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【18歳未満進入禁止】弓職&踊り子命令スレ Part6

[228:高慢なジプシー(2012/10/02(火) 14:11:57 ID:uv/IWv0.)]
ではいつも通りの名前に戻るといたしましょう。
くすくす・・・手帳のお話はその後を書いてもよかったのですけど、163の方にお任せいたしますわ。

>>226

(さてさて、他に何か持っていくものはありますでしょうか)
ベッドの上に置かれたバッグを見ながら考える高慢なジプシー。
中にはシャンプーやリンス、タオルや下着、代えの服、化粧品、コスメなどの日時用品が入っていた。
確認のために朝届けられた手紙を開く。
手紙には高慢なジプシーの依頼に関する報酬の内容が書かれており、報酬として避暑地への招待チケットが
同封されていた。
(そういえば前にも報酬としてジャワイへの招待チケットをいただきましたわね。あの時もチェイサーの方に
 護衛していただきましたかしら・・・まぁわざわざ避暑地で危険なことも少ないと思いますけど)
高慢なジプシーも冒険者としてはそれなりの力量を持っており、3次職ほどではないにしろ多少のことには
対処できるのだが、
(用心に越したことはありませんわね。ずっと監視されるのもあれですけど)
そう思いながら手紙の内容に甘えていそいそと外出準備を整えていたのだった。
(妹も働きづめですから、あの子も誘いたいところですけど一人用ですから仕方ありませんわね)
準備をしながら大聖堂で働く妹のことを思う高慢なジプシー。
チケット自体は譲っても構わないのだが、護衛つきである以上、高慢なジプシー本人が行かなければ意味が
なさないため、彼女は一人で行くしかないのであった。
手紙をチェックして持ち物を準備していた彼女は、記載されている最後の項目を見て、
(今年は新作を買う余裕はありませんでしたけど、大丈夫ですわよね・・・)
若干の無念さを感じながら最後の準備をするのだった――――

――――常夏の島ジャワイ。
リゾート地として名高いところだが、島を訪れることができるのは既婚者や特殊なチケットが必要な
場所のため、観光地としての敷居が高く、人はまばらだった。
もっともだからこそ、リゾートを楽しむにはよいのかもしれないが。
高慢なジプシーは手紙に同封されていたチケットでジャワイのホテルロビーで226と待ち合わせると、
早速自分の部屋に荷物を置いて226とともに浜辺へと出ていた。
ちなみに部屋は一人部屋だが、226が隣の部屋にチェックインしているため、何かあれば彼が駆けつける
手はずとなっていた。
浜辺では備え付けのパラソルやベンチがあり、高慢なジプシーはそのひとつに身体を横たえていた。
部屋に荷物を置いたときに水着に着替えた彼女は、真っ赤なビキニ姿にパレオを腰に巻いた姿で、
アクセサリーの類はほぼ外してあり、パレオから覗く白い太もも、滑らかな腰つき、谷間を作る豊満な
胸を晒していた。
「やっぱり女性の護衛だとこういう役得があっていいな」
226は高慢なジプシーの傍でそんなことを口走る。
「くすくす、あまりダンサーの格好と変わらないと思いますけどね。
 ご要望にお応えできるかどうかはわかりませんわ」
「水着は水着でいいものさ、とても似合ってるよ」
赤いメガネの奥で笑いながら応える高慢なジプシーに、やはり気分よく応える226。
彼の任務としては高慢なジプシーの護衛であるため、ある程度近くにはいるものの、彼女の気分を壊さない
ために基本的には目に付かないようにしていた。
そういう意味では話しかけるのも任務としてはタブーな気もするが、ほとんど人がいないビーチで海風と
波の音が静かに流れる場所では、彼の気持ちも若干緩んでいるようである。
「さっきから何の本を読んでいるんだ?」
「たいしたものではありませんわ・・・海に入るのもよいですけど、静かにこうして本を読むのも
 悪くないですわよ」
本から目を離さずに答える高慢なジプシー。
彼女は最初から海に入らずに、浜辺で本を片手に過ごしていた。
傍らにはブックカバーで包まれた本がいくつか積まれており、読書をメインとして過ごすようだった。
ちなみに彼女が今手にしている本は『必見!3次職のスキル考察』という本で、自らの上位職について
考えているようである。
元々力量の高い彼女は既に3次職への条件を満たしてはいるものの、そこまでの力は必要ないと思い
ジプシーとしての位で過ごしていたが、>>225での出来事で自身の力量不足を感じていた彼女は、
転職への未練が出てきたようである。
「そういえば―――」
本から目を離さずに悪戯したような笑顔で、
「くすくす、こちらでのお土産って用意していただけるのでしょうか?」
226にずうずうしく聞いてみる高慢なジプシー。
「それはない、宿泊費とチケット代だけだ」
「つれないですわね、ではお土産は自分で買うとしてあなたは買いませんの?」
「いや、俺は―――」
「こちらのホテルのシャンプーは頭皮にもよいですし、なかなかのウリらしいですわよ。
 それに石鹸も粒子が細かくてお肌の奥まで――――」
226の答えを聞かずにお土産について強く語る高慢なジプシー。
どうやらそれも目的だったらしく、その後は如何にホテルのお風呂が肌によいかなどを語り、226を
少々げんなりさせつつも、いつの間にか持ち替えていたジャワイの特集本に目を通していく。
結局海には夕方ごろに軽く水浴びのように入っただけで、あとは優雅に報酬を楽しむのだった―――


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