を楽しむ時間。
用意された浴衣に着替えた彼女は、縁側でゆっくりと、吹き抜ける初夏の風を感じる。
普段から、教会の仕事で張り詰めている彼女には、本当に贅沢な時間を味わっているのだと思う。

(このまま、此処にずっと居るのも…なんて、甘い考えですね…)

此処を訪れた時、彼に何故にこの場所に工房を構えたのかを訊ねた事を思い出す。
季節が変わるたびに、その変化を味わえるアマツの魅力、彼はそれに心を奪われたのだと聞いた事を。

ひと月ほど経過した現在、花の甘い香りから、緑の爽やかな香りを連れてくる風。
縁側の通路にその腰を下ろし、両手をその後ろに付きながら、彼女は空を仰ぐようにその風に身を任せる。
張り詰めた空気から解放された、穏やかな笑顔をその少女の貌に浮かばせながら。

「季節はもう移り変わったと言うのに、まるで桜が咲いたようですね。」

聞こえてきた声に気付いて、彼女はそっと後ろを振り返る。
約束の調合を終えて、彼が依頼の薬剤が入った包みを抱えて戻ってきた所だった。

「此処の風が気持ちよくて、つい浸ってしまいました――」
「いえいえ、この場所を楽しんで貰えたのなら、僕も嬉しく思いますよ。」

木漏れ日に照らされる、透き通るようなバルーン殴りプリの紅髪はまるで桜のように咲き誇り。
その髪を、彼の指で梳かれる彼女の表情も、まるで桜のように紅く染まって。

指先の触れるくすぐったさに目を細めながら、恥ずかしそうにその微笑みを見せて。
耳朶に触れる彼の吐息に、彼女の心音は高鳴っていく――
頬に触れる指先に導かれて視線が重なりあう中で、彼女の唇が奪われて

「んっ、は……んっ、もっとキスしてください、ませ……」
「お望み通りに、こちらも桜を愛でる時間を、楽しませて頂きますね――」

縁側に伸びる影は重なり合ったまま、少女の漏らす甘い艶声が、夏風の中を吹き抜けていく。
浴衣をはだけさせながら、少女の肩は露出して、胸元から腰のラインが露わにされ。
桜の幹としては、白磁のような肌は頼りなくも、彼はその白地に、紅色の舌先を重ね合わせていく。

ぞくぞくと震える白い幹、柔らかなお腹のラインを舐め取られて。
臍のくぼみにも触れる舌先、仰向けに倒された少女は、逃げる事も出来ずに責め立てられて。

「ふあ、は…―んっ、は、あのその、お願い、です…その、う…――」
「どうしましたか、すっかりその頬も桜色に染めて――」

甘い女蜜の香りが着物に染みこみ、汗ばんだ肌は張り付いて――
すっかりと蕩けた甘い声で、彼女は恥ずかしそうに彼の耳元にそっと声を掛ける。

「もう、その我慢が出来なくて――バルーン殴りプリに、その、これを……挿れて、くださいませ……」
「はい、僕もそろそろ……我慢が出来なくなっている、所でした……」

頬に口吻を触れさせ、彼の身体が彼女の桜色に染まった肢体に覆い被さっていく。
その肩口に両腕を重ね合わせながら、バルーン殴りプリは、肌を重ね合うその悦びにただうっとりと震えていた――


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