【アブラ】セージ萌えスレ【カタブラ】
[144:3/3(2005/10/23(日) 01:50:17 ID:UIOQRSqw)]
「さ、これで終わり? 無敵のウィズ君♪」
「だ、だってこれじゃもう、どうしようも……」
「まだ、詠唱が短くて私を止められる魔法が残ってるんじゃない?」
私の言葉にはっと顔を上げるウィズ君。ホント、他職に関する知識が無いだけで頭の回転は速いわ。彼の口元
を注視しながら、私はとうとう彼の目の前にたどりついた。
さ、ここからが本番♪
「フロスト、ダイ……」
開始するタイミングさえ見誤らなければ、こんな短い詠唱にだって反応できる。
だから私は、『接近戦用の』ブレイカーをお見舞いしてあげた。
「スペルブレイカー!!」
「バ、んむ……〜〜!??」
両手をウィズ君の頬に添えて、しっかりホールド。素早く顔を近づけて、唇で直接詠唱をブレイク。有無を言
わさず舌を彼の口内に侵入させ、舌を絡めて吸い上げる。
「ぷは、な、な、せんぱ、何をっ!」
「スペルブレイカーにも色んな方式があるのよ。……さ、もう終わりかな?」
目を細め、ぺろりと唇を舐めながら挑発すると、ウィズ君はごくりと喉を鳴らしてから再び口を開こうとする。
「フロス「ブレイカー♪」
さっきよりも素早く、また唇でブレイク。勢いがついたせいで、ウィズ君の身体を壁に押しつける格好になる。
そのまま侵入させた舌で、これ以上詠唱できないよう彼の口内をじっくりと蹂躙する事にした。
唇と歯の間に差し込んできれいな歯並びをなぞり、それを割って奥まで侵入させた舌先でちろちろと上顎の天
井をくすぐると彼の身体がびくん、と反応する。
もう抵抗する気力も無くなったのか、彼の身体から力が抜けた。ん、好都合。顔の向きをホールドしていた両
手を離して彼の背中と後頭部に廻し、抱き寄せてさらに身体どうしを密着させた。我ながらそこそこのボリュー
ムを自負している胸を彼の薄い胸板に押し当て、片脚を脚の間に割り込ませてふとももを腰に押しつける。
「ふ、ちゅ、んむん……♪」
もちろん舌の方も休ませない。舌先でウィズ君の舌をじっくりと愛撫してあげたうえで、彼の舌の裏に舌先を
潜り込ませ、出てこいと誘うようにちろちろと刺激する。観念したようにおずおずと差し出してきた彼の舌を唇
でやさしく食んで、とどめとばかりにちゅぅっと吸い上げた。
「はぷ、んは、ん、ぁ、んん〜〜……!!」
びくん、びくん、と身体を振るわせるウィズ君。唇を離して解放してあげると、壁にもたれたままずるずると
へたり込んでいく。
瞳は焦点を失ってとろんとした半目に。顔全体が上気して薄紅色に染まり、呼吸は荒い。唇は喘ぐようにぱく
ぱくと開閉している。そして、当然かもしれないけど、ズボンの前はしっかりと盛り上がっていた。
ふふ、とりあえず満足。画質を上げたSSをぱちりと撮り、私は屈み込んですっかり戦闘意欲を失ったウィズ
君の耳元に口を寄せる。
「ごちそうさま。ま、私に勝ちたかったら反応しきれないくらいの詠唱速度とテクニックがなくちゃ、ね♪」
言い終えてから耳たぶをかぷっと甘く一噛み。びくん、ともう一度身を震わせたウィズ君を残して、私はPv
Pを去った。
その後無言で戻ってきた彼の身体からは、めちゃくちゃに混ざったハーブの香りに混じってしっかりと栗の花
の匂いがしていた。ふふっ、さっき撮ったSSと合わせて、いいネタになりそうね。
さて、それからのウィズ君はというと、自職のみならず他職についてもしっかりと勉強するようになった。も
ともと頭の回転が速いことにに加え、さまざまな情報から立ち回りを工夫する彼は、臨時でも好評を博している
らしい。
そして、もう一つ。
「あの、先輩、さっきレベルが上がって、またちょっと詠唱速度上がったんだ。だから……」
「ふうん。で、『また』リベンジ?」
あれからレベルが上がる度に私にPvPで挑んでくるようになった。
「う、うん……」
「ふふ、受けて立つわ。またしっかりと塞いであげる♪」
今のところは私の全戦全勝。ある意味、負けてもウィズ君は目的を果たしていると言えるけど、ま、いいか。
私も愉しんでるし。勝ったらご褒美の一つもあげようかな、なんて思うんだけど、ね♪
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