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【18歳未満進入禁止】弓職&踊り子命令スレ Part6

[279:高慢なジプシー(2013/05/06(月) 01:38:59 ID:2.4lz1WE)]
まだちょっと風が寒いですわね・・・・まぁわたくしがいれば大抵の方は暖かいかもしれませんけど・・・くすくすv

>>275

そこは暗く闇が広がる空間、光は薄く、多くの不死者が生者を求めてるように彷徨っている、
暗いのは地下だからというだけでなく、過去繁栄したであろう巨大な古城、グラストヘイムの墓地というのも
あるのだろう。
数ある墓は王家のものか、はたまた兵士のものであるかは不明ではあるが、広大な空間に負けることなく、
多くの不死者がひしめいていた。
その一角で275と高慢なジプシーが狩りの一時休憩をしていた。
二人がここにいるのは、まだ風に寒さが残る中、酒場にていつもの踊りを披露し、周囲を温めて自らも汗ばんでいた
高慢なジプシーに275がPTを組む依頼を持ちかけたことがきっかけだった。
通常の狩りと判断した高慢なジプシーはそれを承諾し、日が昇る翌日にここを訪れていたのだった、

「ここには初めて参りましたけど、なかなか手ごわいですわね」
中でも呪われた箱は数こそ少ないものの、熾烈な攻撃を仕掛けてくるため、二人は見かければ基本的には
逃げるように戦闘していた。
反対に墓守に関しては手ごろに倒せる相手であったため、メインとしては数も多い墓守を基本にし、無理のない
慎重な戦い方をするのだった。
「高慢なジプシーに手伝ってもらえたおかげでレベルも順調に上げられてよかったよ」
「くす・・・それはよかったですわ。まぁやはりここではプリ系には敵いませんけどね」
彼女の言葉通り、現に周りはプリやハイプリの姿がほとんどで、他職業に関しては圧倒的に少ない割合だった。
もっとも、それ以外に彼女には気がかりなことがあった。
(おかしいですわね・・・闇属性のはずですのに効果が薄い気がいたしますわ・・・)
高慢なジプシーが身に着けているディアボロスローブには、闇属性になるように整えてあったはずだが、
本来かからないはずの暗闇攻撃など、不死者の呪いよる状態異常によくかかっていのだった。
それもそのはずで、高慢なジプシーの服は275にすり替えられており、通常の属性となっていたため、
状態異常に対しては全くの無力だった。
そんなこととは知らず、高慢なジプシーは考え込む。
(古くなってダメになったしまった・・・わけでもないと思いますけど)
場所の都合上、闇属性のほうが有利ではあったが、致命的でもないため275に撤退することも提案できずに
ずるずるとそのまま戦闘を行っていた。
慎重に狩りをしてはいたが、二人は耐久力の高い高慢なジプシーが前に出る戦法を取っていたため、不死者の
呪いを常に浴びるような状況となっていた。
「そういえば何でこいつらヴェールばっかり落とすんだろうな・・・・」
「きっと皆結婚式の衣装選びの途中で盛り上がってるところを・・・・くすくすv
 わかりませんけどきっと埋葬時に穢れのないように、という意味でヴェールも一緒に埋葬されたのでしょう」
「なるほど」
適当なことを話しながら休憩を終えると、
「さて、と。では続きでも致しましょうか・・・・アローバルカン!」
闇の中で高慢なジプシーの凛とした声と鞭を打つ音が響き渡るのだった――――

「―――くすくす・・・お疲れ様でしたわね」
二人は狩りの清算を終えて酒場で細やかな食事をしていた。
「高慢なジプシーのおかげで助かったよ」
礼を言う275。
はた目から見れば特になんともないやり取りではあったが・・・・
(ん・・・狩りで呪いを何度も受けたせいか、身体が怠いですわ・・・)
亡者の負の呪いを何度も受けたため、高慢なジプシーは身体の怠さの他にも、熱っぽさなどの気分の悪さを
感じていたが、それを表面に表すこともなく平然と笑顔で275に対応していた。
「そうだ、これ報酬の首輪」
275はごそごそと取り出した首輪を高慢なジプシーへと渡す。
見た目は中心に透明な大きな石がはめてあり、ラインストーンが周囲の模様の上に散りばめられた装飾品だった。
「首輪って・・・まぁ構いませんけど・・・くす、ありがとうございますわ・・・v
 なかなか綺麗なチョーカーですわね、わたくしのような人物には似合いそうですわね♥」
遠慮なく高慢なジプシーはそれを受け取る。
それには淫魔の呪いがかかっているのだが、それを知らない彼女は大事そうに受け取るのだった。
「折角の狩の報酬だ。しばらくの肌身離さずつけておいてくれよ?」
チョーカーを身につけさせようと、275は誘い文句を言うが、
「ええ、そうですわね・・・ですけど、わたくしには勿体ないものですから、大事な時にでも
 つけさせていただきますわ」
伊達メガネの奥で営業用の笑顔で回避する高慢なジプシー。
プレゼントの類は275に限らず、酒場で華麗に踊る彼女に惚れ込んだものたちから何度か受け取ったことがある
彼女にとって、その類の言葉には慣れているのだった。
何せもらうたびに身に着けていては、文字通り身体が足りないのである。
その後、高慢なジプシーの言葉に満足したのか、275が去った後、自室でもらったチョーカーを他のもらいもの
同じく大事そうに磨くと、宝石箱の中にしまうのだった。
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さてさて、いつ身につけましょうか・・・ふふv
このままお蔵入りも可哀そうですわね♥


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