【18歳未満進入禁止】総合命令スレ31【inハァハァ鯖】
[7:人造戦乙女『ミリー』(2019/11/04(月) 13:18:56 ID:yOQ.zEHI)]
>>6…というか自分ですがたまには出す側に回ったんで…
その日、ミリーは夜遅くまで机に向かい日記を書いていた。
ママ達もフリッダ師匠も大好きな事には変わりがない。
けれども、ママ達と今のままでいられる時間はそう長くはないのかもしれない。
自分の力が及ばなければどうなるかも分かっていりつもりだ。
そうなったとき…自分が自分であることが許されなくなった時に備え、今日の事は書き留めておくことにする。
誰の目にもとまらない、むしろ目にとまってはいけない記録。
そうだと分かりつつも彼女は筆を手に取った。
「ふぃぃ…こんなの書くのは自分のキャラじゃないよね…」
そう言って天井を仰ぎ、ため息を吐くミリー。
「自分以外の誰かが読む訳でもないのにねぇ…はぁ」
ため息をもう一つ。
全身が重い。
「ふぁ…」
大欠伸をしつつ、ミリーは机に突っ伏した。
その日、僕は忘れられない体験をした。。
ミリーの日記にはそう書かれていた。
「開いている…ママ達、また地下かな?」
深夜、寝付けずに館の廊下を歩くミリーは、普段は壁に巧妙に隠されて『いた』扉の前に立っていた。
彼女の3人の養母である(事になっている)ミカエラ、ミシェラ、リンナの3人と、師であるフリッダ。
4人が時折、この扉の奥にある階段を下った先にある拷問部屋で情事に及んでいることは彼女も知っている。
「もう…いくら仲が良いからって…」
溜息を吐くミリー。
男女、あるいは同性だろうと、信用と感情が高まれば事に及ぶことはある。
特に戦士という、明日をしれぬ立場ならばなおさらなのだろう。
「……」
邪魔をしちゃ悪い。
彼女とてそれくらいの分別がつく年頃ではある。
足早に立ち去るべきなのは分かっていたが、それでも気になってしまう。
「………」
ミリーはキョロキョロと周囲を伺い、パジャマ姿のまま忍び足で扉の奥へと足を踏み入れた。
「悪趣味な空間だよねぇ…」
両側にレンガ造りの壁と鉄扉の並ぶ長い廊下を歩きながら呟くミリー。
壁に埋め込まれた、燭台を模した照明が四六時中淡い光を発しているため移動にはさほど支障は無い。
(一体何があるんだろ…)
ミリーはある扉の前で足を止め、つま先立ちになり扉の格子窓から中をのぞき込んだ。
「うへ…」
30平米程度の広さの部屋には、中央に拘束椅子が置れている。
壁際の棚には、使い方の分かるもの、分からぬもの、分かりたくもないもの達がずらりと並んでいる。
薄暗い空間というのもあるが、汚れは見当たらない。
「リンナママが掃除してるんだろうなあ…あの人マメだし…」
エプロンドレスを纏い、拷問部屋を掃除するリンナを想像しげんなりするミリー。
気を取り直し、奥へと歩みを進めるとミリー。
他の扉は施錠され、窓も無い。
「…あかないのか…て、なんでそこで落胆するのさ!」
ミリーは扉のひとつに手をかけ、一人落胆しそして自身に突っ込みをいれる。
そして、廊下の突き当たりにある大きな扉までやって来た。
「うわぁ…」
部屋の中は常夜灯がともり、室内の設備がぼんやりと映し出されている。
50平米ほどの大きな部屋。
中央には、、大の大人が3人横たわれる、ベッドともテーブルともつかぬ、いや、使い方次第ではどちらにもなるのだろうテーブルが置かれている。
「ここで…」
表面を樹脂加工されたそれの上でミカエラとリンナが情事に及んでいたのを彼女は目撃している。
横たわったミカエラに、リンナが覆い被さり愛撫をする。
彼女にはそれが愛すると言うよりも貪っているように見えた。
続いてミリーは壁際の、拘束用の鎖が垂れ下がる一角にやって来た。
「ここでミシェラママがお師匠様に…」
そこは大の字に拘束されたミシェラをフリッダが責めていた場所だ。
普段物静かなミシェラの悲鳴が部屋に反響していたのを思い出す。
「………」
鎖に戒められ、耳を責められていた彼女の姿を脳裏に描いたミリーは、ふと耳に手を伸ばす。
「ん…っ」
ぞわり…
背筋を寒気にも似た感覚が駆け上った。
「…お師匠様は、僕もここに縛りたいのかな」
普段、隙あらば触れてくる師フリッダの事を思い出す。
「それは、あなた次第かしらぁ」
「!」
背後から聞こえた声に、ミリーは竦み上る。
振り向くとそこには深紅のネグリジェ姿のフリッダが立っていたのだ。
「ひ…っ」
「ちょっと油断が過ぎるんじゃ無いかしらねぇ…割と気配丸出しで近寄ったんだけどぉ…」
落胆するフリッダ。
「ごごごごめんなさい…」
「謝らなくても良いのよぉ…」
そう言ってミリーを優しく抱きしめるフリッダ。
「ぐにゅ…」
頬を豊満なバストを挟まれ、ミリーは珍妙な声を上げた。
「落ち着いたかしらぁ?」
頭を撫でながら問うフリッダ。
「はい…」
「そう…じゃあ…」
フリッダはそう言いながら、ミリーの長い耳に手を伸ばし、そっとなぞる。
「ひゃっ!お師匠…っ!こんなところで…」
耳に電撃が迸り、その瞬間脳裏にミシェラのあられも無い姿がよぎる。
「今日は随分とかわいい声なのねぇ」
「だって…そ…その…」
「『見た』からかしら?」
フリッダの問いに、びくりと身体を震わせるミリー。
「まあ気づいてたわよぉ…」
「ご、ごめんなさい…その…んっ…」
謝ろうとした矢先、もう一度耳を撫でられ悶絶するミリー。
「今日のお師匠様…とても…ひゃうっ…」
「ふふ…ビクビクしてる…」
ピクピクと震える耳の感触がフリッダの指に伝わってくる。
フリッダは目を細め、ぎゅっと彼女尾を抱きしめた。
そして指先で触れていただけの耳を掌で包み込み、軽く扱く。
「ひう…っ!」
悲鳴と共に全身を痙攣させ、膝を折るミリー。
発?の応用で性感帯に気をたたき込んだのだ。
「あらあら…」
フリッダは倒れ込むミリーを抱き留め、そのままテーブルへと運んでいった。
「はぁ…う…ん」
テーブルの中央に横たえられるミリー。
「大丈夫かしら?」
添い寝をするように隣に横たわったフリッダが彼女をのぞき込む。
「うう……お師匠様の…エッチ…」
「そうね。私はエッチよぉ…」
「…僕も…ミシェラママみたいにするんですか?」
「貴女は望むの?」
「…わからない」
ミシェラの問いに、ミリーは逡巡し口を開く。
「なんか…ミシェラママに悪いきがする」
ミリーは言う。
「あら、優しいのね」
フリッダはそう言って頭を撫でる。
「じゃあ、ママさえよければ良いのかしらぁ?」
「そ、そういう…わけじゃ…」
顔を真っ赤に染め、口ごもるミリー。
「ふふ。貴女にも色々と教えてあげるわ…知っておいて損は無いしぃ…」
ミシェラはそう言ってミリーの耳に触れる。
普段するように、人差し指で耳を優しく愛撫すると、ミリーが切羽詰まったような声を漏らす。。
「こちらのトレーニングも、始めようかしらねぇ…」
「えっ?」
ミリーが問うよりも早く、フリッダは身を起こす。
「そろそろ寝るわ。ここの鍵を閉めるから、部屋に戻りなさぁい」
徹夜は美容にとって不倶戴天の敵よ。
そう言って彼女は、ミリーを残しさっさと部屋から出て行ってしまった。
「お師匠様、トレーニングにかこつけて何をする気なのさ…」
ミリーはため息を吐きながら、身体を起こす。
全身が重い、というよりけだるい。
そして、もどかしい。
「…う」
下腹部にかすかな疼きを憶えつつ、ミリーは扉へと足を向けたのだった。
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