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【18歳未満進入禁止】総合命令スレ24【inハァハァ鯖】

[74:たれ長耳ルーンナイト(2013/09/13(金) 20:44:34 ID:88UBAKRQ)]
>>73

「イヤァァァァッ!」
 誰もいないプロンテラ大通りに響く気合い。
 声の主は重厚な大剣を振り回すたれ長耳RK。
 そして視線の先にはギロギンクロスの>>73
 二人はPvPヨーヨーモードのプロンテラフィールドを貸し切り対戦の真っ最中だ。
「見た目に似合わず、なかなか大味な戦いをするな」
 主から借りたのであろう重厚な大剣を振り回しつつ接近を試みるたれ耳RKから距離を置く>>73
「いや、大味なのは偽装か」
 ポイズンダガーを投げ牽制しつつ、彼女の戦い方を観察し始めた>>73はすぐに認識を改めた。
 武器の大きさ故に一見乱雑に振り回しているようにも見える。
 だがその大きな刀身を盾のように扱いこちらのダガーを防ぐなど、戦っているうちにそうでない事が露見する。
 ではアサシン得意の立体的な立ち回りをもって死角から襲いかかるのはどうか。
 答えは否。
 彼女の妖精のようななりの耳は飾りではない。
 暗闇から襲いかかるファミリアのように、此方を耳で確実に捕捉しているのは明白だった。
 それでは斬撃の間隙を突いて肉薄するのはどうだろう。
 これも危険な賭けあるのがすぐにわかった。
 鋭いスパイクの打たれた彼女の膝当てや手甲は『それなりに使い込まれた』痕跡が見受けられたからだ。
 隙を突いたはずなのに突かれていたのは自分だった、となりかねない。
 ならばどうするか。
「まさか模擬戦闘で使うことになるとはな」
 だが、勝つことで得るモノを考えれば、絶対に使うべきだ。
 >>73は懐から小瓶を取り出し、コルク栓を指で弾く。
 そしてドロリとした黒い液体をためらいなく飲み干した。


「シャァァァァァァァァァッ!」
 蛇が威嚇するかのような雄叫びをあげながら彼女に肉薄する>>73
 彼が取った選択肢は『単純な力押し』だった。
 単純な動きでも、相手の理解の範疇を超えていればそれでいい。
「速い!」
 彼が行動に移った瞬間、たれ長耳RKは剣での迎撃を断念。
 近寄られれば、手数で押し負けるのは明白だからである。
 彼女は振り下ろすフリをしてそのまま剣を彼めがけて放り投げ、そして自身は相手めがけて駆けだした。
 >>73は体を捩り、まっすぐ自分めがけ飛来する巨大な剣を最小限の動きで回避する。
 剣が通り過ぎると、おおかたの予想通りそこには拳を握りすでに殴りかかる体制に入っている女騎士。
「はぁっ!」
「ギリッ!」
 歯を食いしばり、その拳を視界に捉え真っ向から受け止める>>73
 エルニウム合金製スパイクが頬の肉を抉りながら振り抜かれる。
 続いて口元から顎にかけて何かが砕ける感覚。
 が、死亡判定はまだない。
 頭をかち割れなかったのがお前の敗因だ。
 実戦なら一瞬程遅れて激痛がこみ上げるのだろう。
 >>73は頭の中で冷静にそれらのことを考えながらカタールを振り上げた。


「正直、こういったPvP限定の戦術というのは使いたくなかったな」
 荒い呼吸を繰り返しながら>>73が言う。
 身体から立ち上る湯気が戦いの凄まじさを物語っている。
「だが、そうでもしなければ競り負けていたかもしれん」
「そんな事はありません。旦那様からこれをお借りしていなかったら勝負にすらなりませんでした」
 だから、どのみちあなたの勝ちには変わりありません。
 たれ長耳RKは言う。
「まして、あそこまで一撃をインデュア無しで耐えるなんて…」
「ふふ。そこまで持ち上げるのなら、約束も守ってくれるのだろうな」
「はい。もちろんでございます」
 そう言って、たれ長耳RKは恭しく一礼した。


 壮観だな。
 ベッドの上。
 そこに仰向けになって見上げる先に広がる光景を眺めながら>>73思った。
「くふうっ…おお…きい」
 そこには彼に跨がり、自ら腰を振るたれ長耳Rkの姿。
 先程まで巨大な剣を振るっていたとは思えない華奢な身体と、上下運動の度に揺れ動く程良いサイズの肉果実。
 トレードマークの細長い耳の片方には小さな円形のイヤリングがつけられ、そこには暗に『貸し出し』を意味するギルドエムブレムの刻印された小さな金属プレートが揺れていた。
 彼女に限らず、ギルドの面々がマスター以外の人間と関係を持つときは必ずギルドの紋章が入ったなんらかの装身具を身につける。
 本人にはギルドの、ひいては主の利益につながる奉仕だという事を自覚させ、相手には明確な『所有権』を主張し牽制するためだ。
「く、引きずられる…」
 肉壷に逸物をくわえ込まれたまま、引っ張り上げられるような感覚に悶絶する>>73
 だが実際には彼女が腰を上げると、>>73が文字通りそのまま吸い上げられているかの様に自ら腰を浮かしているのだ。
「あん…>>73様は…楽になさっていてください。今宵の勝者は貴方様ではありませんか」
「貴様がそうさせているのだろう。無自覚な女だ」
「恐縮です」
 たれ長耳RKはそう言いながら、カリあたりまでが外に露出する程までを腰を浮かせた所で、今度は一気に降ろす。
 最適な状態に保たれた下の口が、肉食獣の顎のように彼の逸物を一気に飲み込んだ。
「くうっ!」
「あんっ」
 >>73は肉襞に自らの凶器を包み込まれ、そして彼女は一気に奥まで拡張される。
「主以外にこうも『尽くす』とは…言ってみるモノだな」
 射精感をこらえるため、苦し紛れに軽口をたたく>>73
「旦那様の利益のためです」
 快楽の中にありながらも溺れることなく、一定のペースを保ちながら答えるたれ長耳RK。
 腰を振ると言うよりも、肉壷をもって彼の逸物を扱きたてているかのようだった。
「そうか…くうっ!」
 軽口の甲斐なく、やがて>>73は絶頂を迎え彼女の中に欲望を解き放った。
 跨がり、自らの体内に納めた逸物がびくびくと震えながら噴火するのを感じ、彼女はうっとりとしながら宙をみる。
 その先に見ているのは、ここにはいない彼女の主なのだろう。
 >>73は極上の快楽を味わいながら、頭の隅に残した理性でそう考えた。


「お楽しみだったようで」
「おお、大司教殿。いつもお世話に…」
 >>73が彼女との一時を終え、館を後にしようと廊下を歩いていると、二人の大司教と出会う。
 一人はこのギルドの実質ナンバー2である、サキュバスの角のレプリカを身につけた女性司祭。
 もう一人は彼、ひいてはギルドのお得意様でもある例の大司教だ。
「あら、>>73ちゃん。どうだった?あのこの味は」
「お宅のボスが羨ましい。それにしても、珍しいなこんなところで」
「ブラザーに、ちょっと『牧場』の『飛び地』の様子を聞いてたの」
「牧場?ああ…」
 ナンバー2の大司教は、ある理由からギルドマスターにあてがうための『訳ありの人間』を探している。
 牧場とはギルドの事で、『飛び地』は砦の外の事。
 大聖堂もその一つだ
「表で丁々発止とやり合っている以上『訳あり』は多い。もっともお前さん達のお眼鏡に適うのがどれだけいるかと言われるとなぁ…」
 そう言って首をひねる大司教。
「やっぱりね。クルセ隊で広報やってたあの子が良さそうなんだけど、あのマッチョのお手つきだしねぇ…」
「あいつだけはマジで勘弁してくれ。インパクトの大きさで俺がヤバい。熱愛発覚騒動の火消しでどれだけ胃を痛めたか」
「はいはい。無理に寝取るのは主義に反するわ」
「あー…ブラザー殿、少々よろしいか?」
 頭を抱える大司教に>>73が問いかける。
「例の件で報告とまでは行かないが話が…」
「ええっと、どの件だっけか?いろいろあって例のと言われてもなぁ…」
 仕事の話とあらば瞬時に真顔に戻る男二人。
 それを見ていたナンバー2は苦笑した。


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