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ときめきラグナロク Episode4.0

[141:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/08/08(日) 01:19 ID:ObQ0CL22)]
>>126

夕暮れの屋上。
気が付いたら、俺はまたそこにいた。
隣にはログ娘先輩。
二人並んで、黙って夕陽を見ていた。
赤い上着を、夕陽が真紅に染め上げている。
気が付いたら、と言うのは間違いかもしれない。
こういう二人の時間が欲しくて、俺は屋上に来ているのだから。
ずっと黙っていたログ娘先輩がこっちを見た。

ロ「なぁ、(主人公)・・・何であんたは、私のそばに居てくれるんだ・・・?」
主「何でって・・・何でそんな事を?」

ログ娘先輩は黙ってうつむいた。
銀色の髪が夕陽に反射して、黄金色にきらきらと反射した。

ロ「だって・・・わ、私なんてがさつだし、女の子らしくないし・・・
  大体、あんたの周りには可愛い子がたくさんいるじゃないか。
  なのに何で私なんかの・・・」

言葉の最後は聞こえなかった。
何でだろう。今までそんな事を深く考えた事はなかった。
ただ・・・そう、俺は・・・

主「うーん・・・そうだな。俺はただ、先輩と一緒にいたかっただけだよ。」

俺の台詞を聞いて、ログ娘先輩が信じられない、という様な顔をして俺を見た。

ロ「そ、それって・・・」

心なしか、先輩の頬が赤くなっている様に見えたのは夕陽のせいだろうか?
二人とも黙って、お互いの顔を見つめる。
どちらからともなく、顔が近づいた。
俺は先輩の細いあごにそっと手の平を掛けて・・・

ロ「・・・は・・・」
主「・・・・・・ハ?」
ロ「ハインディングっ!」

しゅん、と先輩の姿が消えた。

主「ちょっ・・・先輩!?」
ロ「ま、まだ私たちには、は・・・早いっ!」

はぁ、と無意識に溜息をついて・・・反省した。

主「そうだよな・・・ごめんな先輩。」
ロ「・・・何でおまえが謝るんだ?」

主「だってさ、好きでもない相手にキスなんかされそーになったら・・・
  そりゃな。悪かったよ。」
ロ「そんな事はないっ!」

ぼんっ!と先輩が再び現れる。
呆気にとられる俺をぐいっと先輩は引き寄せて・・・
先輩がぎゅっと目を瞑った。

ロ「す、好きでもないなんて、事は、ない・・・ぞ。」

一瞬のうちに、俺の頬に柔らかい感触と・・・ふわっとした、甘い香りがした。

ロ「わたっ・・・私は帰るっ!またなっ!」

再び先輩はハインディングで消え・・・後には呆然と、頬に手をあてている俺が残された。
気が付けば夕陽は沈み、空には一番星が輝いていた。


こうですか!わかりません!


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