■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-375
前100
次82
最新50
ときめきラグナロク Episode4.0
- 293 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2006/03/28(火) 00:13:10 ID:Che/22hc
- さて。腹もふくれたし。
とりあえず、あちゃたんと並んで横になることにした。
主「寝るかー」
弓「おー」
全身で日差しを浴びる。
吹きゆく風が心地よい。
主「気持ちいいな」
弓「うむー」
主「空が高いなぁ」
弓「だなー」
主「いいもんだなぁ」
弓「いいもんですよぉ」
ただただ、静かに過ぎていく時間。
なんとなくとりとめのない会話を交わす時間。
主「なー。腕枕とかいるか?」
弓「んー。まぁ、いいよ。また今度の機会によろしくー」
主「はいなー」
弓「じゃあ、膝枕とかするー?」
主「是非っ」
弓「やっぱ、またの機会にー」
主「ちきしょー」
弓「あっはっは」
弓「わはははは」
1人でさぼるのもいいけれど、
隣りに誰かがいるというのも、
この時間を共有する人がいるというのも、
正直いいものだとおもった。
***
そして数刻が過ぎ。
風の冷たさを徐々に実感してきたころ。
弓「さーて。そろそろ帰りますかっ」
主「ん。」
すっくと立ち上がり、ぱんぱんとはたいて草を落とすあちゃたん。
見上げる横顔は、夕陽に赤く染まっていた。
弓「今日はなんもしなかったね」
主「でも、いろいろと楽しかったぞ」
弓「そうだねぇ。なんもしないのも楽しいもんだねぇ」
そういいながら、先に歩き始めるあちゃたん。
弓「また‥一緒にさぼろーね」
主「おぅ」
弓「その前に、今日の遅れを取り戻すべく狩りにいこう」
主「それもそうだな。行くぞー」
弓「おー」
足取りも軽く首都への道を歩く2人。
その2つの影は、暮れゆく西日に照らされ、長く長く伸びていた。
----------------------------------------------------------------------
368 KB
掲示板に戻る
全部
1-
101-
201-
301-375
前100
次82
最新50
read.cgi ver4.20 by GlobalNoteScript (2006/03/17)