【18歳未満進入禁止】弓職&踊り子命令スレ Part6
[87:みに実験体ダンサー(2016/07/02(土) 02:09:43 ID:6ySnwIaE)]
>>86
「ふぇっ?」
思考が止まる。それはそうだ。いきなり「手始めにストリップをお願いしようか」などと言われれば。
「な…なな…なんでそういう…?」
思いっきり動揺しまくっていたが一縷の望みをかけて>>86さんに聞き返す。
「『君が』『ここで踊って欲しいと言われた』ということを飲んだということはその辺りを理解してのことだと思っていたのだが?」
>>86さんのその一言でわたしは理解する。
…わたしはそういう『えっちなこと』を期待されて呼ばれたのだということを
(ど…どどど…どうしよう…)
覚悟という覚悟もしきれないまま準備は進み、わたしはステージに立ってしまっていた。それに…
(いつものステージよりもお客さんが数段も多いよぉ><)
隆盛を誇った時代から大分人の減ったこの界隈でわたしの普段呼ばれるステージなど客が数人というのが普通だった。しかし、このステージは20人弱のお客が集まっていた。こんな一杯の人の前でわたし…裸に…
〜♪
音楽が流れ、ステージが始まる。わたしは混乱してしまっていたが、普段の努力もあって音楽に沿って踊ることは辛うじて出来ていた。
「お、新人さんかな?今回は可愛いー娘見つけてきたなー」
「毎度の事ながら対象の選択が上手いですね。期待させてもらいましょう」
(どうしようどうしようどうしようどうしよう…)
身体に染み付いた感覚で音楽に沿って踊りつつもわたしの頭の中はこの後のストリップのこと。それを意識してしまうと普段は気に留めないお客さんの発言もストリップを期待してのことなのかと考えてしまい余計に意識してしまう。
〜♪
そして曲調が変わる。その緩やかで壮大な曲調は最後の『脱ぐ』ためのものであると本能的に理解する。…理解はしているんだけど…
(こんなに大勢の人の前でなんて恥ずかしすぎるよぉぉぉっ)
間違いなくこの時のわたしの顔はヨーヨーのお尻などよりも真っ赤っかだったと思う。
(でもっ…でも…それが今のわたしのステージで…)
本来なら動きにたおやかさを持たせながら色気をつけて脱ぐべきなのだとわかっている。しかし羞恥心でそんなことができないわたしは毟り取るように胸を覆う布を取り、ステージの後方に投げ捨てる。
「ヒュ〜。やるねぇ…」
「なるほど…いい娘を見つけて来たものだ…」
「おおー、いいぞー!がんばれー!!」
(これが…最後の一枚…)
曲の最後、気付けばわたしはショーツに手をかけていて…
「っ〜!!恥ずかしさで死ぬかと思ったよぅ…」
わたしは投げ捨てた服を拾って舞台袖まで戻ると緊張の糸が切れてその場にへたり込んでしまった。
…でも
「…凄いところだなぁ…ここ…」
色気も何もないストリップだったけれど、最後の一枚も脱ぎ去り、ステージの後方に投げ捨てた時に起きたのはわたしに向けての拍手喝采。
それは(客の多さを差し引いても)これまでわたしの経験したどのステージでのものより大きいものだった。
身体が震える…しかしそれは恐怖からではない。評価してもらったことへの歓喜。
『ひょっとしたら、わたしはここでやっていけるかもしれない』
今日のステージはそう思うに足る経験だった。
そしてわたしはここで、もうひとつ運命的な出会いをする。
わたしは舞台袖でへたりこんだまま、わたしの次のステージを見ていた。こっちもストリップで踊り手はブロンドにドレスハットのジプシー。しかし、その身体は華奢な身体に巨大すぎる乳房という何かいびつなものでその乳房の先にある乳輪も巨大でそれ単品では非常にいやらしさを感じるものだった。
しかし、なぜかわたしは彼女のことを美しいと思った。
彼女がステージを終え、舞台袖に戻ってくる。彼女はへたりこんだままのわたしを見つけるとわたしの方に寄ってきて…
「大丈夫?いきなりストリップを命令されて驚いたでしょう?」
そう声をかけてわたしを抱きしめてくれた。
(あっ…この感じ…お姉さんの感じに似てる…)
そう思うとようやく身体が落ち着いてくれて、わたしは立ち上がることができたのだった。
「まさか部屋まで同じだったなんてー。」
その後、割り当てられた部屋は二人部屋でその部屋の先客はあのジプシーさんだった。
「私も段階としては『初期』だから…」
え?『初期』?何のことだろうと思ったがその後ジプシーさんから語られた事実はとんでもないものだった。
「極端な言い方をすればここは人体実験施設。見てわかると思うけれど私の乳房はここに来てから作り変えられたものよ。」
確かに取って着けたかのような乳房だと思ってはいたけれど人体実験の結果。それもここで行われているものと聞いてわたしは言葉を失う。
「行われる実験はそれまでの研究の進捗やスポンサーの意向によって決まっているって聞くわ。」
それじゃあ、わたしはわたしの意思とは関係のないところで未来を決められてしまうということ…?。気分はどんどんと重くなる。
「自分の身体で実験をされるのは嫌ではあるけれど悪いことばかりでもないわ。この研究施設内では衣食住は保障されるし、研究員達の娯楽として定期的に今日のようなステージが催される。それは私たちダンサーにとって大きなチャンスでもある。出入りしているスポンサーに気に入られて外に出た先輩も居るし、研究員と結婚して安定した生活を手に入れた先輩も居るわ。」
「それってつまり!可能性はまだたくさん残ってるってことですね!」
「私はそう思うことにしているわ。」
そうだ。これまでどうやっても芽の出なかったわたしがこれまでできなかったストリップをしたことでこれまでより大きな拍手を得ることが出来たこの場所。ここには実験によってわたしが変わってしまうリスクがあるが、わたしが可能性を広げるチャンスもあるのだ。
(…まずはひとつひとつ…頑張ってみよう…)
わたしは自分のダンサーとしての可能性を広げるチャンスを掴む為、ここでの実験と向き合ってみることにした
注意.トップレスのため圧縮してあります。参照の際にはご注意ください。
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みに実験体ダンサ(トップレス)と先輩ジプシー(トップレス)。
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