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【18歳未満進入禁止】聖職者命令スレ Part17

[43:ママ修羅『リネット』と娘プリ『ロジーナ』(2018/11/10(土) 22:02:14 ID:d6CqRBJQ)]
>>42

すみません、濡れ場がかけませんでした

「大丈夫よ」
「でも…」
 あのフェイヨン洞窟での一件から数日。
 リネットとロジーナは>>42より大聖堂地下書庫の清掃を命じられ赴いた。
 本来は一人での作業だったのだが、あの一件以来娘は母から離れようとしなくなった。
「…もしかして、フェイヨンの時みたいな事を考えているのかしら?」
「……」
 図星を突かれ無言で頷くロジーナの脳裏に母の痴態が蘇った。
 体中にいびつな模様を刻まれた裸体を晒し、男を受け入れてよがり狂う。
 だがはしたなくも、色っぽい母の表情と声は鮮烈で、今さっきの出来事のように鮮明に思い出すことができる程だ。
「今日は地下書庫でのお掃除だから」
「そう…今日は…なのね」
 また、ああいう目に遭わされるのだろう。
 母も、自分も、そして時に二人一緒に…
「…ママは…どうしてああなっちゃったの?フェイヨンのこととか…それと…身体のそれとか…」
 考えるほどに憂鬱になる。
「そうね…体のコレは別として…自分探しを成功させてしまったから…かしら」
 悲しそうな表情を浮かべながらリネットは答えた。


 地下書庫には様々な『厄介な書物』が保管されている。
 その多くは危険だが処分できないもの。
 複製された安全な書物の『正当性』を担保するために危険を冒して保管され続けているものだ。
「きゃぁぁぁ!」
 ロジーナの悲鳴が書庫内に響きわたる。
 書架の並ぶ区画に侵入した途端、ライドワード化した書物が彼女の存在を嗅ぎ付け一斉に動き出したのだ。
「離れて!子のっ…いっ…た!」
 ロジーナの左腕に強烈な痛みが走る。
 ライドワードの一体がかみついたのだ。
「この…っ!」
 痛みを堪え、右手でライドワードを掴み引き剥がそうとする。
「離れて…離れてっ!」
「もう…しょうのない子ね…」
 リネットがそのライドワードに手刀を見舞う。
 負傷によって戦えなくなったとは思えぬ強烈な一撃でライドワードがバサッという音と主に床に落下する。
「油断した…いたっ…」
「だめよ。油断しちゃ…こういう場所なんだか…」
 ライドワードの唾液と自身の血でベトベトになったロジーナの左腕に手をかざし、ヒールを唱えようとするリネット、
 だが、右手をかざしすきのできた脇腹めがけ別のライドワードが突進する、
「もう…っ!衰えたわ…ね」
 たちまちこみ上げる灼熱感、
 べりっ!という音と共に僧衣の布地ごと引き剥がす。
「厚手の着てきて良かったわ」
 布地が避け、黒いスポーティーなデザインのブラが覗く脇腹に左手をかざして傷を癒やしながら呟くリネット。
「ごめんなさい。今癒やすから…」
「だ、大丈夫…これくらい自分で…」
 痛みを堪えながら自身の傷を癒やすロジーナ。
「ロジーナ!後ろ!」
「え…っ!」
 スリットから覗く細い足にライドワードが殺到する。
 まるで飢えたオオカミの集団のようだ。
「いた…っ!この…っ!」
 あっという間にストッキングが赤く染まり、がっくりと膝を折るロジーナ。
「がは…っ!」
 それでも首筋に迫る一体をまだ傷を癒やしていない左手で受け止める。
「困ったわね…一旦んひきあげましょう」
 足にかみついたラードワードの群れを気弾で一体ずつ撃ち落とす。
 左腕に噛みついたものは両手で掴み、そのまま引き裂いた。
「いたい…」
「大丈夫よ」
 か細い声で呟くロジーナを抱きかかえ、書架を後にした。


 閲覧台の並ぶ区画まで来ると、ライドワード達の追撃もおさまった、
「お母さんごめんなさい…断…してた」
 大きなテーブルの上に横たえられたロジーナはか細い声で謝罪した。
「教訓にすれば良いわ。生き延びたのだから」
 微笑むリネット。
「………」
 思わず顔を背けるロジーナ。
 彼女をかばい、四方八方から食いつかれた彼女の僧衣は大きく破損し、両袖は喪われ、胸元と脇腹が大きく露出していた。
 それでも堂々としているのは、強さ故か。
「あらあら、どうしたの?」
「な、なんでもない…」
 頬が熱を帯びるのを感じながらロジーナは言う。
「傷は塞がったから、少し休みましょう」
「でも…」
「今日の作業は中止よ。予想以上にライドワードが多いの」
 そう言って娘の額に手を当てるリネット。
「お母さん…強いね」
「元だけど修羅だから…」
 そう言ってリネットは微笑んだ。


「これはまた…とんでもないことに」
 様子を見に来た>>42は目の前の状況に絶句した。
 幸い判読不可能になった蔵書はゼロだったものの、修復には相当な費用と時間がかかるだろう。
「想定以上のライドワードがいました。予備調査の結果とは随分と異なるみたいですが」
 にこやかに、しかし殺気を帯びた声でリネットは言う。
「に、肉玩具が何を…言うか…」
「確かに私達はそうですが『そういうつもり』で向かわせたのならそう言ってくださいな」
「…偉そうに。自覚が足りないようだ。まったく」
 そう言ってふん、と鼻を鳴らす>>42
「まあいい。この穴埋めは日を改めてして貰うとしよう。肉玩具め…調子に乗っているとそのうち単なる肉になるぞ…」
 母娘を残し、>>42は苛立たしげな言葉でそう言い残してその場を後にした。


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