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【18歳未満進入禁止】聖職者命令スレ Part17

[144:駆魔の一族(2019/12/14(土) 23:41:05 ID:ksRDp2yg)]
 これでラストです。

 【次女ロザリンデと三女クラーラ、友人のクリスティとマキナ 03】

「はぁ…はぁ…」
「ん…っ!いけま…せん!」
 唇を貪り合いながら装束越しに下腹部をまさぐり合うクリスティとマキナ。
「これは…闇水由来の…なにか」
 軽いめまいを覚えつつ呟くクラーラ。
 推測の根拠は、自身だけ効き目が薄いことだ。
 母は別格として、三姉妹の中で最も調教が進んでいたのも自分だという自覚はある。
 闇水を用いた調教も、姉妹や友人達と共に受ける際も自分だけ寄り濃密な物を使われていたからだ。
「キュアじゃ追いつかない…万能薬も…効き始めるまでにタイムラグがある」
 交互に愛撫を行う2人から姉に視線を移すと、そこにはヒューヒューと浅い呼吸を繰り返すロザリンデの姿。
 彼女は自身の足をすりあわせながらも、両手が下腹部に伸びそうになるのを必死に堪えていた。
「ロザ姉…」
「ララ…貴女…大丈夫なの?」
「うん。お爺ちゃんの稽古をちゃんと受けてるから」
「…そう」
 少しだけ悲しそうな表情を浮かべるロザリンデ。
「ロザ姉は…強情過ぎ」
「だ、だって…ペットになれだなんて」
「ロザ姉となら、私は良い」
「え…」
「その強情さが、羨ましい…自分は…無力なのを理解しているから」
 クラーラはそう言うと万能薬を手に取った。
「もう少し飲んでおいた方が良い…今度は、自分で飲み込んで」
 口に含み、姉の唇に触れる。
「ん…っ」
 薬が流れ込んみ、続いて軟らかな舌が差し入れられる。
「んく…」
 こくり、とロザリンデの喉が鳴る。
 薬を嚥下した後もクラーラの舌はそのままとどまり、彼女のそれを絡みつく。
(その強情さ…少し憧れてる…)
 強情な姉で、さまよう者の弟子としては格下。
 だが、未だに完全な忠誠を誓っておらず犯行の態度すら見せる姉。
 彼女の反抗心を、ダメな姉の性根をたたき直すのも妹の務めなのかもしれない。
(それでも…ロザ姉にはいまのままで…)
 姉の両手を押さえ、唇を貪りながらクラーラは想った。、

【監督者>>141 02】

 ヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォ!
 暗い室内にストロボのような閃光が迸り、同時に壁が穴だらけになる。
「くそっ!何だよあれ…聞いてねぇぞ!」
 見ながら吐き捨てる>>141
「ニンゲン!デテコイ!シヌジカンダ!」
「オマエラガオレタチヲツクッタ!ニンゲン!」
「ソノムクイヲウケロ!ニンゲン!」
 立ち上る硝煙の中に浮かび上がる複数の影が口々に片言の罵声を叫びながら近づいてくる。
 通路に並ぶガラスのシリンダー。
 所謂生命維持装置兼拘束装置であるその中に入っていたのは、平均的なサイズよりも2回りほど大きなオーク達。
 >>141がその区画に踏み入れると同時に警報が鳴り響き、装置が解放され封印されたオークウォーリア達が動き出した。
 そこまでならよくある光景だったが、恐るべきは彼らが盛っている得物だった。
 彼らの目覚めと同時にシリンダーの横に備え付けられていたロッカーが開き、彼らのために用意されていた武器が姿を現した。
 ミニーメイ。
 上位職リベリオンになり初めて扱えるガトリングガンだ。
―あー…聞こえる?つか生きてる?―
「お、顔役の?ご無沙汰で。なんとか生きてますよ。てか何なんですかあのオーク!?」
―城下町の学者がさ、強靱なオークに銃器持たせたら移動砲台にならね?とか考えてさ」
 魔術に縁が無く、弓だけが唯一のそれであるオークにとって強力な飛び道具はいかに生命力に富んでいるとはいえ脅威には変わりない。
 そこでオークの知性を強化し、ガンスリンガー、あるいはリベリオンの銃器を扱えるように出来ないかと模索した一派がいたらしい。
―さしずめオークガンナーってところか。まさか試作実験体までこぎ着けてたのは予想外だが…―
「暢気に言わないで下さいよ!こいつらマジやべぇですよ!」
 カラースコープで応戦しながら叫ぶ>>141
―あそこは処理場と違って、ガチな研究者が多かったからなぁ…―
「でしょうねぇ!でしょうねぇ!くそっ!くそっ!人間のしでかしたことだしなぁ!」
 彼の叫びと銃声は、ミニーメイの多重奏にかき消された。


【長女カサンドラとハル 05】

 お互いが何とか隣り合う位置まで移動し、無事を確かめ合いつつ奉仕を続けていた。
「んふう…ん…あむ…」
 果てることを知らぬまま本能的に行われる行為に、カサンドラの疲労の色は濃い。
「けほ…っ…ハル…君…?」
「はぁ…あ…いつまで続くんですか…これ」
 その問いに、カサンドラは無言で首を振る。
 いかに反抗的とはいえ、責め苦の終わりを決めるのが自分では無いことは理解している。
 だからこそ、じっと耐えなければならないと彼女は体に教え込まれていた。
(ほ、ほんといつまで続くんだよ…)
 頬にイチモツをぐいぐいと押しつけられるのを、歯を食いしばり堪えるハル。
 自身の体が疼くのは、憧れの人の痴態を見ているからか、それとも…
(俺…一体…)
 ハルが自身に戸惑った次の瞬間だった。
 太い枯れ木が折れるような音と共に彼女の口を犯していた『死に損ない』の頭が吹き飛んだ。
「!」
 驚き呆然としていると、その背後からぶよぶよと太った不死者が腕を振り抜いた姿勢で立っていた。
 あぶれた者の中で我慢できなくなった個体が先客の排除を行ったのだ。
「シャァァァァ!」
 漸く順番が回った事で悦んだのだろうか。
 それが雄叫びを上げた次の瞬間だった。
 タンッ!
 乾いた音と共に目の前の『死に損ない』の頭が爆ぜる。
 それは立て続けに響き渡り、次々と『死に損ない』達が倒れてゆく
「はぁ…はぁ…早く…下がれ…」
 振り向くと、そこには硝煙たなびくカラースコープを手にした>>141の姿。
「ええ」
「…あ、ああ」
 よろよろと立ち上がるカサンドラとハル。
「んくっ!」
 走り始めようとして、イチモツと衣類がこすれ、切なげな吐息を漏らすハル。
 そして、前屈みになる彼をカサンドラが支える。
「…早くしろ!」
 待避を促しながら、周囲の『死に損ない』に向け発砲する>>141
「妹たちは…」
「別働隊が救助に出てる!借り物のお前ら死なせると保証が大変なんだよ!」
 彼女達が自分よりも後ろに動くと同時に、小銃から散弾銃に持ち帰る。
「さわんじゃね!」
 手にした散弾銃―ピースブレイカーを群がる『死に損ない』達に乱射する>>141
 低い銃声が何度も響き、四肢が吹き飛ぶ『死に損ない』達。
「はぁ…ぜぇ…ぜぇ…死に損ない…が」
 四肢を吹き飛ばされ、なお地面に這いずりうごめくそれらの頭をクリムゾンボルトで念入りに撃ち抜いてゆく>>141
「顔役さん…こっちゃあらかた片付いた」
―確認した。他の区画も重度汚染箇所を除けばあらかた制圧できたようだ―
「そいつぁ何より。で、ここはどうするんで?」
―決めるのはお前さんだよ。俺はあくまでも人魔のパイプ役だ―
「…とりあえず、サルベージ、あるいはスカベンジと除染だ」
 借り物の除染は特に丁寧にな。
 無線越しに指揮所に指示を出す>>141
「俺はもう少し奥を見てから帰る。何があるか分からんからな」
 指揮官も良いが、やっぱこっちの方がしっくりくるわ。
 >>141はそう言うと、暗闇の奥へと足を向けた。
 彼の背後には夥しい数の実験体の残骸が続いていた。


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